2010 British Superbike Championship
第12戦 Oulton Park
決勝 レース2 & 3 リザルト
Sunday, 10 October 2010
Oulton Park International
Circuit Length = 2.6920 miles
清成、チャンピオン!!!
何と言う事だ。
自力優勝の為には残り3戦を全部勝ち続けるしかなかった清成だが、それを成し遂げてしまった。
3戦パーフェクトウィン!!
3度目のBSBチャンピオンを獲得した。
素晴らしい、凄すぎる。
カッコよすぎるぜ、キヨ。
清成は、ポイントリーダーのトミー・ヒルから15ポイント差の3位で最終戦を迎えた。
土曜日の第1レースで勝利を収めた清成は、ヒルが2位となったことから差を10ポイントに縮めた。
日曜日の第2レースは、多重クラッシュがありライバル達が脱落していったが、清成は慌てることなくトップでゴールした。
第3レースでも、チームメイトのブルックスを抑えてレースを支配し、完ぺきな勝利を飾った。
今季、7勝、16回の表彰台を獲得し、清成にとって、3年ぶり3度目のBSBタイトルとなった。
Race results 2
日曜日の決勝、第2レース。
2番グリッドからスタートし、4番手から開始した清成だったが、すぐさま2番手まで浮上する。
その清成をトミー・ヒルが抜き返すが、トップのエリソンにぶつかってしまい転倒する。
トップ2台が脱落したことで、清成がトップに立つ。
その後、転倒したヒルは再スタートしコース復帰していたが、再び転倒を喫し、オイルをまいてしまう。
そのオイルに後続車が巻き込まれ多重クラッシュ発生。赤旗中断となる。
2ヒート目が周回数7ラップで再開され、清成は素晴らしい集中力で後続を引き離しトップでゴールした。
ヒルはマシンの修復が間に合わず欠場した。
これで、清成がチャンピオンシップポイントを逆転。総合トップに立った。
1. Ryuichi Kiyonari JPN HM Plant Honda 11mins 16.253s
2. Stuart Easton GBR Swan Honda +2.993s
3. Josh Brookes AUS HM Plant Honda +3.231s
4. Michael Rutter GBR Ridersmotorcycles.com Ducati +4.048s
5. Alastair Seeley GBR Relentless by TAS Suzuki +7.437s
6. John Laverty GBR Buildbase Kawasaki +11.451
7. James Ellison GBR Swan Honda +11.474s
8. Michael Laverty GBR Relentless by TAS Suzuki +14.902s
9. Loris Baz FRA Motorpoint Yamaha +15.248s
10. Adam Jenkinson GBR Buildbase Kawasaki +20.726s
11. Steve Brogan GBR Jentin Racing BMW +20.912s
12. Tom Tunstall GBR Doodson Motorsport Honda +21.067s
13. Yukio Kagayama JPN Worx Crescent Suzuki +23.703s
14. Gary Mason GBR MSS Colchester Kawasaki +20.109s
15. Hudson Kennaugh RSA Splitlath Aprilia +26.973s
16. Pauli Pekkanen FIN 777 RR Motorsport Suzuki +30.457s
17. Chris Seaton AUS Mist Suzuki +33.965s
18. Leon Hunt GBR Adept Water +37.548s
19. Jamie Hamilton AUS Becsport/Two Wheel Suzuki +43.543s
20. Aaron Zanotti GBR Red Viper Spike Suzuki 44.531s
21. James Edmeades GBR Redline KTM 3 laps completed
22. Chris Walker GBR Sorrymate.com SMT Honda 3 laps completed
23. Dan Linfoot GBR Motorpoint Yamaha 2 laps completed
24. Simon Andrews GBR MSS Colchester Kawasaki 1 lap completed
25. Peter Hickman GBR Ultimate Racing Yamaha 0 laps completed
Did not start
Tommy Hill GBR Worx Crescent Suzuki
Tommy Bridewell GBR Quay Garage Tyco Racing
James Hillier GBR Bournemouth Kawasaki Racing
Gary Johnson GBR AIM Suzuki
Chris Burns GBR Splitlath Aprilia
Race results 3
レース3は、序盤トップに躍り出て、後続を引き離す勢いであったが、チームメイトのブルックスが、激しく追いつめてきた。
しかし、清成は安定したライディングで、ブルックスに隙を与えない。
そして、チャンピオンとなるに相応しい強い走りで優勝を決め、シリーズチャンピオンの座も射止めた。
総合ポイントで、649ポイント。
2位は、ブルックスで、625ポイント。
3位は、ヒルで、610ポイントであった。
1. Ryuichi Kiyonari JPN HM Plant Honda 26mins 07.496s
2. Josh Brookes AUS HM Plant Honda +0.639s
3. James Ellison GBR Swan Honda +4.531s
4. Michael Laverty GBR Relentless by TAS Suzuki +7.794s
5. Tommy Hill GBR Worx Crescent Suzuki +9.355s
6. Loris Baz FRA Motorpoint Yamaha +10.721s
7. Alastair Seeley GBR Relentless by TAS Suzuki +12.856s
8. John Laverty GBR Buildbase Kawasaki +17.220s
9. Chris Walker GBR Sorrymate.com SMT Honda +17.331s
10. Dan Linfoot GBR Motorpoint Yamaha +22.881s
11. Yukio Kagayama JPN Worx Crescent Suzuki +30.228s
12. Adam Jenkinson GBR Buildbase Kawasaki +30.620s
13. Tom Tunstall GBR Doodson Motorsport Honda +31.616s
14. Hudson Kennaugh RSA Splitlath Aprilia +40.861s
15. Simon Andrews GBR MSS Colchester Kawasaki +41.769s
16. Steve Brogan GBR Jentin Racing BMW +44.451s
17. James Hillier GBR Bournemouth Kawasaki Racing +47.411s
18. Gary Johnson GBR AIM Suzuki +47.571s
19. Chris Seaton AUS Mist Suzuki +33.965s
20. Pauli Pekkanen FIN 777 RR Motorsport Suzuki +54.057s
21. Leon Hunt GBR Adept Water +1min 12.797s
22. Jamie Hamilton AUS Becsport/Two Wheel Suzuki +1min 13.036s
23. Stuart Easton GBR Swan Honda 8 laps completed
24 Michael Rutter GBR Ridersmotorcycles.com Ducati 6 laps completed
25. Gary Mason GBR MSS Colchester Kawasaki 1 lap completed
26. Peter Hickman GBR Ultimate Racing Yamaha 0 laps completed
Did Not Start
Aaron Zanotti GBR Red Viper Spike Suzuki
James Edmeades GBR Redline KTM
Tommy Bridewell GBR Quay Garage Tyco Racing
Chris Burns GBR Splitlath Aprilia
Craig Fitzpatrick GBR Close Print Finance Honda
ポイントランキング(final standings)
1.Ryuichi Kiyonari (HM Plant Honda) 649
2.Josh Brookes (HM Plant Honda) 625
3.Tommy Hill (Worx Crescent Suzuki) 610
4.Michael Laverty (Relentless Suzuki by TAS) 604
5.Michael Rutter (Ridersmotorcycles.com Ducati) 559
6.Alastair Seeley (Relentless Suzuki by TAS) 550
COMMENT
清成龍一(優勝/優勝/優勝、ランキング1位)
「第2レースは、他のライダーも優勝を狙っていたし、自分も全力でプッシュした。今年最後のレースとなった第3レースでは、かなりナーバスになっていた。プレッシャーを感じ、それに負けそうだったが、いいレースができた。なんとしても優勝したかった。この優勝でチャンピオンになることができて、今は解放された気分だ。今年はずっと熱い戦いが続いていたし、1年間ずっと気を抜くことができなかった。とても大変だった。いい時期も悪い時期もあったけれど、今やっとリラックスできる。チャンピオンを取れたことで、本当に大きな事を成し遂げたという達成感がある。サポートしてくれたすべての人々とがんばってくれたチームにお礼を言いたい。とにかく、今回は土曜日の第1レースで勝てたことがよかった。それでライバルたちにプレッシャーをかけられた。3レースともに厳しかったけれど、優勝するために一生懸命戦った」
ジョシュ・ブルックス(5位/3位/2位、ランキング2位)
「日曜日の最初のレースは、自分にとってあまりよくなかった。トミーが転倒して、マイケルも僕の前で転倒した。そのためコースアウトして芝生の上を走らなければならなかった。赤旗が振られてレースは中断。タイヤを替えたが、チャターが出てうまく走れなかった。一生懸命がんばったけれど、3位になるのがやっとだった。イーストンに抜かれたときはがっかりした。ポイントでもキヨ(清成)に離されてしまった。第3レースはいいスタートができなくて、第1コーナーで縁石に乗り上げてしまい、その影響で順位を落とした。前のレースから少しセッティングを変えて、かなりプッシュできるようになった。キヨを捕えようとしたが、ちょっとだけ足りなかった。それでも最後のレースを表彰台で終えることができてよかった。本当はチャンピオンシップを獲得したかったが、来シーズンだね」
ジェームス・エリスン(3位/7位/3位、ランキング7位)
「最終戦ということで、今大会はどうしても優勝したかった。今年はケガをしたこともあって、なかなかいい状態にならなかったが、今日は、今年になって一番いいコンディションだった。第2レースは勝てると思ったが、ブレーキングに失敗してコースアウトしてしまった。しかし、シーズン最後のレースで全力を尽くせた。チームに感謝したい」
スチュワート・イーストン(7位/2位/リタイア、ランキング9位)
「いつも厳しいレースになるが、最終戦は今年一番の厳しさだった。そのレースで表彰台に立てて、そしてシーズンを締めくくれてよかった。今年はマシンのセットアップで苦戦したレースも多かった。しかし、チームの強力なサポートで後半巻き返すことができた。チームに感謝したい」
ハビエル・ベルトラン|HM Plant Honda監督
「最終戦を迎え、両選手ともにポイントが足りなかったが、タイトル獲得はまだ可能だと分かっていた。でも、そのためにはヒルを負かさなければいけないことも分かっていた。そして、土曜日の決勝レースから、いろんなことが我々に有利に働いた。キヨは驚くほど速くて、勝てる自信に満ち溢れていた。これほどのアドバンテージを持って、今シーズンのファイナルレースに挑めるなんて、チームの誰も考えていなかった。チャンピオンシップを獲得することができて言葉にできないぐらい本当にうれしい。スポンサーのサポートのおかげだ。タイトルを取るために、今シーズンずっとチーム全体が一生懸命がんばってきた。総合1位と2位で終えることができたのは、ただただすばらしい。キヨとジョシュにこれ以上望むことはない。ありがとう」