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MotoGP : 第8戦 イタリア プレビュー

2011-06-30 22:53:58 | MotoGP WSB BSB JRR




2011 MotoGP 第8戦 イタリアGP



■開催日:2010年7月1日(金)1日目フリー走行、2日(土)予選、3日(日)決勝
■開催地:イタリア/ムジェロ




CIRCUIT DATA

■開設:1974年
■コース長:5.245km ■最長ストレート:1.141 m
■左コーナー:6 右コーナー:9
■サーキットレコードラップ:1分50秒003(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分48秒130(2008年:V・ロッシ)

■2010年のリザルト


[MotoGP]

1. ダニ・ペドロサ Honda 42:28.066
2. ホルヘ・ロレンソ  Yamaha  +4.014
3. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +6.196
4. ケーシー・ストーナー  Ducati  +25.703
5. マルコ・メランドリ Honda +25.735
6. ランディ・ド・ピュニエ Honda +25.965
7. ベン・スピーズ  Yamaha  +28.806
8. アレックス・エスパルガロ  Ducati  +40.172
9. マルコ・シモンチェリ Honda +41.394
10. ロリス・カピロッシ  Suzuki  +42.107
11. 青山博一 Honda +43.095
12. エクトール・バルベラ  Ducati  +43.363
13. コーリン・エドワーズ  Yamaha  +1:14.393
14. アルバロ・バウティスタ  Suzuki  +1:24.389
RT. ミカ・カリオ  Ducati  +15Laps
RT. ニッキー・ヘイデン  Ducati  +18Laps

[Moto2]

1. アンドレア・イアンノーネ SPEED UP 41:05.374
2. セルジオ・ガデア PONS KALEX +2.764
3. シモーネ・コルシ MOTOBI +2.799
4. トーマス・ルティ MORIWAKI +2.814
5. トニー・エリアス MORIWAKI +3.404
6. 富沢祥也 SUTER +3.826
7. ガボール・タルマクシ SPEED UP +7.209
8. 高橋裕紀 TECH 3 +8.377
9. フリアン・シモン SUTER +8.584
10. アレックス・デボン FTR +8.931

[125cc]

1. M.マルケス デルビ 39:53.153
2. N.テロール アプリリア +0.039
3. P.エスパルガロ デルビ +0.116
4. B.スミス アプリリア +0.161
5. E.バスケス デルビ +10.281
6. R.クルメンナッハ アプリリア +10.364
7. E.ラバト アプリリア +10.562
8. 小山知良 アプリリア +36.341





■特徴

ムジェロ・サーキットは、トスカーナ地方フィレンツェから約30kmの丘陵地帯にあるサーキット。
起伏に富んだ地形に低高速コーナーが混在。フルスロットル区間が長いので、エンジンのパワーが重要になる。
見どころは、坂を下って再び上る約1.1kmのメインストレート。
複数のMotoGPマシンが340km/h以上の速度から、一気に減速して1コーナーに飛び込むスリリングなバトルが展開される。

グランプリは1976年に初開催され、1991年に大改修されている。
1周5.245kmのコースは、現在のGPコースの中で最長。
ストレートが1.1kmと長く、MotoGPでの最高速度は349km/hにも達した。アベレージも170km/hを超えている。

昨年の優勝者は、ペドロサ。
ロッシはムジェロで足を骨折する大きな怪我を負いレースを欠場している。
しかし、ムジェロを大得意とするロッシは、ここでの最多勝利の記録を誇り、14年間で合計9回、そのうちの2002年から2008年までは7年連続優勝している。



■パッシングポイント

1コーナー : 約340km/hから1コーナーへ約90km/hまで減速し激しいブレーキング競争が見られる。
ストレート : スリップストリームを使っての抜きあいがあり、ゴールラインで勝負が逆転する事もある。



■タイヤ

フロント : ミディアム ・ ハード
リア : ミディアム ・ ハード(左右非対称コンパウンド)


このコースはS字の連続、路面カントの少ないコーナー、4つの180度コーナー、高速コーナーなどがあり、またアップダウンも大きいため、マシンのセッティングが難しい。
フロントタイヤのハンドリング、旋回性、ブレーキング性能が、そしてリアタイヤのサイドグリップとトラクション、そして耐久性が重要。
タイヤに対しても、平均速度、最高速度の高さ、高速コーナーも多い事から大変厳しいコースとなる。
ハードとミディアム、どちらのスペック使ってセッティングを進めていくか、タイヤの性能を引き出すセッティングができるかが重要となる。



イタリア・トスカーナ地方の紹介


トスカーナ地方は、イタリア半島の北部に位置し、シエナ、ピサ、フィレンツェなど魅力的な古都が数多く存在する。
ユネスコ世界遺産の数も多い。
農業が大変に盛んで、ワイン、オリーブ、小麦などを生産している。
特にワインはキャンティやスーペル・トスカーナといった名品を生産する、世界屈指の名醸地である。

トスカーナ地方は、イタリア観光のメッカ。
見どころが多すぎるので、何かテーマを決めて回るのが良いかもしれない。




フィレンツェ観光





フィレンツェの大聖堂 ドゥオーモ
ウフィッツィ美術館
アカデミア美術館
バルジェッロ国立博物館
サンマルコ国立絵画館
カルミネ教会 ブランカッチ礼拝堂
サンタ・クローチェ教会
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
メディチ家礼拝堂
メディチ・リッカルディ宮殿
ヴェッキオ宮殿
ピッティ宮殿パラティーナ美術館




■天気

       




■タイムスケジュール(日本時間)

2011. 7.1

125cc  FP1  16:15 - 16:55
MotoGP FP1  17:10 - 17:55
Moto2  FP1  18:10 - 18:55

125cc  FP2  20:15 - 20:55
MotoGP FP2  21:10 - 21:55
Moto2  FP2  22:10 - 22:55

2011. 7.2

125cc  FP3  16:15 - 16:55
MotoGP FP3  17:10 - 17:55
Moto2  FP3  18:10 - 18:55

125cc  QP  20:00 - 20:40
MotoGP QP  20:55 - 21:55
Moto2  QP  22:10 - 22:55

2011. 7.3

125cc  WUP  15:40 - 16:00
Moto2  WUP  16:10 - 16:30
MotoGP WUP  16:40 - 17:00

125cc  RAC  18:00
Moto2  RAC  19:15
MotoGP RAC  21:00

Japan Time : GMT +9
local time : GMT +2



■TVオンエア情報

G+SPORTS

予選

7月2日(土) 20:00~23:15 [生放送] ※最大23:30まで放送

7月5日(火) 13:00~16:00
7月13日(水) 18:30~21:30
7月30日(土) 18:30~21:30

決勝

7月3日(日) 17:45~22:30
 ※野球中継延長時、18:00~、18:30~、19:00~、19:30~、20:00~ 放送の可能性あり
 ※17:45~、18:00~放送時、最大23:00まで放送
 ※18:30~、19:00~、19:30~、20:00~放送時、23:30まで放送


7月5日(火) 23:00~27:15
7月13日(水) 23:00~27:15
7月30日(土) 23:00~27:15

日本テレビ

7月3日(日) 25:20~26:20

※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください




REPORT

MotoGP

昨年、ポールトゥウィンを飾ったペドロサが戻ってくる。フィジカル面で不安はあるが、復帰戦と言えども勝利を狙う意気込みを見せている。
ストーナーは、今シーズン、速さと安定性を見せつけ5戦連続の表彰台を獲得しており、ポイントリーダーとして昨年4位だった舞台に臨む。
ランク2位のロレンソは、前戦でポイント差を広げられてしまったが、優勝を狙う事を宣言。
ロッシは、昨年転倒を喫した際に、右足を骨折し欠場を強いられた。今年は、5月に来季型マシンのテストに参加。9回の優勝を誇るホームレースへ集中する。
青山は、前戦の転倒で背中を痛めたが、数日の休息を経て、ホンダ・グレシーニに復帰。
シモンチェリは、悪い流れを断ち切り、予選での速さを決勝に結び付けられるか。
カピロッシは、前戦の転倒により、肋骨を骨折。ホームレースを欠場する。

イタリア人選手:
マルコ・シモンチェリ、 アンドレア・ドヴィツィオーゾ、 ヴァレンティーノ・ロッシ、 ロリス・カピロッシ


Moto2

ポイントリーダーのブラドルは、アッセンの決勝で転倒。リタイアしノーポイントとなったが、リーダーの座を堅持。
今季2勝目を挙げたマルケスは、ランク2位に浮上。
地元のイアンノーネは、昨年、ポールトゥウィンを飾った舞台で、再現を狙う。
高橋裕紀は、チームのホームレースで、失敗は許されない。

イタリア人選手:
シモーネ・コルシ、 ミケーレ・ピロ、 クラウディオ・コルチ、 マティア・パッシーニ、
アンドレア・イアンノーネ、 アレックス・バルドリーニ、 シモーネ・グロツキー、
ルイージ・マルシアーノ、 アレッサンドロ・トヌッチ、 フランシスコ・マウリエロ


125

前戦は右手小指を負傷し、手術のため緊急帰国し欠場を強いられたテロールは、ムジェロには戻ってくる。
ルーキーながら勢いに乗っているビニャーレスは、今回も未体験のトラック。

イタリア人選手: 
シモーネ・グロツキー、 ルイージ・マルシアーノ、 アレッサンドロ・トヌッチ、 フランシスコ・マウリエロ





COMMENT



HONDA

ケーシー・ストーナー

「アッセンは、不安定な天候だったこともあって厳しい週末でした。とても難しいレースでしたが、2位になれて非常にうれしい。それに続くレースなので、ムジェロがとても楽しみです。昨年は最高の結果を残すことはできなかったけれど、このサーキットはいつも楽しい。今年はかなりいいレースができるんじゃないかと思っています。聞いたところによると、新しくなった路面はとってもスムースでペースも速くなったようです。路面が改修されたことで、以前にも増して、いいサーキットになったと思います。早く走ってみたいです。チャンピオンシップに向けて、いいレースをして、大事なポイントを稼ぎたい。今回もベストを尽くしたいと思います」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ムジェロは新しいアスファルトになったと聞いているので、とても楽しみです。走ったことがある人に聞くと、信じられないくらいスムーズだと言っていました。MotoGPカレンダーの中でもムジェロは最もテクニカルで美しいサーキットの1つです。これで路面がきれいになったら、世界でも最高のサーキットの1つになるでしょう。前回のオランダで表彰台に立ち、チャンピオンシップでも3位。こういう状態でイタリアGPを迎えられるのはうれしいです。今回もいいレースができると思うし、ホームグランプリでいい結果を残したいです。ドライでもウエットでも安定しているし、チームは本当にいい仕事をしています。自信はあります。昨年はここで表彰台に上がりました。その時の気分は、他の表彰台とは比べ物にならないくらい最高でした。だからまた表彰台に上がりたいです。大勢の観客が来るだろうから、いいショーを見せたい! ムジェロはいつも特別です」

ダニ・ペドロサ

「3つのレースを欠場しましたが、こうしてムジェロで復帰できるのはうれしいです。この期間、回復に専念していました。2度目の手術のあとはだいぶんよくなりました。バイクに乗って、ケガをする前のように戦えることを、楽しみにしています。レースに出られないのはつらかったけれど、1日も早く復帰できるように全力を尽くしました。その間もチームと連絡をとっていました。彼らもまた、いつものように一緒に戦えることを楽しみにしています。チームと一番高いレベルの戦いをして、レースに勝ちたい。ムジェロはとてもテクニカルで難しいサーキットです。いまの体調では決して楽ではないことは分かっていますが、昨シーズン、初優勝をしたところなのでいい結果を残したいです」

青山 博一

「先週のオランダGPは、Repsol Honda TeamのファクトリーRC212Vに乗る機会を、できる限り楽しもうと思いました。でも残念ながら、変わりやすい天気のアッセンでは、自分のセッティングにトライする時間もありませんでした。でも、こうしたチャンスをもらえたことはうれしいです。先週の転倒で背中を痛め、まだ完全ではありませんが、今回はチームのホームGPなので全力を尽くしたいと思います」

マルコ・シモンチェリ

「前回のアッセンでは、ピットボックスに戻ったときに、苦しさと失望と同じくらい、自分のおろかさを感じました。ミスをして、不本意ながらロレンソを巻き込んでしまいました。彼には申し訳ないと思っています。また、大きなチャンスを逃してしまった自分のミスにもがっかりしました。おそらく今シーズン最も大きなミスだったと思います。今回のことをじっくり考えたし、この苦い経験を生かしたいと思います。今は前を向いて、ムジェロのことに集中したいです。みんな僕にすごく期待しているので、これまでのことを忘れられるような結果を残して、その期待に応えたいと思います。ムジェロの丘には大勢のファンが訪れると思います。彼らを失望させたくありません。このサーキットは大好きなサーキットの1つです。2008年に初めて250で優勝しました。2009年はパシーニとの激しいバトルの結果、2位となりました。ムジェロのレースを楽しみにしています」

トニ・エリアス

「ムジェロはとてもエキサイティングなサーキットだし、とても難しいです。チームにとって最も重要なレースのうちの1つだということも分かっています。しかし、シーズンの始めから抱えているリアのトラクションの問題の解決策を見つけなければならないので、ここでも引き続き、セットアップに集中したいです。この数戦、ウエットコンディションでは、いい状態が見つかりました。しかし、ドライコンディションでは、まだまだ不十分です。スペイン人と同じようにイタリア人のファンもとても温かい。このサーキットの雰囲気はとても好きです」



Moto2

ステファン・ブラドル

「聞いたところによると、ムジェロは路面が改修されたらしいです。だから、ラップタイムにどう反映するのか楽しみです。ムジェロは好きなサーキットの1つです。レイアウトは変化に富んでいて、高速セクションがいくつかあって、とても好きです。転倒したアッセンでのことは考えないようにしています。いつものように次のレースに集中したいです」

マルク・マルケス

「アッセンで優勝したあとなので、モチベーションがとても高い状態でジェロに向かえます。シルバーストーンでリタイアしたあとの優勝だったので、自分もチームも士気が高まりました。2週間前にここでテストを行ったので、今週末はそれがとても役に立つと思います。ここは、125ccクラスよりも体力的にキツイです。しかも、この時期のムジェロは暑くなると思います。でも、準備はできています。とてもテクニカルなサーキットだけれど、とても美しいサーキットで、大勢のファンが来ます。昨年、初めてここで優勝したので、とても特別な大会です。これまで通り、全力を尽くしたいと思います」

シモーネ・コルシ

「ムジェロは最高のサーキットだし、自分のホームグランプリだからいつも楽しいです。周囲の丘はサポーターやファンで埋め尽くされます。イタリア人は、ここではいつもよりがんばれます。今回は、いいパフォーマンスをする自信があります。優勝するのが目標だけれど、できる限りたくさんのポイントを獲得したいと思います。予選ではフロントからスタートできるように一生懸命がんばりたい。そしてトップグループでレースを戦いたいと思います」

高橋裕紀

「先週のアッセンは、本当に残念でした。表彰台は絶対にいけると思いましたし、マルケスに追いついたときは優勝したいと思いました。転倒は、本当にあっという間で、信じられない気持でした。悔しいレースだったけれど、シルバーストーン、そしてアッセンとマシンの状態はよくなっているので、今回は、それをきっちりと結果につなげたいです。今回はチームのホームGPなので、みんなの期待に応えたいです」




YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ

「休む間も、先週の土曜の出来事を思い返すひまもないまま、すぐにムジェロへ向かうことになる。チームが頑張ってくれたので、マシンはまた一歩前進して、良くなってきているはず。いずれにしてもポジティブな気持ちでいかなければならないんだ。ムジェロは世界でも最も美しいサーキットのひとつで、フィリップ・アイランドと並んで大好きなコース。シケインがたくさんあって、今年はアスファルトが新しくなっている。モトGPではまだ優勝がないけれど、今度こそそれを目指し、ファンのみなさんにショーをお見せしたい。それから、このところ雨に降られることが多かったんだけど、そろそろ本格的な夏が来てほしいね」

ベン・スピース

「この2、3日の休みが永遠に続くように思えちゃったよ。アッセンであのようなレースをしたあとは、すぐにまた戦いに戻って、もう一度トライしたくなるからね。僕のモトGP初優勝の記憶はまだ鮮やかに残っている。伝統あるコースで、しかもヤマハの歴史の中でも重要な一戦であのようなレースができたことは、本当に特別なことなんだ。あの赤と白のスペシャル・カラーが幸運を呼び込んでくれたんだね!それだけに次のムジェロを楽しみにしている。路面が新しくなってグリップが良くなっているので、マシンを助けてくれるだろうし、ファンのみなさんにも走りを楽しんでもらえるだろう」

ウィルコ・ツェーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム監督)

「50周年記念イベントが行われたアッセンは、予想のつかない天気に翻弄されて大変な戦いになったが、今回は太陽に恵まれる可能性が高く、より安定したコンディションが期待できる。素晴らしいコースに大勢の観客が集まり、熱いレースが展開されるはずなので、私としても非常に楽しみだ。ホルヘもお気に入りのこのコースはとてもスムースで、マシンとも相性がいい。ヤマハは優勝経験もあるし、今年は路面が張り替えられてグリップが良くなっている。目指すのはふたりが揃って表彰台に上ること。どんな展開が待っているのか見守ろう」

マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター)

「自信を持ってムジェロに臨むことができる。アッセンでは本当に素晴らしいパフォーマンスができたので、ポジティブ・シンキング以外は考えられない。ふたりとも見事な走りで、上位で戦う高いポテンシャルを証明した。今回は天候が良くなるはずだし、ふたりともムジェロ・サーキットのファンなので、今の好調をそのままキープしていきたい」




DUCATI

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ジェリミーの幸運を祈りたい。とても大切な個人的な理由で、今週末は僕たちと一緒にいることができず、とても寂しいけど、ザクセンリンクで会えることを願っている。ムジェロで良い仕事をしなければいけない。テストでGP12を走らせたけど、僕たちのバイクは800cc。違ったレスポンスをする。セッティングの正しい方向性を早く見つけることが重要。予選でグッドなポジションに位置することも大切だ。僕の好きなトラック。いつも上手く走れてきた。昨年のアクシデントの後で、ここに戻って来ることは問題ではない。ここでのテストは、いつものように楽しむことが出来た。沢山のファンに来てもらいたい。ここまでのベストレースがしたい。大変重要なレースだ。」

ニッキー・ヘイデン

「もしかしたら、僕たちにとって最上の時期ではないかもしれないけど、ムジェロはチームにとって特別。沢山のファンが来る。特に今年はイタリア人ライダーがいるから、応援してくれる。大好きなトラックだけど、グレートなリザルトを獲得したことがないから、簡単な週末になるとは考えない。金曜から正しい方向に向かって進まないといけない。大きな期待感があり、プレッシャーがあるけど、早く始めたい」

エクトール・バルベラ

「アッセンで、セッティングの仕事がこれ以上進まないことが見えたから、元に戻ることに決めた。アイデアは前進するために後退すること。良い方向性をもう一度見つけるために、冬の間に取り組んだセッティングに戻す。ここ数戦、僕たちは引き離されてしまった。アッセンのようなレースは二度とできない。レースに向けて、金曜から時間との戦いとなる。天候に恵まれ、考えている仕事が全てできることを願う。」




MotoGP : カピOUT、ダニIN

2011-06-30 00:26:04 | MotoGP WSB BSB JRR



第8戦イタリアGP、カピロッシは欠場、ペドロサは復帰


カピロッシが、ムジェロをキャンセルする。
アッセンでの予選セッション中にハイサイド転倒し負傷したカピロッシだが、第8戦のムジェロを走らない事が明らかになった。
転倒直後の診察では、右肩の脱臼と肋軟骨炎だと報告されていたが、今回明らかになった事によると、肋骨を骨折しており、彼のキャリアで初めてホームレースをキャンセルすることとなった。


カピロッシ:
「本当に残念で腹立たしい思いです。ホームレースで走る事を願っていましたが、9番目と10番目のあばら骨を骨折しており、自分のムジェロでのキャリアにおいて、初めて白旗を上げざるを得なくなりました。多くのファンが訪れるムジェロを走れない事をお詫びします。このトラックにはいい思い出がたくさんあり、ここで今シーズンのきっかけを掴みたかったのです。とりあえず今は2週間ほど体を休めて、出来るだけ早く戻れるようにするつもりです。」



一方、前戦アッセンまでの3戦を欠場していたレプソル・ホンダのダニー・ペドロサであるが、本人のブログでムジェロで復帰する事を明らかにしている。
これによれば、再手術後の経過は順調で、早くレースがしたいとの事。



ついでに、ロッシのチーフメカニックであるジェレミー・バージェスもムジェロには帯同しない。
彼の奥さんが手術を行う可能性があり、オーストラリアに帰国したことによるもの。
バージェスが抜けた穴は、チーム内の配置転換とカピロッシのメカが埋めることになっている。




MotoGP : タイヤ問題

2011-06-28 12:22:42 | MotoGP WSB BSB JRR









GPoneより

Dangerous tires under fire



「百聞は一見に如かず」 写真を見れば、多くの言葉で語るよりも真実を明らかにできるだろう。

この写真は、アッセンでのレース後にエドワーズが履いていたフロントタイヤの状態を写したものだ。
彼はツイッターで写真を投稿し、こうつぶやいた。「レース後のフロントタイヤだ・・ そうさ、フロントなんだぜ!」

MotoGPライダーたちは、今週末ずっとブリジストンタイヤに批判を繰り返していた。特にフロントに関して。
ハードコンパウンド(ロングライフである)は、通常であれば温まるのに数周を要するが、オランダの秋のような天候下ではさらに熱が入りにくい状況であった。

「最初の5周は、あらゆるコーナーでクラッシュしそうな危険を冒していました。」とケーシー・ストーナーは説明した。
彼は、金曜朝のプラクティスで、温まっていないタイヤの影響でクラッシュを喫した経験からこう話している。
また、アンドレア・ドヴィツィオーゾも述べている。
「僕たちの身の安全に関わる問題となってきているので、安全委員会の場で議題として話し合いました。ブリジストンは、何らかの手を打つ必要があるでしょう。」

同じ意見を持つ別のライダーはヴァレンティーノ・ロッシです。
「私達はもっと多くのタイヤ選択肢を持つ必要があります。寒い天候の下で、ハードタイヤを使わざるを得ない状況は解消すべきです。私達がこれらに関し議論したのは、今回が初めてではありません。ブリジストンは、最終的に私達が求めているタイヤを用意してくれることを希望しています。」

「コンパウンドが唯一の問題ではなく、カーカスの構造自体も問題です。それが、問題の一因ではないでしょうか。」と、ストーナーが言い足している。

更に多くの洞察を述べてくれたのが、カル・クラッチローでした。
「これらのタイヤを温める手順は複雑なんだ。最初のラップ、コーナーに進入しアクセルを開けた瞬間に窮地に陥る場合がある。」

これが、ライダー全員(シモンチェリの例外を除く)が、レースでソフトコンパウンドの使用を決めた理由です。
「しかし、10ラップも走ればフロントは終了すると思っていた。」と、レース勝者、ベン・スピーズは言う。

もちろん、金曜の午後には、ウォームアップに向かうライダーにソフトコンパウンドを使用するようにブリジストンから助言があったが、チーム全ての同意を受けていたわけではない。
MotoGPサーカスは、すぐにムジェロに向かう。望むべくは、イタリアの夏がタイヤを温めるのを助けてくれることです。





補足:

 MCNの記事によれば、ブリジストンが左側を更にソフトにしたタイヤを用意するオプションを提示したが、全てのチームの同意が得られずに、結局事前準備通りのタイヤが使用されることとなった。このブリジストンの申し出を拒否したのは、レプソル・ホンダではないかと、当初、噂されていたが、ストーナーは否定している。また、バージェスは、シモンチェリではないかと、ほのめかしている。



MotoGP : オランダ アフターザフラッグ

2011-06-26 14:03:22 | MotoGP WSB BSB JRR
TT ASSEN

2011 MotoGP 第7戦 アッセンTT アフター・ザ・フラッグ

■開催日:2011年6月25日(土)決勝
■開催地:オランダ/アッセン(4.542km)
■周回数26周(118.092 km)
■観客:9万2150人(3日間:13万1337人)
■コースコンディション:ドライ/ウェット
■気温:14度 ■路面温度:16度
■PP:M・シモンチェリ(1分34秒718/ホンダ)
■FL:B・スピース(1分35秒2409



RIDERS COMMENT

※ 随時更新

MotoGP



ベン・スピースが初優勝!!

 気温14度、路面温度16度のドライコンディション。

 レースはスタート直後、5コーナーでシモンチェリがロレンソを巻き込んで転倒する。低い路面温度、最初の左コーナーでタイヤが温まっていない状況で、シモンチェリの痛いミスとなった。幸い、二人とも再スタートを切る事ができたが、最後尾からの厳しいレースを強いられた。

 このアクシデントの影響を受けることなく好スタートを切ったのは、レースウィーク絶好調のスピーズ。1周目に2位以下に2.5秒差をつける。その後もスピードを緩めることなくリードを拡大していき、3周目には4秒近い差をつけて独走状態に持ち込んだ。スピーズは、終始安定した走りでトップを譲ることなく、結局2位のストーナーに約7秒のリードを築きMotoGPで初優勝を飾った。この優勝は、ヤマハにとっても参戦50周年を記念する特別な大会に花を添える値千金の勝利となった。

 ストーナーはレース中盤までドビチオーゾを背後に従え2位争いを展開していたが、終盤にはドビチオーゾを引き離すことに成功し2位となった。ドビチオーゾは3位で連続表彰台を獲得した。
 4位には、予選で悲壮感さえ漂わせていたロッシが、本番に強い所を発揮し4位でゴールした。おなじドカティのヘイデンが5位で続く。
 6位に入ったのは、再スタートからチャンピオンの走りはこうだと格の違いを見せつけながら後方集団をパスしていったロレンソが入り、7位にフロントのグリップ不足と腕上がりが影響していたエドワーズが続いた。
 ペドロサの代役でレプソル・ホンダのファクトリーマシンを駆った青山博一は8位となり最低限の仕事を果たした。
 9位にはシートカウルやステップを破損しながらもポールポジションゲッターのスピードで追い上げたシモンチェリが入り、最終周にシモンチェリに交わされたエリアスが10位となった。
 11位、バウティスタ。12位、バルベラ。13位、秋吉耕祐。クラッチローは、4位争い中の12周目にタイヤの異変を訴えてピットイン、タイヤ交換後、再スタートし2周遅れながら14位でゴールした。

 アブラハムとド・ピュニエは転倒リタイアとなった。
 カピロッシは予選で転倒した際、右肩脱臼と肋骨負傷により欠場した。




1. ベン・スピーズ YAMAHA 41'44.659

「なんだかとても不思議な気分。今回はこれまでで一番気持ちよく乗れたと思ったら、優勝という結果がついてきたんだ。スクリーンが少し見えたので、シモンチェリの転倒は知っていたよ。とてもマシンの感触がよかったので、最初からプッシュして後続を引き離した。ケイシーが追い上げてきたが、あとコンマ数秒は余裕があって、常にいいペースをキープすることができたんだ。50周年のスペシャル・カラーが、少しプレッシャーになっていたんだけれど、それが好結果に転じた。僕もベストを尽くして頑張ったけれど、チームのみんなも素晴らしいマシンを作るために大変な努力をしていた。そのおかげでこうして優勝することができた!みんなに感謝しているよ」

2. ケーシー・ストーナー HONDA +7.697

「今日は優勝に向けてチャレンジしたかったです。優勝こそできなかったのですが、こうして表彰台に立てたことに本当に満足しています。何よりも、最も重要なポイントを獲得できましたからね。昨日はマシンのセットアップがうまくいかず、ウオームアップで調整したかったんです。でも残念ながら、ウオームアップのタイミングでウエットになり、それを試すこともできませんでした。だから、いいのか悪いのかわからないセットアップでレースをスタートすることになりました。昨日の転倒のあと、左肩に痛みがあって、今日は左コーナーで少し問題を抱えていました。今日はベンが速くて、彼を捕らえようと一生懸命がんばったけれど、彼は序盤のアドバンテージをキープしました。ベンにおめでとうと言いたいです。すばらしいレースだったと思います。そして、優勝はできなかったのですが、今日の2位は、自分たちにとっても重要なレースでした」

3. アンドレア・ドヴィツィオーゾ HONDA +27.506

「今日の表彰台はとてもうれしいです。チャンピオンシップのことを考えても、重要な表彰台でした。コンディションは厳しいものでした。グリッドについていたときも、天候は予測できませんでした。路面は完全には乾いていませんでしたし、だから安全を考えてソフトタイヤをチョイスしました。このタイヤの選択が自分のレースに影響しました。ケーシーについていこうとしたのですが、フロントのグリップを失い、強くプッシュすることができませんでした。後半にはリアにもおかしな振動が出て、その原因が分かりませんでした。後ろにいるバレンティーノ(ロッシ、ドゥカティ)に対してマージンがあることが分かったので、3番手をキープするために注意深く走りました。レースのあと、フロントタイヤに問題があったことが分かりました。これからブリヂストンが分析してくれることになると思います。とにかく2戦連続の表彰台はすごくうれしいです。総合3位は変わらないけれど、ホルヘとの差も縮められました。次週のムジェロが楽しみです。サーキットは最高で、観客はすばらしいですからね」

4. ヴァレンティーノ・ロッシ DUCATI +30.684

「フリー走行と比べ、レースでは大幅に進歩したので、この結果にはとても満足しているよ。もっと早く正しい方向性が見つかれば良かったんだろうけれど、これは新型バイクだからまだ学習している最中なので、うまくいくようになるには少し走り込まないとね。最後はセットアップが見つかって、とてもいい走りができたけれど、初めて試したものだったから、1周目はかなり慎重にいった。ウオームアップの雨で変更を試せなかったから、正直言って、少しツイてなかった部分はあるよ。とにかく週末は全体的にポジティブだった。このバイクはリアエンドをはじめ、いろいろな面で良くなったことを確認したし、それにより今は安定するようになった。一方で、僕らはまだ後れを完全に取り戻していないから、今後も頑張っていかなければならないことも分かっている。レースタイムに関しては、今日はそこまで大きく差は開かなかったけれど、まだまだのレベル。だから懸命に頑張って、いかなければならない。」

5. ニッキー・ヘイデン DUCATI +43.172

「週末を通じてあらゆるコンディションを経験したので、レースで違和感はなかった。ウエット用のセットアップで出たけれど、あっという間に路面が乾いて、グリッド上で完全なドライ用のセットアップに変えた。序盤はウエットパッチが少し残っていたが、問題はなかったよ。レースに向けて少し変更を加えたが大きな変化にはつながらなかった。1周目か2周目でタイヤに熱が入って、フィーリングが本当に良くなった。その後は序盤にいくつかミスをした。白線の上に乗ったり、プッシュしていたらシケインで真っすぐ行ってしまったりした。コーリンには一度抜かれたが後で抜き返した。5位はそこまで祝福できないとはいえ、ドライ・コンディションでの今季ベスト・リザルトだし、ランキングで5番手になった。同胞のアメリカ人であるベンを祝福するよ。あれが僕だったらと思うけれど、彼と彼のチームは勝利にふさわしいレースをした。」

6. ホルヘ・ロレンソ YAMAHA +44.536

「もちろんシモンセリだって僕をはじきだそうと思ったわけじゃないだろう。でも彼は、このクラスで、このようなタイヤで戦うリスクをしっかり認識していないんだと思う。過去の経験や、ダニとの交流のなかでいろいろ学んできたはずだが、実はそうではなかったんだ。それでも何とかポイントを獲得できたことは良かったよ。僕自身は好調で、いいペースで走れていたからね。ランキング争いでは厳しい状況になってきてしまったけれど、これからはいつも優勝を狙っていくしかない。
今日はセッティングを変更して安定性が増したので、ブレーキングをよりハードに、よりディープに行うことができた。この調子なら次のムジェロはいい戦いができるだろう。今日のベンみたいにね。彼には心から、最大の祝福を贈りたい。それから僕のために懸命の作業をしてくれたチームのみんなにお礼を言いたい」

7. コーリン・エドワーズ YAMAHA +1'08.112

「厳しいレースだった。正直なところ完走できただけでも良かったというところだ。とてもフィーリングが良くて、バレンティーノやカルとの差を縮めていくことができたのだけれど、第2コーナー進入でフロントが切れ込んだ。あの時点では僕がプッシュしたせいだと思ったんだけれど、次のコーナーでも同じことが起きて、そのあとは本当に難しい状況になってしまったんだ。カタルニアの怪我で上半身の力がなくなっていて、それを助けるために腕に頼っているから、10周くらいすると腕上がりの症状が出てしまう。しかも、ときには両方が重なってどうしようもなくなり、ピットインも考えたほど。でも何とか歯を食いしばって、最後には少しのポイントを獲得することができた。でも、ベンはフロントにソフト・コンパウンドを履いて優勝しているのだから、何が問題だったのかこれから分析する。セッティングが完全に違っているというわけでもないので、ブリヂストンとも話をしなければならないだろう。いずれにしてもベンには脱帽。ウイークを通して素晴らしい仕事をしたよ」

8. 青山 博一 HONDA +1'10.753

「苦しくて厳しいレースでした。今回は初日がウエットで、2日目にドライで走れたけれど、フリー走行でいきなり転倒してしまいました。そして、決勝日のウオームアップがウエットで、決勝がドライと、コンディションが不安定だったこともありました。転倒の影響で、最後までセッティングができない状態で決勝に挑まなければならなかったのです。身体が痛かったし、序盤は全然グリップしなくて、ペースを上げられませんでした。後半になって、やっとリズムをつかみ始めたのですが、それでレースが終わってしまった感じです。もう少しコンディションのいい状態で乗りたかったけれど、ワークスチームで、ワークスマシンに乗って走るという貴重な経験をさせてもらいました。HRCと、Team San Carlo Honda Gresiniに感謝したいです」

9. マルコ・シモンチェリ HONDA +1'24.925

「このレースは、運が悪かっただけではありません。転倒は僕のミスでした。あそこは、スタートして最初の左コーナーで、タイヤはまだ温まっていませんでした。ロレンソを追い越すのに強くプッシュしたとは思わないのですが、あっという間に転んでしまいました。今日は、自分の転倒にロレンソを巻き込んでしまうことになり、残念でした。彼には謝罪することしか自分にはできません。唯一の慰めは、マシンを起こしてレースを完走できたことです。マシンのパーツやステップを失い、ヘルメットの後ろがへこんでいても、いいタイムを何回か出せました。今回はまた苦い経験となってしまいました。同じ失敗をしないように、集中力とモチベーションをキープしていきたいと思っています」

10. トニー・エリアス HONDA +1'26.216

「何度も言ってきていることなんですが、これは自分が望んでいるポジションではありません。でも、今回の難しいコンディションと、リアグリップの問題を考えれば、今回のレースにはとても満足しています。最後列からいいスタートを切って、1周目に9番手までポジションを上げられました。カレル・アブラハム(ドゥカティ)が自分の前で転倒して、彼に突っ込みそうになってタイムをロスしたんですが、仕方がないことでした。もしレースがウエットであれば、もっといいポジションで戦えたかもしれません。まだまだドライでやらなければいけないことが、たくさんあります。ムジェロではいいコンディションでレースをしたいです」

11. アルバロ・バウティスタ SUZUKI +1'38.466

「決勝は、プラクティスの時とあまり変わらない状況だった。グリップのセッティングに苦労していて、攻撃的な走りをするのは難しかった。決勝のスタートに際して、スリックタイヤをチョイスした。コースはまだ少しウェットな所もあったが、雨は降らなかったのでこの選択は正しかった。レースウィークの始めから決勝まで、ずっとリアグリップに問題がありコーナーへの侵入が難しく、決勝ではとにかくトップ10を保持しようと頑張ったのだが、どうしてもコーナーで攻めきれず、時には氷の上を走るような感触もあるほどだった。今はとにかく、次のムジェロで頑張りたい。暖かく、これまでも良い成績を出したこともある好きなサーキットなので楽しみにしている。」

12. エクトール・バルベラ DUCATI 1 Lap

「スタートしてからタイヤに関して全く自信が持てませんでした。マシンが僅かにリーンしただけで、至る所でスライドしていました。タイヤに熱が入らず、ブレーキングも難しい状況でした。私達は今までいくつものジオメトリーを見直してきて、シルバーストーンでは問題が少し解消出来たのではと考えていました。しかし、そうではなかったようです。今回もセットアップの方向性が見つかっていないので、次のレースではすべてをリセットし、ゼロから始めます。マレーシアのウィンターテストまで立ち返って、正しい方向に修正しなければなりません。最善を尽くすことが、私がチームのためにできる唯一の事でした。チームは、あらゆるセッションで200%の力で働いてくれています。私は失敗を繰り返さないように、ムジェロでもベストを尽くすつもりです。」

13. 秋吉 康祐 HONDA 1 Lap

「厳しいレースでした。自分が予想していたような展開にはならず、オープニングラップに、アブラハムの転倒を避けるためにコースアウトしたのが原因だとは思うのですが、マシンの状態がおかしくなって、ペースをあげられませんでした。フラストレーションのたまるレースでしたが、完走してポイント獲得することが目標だったので、それを果たせたのがよかったです」

14. カル・クラッチロー YAMAHA 2 Laps

「良かったことを考えれば、好スタートを切ることができたし、最初の数ラップはモトGPで初めて上位に近いところを走ることができた。バレンティーノを抑えられる自信があったけれど、5、6ラップもするとフロントタイヤの右側がうまくいかなくなってしまったんだ。もうピットインしか方法はなかった。そのままプッシュし続ければ転倒してしまうような状況だったので、最悪の結果を避けるためにピットに戻ってタイヤを交換した。1週間前に骨折箇所の手術をしたばかりだから、また転倒なんてことになったら大変だからね。このような問題がなければ、きっと4位を獲得できたと確信しているよ。結果はこのようなことになったけれど、スピードをアピールすることができたし、僕がこのクラスのトップと戦えるということを証明できたと思う。望んでいたような成績を実現することはできなかったけれど、もうこれを変えることはできない。それより今回もたくさんのことを学ぶことができたので、次のムジェロで好成績につなげられるよう集中していく」

RT. ランディ・ド・ピュニエ DUCATI 25 Laps

「今日起こったことに動揺しています。良い結果を出してレースを終えたかったのですが、2周目に滑ってしまいました。負の連鎖から抜け出せない感じがします。今日のレースは、8位か9位で終えられたと思いますので、本当に残念でなりません。大きなミスを犯してしまい、チームと技術者に謝らねばならない。彼らは常にベストを尽くしてくれているが、今日の私はミスを犯し、マシンのコントロールを失った。ムジェロではドカティが最大限の能力を発揮してくれることを願っているし、私も上手くやれるよう最大限プッシュしていくつもりです。」

RT. カレル・アブラハム DUCATI 0 Lap

「アオヤマから非常に滑りやすい縁石まで押し出された。縁石に乗り上げた時は、私にはなすすべがなかった。悪条件でのレースが続いているので、今度は好天の下でレースを楽しみたいものです。ムジェロでは、好成績を得られる事を願っています。」



ポイントスタンディング

1 ケーシー・ストーナー Honda 136
2 ホルヘ・ロレンソ Yamaha 108
3 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda 99
4 ヴァレンティーノ・ロッシ Ducati 81
5 ニッキー・ヘイデン Ducati 71
6 ダニ・ペドロサ Honda 61
7 ベン・スピーズ Yamaha 61
8 青山博一 Honda 51
9 コーリン・エドワーズ Yamaha 46
10 マルコ・シモンチェリ Honda 39
11 エクトール・バルベラ Ducati 35
12 トニ・エリアス Honda 34
13 カレル・アブラハム Ducati 33
14 カル・クラッチロー Yamaha 32
15 アルバロ・バウティスタ Suzuki 27
16 ロリス・カピロッシ Ducati 22
17 ランディ・ド・ピュニエ Ducati 10
18 ジョン・ホプキンス Suzuki 6
19 秋吉耕佑 Honda 3




Moto2クラス



マルク・マルケスが今季2勝目

 気温14度、路面温度16度のウエットコンディション。

 ウエット宣言のレースは、雨が強く降る事もなく、走行ラインは徐々に乾いていく難しいコンディションで争われた。

 レース序盤は、コルシ、スミス、ソフォーグル、ブラドル、マルケス、高橋の7人で争われる。
 11周目にソフォーグルがトップに立つと、コルシとブラドルがトップグループから脱落。優勝争いは、ソフォーグル、スミス、マルケス、高橋の4人に絞られる。
 17周目、マルケスがトップ浮上。高橋は18周目に2位に浮上し、スパートをかけ始めたマルケスを追うが、残り4周となった20週目に転倒を喫しリタイアとなる。

 マルケスは、そのままリードを築き、今季2勝目を飾った。2位は、初表彰台のソフォーグル。3位は、スミス。
 4位に、レインマスターのウェスト。デ・アンジェリス、パッシーニ、ラバト、ルティ、クルメナッハー、ノイキルヒナーが続いた。

 ブラドルは、21周目に転倒を喫しリタイアとなったが、ランクトップの座は守っている。





1. マルク・マルケス Suter 44'30.409

「こういう難しいコンディションで勝てたのが、とてもうれしい。今回はいつも雨が降っているような感じで、マシンのフィーリングを感じることが難しかったんです。しかし、チームが一歩一歩助けてくれました。彼らに感謝しています。彼らがいなかったら、このレベルでの戦いは不可能でした。最後はつらかったです。雨がまた降ってきましたし、タイヤはすでに消耗していましたからね。でも、レースが終わってタイヤを見たら、思ったよりもひどくありませんでした。今日はすごくスライドしました。厳しい戦いでしたが、一歩一歩、自分のライディングをよくしていった感じです。前回のシルバーストーンは残念なレースだったこともあり、今日のような戦いができたことが本当にうれしい。この優勝は、チームに捧げたいと思っています」

2. ケナン・ソフォーグル Suter +2.397

「本当に厳しいレースでした。でも今年は、ここまで厳しい時期が続いていたので、この表彰台は、自分にとって本当に重要なものになりました。この数戦でセットアップが進みました。これまでたくさん『優勝』はしてきましたが、グランプリでは初めての表彰台なので、とてもうれしい。今まで、表彰台に立てそうで立てないレースが何度かありました。みんなモチベーションを失っていたから、何としても表彰台に立ちたかった。チームに本当に感謝しています。今はとてもうれしい。僕は全く違うチャンピオンシップから来たのですから、ここからまた、新たなGPのキャリアが始まるんだと信じています」

3. ブラッドリー・スミス Tech 3 +6.418

「コンディションがころころ変わるので、本当に大変でした。レース序盤はウエットだったので、快適でした。しかし、路面が乾き始めてからは苦戦してしまいました。ラインが乾き始め、その幅がだんだん広がっていきました。こうしたコンディションの中では、タイヤがソフトすぎたのかもしれないと感じました。しかしまた雨が降り出し、表彰台のチャンスが巡ってきました。今朝のウオームアップで、求めていたフィーリングを得ることができました。次のイタリアGPが本当に楽しみです」

4. アンソニー・ウェスト MZ-RE Honda +22.803

「他のライダーたちからプレッシャーを受けずに、自分のポジションを守ることができた。最高の気分だ。この結果がすごく嬉しい。僕たちにとって非常に重要だ」

5. アレックス・デ・アンジェリス Motobi +25.882

6. マティア・パッシーニ FTR +26.851

7. エステベ・ラバト FTR +28.125

8. トーマス・ルティ Suter +28.712

9. ランディ・クルメンナッハー Kalex +29.744

10. マックス・ノイキルヒナー MZ-RE Honda +39.767


「こんなことが起こるのかと自分に質問した。最後尾からトップ10入り。フェノメナル(素晴らしい)!最初、リズムを見つける必要があり、集中したけど、すごく速かった。最後までコンスタントに走ることができた。アンソニーを祝福したい」

11. アレックス・バルドリーニ Suter +47.158

12. アンドレア・イアンノーネ Suter +50.846

13. ヨニー・エルナンデス FTR +57.118

14. シモーネ・コルシ FTR +1'00.775

15. クラウディオ・コルチ Suter +1'06.310

16. アレックス・エスパルガロ Pons Kalex +1'06.764

17. ミケーレ・ピロ Moriwaki +1'06.823

18. ドミニク・エガーター Suter +1'16.296

19. リカルド・カルダス Moriwaki +1'21.524

20. カルメロ・モラレス Moriwaki +1'22.289

21. ケブ・コブラン FTR +1'38.161

22. ミシェル・ヴァン・ダーマーク Ten Kate +1'41.888

23. ハビエル・フォレス Suter +1'42.189

24. スコット・レディング Suter 1 Lap

25. マシェル・アル・ナイミ Moriwaki 1 Lap

26. ロベルティーノ・ピエトリ Suter 1 Lap

RT. ステファン・ブラドル Kalex 4 Laps

RT. スティーブン・オーデンダール Suter 4 Laps

RT. 高橋 裕紀 Moriwaki 5 Laps


「今日は難しいコンディションでした。路面が乾いていったかと思うと、また降り始めたりしました。ブレーキングと加速は、すごく気を使って走っていました。転んだのは左の11コーナーで、あっという間にグリップを失ってしまいました。中盤にちょっとペースが上がらなかったのですが、それでも前のグループのペースが落ちてきたこともあって、追いつくことができました。あのまま走っていれば表彰台は確実でしたし、残念で仕方がありません。次はチームのホームGPなので、みんなに喜んでもらえるようなレースにしたいです」

RT. ポル・エスパルガロ FTR 5 Laps

RT. ケニー・ノエス FTR 5 Laps

RT. ザビエル・シメオン Tech 3 6 Laps

RT. ミカ・カリオ Suter 11 Laps

RT. アレックス・ポンス Pons Kalex 17 Laps

RT. ラタバー・ウィライロー FTR 19 Laps

RT. ヴァレンティン・デビーズ FTR 19 Laps

RT. サンティアゴ・エルナンデス FTR 21 Laps

RT. マイク・ディ・メッリオ Tech 3 22 Laps

RT. ジュール・クルーゼル Suter 22 Laps





ポイントスタンディング(ライダー)

1 ステファン・ブラドル KALEX 127
2 マルク・マルケス SUTER 70
3 シモーネ・コルシ FTR 67
4 ブラッドリー・スミス TECH 3 63
5 高橋裕紀 MORIWAKI 56
6 トーマス・ルティ SUTER 56
7 アンドレア・イアンノーネ SUTER 53
8 アレックス・デ・アンジェリス MOTOBI 53
9 フリアン・シモン SUTER 49
10 ミケーレ・ピロ MORIWAKI 37
11 エステベ・ラバト FTR 37
12 ランディ・クルメンナッハ KALEX 36
13 アレックス・エスパルガロ PONS KALEX 31
14 ケナン・ソフォーグル SUTER 28
15 ジュール・クルーゼル SUTER 27
16 ドミニク・エージャーター SUTER 24
17 マックス・ノイキルヒナー MZ-RE HONDA 24
18 ヨニー・ヘルナンデス FTR 23
19 アンソニー・ウエスト MZ-RE HONDA 18
20 アレックス・バルドリーニ SUTER 18

ポイントスタンディング(コンストラクター)

1 SUTER 148
2 KALEX 134
3 FTR 79
4 MORIWAKI 74
5 TECH 3 72
6 MOTOBI 53
7 PONS KALEX 32
8 MZ-RE HONDA 31




125ccクラス



マーヴェリック・ビニャーレスが今季2勝目を飾る

 気温15度、路面温度17度、ドライコンディションから降雨により15周目に赤旗提示、14周目の順位で決勝結果が決定されるレースとなった。

 トップグループは、コルテセ、ガデア、ザルコ、サロム、ケント、バスケス、ビニャーレスの7人。この中からビニャーレスが飛び出しリードを広げようとした矢先、雨脚が強くなってくる。2番手走行のコルテセ、ザルコらが手をあげて赤旗をアピールするが、ビニャーレスは雨をものともせずリードを広げる。レース成立の3分の2をクリアした15週目、赤旗にてレースが終了。頭脳的な走りを見せたビニャーレスが、フランスGP以来の2勝目をあげた。サロムが初表彰台の2位。ガデアが3位。
 以下、コルテセ、ザルコ、ケント、バスケス、フォルガー、シュロッター、ファウベルが続いた。

 ポイントリーダーのテロールは、予選の転倒で右手小指を負傷し、決勝レースを欠場した。



1. マーヴェリック・ビニャーレス Aprilia 25'04.147

2. ルイス・サロム Aprilia +2.555

3. セルジオ・ガデア Aprilia +2.655

4. サンドロ・コルテセ Aprilia +3.670

5. ヨハン・ザルコ Derbi +3.903

6. ダニー・ケント Aprilia +4.469

7. エフレン・バスケス Derbi +8.828

8. ジョナス・フォルガー Aprilia +10.416

9. マルセル・シュロッター Mahindra +10.791

10. エクトール・ファウベル Aprilia +13.238

11. アレックス・マスボー KTM +15.255

12. シモーネ・グロツキー Aprilia +16.061

13. ダニー・ウェッブ Mahindra +25.420

14. ザルファミ・カイルディン Derbi +26.954

15. アルベルト・モンカヨ Aprilia +27.578

16. ヤクブ・コーンフェイル Aprilia +27.886

17. ルイージ・マルシアーノ Aprilia +29.450

18. ルカ・グエンワルド KTM +32.367

19. ジュリアン・ペドーネ Aprilia +33.472

20. ペター・セバスチャン KTM +39.819

21. ジョセフ・ロドリゲス Aprilia +40.069

22. ブライアン・スクォウテン Honda +46.619

23. アレッサンドロ・トヌッチ Aprilia +47.645

24. フランシスコ・マウリエロ Aprilia +47.904

25. ハリー・スタッフォード Aprilia +48.341

26. テイラー・マッケンジー Aprilia +1'03.962

27. ホアン・ペレーロ Aprilia +1'06.347

28. トーマス・ヴァン・リーウェンン Honda +1'10.403

29. ジェリー・ヴァン・デヴァント Honda +1'22.128

30. ルイス・ロッシ Aprilia +1'23.063

31. ストゥーラ・ファウガーハウグ Aprilia +1'25.572

32. アーネスト・ダビンク Honda +1'33.434

33. アドリアン・マーチン Aprilia 3 Laps

RT. ジャスパー・イウェマ Aprilia 2 Laps

RT. ニクラス・アジョ Aprilia 11 Laps




ポイントスタンディング

1 ニコラス・テロール アプリリア 128
2 ジョナス・フォルガー アプリリア 101
3 サンドロ・コルテセ アプリリア 94
4 ヨハン・ザルコ デルビ 94
5 マーヴェリック・ビニャーレス アプリリア 90
6 エフレン・バスケス デルビ 77
7 ルイス・サロン アプリリア 55
8 エクトール・ファウベル アプリリア 54
9 セルジオ・ガデア アプリリア 52
10 ダニー・ケント アプリリア 38




監督クラス




ウィルコ・ズィーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリーチーム・マネジャー)

「非常にタフなレース。気持ちは複雑だ。うれしいこともあったが、同時に我々はシモンチェリの行動にとてもがっかりしているのだ。レースのなかのアクシデントではあるが、そのなかでは極めてつまらないものだったと思う。その一方でベンのほうは、この50周年を記念するレースで優勝を果たすことができて本当に良かった。心から祝福する。ホルヘがこの栄誉を手にできなかったことは気の毒だったのだが、再スタート後は素晴らしい追い上げを見せてくれた。ふたりの活躍でヤマハのマシンのスピードを再確認することができた。どちらも表彰台を狙っていくだけの力は十分だ。」

マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリーチーム・ディレクター)

「ベンの走りは本当に素晴らしかった。完璧なモトGP初優勝。彼を誇りに思うよ。ウイーク初日からずっと好調で、安定して速さをキープしていた。その様子を見ていて、今日は必ず素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるという確信があった。しかもヤマハのグランプリ参戦50周年を祝うこのレースでの優勝というわけだから、いつも以上に特別の意味がある。また、彼のチームクルーたちが毎日、懸命に作業を行い、この優勝マシンを作り上げたこともここで話しておかなければならない。ホルヘのほうは非常に残念だった。あの転倒は彼のミスではないからだ。しかしそのあとはすぐに再スタートして見事な追い上げを見せ、真のワールドクラスのライダーの力を証明した。今日のふたりは明暗を分けることとなってしまったが、次のムジェロではさらに一歩前進して、また優勝を狙っていく」

辻 幸一 (MS開発部 MotoGPグループリーダー)

「非常に難しいコンディションの中、ヤマハ・ファクトリー・レーシングのベン・スピース選手が見事に表彰台の真ん中に立ってくれました。モトGPキャリア2年目ながら堂々たるレース運びをしてくれたと思います。モトGP初優勝に素直におめでとうと言いたいですね。一方、チームメイトのロレンソ選手ですがスタート後のアクシデントに巻き込まれながらも諦めない走りで最後尾から6位まで追い上げる見事な走りを見せつけ、しっかりとポイントを積み重ねることができました。引続きレースは次週イタリア/ムジェロサーキットで開催されます。引続き皆様のご声援を宜しくお願いします」

中本修平 (Repsol Honda Team チーム代表)

「あまりにも天気が悪すぎて、難しいレースとなりました。BSタイヤも、想定していた天候とはかなりかけ離れていたのだろうと思います。ケーシーは、今大会は3日間を通じてマシンがきちんとは仕上がりませんでした。それはデータを見てもハッキリしているので、今回の失敗を次に生かしたいと考えています。次戦イタリアは、こんな失敗はしないはずです。アンドレアは序盤、フロントタイヤの摩耗に苦しんだようです。後半は、リアから振動が出たと言っていますが、これはフロントが起因する振動ではないかと思っています。このあたりはしっかりと調べたいです。青山は、昨日の転倒が影響してしまいました。背中が痛くて苦しそうでしたが、最後まで走りきってくれました。ケーシーが総合ポイントでリードを広げてくれたことはよかったのですが、次のレースは優勝できるように全力でサポートしていきたいと思います」

ポール・デニング (スズキ・チーム、マネージャ)

「最後まで苦戦続きのレースウィークだったが、アルバロが無理をせずクラッシュもなく、冷静にフィニッシュしたことを評価したい。昨日の予選はもう少し暖かかったが、今日の決勝では非常に寒く霧雨も降っており、グリップに関してアルバロとしても余計にナーバスにならざるをえなかった。アルバロは来週のムジェロを楽しみにしているようだが、今日のマシンとライダー、ライディングスタイルのコンビネーションでは、求めるリアグリップを得られなかった。タイヤのコントロールは確実に勝敗を左右するが、しかし今日のようにスリックタイヤでさえもアルバロを苦労させる結果では、勝負をかけたレースにならない。」




ブリジストン



山田宏 (モーターサイクルレーシングマネージャー)

「今回のオランダGPはヤマハのグランプリ参戦50周年記念レースでもあったので、今日のベンの優勝は、本当に素晴らしいと思います。ベンとヤマハの皆様に、お祝いを申しあげます。ベンは、ブリヂストンタイヤで優勝をした最高峰クラス10人目の選手になりました。新しい顔ぶれがMotoGP勝者になるのは、いつであっても気持ちのいいものです。今シーズンは、昨年と較べると決勝レース時の温度が昨年よりもかなり低いことが多く、オランダGPも、低温のために選手たちとタイヤ双方にとってかなりトリッキーなレースウィークになりました。特に今回は、この3日間で降った雨も影響して、路面状況はかなり滑りやすくなっていました。決勝は、ラインをはずせばまだ湿っているような状態だったので、今日は選手たちにとって非常に厳しいレースだったといえるでしょう」

浜島裕英 (タイヤ開発第2本部フェロー)

「今日のコンディションはかなり寒く、路面も場所によっては湿っていたので、選手たちはほとんど全員が前後ともに柔らかめのスリックタイヤを装着しました。柔らかいコンパウンドのフロントタイヤは低温時の初期作動とグリップでは優れていますが、その反面、タイヤの摩耗度が高くなります。実際、数名の選手がフロントタイヤの荒れを感じており、カルの場合はピットに戻って新しい硬めのコンパウンドのタイヤを装着して再び出て行きました。優勝をしたベンが見せてくれたように、今日のリアタイヤのパフォーマンスは左右非対称の左側を含めて総じて良好でしたが、数名の選手たちは1周目に転倒をしてしまいました。アンドレアによると、リアからの震動があったという話ですが、調べてみた結果、リアタイヤとは関係がなさそうです。おそらく、フロントタイヤ右側の荒れが影響してそのような感じ方になったのかもしれません」



MotoGP : オランダ 決勝

2011-06-26 00:32:23 | MotoGP WSB BSB JRR
TT ASSEN

2011 MotoGP 第7戦 アッセンTT 決勝

■開催日:2011年6月25日(土)決勝
■開催地:オランダ/アッセン(4.542km)
■周回数26周(118.092 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:14度 ■路面温度:16度
■PP:M・シモンチェリ(1分34秒718/ホンダ)
■FL:B・スピース(1分35秒240)




MotoGP RACE

ベン・スピースが初優勝をグランプリ参戦50周年のヤマハに捧げた

気温14度。路面温度16度のドライコンディション。

スピースは、オープニングラップから他を寄せ付けないペースで、一気に4秒のアドバンテージを広げて独走し初優勝を飾った。
ストーナーは、7.697秒差の2位。
ドビツィオーソは、中盤まではストーナーにピッタリつけていたが徐々に遅れて、27.506秒差の3位となった。
ロッシが、本番での強さを今回も証明し、4位。
ヘイデンは、5位。
6位には、オープニングラップでシモンチェリの転倒に巻き込まれたロレンソが、後方からの猛追を見せ6位まで挽回した。
7位には、エドワーズ。
8位に、レプソル・ホンダから出場した青山博一。
転倒し最後尾からの追い上げとなったシモンチェリが9位。
エリアス、バウティスタ、バルベラが続く。
秋吉は、13位で完走した。
14位には、タイヤトラブルで一時ピットへ戻っていたクラッチローが入った。
ド・ピュニエとアブラハムはリタイアとなった。




1. ベン・スピーズ ( USA ) Yamaha Factory Racing 41'44.659
2. ケーシー・ストーナー ( AUS ) Repsol Honda Team +7.697
3. アンドレア・ドヴィツィオーゾ ( ITA ) Repsol Honda Team +27.506
4. ヴァレンティーノ・ロッシ ( ITA ) Ducati Team +30.684
5. ニッキー・ヘイデン ( USA ) Ducati Team +43.172
6. ホルヘ・ロレンソ ( SPA ) Yamaha Factory Racing +44.536
7. コーリン・エドワーズ ( USA ) Monster Yamaha Tech 3 +1'08.112
8. 青山 博一 ( JPN ) Repsol Honda Team +1'10.753
9. マルコ・シモンチェリ ( ITA ) San Carlo Honda Gresini +1'24.925
10. トニー・エリアス ( SPA ) LCR Honda MotoGP +1'26.216
11. アルバロ・バウティスタ ( SPA ) Rizla Suzuki MotoGP +1'38.466
12. エクトール・バルベラ ( SPA ) Mapfre Aspar Team MotoGP 1 Lap
13. 秋吉 康祐 ( JPN ) San Carlo Honda Gresini 1 Lap
14. カル・クラッチロー ( GBR ) Monster Yamaha Tech 3 2 Laps
Not Classified
ランディ・ド・ピュニエ ( FRA ) Pramac Racing Team 25 Laps
カレル・アブラハム ( CZE ) Cardion AB Motoracing 0 Lap






Weather Conditions:

Track Condition: Dry / Air: 14º / Humidity: 82% / Ground: 16º

Records:

Pole Lap: マルコ・シモンチェリ 1'34.718 172.6 Km/h
Fastest Lap: Lap: 12 ベン・スピーズ 1'35.240 171.7 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 ダニー・ペドロサ 1'34.525 173.0 Km/h
Best Lap: 2010 ホルヘ・ロレンソ 1'34.515 173.0 Km/h

2010 Dutch TT (June 26):

Pole position : Dani Pedrosa ESP Repsol Honda 1m 34.525s
Fastest race lap : Jorge Lorenzo ESP Fiat Yamaha 1m 34.526s




Moto2 RACE

気温13度、路面温度13度のレインコンディション。

マルケスが、昨年も125クラスで優勝したアッセンで2年連続優勝を果たした。
ソフォーグルが、自己ベストの2位。
スミスが、2戦連続の表彰台となる3位。
ウエスト、デ・アンジェリス、パッシーニ、ラバト、ルティが続いた。

高橋裕紀は、2位に浮上しマルケスの追撃態勢に入ったラスト5ラップに転倒しリタイア。
ポールポジションのブラドルは、ラスト4ラップに転倒しリタイヤとなった。



1. マルク・マルケス ( SPA ) Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 44'30.409
2. ケナン・ソフォーグル ( TUR ) Technomag-CIP Suter +2.397
3. ブラッドリー・スミス ( GBR ) Tech 3 Racing Tech 3 +6.418
4. アンソニー・ウェスト ( AUS ) MZ Racing Team MZ-RE Honda +22.803
5. アレックス・デ・アンジェリス ( RSM ) JIR Moto2 Motobi +25.882
6. マティア・パッシーニ ( ITA ) Ioda Racing Project FTR +26.851
7. エステベ・ラバト ( SPA ) Blusens-STX FTR +28.125
8. トーマス・ルティ ( SWI ) Interwetten Paddock Moto2 Suter +28.712
9. ランディ・クルメンナッハー ( SWI ) GP Team Switzerland Kiefer Racing Kalex +29.744
10. マックス・ノイキルヒナー ( GER ) MZ Racing Team MZ-RE Honda +39.767
11. アレックス・バルドリーニ ( ITA ) NGM Forward Racing Suter +47.158
12. アンドレア・イアンノーネ ( ITA ) Speed Master Suter +50.846
13. ヨニー・エルナンデス ( COL ) Blusens-STX FTR +57.118
14. シモーネ・コルシ ( ITA ) Ioda Racing Project FTR +1'00.775
15. クラウディオ・コルチ ( ITA ) Italtrans Racing Team Suter +1'06.310
16. アレックス・エスパルガロ ( SPA ) Pons HP 40 Pons Kalex +1'06.764
17. ミケーレ・ピロ ( ITA ) Gresini Racing Moto2 Moriwaki +1'06.823
18. ドミニク・エガーター ( SWI ) Technomag-CIP Suter +1'16.296
19. リカルド・カルダス ( SPA ) QMMF Racing Team Moriwaki +1'21.524
20. カルメロ・モラレス ( SPA ) Desguaces La Torre G22 Moriwaki +1'22.289
21. ケブ・コブラン ( GBR ) Aeroport de Castello FTR +1'38.161
22. ミシェル・ヴァン・ダーマーク ( NED ) EAB Racing Ten Kate +1'41.888
23. ハビエル・フォレス ( SPA ) Mapfre Aspar Team Moto2 Suter +1'42.189
24. スコット・レディング ( GBR ) Marc VDS Racing Team Suter 1 Lap
25. マシェル・アル・ナイミ ( QAT ) QMMF Racing Team Moriwaki 1 Lap
26. ロベルティーノ・ピエトリ ( VEN ) Italtrans Racing Team Suter 1 Lap
Not Classified
ステファン・ブラドル ( GER ) Viessmann Kiefer Racing Kalex 4 Laps
スティーブン・オーデンダール ( RSA ) MS Racing Suter 4 Laps
高橋 裕紀 ( JPN ) Gresini Racing Moto2 Moriwaki 5 Laps
ポル・エスパルガロ ( SPA ) HP Tuenti Speed Up FTR 5 Laps
ケニー・ノエス ( USA ) Avintia-STX FTR 5 Laps
ザビエル・シメオン ( BEL ) Tech 3 B Tech 3 6 Laps
ミカ・カリオ ( FIN ) Marc VDS Racing Team Suter 11 Laps
アレックス・ポンス ( SPA ) Pons HP 40 Pons Kalex 17 Laps
ラタバー・ウィライロー ( THA ) Thai Honda Singha SAG FTR 19 Laps
ヴァレンティン・デビーズ ( FRA ) Speed Up FTR 19 Laps
サンティアゴ・エルナンデス ( COL ) SAG Team FTR 21 Laps
マイク・ディ・メッリオ ( FRA ) Tech 3 Racing Tech 3 22 Laps
ジュール・クルーゼル ( FRA ) NGM Forward Racing Suter 22 Laps




Weather Conditions:

Track Condition: Wet / Air: 13º / Humidity: 84% / Ground: 13º

Records:

Pole Lap: ステファン・ブラドル 1'39.305 164.7 Km/h
Fastest Lap: Lap: 15 ポル・エスパルガロ 1'47.615 151.9 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 アンドレア・イアンノーネ 1'38.917 165.3 Km/h
Best Lap: 2010 アンドレア・イアンノーネ 1'38.917 165.3 Km/h




GP125 RACE

気温15度、路面温度17度のドライコンディション。

史上最年少の2戦連続ポールポジションからスタートしたビニャーレスが、10ラップ目にトップに浮上するとそのまま後続との差を広げた15ラップ目、雨により赤旗が提示された。
レースは成立周回数をクリアしていたことから、ビニャーレスの優勝が決定し、今季2勝目をあげた。
サロンが、自己ベストの2位を獲得。
ガデアは、2.655秒差の3位。
コルテセ、ザルコ、ケント、バスケス、フォルガーが続いた。

チャンピオンシップは、テロールの欠場により、フォルガーが27ポイント差となり差を縮めた。




1. マーヴェリック・ビニャーレス ( SPA ) Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia 25'04.147
2. ルイス・サロム ( SPA ) RW Racing GP Aprilia +2.555
3. セルジオ・ガデア ( SPA ) Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia +2.655
4. サンドロ・コルテセ ( GER ) Intact-Racing Team Germany Aprilia +3.670
5. ヨハン・ザルコ ( FRA ) Avant-AirAsia-Ajo Derbi +3.903
6. ダニー・ケント ( GBR ) Red Bull Ajo MotorSport Aprilia +4.469
7. エフレン・バスケス ( SPA ) Avant-AirAsia-Ajo Derbi +8.828
8. ジョナス・フォルガー ( GER ) Red Bull Ajo MotorSport Aprilia +10.416
9. マルセル・シュロッター ( GER ) Mahindra Racing Mahindra +10.791
10. エクトール・ファウベル ( SPA ) Bankia Aspar Team 125cc Aprilia +13.238
11. アレックス・マスボー ( FRA ) Caretta Technology KTM +15.255
12. シモーネ・グロツキー ( ITA ) Phonica Racing Aprilia +16.061
13. ダニー・ウェッブ ( GBR ) Mahindra Racing Mahindra +25.420
14. ザルファミ・カイルディン ( MAL ) Airasia-Sic-Ajo Derbi +26.954
15. アルベルト・モンカヨ ( SPA ) Andalucia Banca Civica Aprilia +27.578
16. ヤクブ・コーンフェイル ( CZE ) Ongetta-Centro Seta Aprilia +27.886
17. ルイージ・マルシアーノ ( ITA ) Team Italia FMI Aprilia +29.450
18. ルカ・グエンワルド ( GER ) Freudenberg Racing Team KTM +32.367
19. ジュリアン・ペドーネ ( SWI ) Phonica Racing Aprilia +33.472
20. ペター・セバスチャン ( HUN ) Caretta Technology KTM +39.819
21. ジョセフ・ロドリゲス ( SPA ) Andalucia Banca Civica Aprilia +40.069
22. ブライアン・スクォウテン ( NED ) Dutch Racing Team Honda +46.619
23. アレッサンドロ・トヌッチ ( ITA ) Team Italia FMI Aprilia +47.645
24. フランシスコ・マウリエロ ( ITA ) WTR-Ten10 Racing Aprilia +47.904
25. ハリー・スタッフォード ( GBR ) Ongetta-Centro Seta Aprilia +48.341
26. テイラー・マッケンジー ( GBR ) Phonica Racing Aprilia +1'03.962
27. ホアン・ペレーロ ( SPA ) Matteoni Racing Aprilia +1'06.347
28. トーマス・ヴァン・リーウェンン ( NED ) RacingTeam Van Leeuwen Honda +1'10.403
29. ジェリー・ヴァン・デヴァント ( NED ) JerrysRacingTeam Honda +1'22.128
30. ルイス・ロッシ ( FRA ) Matteoni Racing Aprilia +1'23.063
31. ストゥーラ・ファウガーハウグ ( NOR ) WTR-Ten10 Racing Aprilia +1'25.572
32. アーネスト・ダビンク ( NED ) RV Racing Team Honda +1'33.434
33. アドリアン・マーチン ( SPA ) Bankia Aspar Team 125cc Aprilia 3 Laps
Not Classified
ジャスパー・イウェマ ( NED ) Ongetta-Abbink Metaal Aprilia 2 Laps
ニクラス・アジョ ( FIN ) TT Motion Events Racing Aprilia 11 Laps




Weather Conditions:

Track Condition: Dry / Air: 15º / Humidity: 58% / Ground: 17º

Records:

Pole Lap: マーヴェリック・ビニャーレス 1'44.597 156.3 Km/h
Fastest Lap: Lap: 6 マーヴェリック・ビニャーレス 1'44.928 155.8 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 ニコラス・テロール 1'42.428 159.6 Km/h
Best Lap: 2010 マルク・マルケス 1'42.191 160.0 Km/h






MotoGP : オランダ 予選

2011-06-25 10:22:42 | MotoGP WSB BSB JRR





TT ASSEN

2011 MotoGP 第7戦 アッセンTT 予選

■開催日:2011年6月24日(金)予選結果
■開催地:オランダ/アッセン(4.542km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:17度 ■路面温度:23度
■PP:M・シモンチェリ(1分34秒718/ホンダ)




MotoGP Qualifying Practice

気温17度。路面温度32度のドライコンディション。

シモンチェリが、1分34秒718のトップタイムで、カタルニアGP以来となるポールポジションを獲得。
スピースは、僅差の0.009秒差で2番手。今季ベストグリッド。
ストーナーは、0.290秒差の3番手。
ロレンソは、0.425秒差の4番手となり、フロントローを逃した。
ドビチオーゾが、5番手。
前戦で左鎖骨を骨折したクラッチローは、6番手。
アブラハムは、ドゥカティ勢最高位の7番手。
エドワーズ、ヘイデン、ド・プニエがトップ10入り。
ロッシは、GP11.1を投入したがセッティングに苦しみ1.846秒差の11番手。
青山博一は、1.862秒差の12番手。
秋吉耕祐は、4.288秒差の17番手だった。



1. マルコ・シモンチェリ ( ITA ) San Carlo Honda Gresini Honda 1'34.718
2. ベン・スピーズ ( USA ) Yamaha Factory Racing Yamaha 1'34.727 +0.009
3. ケーシー・ストーナー ( AUS ) Repsol Honda Team Honda 1'35.008 +0.290
4. ホルヘ・ロレンソ ( SPA ) Yamaha Factory Racing Yamaha 1'35.143 +0.425
5. アンドレア・ドヴィツィオーゾ ( ITA ) Repsol Honda Team Honda 1'35.244 +0.526
6. カル・クラッチロー ( GBR ) Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'35.329 +0.611
7. カレル・アブラハム ( CZE ) Cardion AB Motoracing Ducati 1'35.742 +1.024
8. コーリン・エドワーズ ( USA ) Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'35.818 +1.100
9. ニッキー・ヘイデン ( USA ) Ducati Team Ducati 1'35.866 +1.148
10. ランディ・ド・ピュニエ ( FRA ) Pramac Racing Team Ducati 1'36.435 +1.717
11. ヴァレンティーノ・ロッシ ( ITA ) Ducati Team Ducati 1'36.564 +1.846
12. 青山 博一 ( JPN ) Repsol Honda Team Honda 1'36.580 +1.862
13. エクトール・バルベラ ( SPA ) Mapfre Aspar Team MotoGP Ducati 1'36.590 1.872
14. アルバロ・バウティスタ ( SPA ) Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'36.820 +2.102
15. ロリス・カピロッシ ( ITA ) Pramac Racing Team Ducati 1'37.130 +2.412
16. トニー・エリアス ( SPA ) LCR Honda MotoGP Honda 1'37.651 +2.933
17. 秋吉 耕祐 ( JPN ) San Carlo Honda Gresini Honda 1'39.006 +4.288




Weather Conditions:

Track Condition: Dry
Air: 17º
Humidity: 47%
Ground: 23º

Records:

Fastest Lap: Lap: 19 Marco SIMONCELLI 1'34.718 172.6 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 Dani PEDROSA 1'34.525 173.0 Km/h
Best Lap: 2010 Jorge LORENZO 1'34.515 173.0 Km/h

2010 Dutch TT (June 26):

Pole position : Dani Pedrosa ESP Repsol Honda 1m 34.525s
Fastest race lap : Jorge Lorenzo ESP Fiat Yamaha 1m 34.526s




Moto2 Qualifying Practice

気温18度、路面温度23度のドライコンディション。

ブラドルが、1分39秒305のトップタイムで、今季6度目のポールポジションを獲得。
マルケスは、0.295秒差の2番手。
コルシは、0.395秒差の3番手。
ルティは、0.539秒差の4番手。
高橋裕紀は、0.585秒差で5番手となった。
以下、アレックス・エスパルガロ、ソフォーグル、レディング、ピロ、スミスがトップ10入り。



1. ステファン・ブラドル ( GER ) Viessmann Kiefer Racing Kalex 1'39.305
2. マルク・マルケス ( SPA ) Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 1'39.600 + 0.295
3. シモーネ・コルシ ( ITA ) Ioda Racing Project FTR 1'39.700 + 0.395
4. トーマス・ルティ ( SWI ) Interwetten Paddock Moto2 Suter 1'39.844 + 0.539
5. 高橋 裕紀 ( JPN ) Gresini Racing Moto2 Moriwaki 1'39.890 + 0.585
6. アレックス・エスパルガロ ( SPA ) Pons HP 40 Pons Kalex 1'39.962 + 0.657
7. ケナン・ソフォーグル ( TUR ) Technomag-CIP Suter 1'40.123 + 0.818
8. スコット・レディング ( GBR ) Marc VDS Racing Team Suter 1'40.149 + 0.844
9. ミケーレ・ピロ ( ITA ) Gresini Racing Moto2 Moriwaki 1'40.234 + 0.929
10. ブラッドリー・スミス ( GBR ) Tech 3 Racing Tech 3 1'40.238 + 0.933
11. ポル・エスパルガロ ( SPA ) HP Tuenti Speed Up FTR 1'40.469 + 1.164
12. マイク・ディ・メッリオ ( FRA ) Tech 3 Racing Tech 3 1'40.550 + 1.245
13. ドミニク・エガーター ( SWI ) Technomag-CIP Suter 1'40.647 + 1.342
14. ザビエル・シメオン ( BEL ) Tech 3 B Tech 3 1'40.726 + 1.421
15. クラウディオ・コルチ ( ITA ) Italtrans Racing Team Suter 1'40.744 + 1.439
16. ミカ・カリオ ( FIN ) Marc VDS Racing Team Suter 1'40.804 + 1.499
17. ランディ・クルメンナッハー ( SWI ) GP Team Switzerland Kiefer Racing Kalex 1'40.925 + 1.620
18. マティア・パッシーニ ( ITA ) Ioda Racing Project FTR 1'40.985 + 1.680
19. エステベ・ラバト ( SPA ) Blusens-STX FTR 1'41.036 + 1.731
20. アンソニー・ウェスト ( AUS ) MZ Racing Team MZ-RE Honda 1'41.068 + 1.763
21. ヨニー・エルナンデス ( COL ) Blusens-STX FTR 1'41.211 + 1.906
22. アレックス・デ・アンジェリス ( RSM ) JIR Moto2 Motobi 1'41.364 + 2.059
23. ジュール・クルーゼル ( FRA ) NGM Forward Racing Suter 1'41.536 + 2.231
24. ハビエル・フォレス ( SPA ) Mapfre Aspar Team Moto2 Suter 1'41.564 + 2.259
25. アンドレア・イアンノーネ ( ITA ) Speed Master Suter 1'41.642 + 2.337
26. ケニー・ノエス ( USA ) Avintia-STX FTR 1'41.732 + 2.427
27. ラタバー・ウィライロー ( THA ) Thai Honda Singha SAG FTR 1'41.739 + 2.434
28. アレックス・バルドリーニ ( ITA ) NGM Forward Racing Suter 1'41.908 + 2.603
29. サンティアゴ・エルナンデス ( COL ) SAG Team FTR 1'41.931 + 2.626
30. ケブ・コブラン ( GBR ) Aeroport de Castello FTR 1'42.077 + 2.772
31. リカルド・カルダス ( SPA ) QMMF Racing Team Moriwaki 1'42.160 + 2.855
32. カルメロ・モラレス ( SPA ) Desguaces La Torre G22 Moriwaki 1'42.308 + 3.003
33. ミシェル・ヴァン・ダーマーク ( NED ) EAB Racing Ten Kate 1'42.565 + 3.260
34. アレックス・ポンス ( SPA ) Pons HP 40 Pons Kalex 1'42.682 + 3.377
35. ヴァレンティン・デビーズ ( FRA ) Speed Up FTR 1'42.908 + 3.603
36. ロベルティーノ・ピエトリ ( VEN ) Italtrans Racing Team Suter 1'43.200 + 3.895
37. スティーブン・オーデンダール ( RSA ) MS Racing Suter 1'44.240 + 4.935
38. マシェル・アル・ナイミ ( QAT ) QMMF Racing Team Moriwaki 1'44.282 + 4.977
マックス・ノイキルヒナー ( GER ) MZ Racing Team MZ-RE Honda 1'53.043 + 13.738
エレーナ・ロセール ( SPA ) Mapfre Aspar Team Moto2 Suter




Weather Conditions:

Track Condition: Dry
Air: 17º
Humidity: 43%
Ground: 22º

Records:

Fastest Lap: Lap: 6 Stefan BRADL 1'39.305 164.7 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 Andrea IANNONE 1'38.917 165.3 Km/h
Best Lap: 2010 Andrea IANNONE 1'38.917 165.3 Km/h




GP125 Qualifying Practice

気温17度、路面温度24度。
セッション開始から5分後に雨が降り、多くのライダーが一時ピットで待機するが、徐々にコンディションが回復。その後はドライコンディションとなった。

ポールポジションは、成長著しいビニャーレスが獲得した。
ビニャーレスと競りながら予選アタックを繰り広げていたザルコが、0.188秒差で2番手。
コルテセは、0.190秒差の3番手。
ファウベル、サロン、バスケスのスペイン勢が続いた。
フォルガーは、セッション開始早々に転倒を喫したが、1.262秒差の7番手。


予選8番手のニコラス・テロールは、朝のフリー走行2の転倒で右足首を強打し、右手小指に小さなひびが入っていた。痛みをこらえながらの予選でも15ラップ目に転倒し、右手小指と腱を更に痛めたことから、急遽帰国し手術を受けることとなった。明日の決勝レースは欠場する。



1. マーヴェリック・ビニャーレス ( SPA ) Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia 1'44.597
2. ヨハン・ザルコ ( FRA ) Avant-AirAsia-Ajo Derbi 1'44.785 + 0.188
3. サンドロ・コルテセ ( GER ) Intact-Racing Team Germany Aprilia 1'44.787 + 0.190
4. エクトール・ファウベル ( SPA ) Bankia Aspar Team 125cc Aprilia 1'44.963 + 0.366
5. ルイス・サロム ( SPA ) RW Racing GP Aprilia 1'45.235 + 0.638
6. エフレン・バスケス ( SPA ) Avant-AirAsia-Ajo Derbi 1'45.338 + 0.741
7. ジョナス・フォルガー ( GER ) Red Bull Ajo MotorSport Aprilia 1'45.859 + 1.262
8. ニコラス・テロール ( SPA ) Bankia Aspar Team 125cc Aprilia 1'45.983 + 1.386
9. セルジオ・ガデア ( SPA ) Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia 1'46.204 + 1.607
10. ダニー・ケント ( GBR ) Red Bull Ajo MotorSport Aprilia 1'46.568 + 1.971
11. ダニー・ウェッブ ( GBR ) Mahindra Racing Mahindra 1'46.594 + 1.997
12. シモーネ・グロツキー ( ITA ) Phonica Racing Aprilia 1'46.610 + 2.013
13. ジュリアン・ペドーネ ( SWI ) Phonica Racing Aprilia 1'46.668 + 2.071
14. マルセル・シュロッター ( GER ) Mahindra Racing Mahindra 1'46.819 + 2.222
15. ルイージ・マルシアーノ ( ITA ) Team Italia FMI Aprilia 1'46.988 + 2.391
16. アレックス・マスボー ( FRA ) Caretta Technology KTM 1'47.091 + 2.494
17. ストゥーラ・ファウガーハウグ ( NOR ) WTR-Ten10 Racing Aprilia 1'47.438 + 2.841
18. ヤクブ・コーンフェイル ( CZE ) Ongetta-Centro Seta Aprilia 1'47.563 + 2.966
19. ルイス・ロッシ ( FRA ) Matteoni Racing Aprilia 1'47.819 + 3.222
20. アルベルト・モンカヨ ( SPA ) Andalucia Banca Civica Aprilia 1'47.973 + 3.376
21. ハリー・スタッフォード ( GBR ) Ongetta-Centro Seta Aprilia 1'47.977 + 3.380
22. ルカ・グエンワルド ( GER ) Freudenberg Racing Team KTM 1'47.996 + 3.399
23. アドリアン・マーチン ( SPA ) Bankia Aspar Team 125cc Aprilia 1'48.003 + 3.406
24. ニクラス・アジョ ( FIN ) TT Motion Events Racing Aprilia 1'48.351 + 3.754
25. テイラー・マッケンジー ( GBR ) Phonica Racing Aprilia 1'48.883 + 4.286
26. ブライアン・スクォウテン ( NED ) Dutch Racing Team Honda 1'49.002 + 4.405
27. ペター・セバスチャン ( HUN ) Caretta Technology KTM 1'49.118 + 4.521
28. アレッサンドロ・トヌッチ ( ITA ) Team Italia FMI Aprilia 1'49.377 + 4.780
29. ジェリー・ヴァン・デヴァント ( NED ) JerrysRacingTeam Honda 1'49.625 + 5.028
30. ジョセフ・ロドリゲス ( SPA ) Andalucia Banca Civica Aprilia 1'49.760 + 5.163
31. ホアン・ペレーロ ( SPA ) Matteoni Racing Aprilia 1'49.913 + 5.316
32. トーマス・ヴァン・リーウェンン ( NED ) RacingTeam Van Leeuwen Honda 1'50.020 + 5.423
33. ジャスパー・イウェマ ( NED ) Ongetta-Abbink Metaal Aprilia 1'51.856 + 7.259
アーネスト・ダビンク ( NED ) RV Racing Team Honda 1'52.054 + 7.457
フランシスコ・マウリエロ ( ITA ) WTR-Ten10 Racing Aprilia 1'57.548 + 12.951
ザルファミ・カイルディン ( MAL ) Airasia-Sic-Ajo Derbi



Weather Conditions:

Track Condition: Dry
Air: 17º
Humidity: 53%
Ground: 24º

Records:

Fastest Lap: Lap: 10 Maverick VIÑALES 1'44.597 156.3 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 Nicolas TEROL 1'42.428 159.6 Km/h
Best Lap: 2010 Marc MARQUEZ 1'42.191 160.0 Km/h




COMMENT



HONDA

マルコ・シモンチェリ (MotoGP ポールポジション)

「PPを獲得できて、本当にうれしいです。でも今はレースで結果を残すことが一番大事なので、計画通りに進めたいと思っています。今度こそ自分とチームが望む結果を出したいです。セットアップに十分な時間がなかったのでまだ100%ではありませんが、マシンの状態はいいです。多くのコーナーでまだまだグリップが足りませんが、ウエットでもドライでも速かったです。ペースもよかったですが、大事なことは明日うまくやることです。これまでは、土曜日は速かったけれど、日曜日はダメでした。今回は土曜日が決勝なので、明日はいい走りができると信じています」

ケーシー・ストーナー (MotoGP 3番手)

「今朝の転倒があるので、今日は最高の日だったとは言えません。朝の転倒で少し自信をなくしてしまいました。決してプッシュしすぎたとは思いませんが、ドライコンディションで走れるときにすべてのメニューをこなさなければいけないと思っていました。タイヤの左側に苦戦しました。なかなか温まらなかったので、すべての左コーナーでかなりスピードを落としてしまいました。リアを安定させるのが難しかったです。明日のウオームアップで対策をしなければなりません。でも、解決策を見つけて前進できる自信はあります。予選はまあまあだったと思います。フロントローに並べたことに満足しています。マルコのタイムに届くとは思いませんでした。彼は今週末、ずっと安定して速いです。正直、今回の自分のレースペースには少しがっかりしています。もっとよくしなければなりません。明日どんなレースができるのか分かりませんが、最後までベストを尽くしたいです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ (MotoGP 5番手)

「今日の結果には満足しています。朝のウオームアップで転倒しながら、こうして2列目から決勝レースに挑めるのはうれしいです。フリー走行ではトップと1.5秒開いていましたが、予選では0.5秒まで詰めることができました。朝の転倒は9コーナー出口で、白線の隣にウエットパッチがあり、コーナー入り口からは見えませんでした。しかも、タイヤの左側がまだ温まっていませんでした。ハイサイドを起こして強く地面にたたきつけられましたが、幸い、背中と首に少し痛みがあるくらいで大きなケガはありませんでした。これほど大きな転倒は久しぶりでした。ツナギとブーツのプロテクションには、本当に満足しています。今朝はプラクティスのうち45分を無駄にしてしまいました。だから、明日のウオームアップはドライコンディションとなることを願っています。そこでマシンの調整をしたいです。レースには自信があります。でも、こういうコンディションではタイヤが温まるまで苦労するので、最初の数周は気をつけることが大事です」

青山 博一 (MotoGP 12番手)

「午前中のフリー走行で転倒して、背中を痛めてしまいました。午前中は、何とかスペアのマシンで走りましたが、ドライの感触をつかむだけで終わってしまいました。午後の予選は、痛み止めの注射を打って走りましたが、かなり厳しかったです。レントゲンでは骨に異常はありませんでしたが、痛みがひどいので、今日はゆっくり休みたいです。転倒はコースインをして3周目。自分の前でケーシーが転んだので気をつけていこうと思っていました。転んだのは左の高速の15コーナー。もっとたくさん走りたかったので残念です」

トニ・エリアス (MotoGP 16番手)

「今朝はいいバランスを見つけ、ようやく自信をもってセッションに挑むことができたのに、今日の結果にはとてもがっかりしています。午後の予選では、同じセットアップで走りましたが、同じようなフィーリングが得られず、コーナー出口でリアのグリップに苦戦してしまいました。ハードタイヤでペースを上げようとしましたが、残り8分で転倒してしまいました。また最後尾からのスタートとなってしまいました。マシンを調整するいい方法を見つけなければいけないので、引き続きセットアップに集中したいです」

秋吉耕佑 (MotoGP 17番手)

「思っていたよりも厳しい予選でした。今日はマッピングを変え、だんだん自分の好みになってきて、さあこれからという段階で一日が終わってしまいました。収穫としては、今日ケーシーと一緒に走れたこと。彼の走りをしっかりと見れたことは、これからに向けて、いろいろ役立つことがあると思います。今日の段階ではまだまだ攻めていける状態ではありませんでした。正直、トップ10はいけるんじゃないかと思っていました。昨日、今日とコンディションは悪かったけれど、もう少しいけると思っていました」

中本修平 (HRCチーム代表)

「午前中のフリー走行での転倒には、ひやっとしましたが、3人ともに大きなケガがなくてよかったです。転倒の原因は、路面コンディションが悪かったせいではないかと思います。ケーシーとドヴィツィオーゾが転んだコーナーは、まだウエットパッチが残っていたようです。ケーシーは、フリー、予選と、セッティングの方向性をちょっと間違えたようで、それに気づいたときには時間切れという状態でした。解決策は分かっているので、明日のウオームアップで修正して決勝に挑みたいです。レースは大丈夫だと確信しています。ドヴィツィオーゾも、細かいことを言えばきりがないですが、なんとか最終的にまとまったようです。青山はもう少しいけたと思いますが、午前中の転倒が影響しました。今日はゆっくり休んで明日に備えて欲しいです。今日はマルコがPPを獲得しましたが、自信を持って走っていました。明日こそは結果を出して欲しいです。秋吉は、常に最新のスペックでテストしているので、厳しい条件が揃ったと思います。コンディションも悪かったし、時間も足りなかったと思いますが、明日は転倒せずに完走して欲しいです」



Moto2

ステファン・ブラドル (Moto2 ポールポジション)

「アッセンは天気が変わりやすいので、いつも難しいです。でも、それはみんな同じ条件ですし、今回はすばらしいレベルにマシンを仕上げることができました。アッセンは得意なサーキットではないですが、ここまでは順調で、いいパフォーマンスを見せられています。すばらしいパッケージがあるので、明日もこのままの状態を維持していきたいです。それにしても、ここでポールポジションを獲得できたのは本当にうれしいです。明日が楽しみです」

マルク・マルケス  (Moto2 2番手)

「このサーキットは、ほかのライダーをパスするのが少し難しいので、フロントローに並べて本当によかったです。まだセッティングが完全じゃないので、明日のウォームアップでさらにセットアップを進めたいです。状態がよくなれば、もっと前進できると思います。明日も天気がどうなるか分かりませんが、ドライでもウエットでも、どちらのコンディションでも自分たちはいいレベルにいるので、自信はあります。もちろんドライコンディションになることを願っています。いいレースにしたいです」

シモーネ・コルシ  (Moto2 3番手)

「コンディションが変わりやすく、難しい一日でした。ドライでもウエットでもなくて、ずっとその中間という感じでした。だから明日はドライかウエットか、どっちかになってほしいです。ステファンはみんなより一歩先を行っている感じです。でも、自分たちも一生懸命がんばっているし、明日はトップグループでいい戦いをしたいです。それが自分たちに今必要なことです」

高橋裕紀  (Moto2 5番手)

「午前中の走行でフロントが硬かったので、午後の予選は、ソフト側にセッティングを振りました。しかし、今度は柔らか過ぎたので、硬めに戻しているところで雨が降ってしまいました。そこでグリッドが決まってしまいました。ちょっと時間が足りない感じでしたが、昨日のウエットも、今日のドライも、まずまずの仕上がりだと思います。明日の決勝は、ドライでもウエットでもいいレースができると思いますが、できることならドライできっちりと走りたいです。カタルニアとイギリスでは表彰台に立てていないので、今回は表彰台に立ちたいです」





YAMAHA

ベン・スピース (予選2位/1分34秒727/27周)

「今季ここまでで最高のポジション。とてもいい走りができた。ポールポジションを狙いたかったけれど、タイムアタックのときにロリスが転倒し、イエロー・フラッグがあちこちで振られてしまったんだ。ちょっと腹が立ったけれど、僕がポールポジションを獲得することよりも、彼が無事でいてくれることのほうが大事だから、もういいんだ。いずれにしても今日はとても好調で、マシンもよく走ってくれた。決勝用セッティングでのペースも上々なので、明日はきっといい戦いができると思う。天気がどうなるか、今はわからないから、明日を待つだけ」

ホルヘ・ロレンソ (予選4位/1分35秒143/28周)

「プラクティスも予選も楽じゃなかったよ。何度もピットインを繰り返していたからね。ランキング争いのライバルたちがかなり接近していることがわかったけれど、そのなかでさらに抜きん出るために、また一歩前進しなければいけないんだ。今日は高速コーナーで問題があって、リアのグリップが不十分だった。明日はここを中心に作業を進めていくことになるだろう。50周年記念のこのレースで表彰台に上るために、チームのみんなも全力で頑張ってくれると確信しているよ。天気がどうなるかわからないので、ウエット、ドライ、両方のコンディションに備えないとね」

ウィルコ・ツェーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム監督)

「決して楽な状況ではなかった。ホルヘは高速セクションでのマシンのフィーリングとリアグリップについてしきりに訴えていたので、明日は何とかこれを解決しなければならない。4位という結果は最悪というわけではないが、あまりいい順位でないことも事実。だから明日の午前中でどこまで改善できるかが鍵になる。これが今の我々の関心事だ」

マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター)

「ベンは素晴らしい仕事をしてくれた。彼は毎セッションで懸命にプッシュしていたが、同時に、このような変わりやすい天候の下でいつソフトタイヤを履けばいいかをしっかり計算していた。コース上でも自信に満ち溢れているので、明日の決勝でも上位グループに加わってくることを期待している。一方のホルヘは、我々の知る限り立派なファイターだ。グリッドは2列目になってしまったが、決勝ではトップ4に加わり優勝争いを展開してくれるに違いない。チームは懸命も頑張っている。バルセロナ以降、マシンセッティングが格段に良くなっていて、これがライダーたちを助けている」

カル・クラッチロー  (予選6位/1分35秒329/28周)

「ぎりぎりまでフロントロウに手をかけていたんだけれど、最後の最後で奪われてしまった。でもこのサーキットに入った時点で、ここまでやれるなんて考えていなかったのだから、今日の結果にも十分に満足できるよ。鎖骨を骨折したばかりだから、今回は数ラップだけでも走れればいいと思っていた。ところが実際に走ってみたら、フロントロウ争いまでしてしまったというわけなんだ。最後のソフトタイヤでアタックしたかったんだけれど、正直に言えば、交換するのがちょっと早すぎたようだ。今回で3戦連続の6位だから、どうやらこれが今の僕のポジションはということらしい。午前中の90分間のプラクティスと午後からの公式予選を走り終えて、今は鎖骨がずきずきして、肩のほうも痛みが激しい。とくに高速での向き換えが最大の問題だ。高速コーナーでマシンを振るのは、通常の力があっても大変なのに、僕みたいに先週、鎖骨をつなぎ合わせたばかりの人間には本当に厳しいよ。正直に言えば、明日は雨になってほしい。でもそうならなかったとしても、モンスター・ヤマハ・テック3チームのためにベストを尽くすよ」

コーリン・エドワーズ (予選8位/1分35秒818/25周)

「ドライ・コンディションは身体に堪えるよ。45分延長された午前中のセッションは本当に厳しかった。鎖骨のほうはもう良くなったんだけれど、肋骨周りの筋肉の痛みがひどくて、マシンの向きを変えるのが大変なんだ。この状況を少しでも改善しようとマシンセッティングをいくつか変更してみたら、安定性が増して向き換えが楽になった。ラップタイムには直接つながらなかったけれど、いつものレベルまでプッシュしていけるようにサポートしてくれたことは確か。どうしても力が足りなくて、コースのいくつかの部分では思うように攻められなかったからね。これらの場所では大抵、5速全開で行くんだけれど、その状態でマシンを振り回すだけのパワーが出てこないんだ。肋骨が痛むから深呼吸も無理。でもこれを乗り越えて、明日起きたときには見違えるほど元気になっていたらいいな。そんなことはあり得ないけれど、やっぱりレースは何が起きるかわからないもの。ライトが消えてアドレナリンが噴き出したら、痛みは感じなくなっているだろう。そして全力で戦う。ウエットでも、ドライでもね」




125

ニコラス・テロール  (Bankia Aspar Team 125cc)

「ストレンジな1日だった。午前中にハードなクラッシュに苦しんだけど、予選では少しの痛みに耐え、良い感じで走れていたから、最終ラップに全力でプッシュした。125ccマシンだと全開で走るコーナーを通過しているところで、フロントが閉じてしまった。それで、何十メートルも滑って、小指が火傷した。しかし、これは僕たちの仕事の一部。火傷は酷かったけど、腱も痛めてしまった。手術を勧められた。その反対だと、小指を動かせなくなってしまう。それに、手術を受ければ回復が早い。残念だけど、手術を受けることが正解だと思う」



MotoGP : オランダ 初日

2011-06-24 10:47:57 | MotoGP WSB BSB JRR
TT ASSEN

2011 MotoGP 第7戦 アッセンTT FP1


■開催日:2011年6月23日(目)初日フリー走行1
■開催地:オランダ/アッセン(4.542km)
■コースコンディション:ウエット
■気温:15度 ■路面温度:16度



フリープラクティス2はコンディション悪化により中止

ウェットコンディションとなったアッセンTT初日。
Moto2クラスのFP1で、アレックス・バルドリーニが転倒後、オイル漏れを起こしたマシンでコース復帰したことから、転倒者が続出し、赤旗が提示された。
コース上にオイルが1キロ以上に渡って撒かれたことから、オイル処理がおこなわれ、その後のセッションがディレイとなっていた。
しかし、オイル処理が広範囲にわたり時間がかかることから、午後の全セッションがキャンセルされた。

これらの事情により、明日の午前中のフリープラクティスは、MotoGPクラスは90分間に、Moto2クラスは65分間に、125クラスは60分間に延長して行われることとなった。


Moto2、オイル漏れは油圧センサー

オイル漏れの原因となったバルドリーニのチームは、マシンに油圧センサーを設置していた。
この油圧センサーが転倒により外れ、コース上の広範囲にオイルをまき散らす結果となった。
これはチームが独自の判断で取り付けたものであり、本来必要のないものであるため、エンジンサプライヤーであるホンダはFIMに対し、事故の再発防止を要請している。



MotoGP Free Practice 1




気温15度。路面温度16度のウェットコンディション。

シモンチェリが、1分49秒036のトップタイム。
GP11.1を投入したロッシが、0.360秒差の2番手。
前戦でウェットレースを制したストーナーが、0.491秒差の3番手。
ドビチオーゾが、0・604秒差の4番手。
参戦50周年記念のスペシャルカラーで登場したロレンソは、0.959秒差の5番手。
前戦で左鎖骨を骨折したクラッチローが、1.35秒差で6番手に入った。

レプソル・ホンダからデビューした青山博一は、4.096秒差の12番手。
秋吉耕祐は、4.317秒差の16番手となった。



1. マルコ・シモンチェリ (ITA) San Carlo Honda Gresini Honda 1'49.036
2. ヴァレンティーノ・ロッシ (ITA) Ducati Team Ducati 1'49.396 +0.360
3. ケーシー・ストーナー (AUS) Repsol Honda Team Honda 1'49.527 +0.491
4. アンドレア・ドヴィツィオーゾ (ITA) Repsol Honda Team Honda 1'49.640 +0.604
5. ホルヘ・ロレンソ (SPA) Yamaha Factory Racing Yamaha 1'49.995 +0.959
6. カル・クラッチロー (GBR) Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'50.386 +1.350
7. カレル・アブラハム (CZE) Cardion AB Motoracing Ducati 1'50.413 +1.377
8. コーリン・エドワーズ (USA) Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1'50.968 +1.932
9. ニッキー・ヘイデン (USA) Ducati Team Ducati 1'51.277 +2.241
10. ベン・スピーズ (USA) Yamaha Factory Racing Yamaha 1'51.590 +2.554
11. エクトール・バルベラ (SPA) Mapfre Aspar Team MotoGP Ducati 1'52.646 +3.610
12. 青山 博一 (JPN) Repsol Honda Team Honda 1'53.132 +4.096
13. アルバロ・バウティスタ (SPA) Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'53.164 +4.128
14. トニー・エリアス (SPA) LCR Honda MotoGP Honda 1'53.323 +4.287
15. ロリス・カピロッシ (ITA) Pramac Racing Team Ducati 1'53.348 +4.312
16. 秋吉 耕祐 (JPN) San Carlo Honda Gresini Honda 1'53.353 +4.317
17. ランディ・ド・ピュニエ (FRA) Pramac Racing Team Ducati 1'53.562 +4.526


Weather Conditions:

Track Condition: Wet
Air: 15º
Humidity: 78%
Ground: 16º

Records:

Fastest Lap: Lap: 15 Marco SIMONCELLI 1'49.036 150.0 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 Dani PEDROSA 1'34.525 173.0 Km/h
Best Lap: 2010 Jorge LORENZO 1'34.515 173.0 Km/h

2010 Dutch TT (June 26):

Pole position : Dani Pedrosa ESP Repsol Honda 1m 34.525s
Fastest race lap : Jorge Lorenzo ESP Fiat Yamaha 1m 34.526s




Moto2 Free Practice 1




気温14度。路面温度16度のレインコンディション。

ポイントリーダーのブラドルが、1分54秒435でトップタイム。
スーパースポーツ世界選手権時代にアッセンの経験があるソフォーグルが、0.280秒差の2番手。
コルシは、0.623秒差の3番手。
高橋裕紀は、0.833秒差の4番手。
マルケスは、3.194秒差の23番手。

セッションは、オイル漏れによる転倒が続出したため赤旗提示。そのまま、セッション終了となった。



1. ステファン・ブラドル (GER) Viessmann Kiefer Racing Kalex 1'54.435
2. ケナン・ソフォーグル (TUR) Technomag-CIP Suter 1'54.715 +0.280
3. シモーネ・コルシ (ITA) Ioda Racing Project FTR 1'55.058 +0.623
4. 高橋 裕紀 (JPN) Gresini Racing Moto2 Moriwaki 1'55.268 +0.833
5. アンドレア・イアンノーネ (ITA) Speed Master Suter 1'55.424 +0.989

6. トーマス・ルティ (SWI) Interwetten Paddock Moto2 Suter 1'55.436 +1.001
7. ミカ・カリオ (FIN) Marc VDS Racing Team Suter 1'56.145 +1.710
8. ラタバー・ウィライロー (THA) Thai Honda Singha SAG FTR 1'56.297 +1.862
9. ポル・エスパルガロ (SPA) HP Tuenti Speed Up FTR 1'56.480 +2.045
10. ケニー・ノエス (USA) Avintia-STX FTR 1'56.585 +2.150

11. ヨニー・エルナンデス (COL) Blusens-STX FTR 1'56.657 +2.222
12. アレックス・デ・アンジェリス (RSM) JIR Moto2 Motobi 1'56.845 +2.410
13. マイク・ディ・メッリオ (FRA) Tech 3 Racing Tech 3 1'56.915 +2.480
14. ミケーレ・ピロ (ITA) Gresini Racing Moto2 Moriwaki 1'57.112 +2.677
15. リカルド・カルダス (SPA) QMMF Racing Team Moriwaki 1'57.137 +2.702

16. クラウディオ・コルチ (ITA) Italtrans Racing Team Suter 1'57.141 +2.706
17. ジュール・クルーゼル (FRA) NGM Forward Racing Suter 1'57.241 +2.806
18. マックス・ノイキルヒナー (GER) MZ Racing Team MZ-RE Honda 1'57.414 +2.979
19. エステベ・ラバト (SPA) Blusens-STX FTR 1'57.442 +3.007
20. ザビエル・フォーレス (SPA) Mapfre Aspar Team Moto2 Suter 1'57.468 +3.033

21. マルク・マルケス (SPA) Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 1'57.629 +3.194
22. ブラッドリー・スミス (GBR) Tech 3 Racing Tech 3 1'57.712 +3.277
23. アレックス・エスパルガロ (SPA) Pons HP 40 Pons Kalex 1'58.060 +3.625
24. ランディ・クルメンナッハー (SWI) GP Team Switzerland Kiefer Racing Kalex 1'58.415 +3.980
25. アンソニー・ウェスト (AUS) MZ Racing Team MZ-RE Honda 1'58.471 +4.036

26. ケブ・コブラン (GBR) Aeroport de Castello FTR 1'58.550 +4.115
27. アレックス・ポンス (SPA) Pons HP 40 Pons Kalex 1'58.648 +4.213
28. マティア・パッシーニ (ITA) Ioda Racing Project FTR 1'58.717 +4.282
29. アレックス・バルドリーニ (ITA) NGM Forward Racing Suter 1'58.751 +4.316
30. ヴァレンティン・デビーズ (FRA) Speed Up FTR 1'58.862 +4.427

31. スコット・レディング (GBR) Marc VDS Racing Team Suter 1'59.016 +4.581
32. ドミニク・エガーター (SWI) Technomag-CIP Suter 1'59.253 +4.818
33. ミシェル・ヴァンダー・マーク (NED) EAB Racing Ten Kate 1'59.363 +4.928
34. ロベルティーノ・ピエトリ (VEN) Italtrans Racing Team Suter 2'00.102 +5.667
35. ザビエル・シメオン (BEL) Tech 3 B Tech 3 2'00.922 +6.487

36. カルメロ・モラーレス (SPA) Desguaces La Torre G22 Moriwaki 2'01.339 +6.904
37. マシェル・アル・ナイミ (QAT) QMMF Racing Team Moriwaki 2'01.616 +7.181
38. サンティアゴ・エルナンデス (COL) SAG Team FTR 2'02.331 +7.896

エレーナ・ローゼル (SPA) Mapfre Aspar Team Moto2 Suter 2'05.708 +11.273
ステベン・オンデンタール (RSA) MS Racing Suter 2'07.422 +12.987


Weather Conditions:

Track Condition: Wet
Air: 14º
Humidity: 86%
Ground: 16º

Records:

Fastest Lap: Lap: 7 Stefan BRADL 1'54.435 142.9 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 Andrea IANNONE 1'38.917 165.3 Km/h
Best Lap: 2010 Andrea IANNONE 1'38.917 165.3 Km/h




GP125 Free Practice 1




気温15度。路面温度17度。ドライコンディショから終盤に雨が降りウェットコンディションとなった。

前戦勝者のフォルガーが、1分47秒191のトップタイム。
コルテセは、0.387秒差の2番手。1、2番手をドイツ人が占めた。
ベニャーレスは、0.956秒差の3番。
テロールが、1.656秒差の4番手となった。



1. ジョナス・フォルガー (GER) Red Bull Ajo MotorSport Aprilia 1'47.191
2. サンドロ・コルテセ (GER) Intact-Racing Team Germany Aprilia 1'47.578 +0.387
3. マーヴェリック・ビニャーレス (SPA) Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia 1'48.147 +0.956
4. ニコラス・テロール (SPA) Bankia Aspar Team 125cc Aprilia 1'48.847 +1.656
5. エクトール・ファウベル (SPA) Bankia Aspar Team 125cc Aprilia 1'49.115 +1.924

6. アレックス・マスボー (FRA) Caretta Technology KTM 1'49.129 +1.938
7. ルイージ・マルシアーノ (ITA) Team Italia FMI Aprilia 1'49.424 +2.233
8. ルイス・サロム (SPA) RW Racing GP Aprilia 1'49.908 +2.717
9. ダニー・ケント (GBR ) Red Bull Ajo MotorSport Aprilia 1'49.976 +2.785
10. ダニー・ウェッブ (GBR) Mahindra Racing Mahindra 1'49.979 +2.788

11. ストゥーラ・ファウガーハウグ (NOR) WTR-Ten10 Racing Aprilia 1'50.109 +2.918
12. マルセル・シュロッター (GER) Mahindra Racing Mahindra 1'50.119 +2.928
13. アルベルト・モンカヨ (SPA) Andalucia Banca Civica Aprilia 1'50.275 +3.084
14. ルカ・グエンワルド (GER) Freudenberg Racing Team KTM 1'50.391 +3.200
15. ブライアン・スクォウテン (NED) Dutch Racing Team Honda 1'50.719 +3.528

16. シモーネ・グロツキー (ITA) Phonica Racing Aprilia 1'50.762 +3.571
17. ヨハン・ザルコ (FRA) Avant-AirAsia-Ajo Derbi 1'50.931 +3.740
18. セルジオ・ガデア (SPA) Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia 1'50.993 +3.802
19. ペター・セバスチャン (HUN) Caretta Technology KTM 1'51.147 +3.956
20. ヤクブ・コーンフェイル (CZE) Ongetta-Centro Seta Aprilia 1'51.255 +4.064

21. ジェリー・ヴァン・デヴァント (NED) JerrysRacingTeam Honda 1'51.466 +4.275
22. ジュリアン・ペドーネ (SWI) Phonica Racing Aprilia 1'51.583 +4.392
23. ジャスパー・イウェマ (NED) Ongetta-Abbink Metaal Aprilia 1'51.689 +4.498
24. ニクラス・アジョ (FIN) TT Motion Events Racing Aprilia 1'51.832 +4.641
25. エフレン・バスケス (SPA) Avant-AirAsia-Ajo Derbi 1'52.315 +5.124

26. アドリアン・マーチン (SPA) Bankia Aspar Team 125cc Aprilia 1'52.701 +5.510
27. ルイス・ロッシ (FRA) Matteoni Racing Aprilia 1'52.891 +5.700
28. テイラー・マッケンジー (GBR) Phonica Racing Aprilia 1'53.060 +5.869
29. アーネスト・ダビンク (NED) RV Racing Team Honda 1'53.259 +6.068
30. フランシスコ・マウリエロ (ITA) WTR-Ten10 Racing Aprilia 1'53.304 +6.113

31. ザルファミ・カイルディン (MAL) Airasia-Sic-Ajo Derbi 1'53.802 +6.611
32. ジョセフ・ロドリゲス (SPA) Andalucia Banca Civica Aprilia 1'53.816 +6.625
33. ホアン・ペレーロ (SPA) Matteoni Racing Aprilia 1'54.201 +7.010

アレッサンドロ・トヌッチ (ITA) Team Italia FMI Aprilia 1'56.449 +9.258
トーマス・ヴァン・リーウェン (NED) RacingTeam Van Leeuwen Honda 1'57.462 +10.271
ハリー・スタッフォード (GBR) Ongetta-Centro Seta Aprilia


Weather Conditions:

Track Condition: Dry-Wet
Air: 15º
Humidity: 71%
Ground: 17º

Records:

Fastest Lap: Lap: 9 Jonas FOLGER 1'47.191 152.5 Km/h
Circuit Record Lap: 2010 Nicolas TEROL 1'42.428 159.6 Km/h
Best Lap: 2010 Marc MARQUEZ 1'42.191 160.0 Km/h




COMMENT



HONDA

マルコ・シモンチェリ (MotoGP 1番手)

「コース上のオイル処理が終わらず、午後のセッションを走れなかったのが残念でした。でも、明日の午前中のフリー走行の時間が延長されたのでよかったです。今朝はウエットコンディションで、とてもうまく走れました。フィーリングもよくて、有益なデータを得ることができました。今日の結果には、満足しています。そして、明日マシンに乗るのが楽しみです。今日は、リアのトラクションがよくなり、安定性も出てきました。明日は、引き続きフロントエンドのセットアップと電子制御を調整したいです」

ケーシー・ストーナー (MotoGP 3番手)

「RC212Vでは、ウエットコンディションでの経験が少ないので、セットアップのためのデータ収集に努めました。その結果、いいデータを得ることができました。しかし、まだまだ完ぺきではないので、さらにセットアップに専念しました。今日は、タイヤのエッジグリップを使って、もっと温度を上げたかったです。最終的にコーナーの出口のグリップは少し改善されましたが、残念ながらタイヤを温めるまでの十分なラップをこなせませんでした。今日の段階ではアドバンテージはありません。午後もこの作業を続けたかったのですが、残念ながらMoto2クラスでオイルが出て、セッションがキャンセルされてしまいました。明日は、引き続きセットアップに集中したいです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ (MotoGP 4番手)

「今朝は、走り始めからフィーリングがよくて、いい感じで走ることができました。ただし、セッション序盤は、あまりいいグリップを見つけられませんでしたので、これをよくするために調整をしました。さらにマージンを増やすために、午後のセッションでも調整を行う予定でしたが、残念ながら走行がキャンセルとなりました。今日はあまりリスクを負わずに、うまく乗れたと思います。明日のフリー走行は、今日のキャンセルで通常より長くなりますので、その時間を有効に使いたいです。天気次第でメニューは変わりますが、今日の延長線上でセットアップを進めたいです」

青山 博一 (MotoGP 12番手)

「今日はとても興味深い一日になると思っていました。しかし、雨になり、しかも午後の走行がオイルのためにキャンセルになりましたので、多くを語れるほど走ることができませんでした。ただ、普段僕が乗っているマシンより、ギアがスムーズで、マシンの動きも全体的にスムーズだったような気がしています。しかし、どこがどう違うかというところまでは攻めていません。今日は本当に乗ってみただけという一日でした。確かに緊張しました。スタッフの数も多くて、さすがにワークスチームだと感じました。走行したあとに多くのスタッフにコメントを求められましたが、そう多くはコメントできませんでした。明日のフリー走行は、時間が延長になりますので、少しでも多く走り込み、午後の予選に挑みたいです」

秋吉耕佑 (MotoGP 16番手)

「ウエットコンディションになってしまいましたが、アッセンは昨年も走っていますので、最初から落ち着いて走行することができました。普段テストしているマシンと青山君が乗っているマシンは、セッティングが違うので、一からのスタートになりました。彼がなにを求めているのか、それによってメリットとデメリットもなんとなく感じることができました。明日は、ドライになって、普段僕が乗っているテスト車ときちんと比較して、青山君が乗るときに少しでも力になれればと思っています。Gresiniは、本当にすばらしいチーム。今日はたった45分間の走行でしたが、チームのプロ意識の高さを感じました」

中本修平 (HRCチーム代表)

「ウエットコンディションで、しかも午前中だけの走行でしたので、これといってコメントはありません。強いて言えば、ケーシーはブレーキング時にリアが浮くという課題を抱え、マルコはフロント周りのセッティングを始めたばかりでした。青山は、マシンに慣れる慣熟走行でした。すべてのHonda勢がこれからという状況で、今日は終わりました。コース上にオイルが出てキャンセルとなりましたが、その判断は正しかったと思います。しかし、その原因を作ったMoto2クラスのチームが行ったことにはがっかりしています。どういう理由か分かりませんが、勝手に油圧センサーを取り付け、それが外れてコース上にオイルが出てしまいました。Hondaとしては、どうしてそういうものを付けたのか理解に苦しみます。こちらが支給しているエンジンを正しく使ってほしかったです。この件については、これからFIMなどと協議して、これからの対策を考えます」



Moto2

高橋裕紀  (Moto2 4番手)

「シルバーストーンから大きな変更をせずに最初のセッションに挑みました。最初からいい感じで走れていました。しかし、路面がすごく滑るので、少し違うセッティングにトライしてみようと思っていました。しかし、セッティングを変えてコースに出たら、コース上にすごくオイルが出ていたので、ピットに戻りました。そうしたら、スタッフに『なんで止めたんだ?』と聞かれました。最初はオイルが出てると言っても、『どこに?』という感じでしたが、そのうち、次々に転倒者が出て、赤旗中断になりました。ウエットコンディションで、けっこうあちこちにオイルが出ていたのか、信じられないくらい転倒者が出ていました。午後の走行は、中止になりましたが、とりあえず、いいスタートが切れました。明日は、ドライでもウエットでもフロントローを狙いたいです」




YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ (初日総合5位/1分49秒995/12周)

「午前中の数ラップでウエットコンディションのためのデータを得ることができた。でも運悪くモト2クラスのライダーたちがオイルをまいてしまって、僕らのフリープラクティス開始までにコースがクリアにならなかったんだ。結局、合計で12ラップしかできなかったけれど、それだけでもウエットの感触を知るには十分だったよ。50周年記念の特別のカラーリングでここを走るのは、とてもいい気分。だから何としても好成績を残したいんだ。そのためには明日以降も、いつものようにベストを尽くしていくよ」

ベン・スピース (初日総合10位/1分51秒590/15周)

「午前中はいい走りができたよ。シルバーストーンでは転倒してしまったけれど、今日またレイン・コンディションを走って、自信をとり戻すことができた。本当に気持ちよく乗れていたけれど、ただ限界まではプッシュしなかったんだ。いずれにしても、今週はこのあともたくさんレイン・コンディションを走らなければならないだろうね。終盤でセッティング変更を行って、それで1ラップだけ走って、それがファステストタイムになった。だからこのマシンが順調に走ってくれると確信できたんだ。先週は壁にぶつかってしまったようになったけれど、今日のこのセッションで壁を乗り越えられた気がしているよ。だから明日からまた新しいスタートだ」

ウィルコ・ツェーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム監督)

「アッセンで初めてのプラクティス、そして典型的アッセン・ウエザーだ。ホルヘはシルバーストーンでの転倒もあったので、ウエットでの走りが課題になっていたが、今日は早くも自信をとり戻しており十分に対処することができた。今日の時点で5位は、とてもいい結果。マシンの手応えも十分だ。ただコースが滑りやすく、とくにコーナー進入が問題。アッセンはいつもならグリップがいいので奇妙なことだが、おそらく以前よりも4輪のレースに使われることが多くなっていることが原因だろう。午後のセッションが中止になってしまったのは残念。でも思い返してみれば、去年も3セッションしかできなかったのだ。少なくとも1回はドライで走らせたいし、ファンのためにも決勝も晴れてほしいと願っている」

マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター)

「天候には恵まれなかったが、ベンはシルバーストーンでの転倒をすでに克服しており、今日はこのことに大きく意味があった。明日のフリープラクティスは時間が延長されたので、そのなかで何とか遅れを取り戻していきたい。そして午後からの公式予選ではベンとホルヘにいいマシンを用意できると確信している。マシンをチームウエアの赤と白のカラーリングがとても素晴らしく、この特別な時間にチームの一員でいられることを誇りに思っている」

カル・クラッチロー  (初日総合6位/1分50秒386/13周)

「今日の走りには満足しているよ。僕にとっては雨が味方してくれた感じだね。もしドライだったら、とくに高速シケインの入り口でマシンの向きを変えるところなんかが厳しいと思うんだ。最終シケインは右から左へ振らなければならないので、肩への負担がますます大きくなってしまう。まだ痛みがひどいと慎重になって、スピードが上がってくると抑えなくちゃいけないと思ってしまうんだ。ウエットならそれほどでもないけれど、そうだとしても慎重に走らなければいけない。だって転倒は避けなければいけないからね。マシンについてはリアのグリップに少し不安があるれど、原因がわからないから、どう対処したらいいのかわからない状態。路面が滑りやすかったことは確かだけれど、とにかくコーナー進入でのグリップを上げていかないとだめだと思う。正直に言えば、このままずっと雨になればいいと思っているよ。そのほうが僕にとっては助かるんだ。もしドライだったら、鎖骨にプレートとねじを入れている僕には26周は長すぎるかもしれない。でもそうだとしても、いつもと同じようにベストを尽くすよ」

コーリン・エドワーズ (初日総合8位/1分50秒968/15周)

「シルバーストーンで表彰台にのぼったときと同じようなセッティングに戻したら、とても好調だった。最初の15分は、それよりももっといいだろうと思われる雨用のセッティングを試したんだけれど、期待したような成果が得られなかった。リア・グリップがもう少し欲しいところだったけれど、それによってマシンがナーバスになりすぎてしまって、前回みたいに気持ちよく走ることができなかった。これで時間に少し無駄にしてしまったわけなんだけれど、セッティングを前の仕様に戻したら、いつも通りにプッシュしていくことができるようになったよ。身体の状態はとてもいい。鎖骨はほとんど問題ないし、肋骨まわりの筋肉のダメージも痛みがだいぶん少なくなってきた。昨晩はくしゃみをしても泣かずにすんだくらいだから、もう心配ないよ」




DUCATI

ヴァレンティーノ・ロッシ

「新しいバイクでのセッションが1回だけだったから、完璧な評価を下すのは早すぎるけど、第一印象は疑いなくポジティブだ。GP11もウェットでは良かったけど、GP11.1はポジティブな分野を維持しただけでなく、現実的にはもう少しバイクを気に入ったから、ドライで試してみたい。不運にも、午後のセッションがキャンセルとなってしまった。明日の午前中に1時間半のセッションがあるけど、2つのセッションを実施するように大きな変更が許されないから、仕事のやり方を変えないと。とにかく、嬉しい。新しいギアボックスは、立ち上がりのアクセレーションに役立つ。リアは安定感が増した。今はナチュラルに走らせることができる。まだ、バイクのキャラクターを改善するための小さなことが幾つかあるけど、僕たちは仕事を続ける。」

ニッキー・ヘイデン

「午前中はあまり良くなった。グッドなフィーリングを得ることができず、幾つか問題が出てしまった。進入でクラッチが上手く機能せず、セッションが終了するまでは原因が解らなかった。速くなった。ウェットで強かったシルバーストンの後で、これは良くない。午後のセッションがキャンセルとなったことは残念。待たされたファンにも申し訳ないけど、決定は正しい。明日、どんなコンディションでもアドバンテージを掴むためにトライする」




MotoGP : 第7戦 オランダ プレビュー

2011-06-22 21:53:51 | MotoGP WSB BSB JRR




2011 MotoGP 第7戦 アッセンTT



■開催日:2011年6月23日(木)1日目フリー走行、24日(金)予選、25日(土)決勝
■開催地:オランダ/アッセン




CIRCUIT DATA

■開設:1955年
■コース長:4.555km ■最長ストレート:487m
■サーキットレコードラップ:1分34秒525(2010年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分34秒515(2010年:J・ロレンソ)

■2010年のリザルト


[MotoGP]

1  ホルヘ・ロレンソ  YAMAHA  41:18.629
2 ダニ・ペドロサ  HONDA   +2.935
3 ケーシー・ストーナー  DUCATI   +7.022
4 ベン・スピーズ  YAMAHA   +13.265
5 アンドレア・ドヴィツィオーゾ  HONDA   +15.323
6 ランディ・ド・ピュニエ  HONDA   +15.772
7 ニッキー・ヘイデン  DUCATI   +25.867
8 コーリン・エドワーズ  YAMAHA   +28.991
9 マルコ・シモンチェリ  HONDA   +35.658
10 アレックス・エスパルガロ  DUCATI   +35.837
11 ミカ・カリオ  DUCATI   +56.769
12 エクトール・バルベラ  DUCATI   +56.890
13 ロリス・カピロッシ  SUZUKI   +1:00.615
14 アルバロ・バウティスタ  SUZUKI   +1:08.074
15 秋吉耕佑  HONDA   +1Lap

[Moto2]

1 アンドレア・イアンノーネ SPEED UP 40:00.383
2 トニー・エリアス MORIWAKI +4.492
3 トーマス・ルティ MORIWAKI +5.390
4 ラタパーク・ウィライロー BIMOTA +5.473
5 富沢祥也 SUTER +7.405
6 フリアン・シモン SUTER +7.666
7 ジュール・クルーゼル SUTER +16.023
8 マイク・ディ・ミリオ SUTER +16.122
9 カレル・アブラハム FTR +16.959
10 高橋裕紀 TECH 3 +19.601

[125cc]

1 マルク・マルケス デルビ 37:48.923
2 ニコラス・テロール アプリリア +2.332
3 ポール・エスパルガロ デルビ +8.134
4 ブラッドリー・スミス アプリリア +9.636
5 サンドロ・コルテセ デルビ +36.961




■特徴


歴史と伝統を誇るアッセン・サーキットは二輪モータースポーツの聖地。グランプリが始まってから一度も途切れることなく開催を続けてきた唯一のサーキットで、今年で63回目を数える。
アッセンTTは、6月最終週の土曜日に開催されるのが恒例です。
アッセンは、アムステルダムの北東約200kmにある。
2006年の大改修で、5.997kmのロングコースは4.555kmへと短縮され、それに伴いコーナーの数も23から17へとコンパクトに生まれ変わりました。
昨年は更にバックストレートのシケインが改修されて、これまでよりアベレージが上がっている。

レイアウト的には、17のコーナーと短いストレートで構成され、新設された前半セクションは回り込むコーナーが多く、後半にかけては高速走行を強いられる。
コーナーがいくつも連続し、次々にマシンの向きを変えていくテクニカルコースで、体力的に最も厳しいコースのひとつとしても知られている。
また公道コースであったころのバンク角の変化を踏襲している部分もあり、このあたりはハイスピード・シケインとともに、敏捷性に優れるヤマハが得意とする。
ゴールライン直前は激しいブレーキング競争が展開。めまぐるしく天候が急変する「ダッチウエザー」も有名だ。



■パッシングポイント

・昨年改修になった第6コーナー先
・最終シケインの手前の高速コーナー
・シケインの突っ込み (シケインを過ぎるとすぐにゴールラインなので、ここでのブレーキング競争が、最後の勝負を決める)

毎年最終ラップのシケインでドラマが起こる。



■タイヤ

このコースは路面が何種類もある。
路面は全体に荒く、グリップは比較的良いのですが、前半の路面はやや滑りやすい。
また1コーナー以降は、180°以上に大きく回りこんでいるので、そこでのエッジグリップが必要。
第11から第13コーナーまでは高速の右コーナーが続くため、リアタイヤ右側の耐久性が厳しくなる。

フロント : ソフト ・ ミディアム
リア : ミディアム ・ ハード(左右非対称コンパウンド・左が柔らかい)




オランダの紹介


オランダ王国(Koninkrijk der Nederlanden)、通称オランダは、西ヨーロッパに位置する立憲君主制国家。
海外領土としてカリブ海に6つの島を有する。憲法上の首都はアムステルダムだが、政治の中心は王宮や国会の所在地であるデン・ハーグ。

住民はゲルマン系のオランダ人が83%で、それ以外が17%である。
オランダの男性の平均身長は、180cm。
言語は公用語がオランダ語。国民のほとんどが、英語を話すことができる。

国土の1/4は海面下に位置する。



オランダの世界遺産



文化遺産

スホクラントとその周辺
アムステルダムの防塞線
キンデルダイク=エルスハウトの風車網
オランダ領アンティルのヴィレムスタットにある歴史地区、中心市街、港
Ir.D.F.ヴァウダヘマール
ベームスター干拓地
リートフェルトのシュレーダー邸

自然遺産

ハウトの風車群







■天気

     




■タイムスケジュール(日本時間)

2010. 6.23

125cc  FP1  16:15 - 16:55
MotoGP FP1  17:10 - 17:55
Moto2  FP1  18:10 - 18:55

125cc  FP2  20:15 - 20:55
MotoGP FP2  21:10 - 21:55
Moto2  FP2  22:10 - 22:55


2010. 6.24

125cc  FP2 15:40 - 16:40
MotoGP FP2 16:50 - 18:20
Moto2  FP2 18:30 - 19:35

125cc  QP  20:00 - 20:40
MotoGP QP  20:55 - 21:55
Moto2  QP  22:10 - 22:55

※ FP2 変更あり

2010. 6.25

125cc  WUP  15:40 - 16:00
Moto2  WUP  16:10 - 16:30
MotoGP WUP  16:40 - 17:00

125cc  RAC  19:00
Moto2  RAC  20:15
MotoGP RAC  22:00

Japan Time : GMT +9
local time : GMT +2




■TVオンエア情報

G+SPORTS

予選

6月24日(金) 20:00~23:15 [生放送]

6月26日(日) 18:30~21:30

決勝

6月25日(土) 18:45~23:30 [生放送]

6月26日(日) 23:00~27:15

日本テレビ

6月26日(日) 25:20~26:20

※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください




REPORT

MotoGP

ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは、グランプリ参戦50周年を記念した赤と白のスペシャルカラーのマシンで登場する。

今シーズン6戦中4勝と圧倒的強さを発揮しているストーナーは、アッセンで連勝記録を伸ばし自己新記録となる4連勝を目指す。

ドゥカティは、デスモセディチGP11.1を投入。これは、2012年型シャーシに800ccエンジンを積み、新型ギアボックスを搭載したマシンで、ロッシが実戦投入する。

レプソル・ホンダは、ペドロサの負傷代役として青山博一を起用。青山は、ファクトリーマシンで2009年に優勝したコースに臨む。
青山の代役として、グレシーニ・チームは、ホンダのテストライダー、秋吉耕祐を起用する。秋吉は昨年も同コースに代役参戦し、15位完走を果たしている。経験値を積んだ秋吉が、どこまで上位進出できるのか、期待したい。

モンスター・ヤマハ・テック3のエドワーズとクラッチローは、鎖骨骨折を克服し、アッセンに臨む。

Moto2

マプフレ・アスパルは、フリアン・シモンの負傷代役として、スペイン選手権に参戦している女性ライダーのエレナ・ロセールを起用する。





COMMENT


YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ

「アッセンは好きなコース。すべてのクラスで優勝経験があるし、昨年も優勝した。今年はヤマハの50周年記念の年でもあるから、特別な気持ちで臨むことになる。チャンピオンシップのランキングは2位になってしまったので、ランキングトップにプレッシャーをかけていきたいね。とは言っても、いつものように最大限の努力を注ぎ込んで、これまでと同じように仕事をしていくだけ。チーム全体が集中力を高めているので、最低でも表彰台に上りたい」

ベン・スピース

「またアッセンに戻ってくるのを、ずっと楽しみにしていたんだ。このコースが大好きだし、ヤマハM1もとてもよく走ってくれる。とくに高速セクションは楽しめるよ。子どもの頃、いつもテレビで見ていた場所なので、自分が実際にここを走るのはとても名誉なことなんだ。シルバーストーンで転倒して、まだ痛みが残っているんだけれど、だからと言って全力での走りをやめるつもりはないよ。いつものように、できる限り上のポジションを目指していく。またスペシャル・カラーでファンの目の前を走るのも、いい気分だろうね!」

ウィルコ・ツェーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム監督)

「スペシャル・カラーを走らせるのをとても楽しみにしている。私はこの赤と白のカラーリングが大好きなんだ。ライダー・ランキングは2位に後退したが、決して低いポジションではない。これからは追う立場になるので、トップのケイシーの足元に火を点けるつもりで頑張っていく。シルバーストーンではミスをしてしまって、18ポイントの差をつけられた。ホルヘにとっては、昨年を含めてこれまでとは違う展開になっているが、トップに立ってしまえばそれ以上はないのだから、これからはすべてにおいてトップを目指しながらケイシーとの優勝争いに臨んでいきたい。シルバーストーンでは、ポールとの差はコンマ2秒だけ。つまりマシンは着実に良くなってきていて、トップに近づいているということなのだ」

マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター)

「ヤマハのレース参戦50周年を記念する最初のイベントに、ヤマハの一員として参加できることを誇りに思っている。チームはこのイベントのために着々と準備を進めてきた。マシンだけでなく、ユニフォームやピットもスペシャル・カラーになっているので、レースファンたちに喜んでもらえれば幸いだ。アッセンのコースは我々と相性が良いはず。このコースレイアウトと特徴がマシンに合っているし、ベン自身もここで好成績を残している。前回のシルバーストーンでは、ドライ・コンディションでマシン開発の方向性が間違っていないことを証明することができたので、今回もきっといい走りができると確信している。木曜の朝、レースウイークのスタートが待ちきれないような気持ちだ」

コーリン・エドワーズ

「大好きなトラック。アッセンが待ちきれない。2005年と2008年に表彰台を獲得したけど、2006年のことは忘れられない。シルバーストンのリザルトは、チームにとってファンタスティックだった。みんなにプラスを与えられ、骨折の後で速く走れたことは最高だった。家族と一緒に休息して、リラックスする時間があった。肩は強くなっているから、全く心配ない。右の肋骨がまだ痛いから、影響が出るだろう。シルバーストンの流れを活かして、グッドなリザルトを追求しよう。」

カル・クラッチロー

「アッセンは知っているトラックだけど、バイクに乗ったときに、肩の状態を確認しなければいけない。ヤマハの50周年記念だから、どんなことがあってもサポートしたい」




HONDA

ケーシー・ストーナー

「前戦イギリスGPは厳しいレースとなったが、3連勝を達成し、チャンピオンシップでも首位に立てて最高でした。すばらしいレースのあとにブレークがあったこともよかったです。今週のアッセンが本当に楽しみ。いいサーキットですからね。最初のセクションは少し低速区間なので、それほどではありませんが、そこから先の後半部分はとても楽しい。今シーズンはここまで、すべてのサーキットでうまく走れているように、RC212Vがまたいい走りをしてくれると信じています。とにかく、いいセットアップを見つけられるようにがんばりたいです。そして、また優勝を狙いたいです。でも、今はそれ以上に、それぞれのレースでベストを尽くさなければなりません。ダニがまた手術をしなければいけなかったのは、非常に残念です。彼がこんな不運に見舞われるなんておかしい。早くよくなることを願っています」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「シルバーストーンで表彰台に立ったあとなので、アッセンでのレースが楽しみです。伝統あるサーキットは本当に好きです。今は何カ所も改修されて、サーキットの個性が少し失われてしまったのが残念です。しかし、ここまでいい流れできているし、今週末も力強くなれる気がします。特にシルバーストーンでは、とてもいいリズムで走れてよかったです。だからチャンピオンシップに向けて、また力強い結果を残そうとモチベーションは上がっています。このサーキットには2つのセクションがあります。最初のセクションはかなり低速で、もう1つのセクションは昔のままで、高速でテクニカルで最も難しい。ダニがまた手術をしなければいけなかったのはとても気の毒に思います。彼が早く回復して、完治して戻ってくることを願っています」

ダニ・ペドロサ

「手術から少し日にちが経ってだいぶよくなった気がします。手術前まであった痛みがなくなったし、経過はとてもいいです。すでにリハビリを始めていて、順調に回復しています。日ごとによくなっていることがわかるので、できる限り早く復帰したいです。しかし、アッセンに出場するのはとても難しい状態です。でも、ムジェロには出られると強く信じています。一日も早くよくなるように毎日リハビリに集中して、どのくらいまでに治せるか様子を見たいと思います。できる限り早く戻りたいけれど、復帰のタイミングはしっかりと見定めたいと思います」

青山 博一

「恐らくオランダGPは、ファクトリーのRC212VでRepsol Honda Teamから参戦することになります。このようなすばらしい機会を与えてくれたTeam San Carlo Honda GresiniとHRCに感謝したいです」

マルコ・シモンチェリ

「シルバーストーンを終えてから数日間落ち込んでいましたが、やっと立ち直ってきました。イギリスのことはもう完全に忘れて、アッセンに臨みたいです。ここ最近のグランプリライダーと同じように、がんばり続けるということを唯一の目標にしたいです。でも、今回は決勝レースの結果につなげたいと思います。僕たちは正しい方向性をつかみました。あとは結果がついてくるはずです。アッセンは、昔のレイアウトの方が面白かったけれど、全体的には好きなサーキットです。低速コーナーが続く最初のセクションを別にすれば、大好きなサーキットのひとつです。今週末もまた前に出る走りをしたいです」

トニ・エリアス

「ここ数年でアッセンはだいぶん変わりました。このサーキットではいいことも悪いこともありました。昨年は表彰台に上がりました。今年はRCVで自分のペースを上げられることを願っています。シルバーストーンでは、ウエットはそれほど悪くありませんでした。でも、ドライコンディションでは、引き続き、マシンを調整しなければなりません。アッセンの天気はいつも賭けのようです。アッセンでは何度かケガをした悪い思い出があります。得意なサーキットではありませんが、ベストを尽くしたいと思います」



Moto2

ステファン・ブラドル

「これまでアッセンではあまりいいフィーリングをもったことがなかったですし、得意なサーキットではありません。しかし、今年はテストで十分に走り込むことができました。そして、とても楽しかった。レースウイークのプレッシャーがない時に時間をかけてテストをすると、いいことがたくさんあります。今はサーキットと『仲よく』なろうとしています。苦手意識を持つよりはそのほうがいいと思います。今週末は、いいことが起きることを期待しています」

シモーネ・コルシ

「シルバーストーンのレースを終えて、一週間のブレークをはさんで、アッセンへ向かいます。楽なコースではありません。伝統ある難しいサーキットなので、昔、『モーターサイクル大学』というニックネームがつけられました。これまでかなりコースは修正されてきましたが、まだそのニックネームは有効だと思います。木曜日のフリー走行からいい状態を見つけることが大事です」

高橋裕紀

「シルバーストーンでは、ポイントをもう少し獲得したかったです。雨のために視界をさえぎられて順位を落としましたが、それも予選グリッドが悪かったことが影響しました。今大会は、これまで以上に、自信を持ってバイクに乗りたいです。アッセンはうまくいくと思います。表彰台に立つこと、優勝することが大きな目標です。それを達成するため、チャンピオンシップを見失わずに、できるかぎりがんばりたいと思います」




DUCATI

ヴァレンティーノ・ロッシ

「アッセンは最も好きなサーキットの1つ。全てのカテゴリーでグッドなレースをした。木曜の午前に、非常に約束されるバイクの変更を行うから、このグッドなフィーリングと経験を活かそう。しかし、まだフレッシュだ。フリッポ・プレジオーシ、ドゥカティのエンジニアたち、テストチームは懸命に働いてきたから、バイクの開発は新しいステップを果たすことができた。エストリル以降、800ccのテスト機会がなかったから、レースウィークにやらなければいけないことがある。あまり時間がないことを自覚している。基本的な調整と全体的なセッティングという2つの分野に集中しよう。ファクトリーがしてきた仕事を最大限に引き出すために、良い仕事をしなければいけない」

ニッキー・ヘイデン

「1週間レースがなかったけど、ムジェロのテストと2つのイベントがあり、時間があっという間に過ぎてしまった。今はアッセンのことを考えるとき。2006年の優勝を含めて良い思い出がある。改良シャーシを使う。フィーリングが良くなったから、タイムも良くなることを期待する。ドゥカティが懸命に働いたことは明白。これはモチベーションとなる。GP11.1を1日も早く使いたい。」





パドックの小話 R2.

2011-06-21 22:25:32 | MotoGP WSB BSB JRR



先週に書いていた記事なんですが、もっと書いてから上げようと思っていたらタイミング失っていました。
ちょっと情報が古くなってますが、せっかくなのでアップしました。




パドックを行きかう噂、小ネタをピックアップ



スズキの噂

2012年にスズキがどうなるのか。
5月24日の当ブログで、ポール・デニングが楽観的である事を書いたが、その後もオフィシャルな発表は一切なく、それが様々な憶測を呼んでいる。
噂では、新エンジンの開発はされておらず、完全撤退の路線が濃厚と言われているが、800ccの現行マシンで継続参戦する道も検討されているようだ。

一方、今期に関しては、チェコGPで二人体制を敷き、バウティスタのチームメイトとして、ジョン・ホプキンスが起用される可能性が浮上している。


LCRチームの噂

前戦イギリスGPでは8位となったものの、チームの信頼を失いつつあるトニー・エリアス。
エリアスは、グリップ不足に苦しんでおり、チームは考えられるあらゆる手を尽くしたという。
しかし、状況が好転する兆しは見つからず、チェッキネロは次の手を打とうとしている。
それは、エリアスのセカンドマシンを取り上げて、他のライダーを乗せるという手段。
この手は、過去にチームスコットが高橋裕紀のセカンドマシンをガボール・タルマクシに与えた手と同じで苦い思いがある。
エリアスにとってみれば、こんな事をされたらたまったもんじゃない。
また、HRCも同意しかねる意向を伝えているようだ。
チェッキネロは、ここでのセカンドライダーとしてジョン・ホプキンスを検討していた。
ホプキンスは、イギリスGPでのペドロサの代役(若しくは青山の代役)としても名前が浮上していたが、スズキとの関係を重視し断っている。


ペドロサ、再手術

ペドロサがフランスGPで負傷した右鎖骨であるが、小さな骨片が剥離している事が判明し、16日にそれを固定する再手術が行われた。
TTアッセンへの出場の是非は、肩の状態を見ながらギリギリまで判断を待つことになる。

もしアッセンにペドロサが出場しない場合、レギュレーション上、必ず代役が必要となり、その代役として青山博一が走る事になりそうだ。
同じく鎖骨を骨折したクラッチローは、骨折状況が良くなかったため、手術は成功したが、アッセンへの出場は微妙で経過次第と言ったところ。

補足:
ペドロサはアッセンに参戦しない事が濃厚で、青山が代役となる。
青山の代役は、秋吉との事。


ドカティ、GP12(2012年型マシン)をテスト

ドカティは、デスモセディチGP12の開発テストをムジェロで実施した。
テスト初日はバッタイーニが乗り、二日目がヘイデンとグアレスキ。三日目にロッシが走行した。
ヘイデンは、83周。ロッシは、80周を走った。
テスト結果はポジティブ。ドカティは、今回で3度目のテストを実施したことになる。
ロッシ:「ポジティブなテストだ。多くのテストを行い、改良されたシャーシのテストも行い、とてもよかった。
フィーリングも良く、エンジンも初めから良好だったし、進歩を遂げている。現時点では、満足できる良いマシンである。」



【動画】BSB R5 ノックヒル

2011-06-21 22:17:36 | MotoGP WSB BSB JRR




2011 British Superbike Championship & BSB-EVO


BSB 第5戦 ノックヒル



MCE British Superbike Championship - Round 5 Knockhill, Race 1

</object>

1. Tommy Hill Yamaha 24mins 35.133s
2. John Hopkins Suzuki +8.907s
3. Shane Byrne Honda +9.123s

10. Ryuichi Kiyonari Honda +26.925s




MCE British Superbike Championship - Round 5 Knockhill, Race 2


</object>


1. Tommy Hill Yamaha 26mins 12.073s
2. Shane Byrne Honda +2.464s
3. Michael Laverty Yamaha +2.728s
4. Ryuichi Kiyonari Honda +10.983s



WSBK アラゴン アフターザフラッグ

2011-06-21 07:39:57 | MotoGP WSB BSB JRR


Superbike World Championship 2011

Round 7.   Motorland Aragon - Spain




- アフター・ザ・フラッグ -



スーパーバイク世界選手権 第7戦 スペイン大会

■開催日:2011年6月19日(日) 決勝 結果
■開催地:スペイン/モーターランド・アラゴン(1周5.344 m)
■天候:晴れ ■気温:27度  ■路面温度:53度
■PP:M・メランドリ(ヤマハ/1分57秒634)
■FL:M・メランドリ(1分59秒159)





SUPERBIKE



ライダース・コメント(総合ランキング順)



1  カルロス・チェカ  ESP  (Ducati)  261   (リタイア/3位)



2  マックス・ビアッジ  ITA  (Aprilia)  218   (2位/1位)

3  マルコ・メランドリ  ITA  (Yamaha)  195   (1位/2位)

「最高の一日だったよ!マックスはすごく強かったし安定していたから、両レースとも彼をパスするのは簡単じゃなかった。でも運良く第1レースでは成功したんだ。マシンは好調で気持ち良く乗れていたから、自信を持って走ることができた。これがとても重要だと思う。第2レースになると気温が上がったので、タイヤにとっては厳しい状況。終盤はフロントが滑りそうになっていて、コーナーではらみそうになるのを必死で抑えようとして足がステップから外れてしまったりした。でもとてもいいレースだった。満足しているよ。チームとヤマハの素晴らしいサポートに感謝している」

4  ユージーヌ・ラバティ   IRL  (Yamaha)  146   (4位/6位)

「第1レースは第1コーナーで勇気が足りなかったようだ。いつもなら僕の一番の強みなんだけれど、今回はここで抑え込まれてしまった。でもそこから挽回できたので、結果には満足しているよ。第2レースも同じような展開だったんだけれど、リアがロックしてさらにいくつか順位を下げてしまった。スタートがうまくいっていれば、もっといい走りができたはずなんだけどね。厳しい展開のなかでも何とか挽回することができたし、次につながる何かをつかむことができたと思っている。次のブルノは経験を生かして、これまで以上に活躍したい」

5  レオン・キャミア  GBR  (Aprilia)  125   (3位/8位)


6  レオン・ハスラム  GBR  (BMW)  120   (9位/9位)


7  ミシェル・ファブリッツィオ  ITA  (Suzuki)  108   (リタイア/4位)

「第2レースは満足できる結果だったが、第1レースのクラッシュについては本当に悔やまれる。スタートで出遅れてしまい、何とかして先頭集団に追いつこうと攻め過ぎたためにフロントからスリップダウンした。転倒で負傷している方の手を打ったが、大事には至らずに済んだのでよかった。この転倒で、第2レースは絶対に頑張ろうと決心した。完璧なスタートを切れたし、5周目には4位まで上がった。前を走るチェカに段々近づいてきて、すぐ後ろまで追いついたが、コーナーごとにチェカに粘られ、パスすることはできなかった。コーナー後半のチェカの加速には少々苛立ったけれど、ミスにつけこむチャンスもあると思い、諦めずに頑張った。残念ながらそのままフィニッシュとなり4位だったが、嬉しかったことは、上位陣と変わらないラップタイムが出ていて、これはつまり自分のベストの走りができていることだ。もしスタートグリッドが悪くなければ、今日はポディウムに立てたレースだった。予選でタイムを出せば、ポディウムを狙えると思う。次のブルノでは、ぜひそれを実現したい。」

8  ジョナサン・レイ  GBR  (Honda)  94   (DNS/DNS)

9  芳賀 紀行  JPN  (Aprilia)  89   (6位/7位)

10  アイルトン・バドヴィニ  ITA  (BMW)  86    (8位/10位)

11  ヤクブ・シュムルツ  CZE  (Ducati)  83   (リタイア/リタイア)

12  シルバン・ギュントーリ  FRA  (Ducati)  82    (11位/11位)

13  トム・サイクス  GBR  (Kawasaki)  76   (5位/リタイア)

「再びポジティブなこととネガティブなことがあったけれど、後者は無視することにする。ポジティブなことは、週末ずっとトップ5にいたことだ。第2レースでは転倒してしまったけれど、良いポジションでレースができたと思う。第2レースの転倒は残念だが、チャレンジしての転倒だった。今週は良いレベルでパフォーマンスができたし、大きく前進できたと思う。明日、このアラゴンで次戦チェコ大会に向けたテストを行う。テストする事は沢山あり、1日では多すぎるほどかもしれない。だから優先順位を決めていきたい。ブルノは素晴らしいサーキットで大好きだ。あそこでもNinja ZX-10Rがいい走りをすることを願っている。」

14  ホアン・ラスコルツ  ESP  (Kawasaki)  73    (7位/5位)

「第2レースで5位となることが出来た。ドニントンの時と同じポジションだが、あのときより前のグループとの差を縮めることが出来た。アラゴンはテストで少し走ったけれど、それほど沢山は走れなかった。だから自分にとっては本当に新しいサーキットだった。今回、自分たちはいい仕事をしたと思う。特に第2レースに向けてチームはいいセッティングをしてくれた。今回はソフトタイヤは使わずハードタイヤを使った。それが第2レースではいい判断となった。第1レースでは、タイヤの消耗はトムのタイヤよりも激しかった。でも第2レースは、自分の方が良かった。第2レースでは表彰台までたったの5秒差だった。自分だけではなくトムも今週末、とても速かった。」

15  トロイ・コーサー  AUS  (BMW)  55    (10位/リタイア)

16  ルーベン・チャウス  ESP  (Honda)  44    (リタイア/16位)

「今週末は非常に厳しかったです。チームにとって、そして自分にとっても、とても残念な結果でした。家族や友人、そしてサポートするために来てくれたファンの前でいいパフォーマンスがしたかったです。今日はハードだけの問題ではなく、いろいろなことが重なりました。次戦のチェコ・ブルノでは、最初から最後まで休むことなく仕事をするとしか言えません。今日は残念でした」

17  ロベルト・ロルフォ  ITA  (Kawasaki)  24    (14位/13位)

18  マキシム・バーガー   FRA  (Ducati)  21    (13位/リタイア)

19  クリス・バーミューレン   AUS  (Kawasaki)  14     (12位/14位)

「第1レースは良いスタートを切れたのだが、1周目で混戦にはまってしまった。それで最後尾になってしまい、追い上げのレースになった。でも結構追い越せたし、レース中盤でのペースも良かった。5位から7位のライダーと同じようなペースで走れたと思う。最後の数周ではタイヤが摩耗してペースが落ちたが、それでもロルフォをパスすることができた。第2レースでのセットアップとタイヤチョイスは第1レースと全く同じだった。しかし、気温が上がったせいなのか、スタートからグリップがなくタイムも2秒遅かった。いいパッケージがあるのに力を出せないのはイライラする。次戦では、さらに上位を狙いたい。」

20  マーク・アイチソン   AUS  (Kawasaki)  14    (14位/12位)

21  ジョシュ・ウォーターズ  AUS  (Suzuki)  8    ( - / - )

22  ロレンツォ・ランツィ  ITA  (BMW)  7    (リタイア/15位)

23  マッテオ・バイオッコ   ITA  (Ducati)  4    ( - / - )

24  アレッサンドロ・ポリータ   ITA  (Ducati)  3    ( - / - )

25  バリー・ヴェネマン  NLD  (BMW)  3    ( - / - )

26  ジェームズ・トーズランド  GBR  (BMW)  3    ( - / - )

27  ファブリッツィオ・ライ   ITA  (Honda)  1    ( - / - )

28  ブライアン・スターリン   AUS  (Kawasaki)  1    ( - / - )




監督



A・ドッソーリ (ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チーム)

「マルコはとても素晴らしかった。ウイークを通じて、速く、安定していた。そして能力を最大限に生かして、タイヤを最後まで温存することで、両レースで見事な成績を残すことに成功した。ユージンもよく頑張って、何台もパスして序盤での遅れを取り戻した。今回でまた大きく成長したが、トップ3と互角に戦うためにはまだいくつか課題がある。とくにハンドリングが重要になるだろう」





Supersport



※ 決勝リザルト順

1   チャズ・デイビス   Yamaha YZF-R6?37'06.751

2   サム・ロウズ   Honda CBR600RR?37'07.315

「ウオームアップで転倒して、また肩を痛めてしまいました。でもレースにはそれほど影響しませんでした。しかし、レース後にかなり痛みがあり、少し心配です。今週はマシンのセットアップが思うように進みませんでしたが、最終的にいい状態になりました。レース前半はあまりいい状態ではありませんでしたが、徐々にペースをつかむことができて調子も出てきました。トップグループのペースは徐々に上がり、僕もタイムを上げたけれど、パスすることはできませんでした。苦しいレースでしたが、2位になれて本当にうれしいです。チームには本当に感謝しています。今日もレースを楽しむことができました。2週連続で表彰台に立てて本当にうれしいです」

3   デビッド・サロン   Kawasaki ZX-6R?37'11.396

4   マッシモ・ロッコリ   Kawasaki ZX-6R?37'17.735

5   ロベルト・タンブリーニ   Yamaha YZF R6?37'30.543

6   ジーノ・レア   Honda CBR600RR?37'30.760


「最後のヘアピンでふられて順位を下げてしまったのは残念でした。3台での5位争いでした。インからクリーンなパスをしましたが、はらんでしまいました。そこにタンブリーニ(ヤマハ)が入ってきたので、どうにもできませんでした。5位でフィニッシュできたと思うので本当に残念です。今日のレースは、正直、もっと上位にいけたと思います。表彰台にも上がれたかもしれません。ポイントを獲得できましたが、もっともっと前でレースをしたいです」

7   ファビアン・フォレ   Honda CBR600RR?37'31.048

「今週はまるで悪夢のようなレースでした。自分のライディングスタイルに合うようにセッティングすることができませんでした。ウオームアップで解決策を見つけられたと思っていました。でも、決勝に向けて気温が上がり、それ合わせて微調整しましたが、あまりよくはなりませんでした。それでも一生懸命がんばりましたが、これが今日の精一杯でした。ラップタイムはそれほど悪くなかったと思っています。気持を切り替えて次戦に挑みたいです」

8   ロビン・ハームス   Honda CBR600RR?37'40.601

「今日はもっと速いグループでレースがしたかったです。フォーレやほかのライダーについていこうとがんばりましたが、コーナーでミスをしてしまい、遅れてしまいました。そのあとも、コーナーでは追いつくのですが、ストレートで離されました。コーナーでは自分の前のどのライダーにもついていけると思いました。しかし、高速コーナーの出口とトップスピードですべてを失いました。いいコーナースピードとシャシーのセットアップを見つけられたことには満足しています」

9   ミゲール・ブライア   Honda CBR600RR?37'49.408

「今日はハードでしたが、いいレースでした。最後に9位になれてとてもうれしいです。僕のマシンはよかったです。ラップタイムを維持して走ることができました。最後にはトップ10でフィニッシュできました。肩のケガは、だいぶいいです。次戦のブルノのレースが楽しみです」

10  フロリアン・マリーノ  Honda CBR600RR?37'49.409

「あまりいい週末にはなりませんでした。メカニックとチームに本当に申し訳ないと思っています。このような結果になるはずではなかったですからね。ウオームアップとレースで少しセッティングを変えました。しかし、思うように走れませんでした。スタートはよかったけれども、ヘアピンで大きなミスをしてしまい、大きく順位を落としてしまいました。それから全力で追い上げたので、後半はかなり疲れてしまいました」リタイア   ブロック・パークス   Kawasaki ZX-6R?30'55.410

リタイア   ルーカ・スカッサ   Yamaha YZF R6?28'57.538




Standings

1 チャズ・デイビス   YAMAHA 105
2 ブロック・パークス  KAWASAKI 85
3 デビット・サロン   KAWASAKI 71
4 ルーカ・スカッサ   YAMAHA 70
5 ファビアン・フォーレ HONDA 65
6 サム・ロース   Honda 63
7 ロビン・ハームス   HONDA 59
8 マッシモ・ロッコリ KAWASAKI 39
9 フローリアン・マリーノ Honda 37
10 ジーノ・レア  HONDA 32






BSB R5. ノックヒル 決勝

2011-06-20 10:33:02 | MotoGP WSB BSB JRR
2011 British Superbike Championship & BSB-EVO


BSB 第5戦 ノックヒル 決勝

Knockhill Circuit

2011年6月19日(日) 決勝 結果

会場:ノックヒル・レーシング・サーキット


全長 : 2.04595km
コーナー数 : 6(左3、右6)
BSB ラップレコード : シェーン・バーン - Suzuki 48.474 (2006)

天候: R1.晴れ R2.曇り
コースコンディション:ドライ









BSB第5戦ノックヒルは、スワン・ヤマハのトミー・ヒルがダブルウィン!!

予選時のウェットから決勝はドライへと変わった。
ウェットで強さを発揮しポールポジションを獲得したヒルは、ドライでも圧倒的強さを見せつけた。
第1レースでは序盤から抜け出し、ホプキンスに9秒近い大差をつけて優勝。
第2レースでも後続の追撃を振り切り完全優勝を果たした。

第2レースは、セーフティカーが2度も入る波乱のレースだった。
最初はロリス・バズとトミー・ブライドウェルの転倒。
2度目はジョン・ホプキンズとジョン・カーカムの転倒によるもの。
ホプキンスがぬかるんだダートに乗り上げ転倒、コースを横切りカーカムとブルックスが巻き込まれてしまった。
ホプキンスはコース復帰できずリタイアとなる。
レースは序盤、バーンがトップにでるが、中盤にヒルがトップ浮上。
1位、ヒル。2位、バーン。3位、ラバティが表彰台を獲得した。

清成龍一は、レース1は10位。
レース2は8番グリッドから徐々にペースを上げ、4位でゴールした。


AMAライダーのジェイク・ゼンケは、いきなりのドライ走行となりセットアップも出来ない状況での厳しいレースとなり、21位と20位だった。

チャンピオンシップポイントは、バーンが172ポイントとなり、ホプキンスが転倒ノーポイントだった事でリードを広げた。
2番手のホプキンスは、トップと31ポイント差。
3番手にはダブルウィンを果たしたヒルが急浮上してきた。
ヒルのチームメイト、ラバティも4位に浮上。
清成龍一は、シュートアウトの権利がある6番手以内に留まる事が出来た。





RACE 1

1. Tommy Hill GBR Swan Yamaha YZF-R1 24mins 35.133s
2. John Hopkins USA Samsung Crescent Suzuki GSX-R1000 +8.907s
3. Shane Byrne GBR HM Plant Honda CBR1000RR +9.123s
4. Gary Mason GBR MSS Colchester Kawasaki ZX-10R +15.354s
5. Josh Brookes AUS Relentless Suzuki GSX-R1000 +21.816s
6. Michael Laverty GBR Swan Yamaha YZF-R1 +21.823s
7. James Westmoreland GBR Motorpoint Yamaha YZF-R1 +24.920s
8. Jon Kirkham GBR Samsung Crescent Suzuki GSX-R1000 +26.558s
9. Loris Baz FRA Motorpoint Yamaha YZF-R1 +26.665s
10. Ryuichi Kiyonari JPN HM Plant Honda CBR1000RR +26.925s
11. Tommy Bridewell GBR Tyco Honda CBR1000RR +32.340s
12. Glen Richards AUS WFR Honda CBR1000RR +32.482s (E)
13. Peter Hickman GBR Tyco Honda CBR1000RR +34.273s
14. Chris Walker GBR Pr1mo Kawasaki ZX-10R +42.422s
15. Simon Andrews GBR PR Kawasaki ZX-10R +44.078s (E)

16. Scott Smart GBR Moto Rapido Ducati 1098R +44.217s (E)
17. Graeme Gowland GBR WFR Honda CBR1000RR +44.440s (E)
18. John Laverty GBR Buildbase BMW S1000RR +47.927s
19. Barry Burrell GBR Buildbase BMW S1000RR +1 lap (E)
20. Patric Muff SUI Tyco Honda CBR1000RR +1 lap (E)
21. Jake Zemke USA WFR Honda CBR1000RR +1 lap (E)
22. Craig Fitzpatrick GBR Close Print Honda CBR1000RR +1 lap (E)
23. Tom Tunstall GBR Doodson BMW S1000RR +1 lap (E)
24. Joshua Day GBR Air Racing Kawasaki ZX-10R +2 laps (E)

Not Classified

25. Martin Jessopp GBR Rapid-Bathams Ducati 1098R 22 laps completed
26. Dennis Hobbs GBR Hobbs BMW S1000RR 17 laps completed (E)
27. Michael Rutter GBR Rapid-Bathams Ducati 1098R 17 laps completed
28. Mark Miller USA Splitlath Aprilia RSV-4 16 laps completed
29. Dan Linfoot GBR Sorrymate.com SMT Honda CBR1000RR 15 laps completed
30. Steve Brogan GBR Jentin Honda CBR1000RR 5 laps completed
31. James Hillier GBR Bournemouth Kawasaki ZX-10R 2 laps completed (E)
32. Alex Lowes GBR MSS Colchester Kawasaki ZX-10R 0 laps completed

Weather / Track : 晴れ / ドライ




RACE 2

1. Tommy Hill GBR Swan Yamaha YZF-R1 26mins 12.073s
2. Shane Byrne GBR HM Plant Honda CBR1000RR +2.464s
3. Michael Laverty GBR Swan Yamaha YZF-R1 +2.728s
4. Ryuichi Kiyonari JPN HM Plant Honda CBR1000RR +10.983s
5. James Westmoreland GBR Motorpoint Yamaha YZF-R1 +17.370s
6. Gary Mason GBR MSS Colchester Kawasaki ZX-10R +18.557s
7. Chris Walker GBR Pr1mo Kawasaki ZX-10R +19.955s
8. Peter Hickman GBR Tyco Honda CBR1000RR +20.201s
9. Michael Rutter GBR Rapid-Bathams Ducati 1098R +21.351s
10. Simon Andrews GBR PR Kawasaki ZX-10R +23.787s (E)
11. Jon Kirkham GBR Samsung Crescent Suzuki GSX-R1000 +24.136s
12. Martin Jessopp GBR Rapid-Bathams Ducati 1098R +24.450s
13. Josh Brookes AUS Relentless Suzuki GSX-R1000 +24.617s
14. Scott Smart GBR Moto Rapido Ducati 1098R +27.366s (E)
15. Dan Linfoot GBR Sorrymate.com SMT Honda CBR1000RR +29.319s

16. Patric Muff SUI Tyco Honda CBR1000RR +35.162s (E)
17. Barry Burrell GBR Buildbase BMW S1000RR +35.336s (E)
18. Glen Richards AUS WFR Honda CBR1000RR +35.526s (E)
19. Steve Brogan GBR Jentin Honda CBR1000RR +37.008s
20. Jake Zemke USA WFR Honda CBR1000RR +40.728s (E)
21. Craig Fitzpatrick GBR Close Print Honda CBR1000RR +44.906s (E)
22. Tom Tunstall GBR Doodson BMW S1000RR +45.626 (E)
23. John Laverty GBR Buildbase BMW S1000RR +1min 19.809s
24. Mark Miller USA Splitlath Aprilia RSV-4 +1 lap

Not Classified

25. Joshua Day GBR Air Racing Kawasaki ZX-10R 26 laps completed (E)
26. Dennis Hobbs GBR Hobbs BMW S1000RR 21 laps completed (E)
27. James Hillier GBR Bournemouth Kawasaki ZX-10R 16 laps completed (E)
28. John Hopkins USA Samsung Crescent Suzuki GSX-R1000 6 laps completed
29. Tommy Bridewell GBR Tyco Honda CBR1000RR 2 laps completed
30. Loris Baz FRA Motorpoint Yamaha YZF-R1 2 laps completed

DNS Graeme Gowland GBR WFR Honda CBR1000RR (E)
DNS Alex Lowes GBR MSS Colchester Kawasaki ZX-10R

Weather / Track : 曇り / ドライ

FASTEST LAP : Tommy HILL GBR Yamaha - Swan Yamaha 48.703 151.23 kph



BSB Standings


1 S. Byrne HM Plant Honda 172
2 J. Hopkins Samsung Crescent Racing Suzuki 141
3 T. Hill Swan Yamaha 120
4 M. Laverty Swan Yamaha 95
5 S. Easton MSS Colchester Kawasaki 89
6 R. Kiyonari HM Plant Honda 84

7 P. Hickman Tyco Honda 79
8 J. Kirkham Samsung Crescent Racing Suzuki 74
9 M. Rutter Rapid Solicitors Ducati 69
10 G. Mason MSS Colchester Kawasaki 69




シェーン・バーン(3位/2位)
「第1レースで表彰台に立ててすごくうれしいです。ホプキンスの前でフィニッシュできると思っていましたが、リスクを考えて確実にチェッカーを受けることにしました。彼はすばらしいライダーなので、フェアな戦いができました。表彰台に立つことは、チャンピオンシップに向けて重要なことですからね。今週末、チームは一生懸命仕事をしてくれました。天気は変わりやすかったですが、ウエットでもドライでもまずまずの走りができました。第2レースはすばらしいレースになりました。ヒルがいいペースで走っていましたし、彼が逃げきるだろうと思っていましたが、最後まであきらめずにプッシュしました。そうしたらセーフティカーが入り、ホプキンスがリタイアしたことを知りました。優勝を狙いたかったですが、チャンピオンシップを考えると、無理をする必要はありませんでした。そこで、ポイント獲得と表彰台に立つことを選びました」

清成龍一(10位/4位)
「この3日間、天気がとても変わりやすく、とても厳しかったです。フリー、予選はウエットでした。決勝はドライコンディションになったので、第1レースはスリックタイヤのフィーリングに苦戦しました。初めてここで使うタイヤでした。グリップに問題がありましたので、第2レースに向けてチームがリアのセッティングを変えてくれました。すると、だいぶんよくなりました。最終的なマシンのバランスには満足しています。パスする自信も出てきました。過去2戦、クロフトとスラックストンに比べると、かなりいいレースをすることができました。この数戦、ずっと抱えていた問題の解決に一歩前進できたと思います。次のレースでは表彰台に立ちたいです」













WSBK アラゴン 決勝

2011-06-20 00:10:49 | MotoGP WSB BSB JRR
Superbike World Championship 2011

Round 7.   Motorland Aragon - Spain



2011年6月19日(日) 決勝 結果

■開催地: スペイン/モーターランド・アラゴン(1周5.344 m)
■天候:晴れ ■気温:27度 ■路面温度:53度





SUPERBIKE



RACE 1 RESULT

1. Marco Melandri?(Yamaha World Superbike Team)?Yamaha YZF R1?40'01.968
2. Max Biaggi?(Aprilia Alitalia Racing Team)?Aprilia RSV4 Factory?40'03.540
3. Leon Camier?(Aprilia Alitalia Racing Team)?Aprilia RSV4 Factory?40'04.400
4. Eugene Laverty?(Yamaha World Superbike Team)?Yamaha YZF R1?40'12.767
5. Tom Sykes?(Kawasaki Racing Team Superbike)?Kawasaki ZX-10R?40'12.815

6. Noriyuki Haga?(PATA Racing Team Aprilia)?Aprilia RSV4 Factory?40'13.899
7. Joan Lascorz?(Kawasaki Racing Team)?Kawasaki ZX-10R?40'14.559
8. Ayrton Badovini?(BMW Motorrad Italia SBK Team)?BMW S1000 RR?40'18.922
9. Leon Haslam?(BMW Motorrad Motorsport)?BMW S1000 RR?40'26.173
10. Troy Corser?(BMW Motorrad Motorsport)?BMW S1000 RR?40'26.662

11. Sylvain Guintoli?(Team Effenbert-Liberty Racing)?Ducati 1098R?40'26.699
12. Chris Vermeulen?(Kawasaki Racing Team)?Kawasaki ZX-10R?40'32.375
13. Maxime Berger?(Supersonic Racing Team)?Ducati 1098R?40'36.075
14. Roberto Rolfo?(Team Pedercini)?Kawasaki ZX-10R?40'39.201
15. Mark Aitchison?(Team Pedercini)?Kawasaki ZX-10R?40'44.972
16. Ruben Xaus?(Castrol Honda)?Honda CBR1000RR?41'46.065

RT. Michel Fabrizio?(Team Suzuki Alstare)?Suzuki GSX-R1000?18'05.928
RT. Carlos Checa?(Althea Racing)?Ducati 1098R?13'59.560
RT. Jakub Smrz?(Team Effenbert-Liberty Racing)?Ducati 1098R?10'15.367
RT. Lorenzo Lanzi?(BMW Motorrad Italia SBK Team)?BMW S1000 RR?4'22.300



SBK Race 1 - Motorland Aragon 2011

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RACE 2 RESULT

1. Max Biaggi?(Aprilia Alitalia Racing Team)?Aprilia RSV4 Factory?40'04.407
2. Marco Melandri?(Yamaha World Superbike Team)?Yamaha YZF R1?40'09.216
3. Carlos Checa?(Althea Racing)?Ducati 1098R?40'11.351
4. Michel Fabrizio?(Team Suzuki Alstare)?Suzuki GSX-R1000?40'13.408
5. Joan Lascorz?(Kawasaki Racing Team)?Kawasaki ZX-10R?40'15.969

6. Eugene Laverty?(Yamaha World Superbike Team)?Yamaha YZF R1?40'18.695
7. Noriyuki Haga?(PATA Racing Team Aprilia)?Aprilia RSV4 Factory?40'19.545
8. Leon Camier?(Aprilia Alitalia Racing Team)?Aprilia RSV4 Factory?40'22.067
9. Leon Haslam?(BMW Motorrad Motorsport)?BMW S1000 RR?40'28.591
10. Ayrton Badovini?(BMW Motorrad Italia SBK Team)?BMW S1000 RR?40'29.083

11. Sylvain Guintoli?(Team Effenbert-Liberty Racing)?Ducati 1098R?40'33.707
12. Mark Aitchison?(Team Pedercini)?Kawasaki ZX-10R?40'37.570
13. Roberto Rolfo?(Team Pedercini)?Kawasaki ZX-10R?40'42.487
14. Chris Vermeulen?(Kawasaki Racing Team)?Kawasaki ZX-10R?40'53.449
15. Lorenzo Lanzi?(BMW Motorrad Italia SBK Team)?BMW S1000 RR?40'57.563

RT. Ruben Xaus?(Castrol Honda)?Honda CBR1000RR?25'18.247
RT. Tom Sykes?(Kawasaki Racing Team Superbike)?Kawasaki ZX-10R?12'04.791
RT. Jakub Smrz?(Team Effenbert-Liberty Racing)?Ducati 1098R?8'16.172
RT. Maxime Berger?(Supersonic Racing Team)?Ducati 1098R?1'59.159
RT. Troy Corser?(BMW Motorrad Motorsport)?BMW S1000 RR



SBK Race 2 - Motorland Aragon 2011


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SUPERSPORT


RACE RESULT

1. Chaz Davies?(Yamaha ParkinGO Team)?Yamaha YZF R6?37'06.751
2. Sam Lowes?(Parkalgar Honda)?Honda CBR600RR?37'07.315
3. David Salom?(Kawasaki Motocard.com)?Kawasaki ZX-6R?37'11.396
4. Massimo Roccoli?(Lorenzini by Leoni)?Kawasaki ZX-6R?37'17.735
5. Roberto Tamburini?(Bike Service R.T.)?Yamaha YZF R6?37'30.543

6. Gino Rea?(Step Racing Team)?Honda CBR600RR?37'30.760
7. Fabien Foret?(Hannspree Ten Kate Honda)?Honda CBR600RR?37'31.048
8. Robbin Harms?(Harms Benjan Racing Team)?Honda CBR600RR?37'40.601
9. Miguel Praia?(Parkalgar Honda)?Honda CBR600RR?37'49.408
10. Florian Marino?(Hannspree Ten Kate Honda)?Honda CBR600RR?37'49.409

11. Vladimir Ivanov?(Step Racing Team)?Honda CBR600RR?38'03.698
12. Balazs Nemeth?(Team Hungary Toth)?Honda CBR600RR?38'09.384
13. Pawel Szkopek?(Bogdanka PTR Honda)?Honda CBR600RR?38'13.129
14. Danilo Dell'Omo?(Suriano Racing Team)?Triumph Daytona 675?38'19.734
15. Imre Toth?(Team Hungary Toth)?Honda CBR600RR?38'28.414

16. Alexander Lundh?(Cresto Guide Racing Team)?Honda CBR600RR?38'29.819
17. Roman Stamm?(MACH Racing)?Honda CBR600RR?38'43.405
18. Yves Polzer?(Team MRC Austria)?Yamaha YZF R6?39'09.372
19. Mitchell Pirotta?(KUJA Racing)?Honda CBR600RR?39'12.397
20. Eduard Blokhin?(RivaMoto)?Yamaha YZF R6?38'35.540

RT. Broc Parkes?(Kawasaki Motocard.com)?Kawasaki ZX-6R?30'55.410
RT. Luca Scassa?(Yamaha ParkinGO Team)?Yamaha YZF R6?28'57.538
RT. Ondrej Jezek?(SMS Racing)?Honda CBR600RR?27'39.784
RT. Ronan Quarmby?(Suriano Racing Team)?Triumph Daytona 675?25'40.479
RT. Vittorio Iannuzzo?(Lorenzini by Leoni)?Kawasaki ZX-6R?23'28.672
RT. Marko Jerman?(MD Team Jerman)?Triumph Daytona 675?21'46.883
RT. Luca Marconi?(Bike Service R.T.)?Yamaha YZF R6?7'03.181
RT. James Ellison?(Bogdanka PTR Honda)?Honda CBR600RR?4'12.229



SSP Race - Motorland Aragon 2011

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BSB R5. ノックヒル 予選

2011-06-19 10:17:20 | MotoGP WSB BSB JRR

2011 British Superbike Championship & BSB-EVO


BSB 第5戦 ノックヒル 予選

Knockhill Circuit

2011年6月18日(土) 予選 結果

会場:ノックヒル・レーシング・サーキット


全長 : 2.04595km
コーナー数 : 6(左3、右6)
BSB ラップレコード : シェーン・バーン - Suzuki 48.474 (2006)

天候:雨
コースコンディション:ウエット






イギリス選手権第5戦ノックヒルは雨と風が吹くコンディションの中、ヤマハのトミー・ヒルがポールポジションを獲得した。

振り続ける雨で、シェーン・バーン、ジョシュ・ブルックス、ロリス・バズ、アレックス・ローズ、クリス・ウォーカーなど多くのライダーが転倒を喫した。
しかし、ヒルは最終予選に至るセッションまでコンスタントに良いリズムを刻み続け、唯一53秒を切るタイムでポールポジションを獲得した。
2番手に、ジョン・ホプキンスが僅差で続き、カワサキに乗るギャリー・メイソンが自身ベストグリッドを獲得した。
4番手が、経験豊富なドカティのマイケル・ラターとなり、フロントローはすべて違うマニュファクチャラーが並んだ。
7番手にエボクラスのグレン・リチャーズが入った。
シェーン・バーンが9番手。ロリス・バズが10番手で、ここまでが最終セッションに進出したライダーとなる。

清成龍一は、12番手と雨での調子を取り戻せていない。
20番手は、ジェイク・ゼンケとなり、エボクラスでは5番手につけた。ここまでが、Q2進出。

決勝日の天候も回復傾向ではあるが雨の予報となっている。
波乱のレースとなるか、清成の復調はあるのか、期待したい。




Qualifying times

1. Tommy Hill GBR Swan Yamaha YZF-R1 52.867s
2. John Hopkins USA Samsung Crescent Suzuki GSX-R1000 53.045s
3. Gary Mason GBR MSS Colchester Kawasaki ZX-10R 53.592s
4. Michael Rutter GBR Rapid-Bathams Ducati 1098R 53.766s
5. Jon Kirkham GBR Samsung Crescent Suzuki GSX-R1000 53.836s
6. Josh Brookes AUS Relentless Suzuki GSX-R1000 53.863s
7. Glen Richards AUS WFR Honda CBR1000RR 54.466s (E)
8. James Westmoreland GBR Motorpoint Yamaha YZF-R1 54.596s
9. Shane Byrne GBR HM Plant Honda CBR1000RR 54.799s
10. Loris Baz FRA Motorpoint Yamaha YZF-R1 55.145

↑ Qualifying 3

11. Michael Laverty GBR Swan Yamaha YZF-R1 54.263s
12. Ryuichi Kiyonari JPN HM Plant Honda CBR1000RR 54.464s
13. Simon Andrews GBR PR Kawasaki ZX-10R 54.471s (E)
14. Steve Brogan GBR Jentin Honda CBR1000RR 54.768s
15. Graeme Gowland GBR WFR Honda CBR1000RR 54.846s (E)
16. Tommy Bridewell GBR Tyco Honda CBR1000RR 55.169s
17. Alex Lowes GBR MSS Colchester Kawasaki ZX-10R 55.316s
18. Ian Lowry GBR Buildbase BMW S1000RR 55.403s
19. James Hillier GBR Bournemouth Kawasaki ZX-10R 55.806s (E)
20. Jake Zemke USA WFR Honda CBR1000RR 56.458s (E)

↑ Qualifying 2

21. Peter Hickman GBR Tyco Honda CBR1000RR 55.181s
22. Scott Smart GBR Moto Rapido Ducati 1098R 55.199s (E)
23. Chris Walker GBR Pro Kawasaki ZX-10R 55.200s
24. John Laverty GBR Buildbase BMW S1000RR 55.229s
25. Martin Jessopp GBR Rapid-Bathams Ducati 1098R 55.377s
26. Patric Muff SUI Tyco Honda CBR1000RR 55.659s (E)
27. Dan Linfoot GBR Sorrymate.com SMT Honda CBR1000RR 55.687s
28. Craig Fitzpatrick GBR Close Print Honda CBR1000RR 56.340s (E)
29. Joshua Day GBR Air Racing Kawasaki ZX-10R 56.515s (E)
30. Tom Tunstall GBR Doodson BMW S1000RR 56.553s (E)
31. Dennis Hobbs GBR Hobbs BMW S1000RR 56.669s
32. Mark Miller USA Splitlath Aprilia RSV-4 58.383s (E)
33. Barry Burrell GBR Buildbase BMW S1000RR No Time (E)

↑ Qualifying 1

Weather / Track : Rain / Wet




BSB - Round 5 Knockhill Qualifying



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Nissan GT-R Safety Car Lap - Jake Zemke

Nissan GT-Rのセーフティカーに乗って、ジェイク・ゼンケがコース解説


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Knockhill Onboard Lap with Peter Hickman

ピーター・ヒックマン(Tyco Honda)によるノックヒル、オンボード映像


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British Superbike stars at the Forth Bridges

フォース橋を訪ねたBSBライダー

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↑ 私は産業遺産を巡るのが大好きなので、これには激しく反応した。美しいトラス構造の橋梁で、これは絶対見に行きたいと思った。

Wikiより抜粋

フォース鉄道橋(Forth Bridge)は、イギリス・スコットランドのエディンバラ近郊のフォース湾に架かる鉄道橋である。全長2530mのカンチレバートラス橋で1890年に完成した。19世紀、強風による落橋事故が相次いだため非常に強固な橋として設計された。

その巨大な姿は「鋼鉄の怪物」と呼ばれ、いつまでたっても終わらないことを例えて「フォース橋にペンキを塗る」 "Painting the Forth bridge" という言い回しがある。

フォース橋はその頑健な構造とメンテナンスのおかげで完成後100年以上たった現在でも現役で使用されている。


所在地 : イギリス・エディンバラ・フォース湾
長さ : 2528.7m
最大支間長 : 521.3m
高さ : 104m
形式 : カンチレバートラス橋
素材 : 鋼鉄
建設 : 1882 - 1890年