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WSBK 第1戦 オーストラリア アフターザフラッグ

2011-02-28 22:42:47 | MotoGP WSB BSB JRR
Superbike World Championship 2011
Australia Phillip Island

- アフター・ザ・フラッグ -




■開催日:2011年2月27日(日)
■開催地:オーストラリア/フィリップアイランド(1周4.445km)
■天候:晴れ
■観客:6万3千人
■PP:C・チェカ(ドゥカティ/1分30秒882)
■FL:M・ビアッジ(アプリリア/1分32秒012)










REPORT



 レース1 : 

 2011年の開幕戦となるレースは、オーストラリアのフィリップアイランド・サーキットで開催された。
 決勝日は雨で始まり、ウォームアップ走行はウエットコンディションであった。しかし、決勝レースには天候が回復し、両レースともにドライコンディションで行われた。

 今年最初のレースの勝利者は、カルロス・チェカ(アルテアレーシング)となった。

 オープニングラップを制したのは、5番手グリッドからスタートしたユージン・ラバティ(ヤマハワールドスーパーバイクチーム)。3ラップ目にポールポジションのチェカが、予選からの強さを発揮し、トップを奪う。逃げを打つチェカをラバティ、マックス・ビアッジ(アプリリア・アリタリアレーシングチーム)、レオン・ハスラム(BMWモトラッドモータースポーツ)が僅差で追う展開。

 6ラップ目、ビアッジがラバティをパスし2位浮上。3位以下を引き離し、トップを追うが、チェカとの差は広がる。

 3位争いにマルコ・メランドリ(ヤマハワールドスーパーバイクチーム)とミシェル・ファブリッツィオ(チームスズキ・アルスター)が加わり、ハスラム、ラバティとバトル開始。

 10ラップ目、チェカが後続との差を4秒に広げ独走体制を築く。ビアッジも単独2位走行。

 その後、チェカは危なげなく走り切りゴール。2位、ビアッジ。3位争いは、ハスラムが制し、以下、ラバティ、メランドリ、ファブリッツィオの順。

 芳賀紀行(パタレーシングチーム・アプリリア)は、予選グリッド14番手から追い上げ、アプリリアでの最初のレースを9位で終えた。




 レース2 : 


 レース2は、カルロス・チェカが優勝。レース1に引き続き、パーフェクトウインを飾った。

 スタートを飛び出したのはレオン・ハスラム。しかし、すぐにチェカがトップを奪う。

 チェカとハスラムが、激しくトップを奪いあう。その後方では、マルコ・メランドリとトロイ・コーサーがバトル。

 スタートで出遅れていたマックス・ビアッジが、バトルに加わる。

 6ラップ目、ハスラム、コーサー、メランドリ、ビアッジ、ラバティの5台での激しいバトルとなる。その間、チェカは徐々に後続を引き離す。

 セカンドグループに、ファブリッツィオ、芳賀紀行も追いつき、大集団でのバトルとなる。この集団から、コーサー、ラバティがコースアウトで脱落。

 10ラップ目、ビアッジは2位に浮上。メランドリが3位。この2台が少し抜け出している。そして、4位に芳賀紀行が追い上げてきた。ハスラム、ファブリッツィオが続く。

 レースも終盤に差し掛かり、チェカはトップ安定走行。その後方では、2位争いと4位争いが激しくなっている。

 4位争いグループから芳賀とファブリッツィオが脱落し、上がってきたジョナサン・レアとハスラムがバトル。

 そして、チェカが余裕のゴールで優勝。両レースをパーフェクトウィンで飾った。
 2位、ビアッジ。3位、メランドリ。4位、レア。5位、ハスラム。6位、キャミア。7位、芳賀の順となった。







ライダース・コメント(総合ランキング順)




1  カルロス・チェカ  ESP  50   (1位/1位)

「セッションは非常に順調で、僕らのリズムがいいことは分かっていたが、レースでは何が起こるか分からないもの。今日のように、決勝日の午前中に路面が濡れている場合は特にね。ライバルたちよりもペースがいいのは分かっていたので、レースは前に出てペースをキープするのが僕の作戦だった。第1レースは、いったんはラバティに抜かれたけど、リズムに乗ることができた。本当に素晴らしいレースだったよ。このようなレースウイークが時にはあるものだし、シーズンのスタートをこのような素晴らしいかたちで切れたことはラッキーだった。第2レースもかなり似たパターンで状況をコントロールすることができ、結果を出したよ! 開幕からフィニッシュまで優位に立ち続けた、本当に素晴らしい週末だった。天候にも恵まれた。あれ以上のスタートも切れなかったしね。僕を信じてくれたドゥカティとチームに感謝したい。次のドニントンも100%の力で臨むよ。」


2  マックス・ビアッジ  ITA  40   (2位/2位)

「去年やおととしのことを思えば、この結果は本当に素晴らしいよ。ここは僕らにとっていつも辛いサーキットなのは周知の事実だけれど、今回は必死に頑張ってでき得る限り準備したし、2レースともファステストラップをマークしたことも考えれば、成功したと素直に言えるんじゃないかな。僕のフィードバックをすぐに解析してくれたチームには感謝しないと。カルロス・チェカがけた外れのパフォーマンスを発揮しなくても、このコースでは、2気筒のマシンにまだある一定のアドバンテージがあるからね。シーズン初戦は好スタートを切ったと言える。これからも、これまでのような仕事を続けていかなければならない。」


3  マルコ・メランドリ  ITA  27   (5位/3位)

「第1レースはあまりうまくいかなかったけれど、今日の最終結果には満足しているよ。ウイークの初めからずっとリアのグリップに悩んでいて、これが第1レースでも出てしまった。でも第2レースが始まるまでにセッティングを変更して、ポテンシャルをさらに引き出せるようになったんだ。マシンの調子が格段に良くなって気持ちよく乗れるようになった。何より、また表彰台に戻ってくることができてうれしいよ!ビアッジから2位を奪いたかったけれど、レースの終盤になると気持ちに身体がついてきてくれなくなってしまった。そのような状態で無理をするのは危険なので、3位ゲットに切り替えた。今は満足している」


4  レオン・ハスラム  GBR  27   (3位/5位)


5  ミッシェル・ファブリッツィオ  ITA  18   (6位/8位)

「今日の結果は、嬉しさと悔しさが同じくらいだ。両レースともにトップライダー達と良い競り合いができたことはとても良かったし、チームからの信用にもつながったと思う。
スズキアルスターに来て最初のレースということで、表彰台を狙える走りができたことには満足している。スタートでもっと前に出ることができていたら、表彰台に上がれただろう。レース1では、1周回を終えた時点で11位とわかり、そこから懸命に追い上げを図ったが、周りも速くて少し手間取った。レース中盤で7位、15周回目では5位まで上がり、前を走るラバティ、メランドリ、ハスラムを捕らえて、これから彼らに仕掛けようという時にタイヤが限界を迎えてしまい、思うように攻めることができず、最後まで何とか頑張ったが6位の結果だった。
レース2も同じマシンで、タイヤも少し調整を加えてレース1と同じタイプのものを履いたのだが、今度はスタート後まもなくタイヤが跳ね始めてしまった。苦しい展開となったが、転倒をしないよう慎重に、けれどもベストを尽くして闘った。出来る限りの走りをしたが、6位以内は叶わず8位、この結果には満足していないが、総合的に見れば今日のレースは上手くいったと思う。今年は、昨年までよりもさらにハードなシーズンになるだろうと承知しているので、今日は今季最初のレースとしては順調な出だしだったと思う。」


6  ジョナサン・レア  GBR  17   (12位/4位)

「本当に疲れ果ててしまった。でも、ここ数日やってきたことが結果につながったし、かなり満足している。第1レースは腕に全く力が入らなかった。第2レースは芳賀(アプリリア)を抜いたけれど、彼に抜かれたときは、ついていくことができなかった。今回は体力がなかった。でも、レース終盤は誰よりもラップタイムを維持できることがわかっていた。バイクはとてもよくて、ファブリッツォ(スズキ)とハスラム(BMW)に追いつくまで33秒台をキープすることができた。そこで少し休んで彼らの走りを見た。ハスラムは数カ所で抜ける自信はあったが、最終ラップまで体力を温存していた。水曜日に病院で横たわっているときには、4位になるなんて誰も信じなかったと思う。チームに感謝している。トレーナーが、セッションとレースの間に身体をリラックスさせてくれた。また、バイクもずっと調子がよかった。ただ、ストレートでもう少しスピードが必要だと思った。なぜなら1コーナーでほかのライダーを抜くのに苦労したかね。でも総合的には満足している」


7  芳賀 紀行  JPN  16   (9位/7位)

「今回のレースの結果には満足している。優れたテクニカル・パッケージのおかげで、僕らは着実に進歩しているし、継続的にそれが可能になっている。残念ながら、どちらのレースも、後半はタイヤ・トラブルで遅れてしまった。それでこれ以上の結果を残せなかった。レースの合間にチームがバイクを調整してからは、タイヤのもちが良くなったので、チェッカーフラッグを受ける直前までトップ・グループでバトルできた。この経験を生かし、第2戦ではもっと強くなったことをアピールできると確信している。」


8  トム・サイクス  GBR  15   (8位/9位)

「両方のレースでシングルフィニッシュすることが出来た。そして総合でも8位。悪くないスタートだと思う。第1レースでは、ペースの良いグループに加われた。序盤はついていくのが大変だったが、最後に追いつくことができた。第2レースは混戦にもまれ、なかなか前に出ることが出来なかった。しかし、第1レースから第2レースに向けてセッティングを変更したのだが、それが上手く行ってグリップが良くなった。中盤、少しグリップが落ちたけれど、終盤は再び良くなった。もし、うまく逃げられていたら6位になれたはず。新しいバイクの改善すべき点もわかったので、これからもっと良くなると思う。」


9  ユージーヌ・ラバティ   IRL  14   (4位/15位)

「第1レースでは腕上がりの症状が出てしまって、ただ乗っているだけという状態でどうすることもできなかった。3位獲得の可能性もあったと思うけれど、リスクはおかしたくなかったんだ。すごく硬くなってしまっていたんだけれど、サーキット内の診療所で治してもらうことができたから良かったよ。マルコは第2レースでペースを上げた。彼を捕えるのは難しかったけれど、4位の可能性はまだ残っていたんだ。それなのに2回もニュートラルに入れてしまうミスをして、結果的にはやっと1ポイントを手にしただけだった。でも次のドニントンに向けてとてもポジティブな気持ちになれているのでいいことだと思う。僕らのマシンは確かに十分なポテンシャルを持っている。今日のレースでわかったことは、ライバルたちもプラクティス中ほど速くはなかったということ」


10  ヤクブ・シュムルツ  CZE  14   (7位/11位)


11  レオン・キャミア  GBR  13   (13位/6位)

「この週末の難しさを考えると、今日の結果、とりわけ第2レースの結果には本当に驚いている。第2レース前にリア・タイヤを換えて、スタートは慎重にいき、ミスを避けてペースを見つけようとした。ラップを重ねるごとにフィーリングが良くなっていき、6位まで浮上した。僕が疲れていたと言うのは控えめな表現になる。でもその条件を踏まえれば、自分がかなり満足していると考えられる。この体調不良がなければ、状況は変わっていた可能性はある。でもそれは大したことじゃない。今は仕事に没頭する必要がある。まだ長いシーズンが控えているからね。」


12  ロベルト・ロルフォ  ITA  9    (11位/12位)


13  ルーベン・チャウス  ESP  6    (16位/10位)

「第1レースはあまりにも悲惨だった。スタートしてすぐに4コーナーでブレーキングミスをして5つポジションを落としてしまい、さらに遅いグループにつかまってしまった。失った分を取り戻そうとがんばったけれど、序盤にタイヤをずいぶん使ってしまった。あと5つ上の位置でフィニッシュできたと思う。第1レースはまったく想定外の結果だったが、第2レースに向けてセッティングを完全に変えた。いくつかの問題は解決できなかったが、全体的にかなりよくなった。2レースともに完走できたし、今日はたくさんのことを学べた。第2戦のイギリスにつながるレースができたと思う」


14  トロイ・コーサー  AUS  6    (10位/19位)


15  ジョシュ・ウォーターズ  AUS  3    (18位/13位)

「レース1のスタート前は初めての世界戦、ヨシムラのマシン、ピレリタイヤという事で非常にナーバスになってしまい、そんな自分自身に問題があったと思います。 スタートしてから少しでも前のポジションにいこうとプッシュしていたところ、4コーナーでコースアウトしてポジションを大きく落としてしまい、チームに大変申し訳なかったと思います。 幸いにも転倒が無く、マシンのコンディションも問題なかったので少しでも追い上げようとしましたが、フロントタイヤのパンクの為、走るのが精一杯でレースらしい走行ができずに大変残念でした。
 レース2では、スタートに失敗してしまい結果として13位というポジションになってしまいました。 タイヤの使い方やスタート等はこれからの課題となります。  
ヨシムラのマシンは最高で、しかも才能のあるライダーや数多いヨシムラ契約の日本人ライダーがいる中で、自分を選んでくれた事に非常に驚きましたし、この様なチャンスを与えて頂いて本当に感謝しています。 Thank you so much!」


16  ジェームズ・トーズランド  GBR  2    (17位/14位)


17  アイルトン・バドヴィニ  ITA  2    (14位/リタイア)


18  ブライアン・スターリン   AUS  6    (15位/17位)


 -  ホアン・ラスコルツ  AUS  0    (リタイア/リタイア)

「第1レースは、良いペースで走れたので、かなりうれしかった。でも、チャターが止まらず9コーナーでコースアウト。バイクが壁に向かっていたので、芝生で自分から転倒した。第2レースはスペアのバイクに乗り換え、リアにソフトタイヤを装着した。そのおかげでコーナーが走りやすくなり、いいペースを保つことができたのだが、またスライドし始めたのと、第1レースの転倒の影響で身体に厳しかったのでリタイヤを決めた。結局、スーパーバイクの初完走は、次のレースに持ち越しとなった。でも、いいペースで走れたし、色々理解することが出来た。今日は難しいレースだったが、次のドニントンに向けて準備をしたい。」





監督



A・ドッソーリ (ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チーム)

「今日の仕事のすべてが良い方向へ進んだことを確認することができた。第1レースはうまくいかないところもあって、ふたりともリアグリップの不足を訴えていた。確かに終盤のセクションはペースが上がっていなかった。第2レースの前に2、3の調整を行うと、マルコはマックスについて行けるようになり、最終的にはカルロス・チェカとの差も第1レースほど大きく開かなかった。つまり非常にいいペースをキープすることができたということだ。
ユージンのほうは第1レースでかなり頑張って、第2レースも同じように懸命にトライした。プレッシャーはあったはずだが、厳しい戦いのなかで素晴らしい走りを見せてくれた。第2レースも同じようにいい走りだったが、不運にもニュートラルに入れるミスが出てしまい、これで10秒ずつタイムを失ってしまった。ミスさえなければ彼も表彰台に上っていただろう。この開幕戦で、チームもふたりのライダーも高いポテンシャルを見せてくれた。ふたりにとっては1日に2レースを戦うのは初めてだということを考えると、本当に素晴らしいと思う。チームのみんなに感謝。ドニントンではさらに力をつけて挑みたい」


加藤陽平 (ヨシムラ監督)

 「レース1は途中からペースがかなり落ちたので、何かトラブルがあったと思いましたが、走行後のチェックでパンクが発見されました。我々にとって初めてのチェッカーは受けられましたが、本当の意味でのレースをすることが出来ず非常に残念でした。
しかし、その様な状況の中でコースに留まり、ヨシムラにとって初めての完走という結果をもたらしてくれたジョシュには感謝です。
レース2では序盤~中盤はペースも良く、順位を上げていく事が出来て満足しています。終盤になってタイヤにブリスターができてしまい順位を落とし てしまいました。ここら辺がピレリタイヤの使い方を覚えて行かなくてはいけない、我々の次回の課題になります。そうそう、ジョシュにもスタートを上手に なってもらう必要がありますね!
今回のレース2でヨシムラの本当の意味でのWSBK初戦がスタートしました。 世界指折りのライダーと、巨大なファクトリーチームを相手にまず13番になれた事を誇りに思います。 次回は今回のレースで勉強した事を克服し、もう一つ前のグループでレースを必ずしたいと思っています。 皆さん応援有り難うございました。」




Supersport



スーパースポーツ世界選手権は、スーパーバイクからスイッチし、ヤマハから参戦のルーカ・スカッサが優勝した。
カワサキのブロック・パークスは、0.009秒という僅差で、惜しくも2位となった。
3位に、昨年の英国スーパースポーツチャンピオンで、ホンダから参戦のサム・ロウズ。
4位に、PPからスタートしたカワサキのデビッド・サロムが入った。
トップから4位までは、なんと、0.272秒差という紙一重の表彰台争いであった。
英国スーパーバイク選手権からスイッチしてきたジェームズ・エリソンは6位。
予選2番手からスタートし、トップグループを走っていたファビアン・フォレはリアのパンクトラブルでリタイアした。




1   ルーカ・スカッサ   YAMAHA   33:34.739


2   ブロック・パークス   KAWASAKI   +0.009


3   サム・ロウズ   HONDA   +0.033

「自分にとってとてもいいレースだった。Parkalgar Hondaでの最初のレースだったからね。正直、少しナーバスになっていたけれど、いいスタートが切れたし、周りもよく見えていた。レースは長いとわかっていたからタイヤのことを考えた。最終ラップでルカ(ヤマハ)を抜いたけれど、スリップにつかれて最後に抜かれた。優勝できなかったのは残念だが、初めてのレースで3位はすばらしい。自分のチームとすばらしいバイクに感謝している。今日は本当に楽しめた」


4   デビッド・サロム   KAWASAKI   +0.272


5   ロビン・ハームス   HONDA   +16.969

「大変だったけれどいいレースだった。10周を終えたころにタイヤが終わってしまったのが残念だった。フォーレを抜いて6位に上がったときに、デービス(ヤマハ)が問題をかかえているのが見えて、さらに1つポジションを上げた。残り10周はレースを引っ張るグループにいたいと思ったが、それはできなかった。今日は自分のペースで走って5位になれたので、チームにとってはとてもいいシーズンのスタートとなった」


6   ジェームズ・エリソン   HONDA   +23.943

「ケガをしている足の代わりに、上半身でバイクをコントロールしなければならなかったので、体力的に厳しかった。普段はレースで疲れないから本当に戸惑った。ストレートではバイクにしがみつかなければならず、腕が疲れはじめた。でも、ポイントを獲得することができたし、いいスタートが切れた」


7   フローリアン・マリーノ   HONDA   +31.788





WSBK フィリップアイランド 決勝

2011-02-27 19:56:04 | MotoGP WSB BSB JRR
Superbike World Championship 2011

Phillip Island 決勝   27 February





スーパーバイク世界選手権・オーストラリア開幕戦の決勝が3月27日にフィリップアイランド・サーキットで開催された。

今回のフィリップアイランドは、カルロス・チェカの独壇場となり、パーフェクトウィンを達成した。
ドカティ・ファクトリーが撤退した今季、戦力の低下を予想する声が多かったが、どうやらアルテア・レーシングには影響を及ぼさなかったようだ。
レース1では4.3秒もの大きなリードで勝利し、レース2でも同様に支配し2勝目を飾った。
アルテア・ドカティで最高のスタートを切ったチェカは、50ポイントの最大ポイントを獲得。
スーパーバイクでは、通算7勝を飾り、3度目のダブルウィンを達成の快挙だった。

両レース、チェカに続く2位だったのは、昨年のチャンピオン、マックス・ビアッジ。
MotoGP時代のライバルに戦いを挑むが、及ばなかった。
ビアッジは、40ポイントを獲得した。

マルコ・メランドリが、5位と3位。
彼はまだモチベーションを持ち続けていた。
一部のメディアは、このイタリア人は、やる気をなくしており、もう速く走れないと面白おかしく書きたてていた。
しかし、表彰台を獲得し、まだ終わっていないことを証明した。

レオン・ハスラムが、3位と5位。
BMWは熟成とデータの蓄積で、より安定性を増してきたが、この活躍はハスラムの力によるところが大きいだろう。
優勝するのに、そんなに時間はかからないかもしれない。

ジョナサン・レアは、12位と4位。
まだ本調子ではないが、表彰台にあと一歩だった。

芳賀紀行は、9位と7位。
それぞれ、トップとのタイム差が22秒と17秒で、1周1秒のビハインドを持っている。
今のマシンで、優勝争いができるレベルまで引き上げるのはハードルが高いと思われるが、ファクトリー並みのサポートを得るには、実績で勝ち取るしかない状況か。

今季、ニューマシンで臨んだカワサキは、トム・サイクスの8位と9位が最高位だった。
チームメイトのホアン・ラスコルツは、両レース、テクニカルトラブルでリタイアした。

ヨシムラのジョシュ・ウォーターズは、18位と13位。
第1レースでは、トーズランドと絡みコースアウトしたが転倒せずにコース復帰できた。

シルバン・ギュントーリは、第1レースでクラッシュし、第2レースを欠場した。
フランス人は、予選3番手からのスタートであったが、失敗し、1コーナーを18番手で通過。
4ラップ目には10位まで順位を上げ猛追していたのだが、6ラップ目の最終コーナーでクラッシュし、メディカルセンターに運ばれた。
彼は、手と膝、肩を負傷し、第2レースの欠場を余儀なくされた。


次のレースは、1ヶ月後の3月27日、ドニントンパークです。







SUPERBIKE

Race 1 -  Results:


1. カルロス・チェカ ESP (Althea Ducati 1098R) 34mins 16.503s
2. マックス・ビアッジ ITA (Aprilia Alitalia Racing RSV-4) +4.365s
3. レオン・ハスラム GBR (BMW Motorrad S1000RR) +10.719s
4. ユージーヌ・ラバティ IRL (Yamaha WSBK YZF-R1) +11.266s
5. マルコ・メランドリ ITA (Yamaha WSBK YZF-R1) +11.293s

6. ミッシェル・ファブリッツィオ ITA (Suzuki Alstare GSX-R1000) +12.039s
7. ヤクブ・シュムルツ CZE (Effenbert Liberty Ducati 1098R) +20.294s
8. トム・サイクス GBR (Kawasaki RTS ZX-10R) +20.742s
9. 芳賀 紀行 JPN (PATA Aprilia RSV-4) +22.421s
10. トロイ・コーサー AUS (BMW Motorrad S1000RR) +25.822s

11. ロベルト・ロルフォ ITA (Pedercini Kawasaki ZX-10R) +29.270s
12. ジョナサン・レア GBR (Castrol Honda CBR1000RR) +31.059s
13. レオン・キャミア GBR (Aprilia Alitalia Racing RSV-4) +31.721s
14. アイルトン・バドヴィニ ITA (BMW Italia S1000RR) +36.389s
15. ブライアン・スターリン AUS (Pedercini Kawasaki ZX-10R) +36.470s

16. ルーベン・チャウス ESP (Castrol Honda CBR1000RR) +41.928s
17. ジェームズ・トーズランド GBR (BMW Italia S1000RR) +55.239s
18. ジョシュ・ウォーターズ AUS (Yoshimura Suzuki GSX-R1000) +1min 00.312s
19. マーク・アイチソン AUS (Pedercini Kawasaki ZX-10R) +1min 00.316s
20. マキシム・バーガー FRA (Supersonic Ducati 1098R) +1min 30.125s

Not Classified

21. ホアン・ラスコルツ ESP (Kawasaki Racing ZX-10R) 13 laps completed
22. シルバン・ギュントーリ FRA (Effenbert Liberty Ducati 1098R) 6 laps completed




SBK Race 1 - Phillip Island 2011

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SUPERSPORT


Race 2 -  Results:



1. カルロス・チェカ ESP (Althea Ducati 1098R) 34mins 15.041s
2. マックス・ビアッ ITA (Aprilia Alitalia Racing RSV-4) +1.188s
3. マルコ・メランドリ ITA (Yamaha WSBK YZF-R1) +1.406s
4. ジョナサン・レア GBR (Castrol Honda CBR1000RR) +10.563s
5. レオン・ハスラム GBR (BMW Motorrad S1000RR) +10.885s

6. レオン・キャミア GBR (Aprilia Alitalia Racing RSV-4) +16.914s
7. 芳賀 紀行 JPN (PATA Aprilia RSV-4) +17.558s
8. ミッシェル・ファブリッツィオ ITA (Suzuki Alstare GSX-R1000) +17.679s
9. トム・サイクス GBR (Kawasaki RTS ZX-10R) +18.070s
10. ルーベン・チャウス ESP (Castrol Honda CBR1000RR) +19.053s

11. ヤクブ・シュムルツ CZE (Effenbert Liberty Ducati 1098R) +19.060s
12. ロベルト・ロルフォ ITA (Pedercini Kawasaki ZX-10R) +23.771s
13. ジョシュ・ウォーターズ AUS (Yoshimura Suzuki GSX-R1000) +23.956s
14. ジェームズ・トーズランド GBR (BMW Italia S1000RR) +28.713s
15. ユージーヌ・ラバティ IRL (Yamaha WSBK YZF-R1) +32.673s

16. マーク・アイチソン AUS (Pedercini Kawasaki ZX-10R) +33.226s
17. ブライアン・スターリン AUS (Pedercini Kawasaki ZX-10R) +42.598s
18. マキシム・バーガー FRA (Supersonic Ducati 1098R) +51.819s
19. トロイ・コーサー AUS (BMW Motorrad S1000RR) +55.738s

Not Classified

20. ホアン・ラスコルツ ESP (Kawasaki Racing ZX-10R) 14 laps completed
21. アイルトン・バドヴィニ ITA (BMW Italia S1000RR) 0 laps completed

Did Not Start

シルバン・ギュントーリ FRA (Effenbert Liberty Ducati 1098R)




SBK Race 2 - Phillip Island 2011

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SUPERSPORT


Results:


1. Luca Scassa ITA ParkinGO Yamaha YZF-R6 21 Laps
2. Broc Parkes AUS Kawasaki Motocard.com ZX-6R +0.009s
3. Sam Lowes GBR Parkalgar Honda CBR600RR +0.033s
4. David Salom ESP Kawasaki Motocard.com ZX-6R +0.272s
5. Robbin Harms DEN Harms Benjan Honda CBR600RR +16.969s
6. James Ellison GBR Bogdanka PTR Honda CBR600RR +23.943s
7. Florian Marino FRA Ten Kate Honda CBR600RR +31.788s
8. Vittorio Iannuzzo ITA Lorenzini Kawasaki ZX-6R +31.837s
9. Alexander Lundh SWE Cresto Guide Honda CBR600RR +31.870s
10. Danilo Dell'Omo ITA Suriano Triumph Daytona 675 +32.817s
11. Ronan Quarmby RSA Suriano Triumph Daytona 675 +43.799s
12. Ondrej Jezek CZE SMS Honda CBR600RR +56.116s
13. Bastien Chesaux SUI Moto-Academy Honda CBR600RR +1min 00.055s
14. Balazs Nemeth HUN Team Hungary Toth Honda CBR600RR +1min 05.909s
15. Imre Toth HUN Team Hungary Toth Honda CBR600RR +1min 06.318s

16. Vladimir Ivanov UKR Step Racing Honda CBR600RR +1min 14.472s
17. Marko Jerman SLO MD Jerman Triumph Daytona 675 1min 24.183s
18. Chaz Davies GBR ParkinGO Yamaha YZF-R6 +1 lap
19. Luca Marconi ITA Bike Service Yamaha YZF-R6 +1 lap
20. Roberto Tamburini ITA Bike Service Yamaha YZF-R6 +1 lap

Not Classified

21. Fabien Foret FRA Ten Kate Honda CBR600RR 15 lap completed
22. Massimo Roccoli ITA Lorenzini Kawasaki ZX-6R 15 laps completed
23. Miguel Praia POR Parkalgar Honda CBR600RR 10 laps completed
24. Pawel Szkopek POL Bogdanka PTR Honda CBR600RR 10 laps completed
25. Gino Rea GBR Step Racing Honda CBR600RR 5 laps completed
26. Mitchell Pirotta AUS Kuja Honda CBR600RR 1 lap completed




SSP Race - Phillip Island 2011

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WSBK フィリップアイランド SP

2011-02-26 17:25:00 | MotoGP WSB BSB JRR


Superbike World Championship 2011

Phillip Island   25-26-27 February

- Superpole -




スーパーポールの結果。

(フリープラクティス2回目の結果は省略)

チェカがポールポジション。
やはり、予選2では余力を残していた。

ビアッジ、2番手。
アプリリア(ファクトリー限定)も予想外にトップスピードが伸びていた。

3番手、ギュントーリ。

4番手、ハスラム。
BMWというより、ハスラム自身のポテンシャル発揮がこの結果だろう。

5番手、ラバティ。
ルーキーながら今季の活躍が期待できそう。

シュムルツ、6番手。
コーサー、7番手。

8番手に、メランドリが来た。

カワサキのサイクスは、10番手。

芳賀は、14番手。
厳しい状況が続いている。




SUPERBIKE

Superpole qualifying times -  Results:


1. Carlos Checa?(Althea Racing)?1'30.882
2. Max Biaggi?(Aprilia Alitalia Racing Team)?1'30.895
3. Sylvain Guintoli?(Team Effenbert-Liberty Racing)?1'31.293
4. Leon Haslam?(BMW Motorrad Motorsport)?1'31.429
5. Eugene Laverty?(Yamaha World Superbike Team)?1'31.858
6. Jakub Smrz?(Team Effenbert-Liberty Racing)?1'31.980
7. Troy Corser?(BMW Motorrad Motorsport)?1'32.182
8. Marco Melandri?(Yamaha World Superbike Team)?1'32.662

↑ SP3

9. Michel Fabrizio?(Team Suzuki Alstare)?1'32.153
10. Tom Sykes?(Kawasaki Racing Team Superbike)?1'32.204
11. Joshua Waters?(Yoshimura Suzuki Racing Team)?1'32.240
12. Jonathan Rea?(Castrol Honda)?1'32.708

↑ SP2

13. Joan Lascorz?(Kawasaki Racing Team)?1'32.346
14. Noriyuki Haga?(PATA Racing Team Aprilia)?1'32.391
15. James Toseland?(BMW Motorrad Italia SBK Team)?1'32.547
16. Ruben Xaus?(Castrol Honda)?1'32.788

↑ SP2

↓ Grid positions determined by Q2 times

17. Leon Camier?(Aprilia Alitalia Racing Team)?1'32.847
18. Bryan Staring?(Team Pedercini)?1'32.883
19. Maxime Berger?(Supersonic Racing Team)?1'33.079
20. Ayrton Badovini?(BMW Motorrad Italia SBK Team)?1'33.161
21. Roberto Rolfo?(Team Pedercini)?1'33.286
22. Mark Aitchison?(Team Pedercini)?1'33.413



Phillip Island official WSBK lap records

Best lap: Regis Laconi FRA DFX Ducati 1m 31.050s (2009)
Race lap record: Troy Corser AUS Yamaha Italia 1m 31.826s (2007)




SUPERSPORT


Qualifying 2



1. David Salom?(Kawasaki Motocard.com)?1'34.070
2. Fabien Foret?(Hannspree Ten Kate Honda)?1'34.091
3. Sam Lowes?(Parkalgar Honda)?1'34.504
4. Broc Parkes?(Kawasaki Motocard.com)?1'34.548
5. Luca Scassa?(Yamaha ParkinGO Team)?1'34.635
6. Roberto Tamburini?(Bike Service R.T.)?1'34.931
7. Florian Marino?(Hannspree Ten Kate Honda)?1'34.994
8. Chaz Davies?(Yamaha ParkinGO Team)?1'35.065
9. Robbin Harms?(Harms Benjan Racing Team)?1'35.272
10. Gino Rea?(Step Racing Team)?1'35.362
11. James Ellison?(Bogdanka PTR Honda)?1'35.480
12. Massimo Roccoli?(Lorenzini by Leoni)?1'35.808
13. Danilo Dell'Omo?(Suriano Racing Team)?1'35.905
14. Miguel Praia?(Parkalgar Honda)?1'35.953
15. Pawel Szkopek?(Bogdanka PTR Honda)?1'35.968
16. Vladimir Ivanov?(Step Racing Team)?1'36.048
17. Ronan Quarmby?(Suriano Racing Team)?1'36.109
18. Vittorio Iannuzzo?(Lorenzini by Leoni)?1'36.146
19. Ondrej Jezek?(SMS Racing)?1'36.185
20. Alexander Lundh?(Cresto Guide Racing Team)?1'36.264
21. Bastien Chesaux?(MACH Racing)?1'36.721
22. Mitchell Pirotta?(KUJA Racing Team)?1'37.600
23. Imre Toth?(Team Hungary Toth)?1'37.631
24. Balazs Nemeth?(Team Hungary Toth)?1'38.404
25. Marko Jerman?(MD Team Jerman)?1'38.650
26. Luca Marconi?(Bike Service R.T.)?1'39.335






WSBK フィリップアイランド QP2

2011-02-26 17:19:34 | MotoGP WSB BSB JRR



Superbike World Championship 2011

Phillip Island   25-26-27 February





午前の予選2回目の結果です。


ドカティのカルロス・チェカは、予選1回目のタイムを更新できなかったが、トップに留まった。
カワサキのトム・サイクスが3番手に来たのが、個人的にうれしい。 ← 新ZX-10RRが好きなもんで
芳賀は苦戦。チャターが止まらない。
スーパーポールセッションは16位までがなので、レオン・キャミアはSP進出ならず。




SUPERBIKE

予選2回目 - Qualifying 2 Results:


(1回目の予選を合わせた総合タイムです。)

1. Carlos Checa (Althea Racing) 1'31.577 *
2. Max Biaggi (Aprilia Alitalia Racing Team) 1'31.782
3. Tom Sykes (Kawasaki Racing Team Superbike) 1'31.813
4. Sylvain Guintoli (Team Effenbert-Liberty Racing) 1'31.850 *
5. Jonathan Rea (Castrol Honda) 1'31.906
6. Eugene Laverty (Yamaha World Superbike Team) 1'31.969 *
7. Leon Haslam (BMW Motorrad Motorsport) 1'32.023
8. Jakub Smrz (Team Effenbert-Liberty Racing) 1'32.066 *
9. Joan Lascorz (Kawasaki Racing Team) 1'32.085
10. Michel Fabrizio (Team Suzuki Alstare) 1'32.108 *
11. Noriyuki Haga (PATA Racing Team Aprilia) 1'32.168
12. Marco Melandri (Yamaha World Superbike Team) 1'32.237
13. Joshua Waters (Yoshimura Suzuki Racing Team) 1'32.413
14. Ruben Xaus (Castrol Honda) 1'32.503
15. Troy Corser (BMW Motorrad Motorsport) 1'32.520
16. James Toseland (BMW Motorrad Italia SBK Team) 1'32.609

*Will not progress to Superpole

17. Leon Camier (Aprilia Alitalia Racing Team) 1'32.847
18. Bryan Staring (Team Pedercini) 1'32.883
19. Maxime Berger (Supersonic Racing Team) 1'33.079
20. Ayrton Badovini (BMW Motorrad Italia SBK Team) 1'33.161
21. Roberto Rolfo (Team Pedercini) 1'33.286
22. Mark Aitchison (Team Pedercini) 1'33.413

* denotes lap time set during Q1

Phillip Island official WSBK lap records

Best lap: Regis Laconi FRA DFX Ducati 1m 31.050s (2009)
Race lap record: Troy Corser AUS Yamaha Italia 1m 31.826s (2007)



WSBK フィリップアイランド FP1&QP1

2011-02-26 00:45:43 | MotoGP WSB BSB JRR

Superbike World Championship 2011

Phillip Island   25-26-27 February









スーパーバイク世界選手権 2011が、ついに開幕した。
2月の開幕ということで、まだ感覚的にレース観戦モードに入りきれないのだが、レース関係者たちにとっては既に戦闘モード全開となっていることだろう。



さて、初戦の舞台となるフィリップアイランド・サーキットは、オーストラリア、ウェスタンポート湾の入り口に浮かぶ島にあり、海のそばに立地していることから非常に風が強いことで知られている。
コース長は4.445kmで、高低差があり、アベレージも高い難しいコースだ。

フィリップアイランド初日、午前にフリープラクティス。午後に予選第1回目が行われた。



そのFP1と予選1を制したのはアルティア・ドカティのカルロス・チェカ
ここは、伝統的にドカティが活躍してきたコースでもあるが、特にチェカとは相性のいいコースのようだ。
チェカは昨年もここで優勝を果たしている。
テストから好調を維持するチェカは、FP1で転倒を喫したものの、その後影響もなくトップタイムをたたき出した。
ドカティは、ファクトリーが撤退して、チェカの所属するアルティアチームがドカティの実質的なエースチームとなった。
おそらく、アルティアチームのマシンにはドカティ本社からのサポートがなされているはず。
昨年のファクトリーマシンを駆るチェカのマシンが、今後、どの程度のアップデイトがなされるか分からないが、シーズンが進み、他のファクトリーが仕上がってきたときには大きな差をつけられる可能性もある。
ドカティ本社の力の入れ具合次第となるだろう。
市販社ベースとはいえ、今の先鋭化したスーパーバイクは、何もせずに腕だけの勝負で勝てる世界ではなくなっているのだ。

予選2番手につけたのは、ドカティのシルバン・ギュントーリ
昨年までパッとしなかったこのフランス人は、今年に入って急に目覚めたように活躍をし始めた。
ここで流れをつかめば、良いレースを見せてくれるかもしれない。
なんてったって、彼は元MotoGPライダーなのだから。

予選3番手は、ヤマハファクトリーチームのユージーヌ・ラバティ
昨年はWSSで、全13戦中8勝し最多勝をあげるが、ランク2位となっている。
ヤマハは、スーパースポーツで丁寧に育ててきたかいがあった。
チームメイトのメランドリより良い成績を上げそうな感じだ。

予選4番手に、ナンバーワンゼッケンをつけるマックス・ビアッジ
エンジンブレーキに問題を抱え、チャタリングが発生しているようだ。

予選5番手に、一発屋のヤクブ・シュムルツ
彼は予選では良い位置につけるが、決勝につながらない時が多い。
今年は決勝でも実績を上げられるのか注目だ。

予選6番手に、BMWのレオン・ハスラム
スズキからBMWに移籍したハスラムであるが、速さは健在であった。
テスト段階では、BMWはどうかなという雰囲気があったが、予選では6番手にねじ込んできた。
BMWはWSB参戦3年目となる今年、チャンピオンを狙える位置に居ることが計画であったはずだ。
しかし、今の状況を見てみると、チャンピオンはまだ厳しいかなと感じる。
ハスラムの力で、何度か優勝は出来るかもしれないが、マシン的にはまだまだだ。
市販車のセールスは好調のようではあるけれど。

予選7番手、スズキのミッシェル・ファブリッツィオ
昨年のファクトリードカティからスズキに移籍してきた。
スズキの期待を一身に担うライダーとなった。
リストラ一辺倒のスズキにあっては、レース部門に予算配分がなされない。
それでも、マシンにはファクトリーの知恵が凝縮された工夫の跡が見受けられる。
限られた資源の中で、最大限の結果を出す事が、ファブリッツィオに課せられた使命だ。

予選8番手は、ホアン・ラスコルツ
ここで、やっとカワサキが出てきた。
今年、カワサキが満を持して出したニューマシンだが、まだまだ詰める必要がある。
実戦での開発が進んだシーズン半ば頃の活躍が楽しみだ。
ラスコルツは、FP1では3番手につけた。
ルーキーながら、今季のカワサキのエースライダーになりそうな感じだ。

テストで走っていた柳川明選手は、残念ながらここには名前がない。
どこの判断なのかは不明だが、本人は走りたかったに違いない。

予選9番手、カストロール・ホンダのジョナサン・レア
テストで、クラッシュし手首を痛めていたのだが、強行出場である。
怪我をしていてもFP1では2番手に付け、速さは持っているが、長丁場のレースでは怪我の影響が出るかもしれない。
今年のテンケイトは、カストロールがスポンサーについてはいるが、ホンダのサポート体制は縮小されている。
楽な戦いが出来ないことは想像に難くないが、レアは将来、MotoGPへのレールが約束されているとライダーと言われているので、それに恥じない活躍が期待される。


予選10番手には、ヨシムラのジョシュ・ウォーターズがきた。
マシン的なことを考慮すれば、かなりの好位置。
地元の有力ライダーを起用したことが功を奏したか。
個人的に、このヨシムラのマシンが一番かっこいいと思っているので、ぜひ好成績をお願いしたい。

予選11番手トロイ・コーサー
ハスラムの加入により、エースの座は奪われた感があるが、BMWはベテランの開発能力を高く評価している。
この渋い大人のライダーが居るだけで、スーパーバイクの雰囲気が締まってくる。

予選12番手マルコ・メランドリ
昨年のMotoGPからスーパーバイクに移籍してきた。
MotoGP時代は、やる気を無くしていたメランドリだったが、新天地で心機一転活躍できるのか。
気分が乗らないとどうしようもないライダーなので、もしマシンやチームが気に入らなければ、昨年の二の舞は避けられないだろう。
一応、これまで入ってきているコメント等では、何もかも気に入っているようなので、ヤマハファクトリーライダーとして好成績を期待したい。


予選13番手カワサキのトム・サイクス
昨年途中から確変したサイクスだが、今年はどうなるか。

予選14番手芳賀紀行
今年は、唯一の日本人として参戦している、日本期待の星だ。
昨年のドカティからアプリリアにチェンジし、しかも、サテライトチームと言う条件での参戦となる。
アプリリアは、ビアッジによってチャンピオンとなったマシンであるが、今季のレギュレーション改訂により多少戦闘力が落ちていると思われる。
それに加えサテライトマシンは、ファクトリーマシンのようにシーズン中アップデイトがなされるのかどうかわからない。
テストから予選までの流れを見ても、厳しい試練を予感させる状況となった。
芳賀のマシンは、チャタリングの発生により進入はもとより立ち上がりも遅れをとっている状態である。
それは、予選に至っても解決の方向性が見えず、なかなか厳しい。
芳賀の活躍無くしては、スーパーバイクの楽しさも半減してしまうので、どうか活躍してくれますように。

予選15番手ジェームズ・トーズランド
トーズランドも元MotoGPライダーで、今年はBMWのサテライトチームに移籍した。

予選16番手、アプリリアのレオン・キャミア
ビアッジから1秒以上遅れをとっている。

予選17番手ブライアン・スターリン
ペデルチーニ・カワサキのライダー。

予選18番手マキシム・バーガー

予選19番手ルーベン・チャウス
カストロール・ホンダのチャウスは、チームメイトのレアから1秒遅れ。
ホンダに乗って、リズムを取り戻すかなと期待していたが、今のところ空振りしている。
昨年、あれだけグダグダだったので、ホンダへの移籍は名誉挽回の大チャンスだけに頑張らなければいけないはずだ。

予選20番手、BMWイタリアのアイルトン・バドヴィニ

予選21番手マーク・アイチソン
ペデルチーニ・カワサキのチームは、3人体制で来た。

予選22番手ロベルト・ロルフォ
昨年、Moto2マレーシアGPで勝ったライダー。
MotoGPの経験もあり、GP250では最高ランク2位を獲得したこともあるライダーだが、なぜか予選最後尾。
チーム・ペデルチーニはカワサキのニューマシンを手に入れ活躍するかと思われたが、皆、最後尾付近を占める結果となった。



明日は、フリープラクティス2と予選2回目が行われる。



スケジュールは以下の通り。
(オーストラリアとの時差は1時間で、今はサマータイムなので更に1時間針を進めることになる。オーストラリアは州によってサマータイムを実施する州としない州がある。フィリップアイランドがあるヴィクトリア州は実施州。よって、+2時間となる。)



Saturday 26-02-2011

QUALIFYING PRACTICE 08:45 45'

FREE PRACTICE 11:45 45'

SUPERPOLE (1) 13:00 14'
SUPERPOLE (2) 13:21 12'
SUPERPOLE (3) 13:40 10'


Sunday 27-02-2011

WARM UP 07:20 15'

RACE 1 10:00
RACE 2 13:30






SUPERBIKE

フリープラクティス1回目 FP1 Results:
Start 11:30

01- Carlos Checa ? Althea Racing ? Ducati 1198 ? 1’31.647
02- Jonathan Rea ? Castrol Honda ? Honda CBR 1000RR ? + 0.625
03- Joan Lascorz ? Kawasaki Racing Team ? Kawasaki ZX-10R ? + 0.705
04- Leon Haslam ? BMW Motorrad Motorsport ? BMW S1000RR ? + 0.713
05- Sylvain Guintoli ? Team Effenbert Liberty Racing ? Ducati 1198 ? + 0.751
06- Max Biaggi ? Aprilia Alitalia Racing Team ? Aprilia RSV4 Factory ? + 0.781
07- Jakub Smrz ? Team Effenbert Liberty Racing ? Ducati 1198 ? + 0.797
08- Marco Melandri ? Yamaha World Superbike Team ? Yamaha YZF R1 ? + 0.860
09- Michel Fabrizio ? Team Suzuki Alstare ? Suzuki GSX-R 1000 ? + 0.964
10- Eugene Laverty ? Yamaha World Superbike Team ? Yamaha YZF R1 ? + 1.009
11- Tom Sykes ? Kawasaki Racing Team ? Kawasaki ZX-10R ? + 1.386
12- Noriyuki Haga ? Pata Racing Team Aprilia ? Aprilia RSV4 Factory ? + 1.466
13- Ruben Xaus ? Castrol Honda ? Honda CBR 1000RR ? + 1.547
14- Ayrton Badovini ? BMW Motorrad Italia ? BMW S1000RR ? + 1.582
15- James Toseland ? BMW Motorrad Italia ? BMW S1000RR ? + 1.794
16- Josh Waters ? Yoshimura Suzuki Racing Team ? Suzuki GSX-R 1000 ? + 1.799
17- Maxime Berger ? Supersonic Racing Team ? Ducati 1198 ? + 1.827
18- Leon Camier ? Aprilia Alitalia Racing Team ? Aprilia RSV4 Factory ? + 2.062
19- Mark Aitchison ? Team Pedercini ? Kawasaki ZX-10R ? + 2.367
20- Roberto Rolfo ? Team Pedercini ? Kawasaki ZX-10R ? + 2.448
21- Bryan Staring ? Team Pedercini ? Kawasaki ZX-10R ? + 2.744
22- Troy Corser ? BMW Motorrad Motorsport ? BMW S1000RR ? + 3.266




予選1回目 Qualifying 1 QP1 Results:
Start 15:30

01- Carlos Checa ? Althea Racing ? Ducati 1198 ? 1’31.577
02- Sylvain Guintoli ? Team Effenbert Liberty Racing ? Ducati 1198 ? + 0.273
03- Eugene Laverty ? Yamaha World Superbike Team ? Yamaha YZF R1 ? + 0.392
04- Max Biaggi ? Aprilia Alitalia Racing Team ? Aprilia RSV4 Factory ? + 0.432
05- Jakub Smrz ? Team Effenbert Liberty Racing ? Ducati 1198 ? + 0.489
06- Leon Haslam ? BMW Motorrad Motorsport ? BMW S1000RR ? + 0.505
07- Michel Fabrizio ? Team Suzuki Alstare ? Suzuki GSX-R 1000 ? + 0.531
08- Joan Lascorz ? Kawasaki Racing Team ? Kawasaki ZX-10R ? + 0.586
09- Jonathan Rea ? Castrol Honda ? Honda CBR 1000RR ? + 0.847
10- Josh Waters ? Yoshimura Suzuki Racing Team ? Suzuki GSX-R 1000 ? + 1.113
11- Troy Corser ? BMW Motorrad Motorsport ? BMW S1000RR ? + 1.122
12- Marco Melandri ? Yamaha World Superbike Team ? Yamaha YZF R1 ? + 1.123
13- Tom Sykes ? Kawasaki Racing Team ? Kawasaki ZX-10R ? + 1.128
14- Noriyuki Haga ? Pata Racing Team Aprilia ? Aprilia RSV4 Factory ? + 1.481
15- James Toseland ? BMW Motorrad Italia ? BMW S1000RR ? + 1.497
16- Leon Camier ? Aprilia Alitalia Racing Team ? Aprilia RSV4 Factory ? + 1.507
17- Bryan Staring ? Team Pedercini ? Kawasaki ZX-10R ? + 1.553
18- Maxime Berger ? Supersonic Racing Team ? Ducati 1198 ? + 1.599
19- Ruben Xaus ? Castrol Honda ? Honda CBR 1000RR ? + 1.834
20- Ayrton Badovini ? BMW Motorrad Italia ? BMW S1000RR ? + 2.021
21- Mark Aitchison ? Team Pedercini ? Kawasaki ZX-10R ? + 2.211
22- Roberto Rolfo ? Team Pedercini ? Kawasaki ZX-10R ? + 2.287





SUPERSPORT


Qualifying 1


1. Fabien Foret?(Hannspree Ten Kate Honda)?1'34.091
2. David Salom?(Kawasaki Motocard.com)?1'34.166
3. Sam Lowes?(Parkalgar Honda)?1'34.875
4. Chaz Davies?(Yamaha ParkinGO Team)?1'35.065
5. Roberto Tamburini?(Bike Service R.T.)?1'35.203
6. Luca Scassa?(Yamaha ParkinGO Team)?1'35.236
7. Broc Parkes?(Kawasaki Motocard.com)?1'35.297
8. Florian Marino?(Hannspree Ten Kate Honda)?1'35.335
9. James Ellison?(Bogdanka PTR Honda)?1'35.480
10. Robbin Harms?(Harms Benjan Racing Team)?1'35.563
11. Gino Rea?(Step Racing Team)?1'35.576
12. Miguel Praia?(Parkalgar Honda)?1'35.953
13. Pawel Szkopek?(Bogdanka PTR Honda)?1'35.968
14. Massimo Roccoli?(Lorenzini by Leoni)?1'36.026
15. Vladimir Ivanov?(Step Racing Team)?1'36.048
16. Ronan Quarmby?(Suriano Racing Team)?1'36.168
17. Danilo Dell'Omo?(Suriano Racing Team)?1'36.273
18. Ondrej Jezek?(SMS Racing)?1'36.682
19. Vittorio Iannuzzo?(Lorenzini by Leoni)?1'36.826
20. Bastien Chesaux?(MACH Racing)?1'36.863
21. Imre Toth?(Team Hungary Toth)?1'37.666
22. Alexander Lundh?(Cresto Guide Racing Team)?1'37.809
23. Mitchell Pirotta?(KUJA Racing Team)?1'38.770
24. Marko Jerman?(MD Team Jerman)?1'39.030
25. Luca Marconi?(Bike Service R.T.)?1'39.343
26. Balazs Nemeth?(Team Hungary Toth)?1'39.479



【動画】WSBK Rea's burn and crash

2011-02-24 23:24:43 | 動画


スーパーバイク世界選手権、先日のフィリップアイランドテストで、クラッシュしたジョナサン・レア。

手首を負傷し、開幕戦への参戦が危ぶまれているが、本人は走るつもりだ。

最終的には、金曜日の状態を見て決められる。

ビデオは、クラッシュした時の様子。
200キロのスピードで、炎に包まれた。

前にエドワーズも同じような目に遭ってたような記憶が。





Superbike TV: Jonathan Rea Crash [Phillip Island 22nd February 2011]

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WhyArai?

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MotoGP : セパンテスト2 三日目

2011-02-24 23:05:17 | MotoGP WSB BSB JRR


Sepang II MotoGP test - Thursday



ストーナーの天下到来




MotoGP公式テスト、セパン第2ステージの三日目。


 今年はケーシー・ストーナーの独壇場になるのか。
 セパンテストの第2ステージ、この三日間をタイムシートのトップで締めくくったストーナーは、無敵のマシンを手に入れたのか。
 2007年にドカティでチャンピオンを獲得し、その後も他のドカティライダーを尻目に彼一人が勝ち続けた。
 そんなことから、デスモセディチはストーナースペシャルだとも言われていた。
 しかし、ドカティがストーナースペシャルを作っていたのではなく、ストーナーがドカティに合わせて天才的なライディングをしていた事が分かった。
 MotoGPを走るライダー達は、皆、選ばれたトップアスリートである事は紛れもない事実だが、その中でもストーナーは抜きん出た、類まれな天才ライダーである事を今回改めて証明した。

 そんな驚速のストーナーを追うライダーは誰か。

 2番手につけたのは、ダニー・ペドロサ。
 三日連続、ストーナーと僅差であるが後塵を拝した。
 とは言っても、タイムを59秒台に入れ、ライダーもマシンも絶好調を維持している。
 今年は、ペドロサとストーナーの意地の張り合いが見どころになりそうだ。

 驚速のトップ二人に割って入る可能性を示したのは、マルコ・シモンチェリで、3番手タイムをマークしてきた。

 4番手にアンドレア・ドヴィチオーゾとなり、ホンダ勢が上位4位までを独占した。

 5番手からヤマハ勢が位置しており、ベン・スピーズ、コーリン・エドワーズ、ホルヘ・ロレンソの順。
 テストとは言っても、ロレンソの勢いが感じられないのが気になる。
 群雄割拠の今シーズン、テストでも強さを見せておかないと、主導権を握れなくなる。

 昨日、頭痛に悩まされたアルバロ・バウティスタは8番手。

 9番手、青山博一。
 トップから1.6秒差と、まだまだ詰める要素がありそうだ。
 転倒を喫ししてしまったが、攻めての結果なのでポジティブに捉えよう。

 10番手にようやくドカティのエクトール・バルベラが入った。

 11番手に、昨日、体調不良で休暇を取ったヴァレンティーノ・ロッシが入り、精力的な走行をした。
 ロッシは、デスモセディチの問題点の一つとして旋回性を指摘し、課題が多いことを認めた。
 デスモセディチの戦闘力をどこまで引き上げてくるのかも注目だ。

 次の開幕前最後のテストは、3月13日からロサイルで開催される。




Results:


1. Casey Stoner AUS Repsol Honda Team 1m 59.665s (37)
2. Dani Pedrosa ESP Repsol Honda Team 1m 59.803s (38)
3. Marco Simoncelli ITA San Carlo Honda Gresini 2m 0.163s (46)
4. Andrea Dovizioso ITA Repsol Honda Team 2m 0.541s (45)
5. Ben Spies USA Yamaha Factory Racing 2m 0.678s (32)

6. Colin Edwards USA Monster Yamaha Tech 3 2m 0.966s (29)
7. Jorge Lorenzo ESP Yamaha Factory Racing 2m 1.003s (48)
8. Alvaro Bautista ESP Rizla Suzuki MotoGP 2m 1.194s (34)
9. Hiroshi Aoyama JPN San Carlo Honda Gresini 2m 1.328s (48)
10. Hector Barbera ESP Aspar Team 2m 1.346s (21)

11. Valentino Rossi ITA Ducati Team 2m 1.469s (59)
12. Nicky Hayden USA Ducati Team 2m 1.469s (71)
13. Loris Capirossi ITA Pramac Racing Team 2m 1.493s (39)
14. Cal Crutchlow GBR Monster Yamaha Tech 3 2m 2.034s (50)
15. Randy de Puniet FRA Pramac Racing Team 2m 2.155s (42)

16. Toni Elias ESP LCR Honda MotoGP 2m 2.410s (57)
17. Bike #T1 JPN Yamaha Test Rider 2m 2.457s (40)
18. Karel Abraham CZE Cardion AB Motoracing 2m 2.506s (55)
19. Bike #T2 JPN Yamaha test Rider 2m 3.016s (13)




オフィシャルテストリザルト

2011年オフィシャルテスト2

1日目: C.ストーナー - 2分01秒987
2日目: C.ストーナー - 2分00秒171
3日目: C.ストーナー - 1分59秒665

2011年オフィシャルテスト1

1日目: C.ストーナー - 2分01秒574
2日目: D.ペドロサ - 2分00秒770
3日目: M.シモンセリ - 2分00秒757


2010年第15戦マレーシアGP

ポールポジション: J.ロレンソ - 2分01秒537
ファーステストラップ: V.ロッシ - 2分02秒117

サーキットレコードラップ: C.ストーナー - 2分02秒108(2007年)
サーキットベストラップ: V.ロッシ - 2分00秒518(2009年)






- Update -

コメント

ケーシー・ストーナー(1番手)

「シャーシの比較テストでグッドな1日となり、シーズンにどれを使用するのか決めることができたから嬉しい。
選択したシャーシは好きなようなパフォーマンスがある。
使用するセッティングに関係なく、すごく簡単に適応することができるから、次のテストでは幾つかのセッティングを試し、コースでの走行時間を活かすことができるだろう。
エンジンブレーキに関する電子制御を複数試した。
幾つかの面で良くなったけど、他の面でミスがあったから、解決しないと。
非常に似たバイクが2台持つことは、非常に使える。
ロングランを実行して、有効なデータを収集した。
テストは僕たちにとって非常に生産的だった。カタールが待ち遠しい。」


バレンティーノ・ロッシ(11番手)

「望んでいた目標、つまり、6番手に位置すること、特に上位陣とのギャップを詰めるという目標を達成できなかったから、今回のテストには満足できない。
僕たちは1.8秒差。後退してしまった。
1日目を終えたとき、目標を達成できると考えた。
グッドなスタートで、ハードタイヤを装着して、バイクは機能し、ものごとはポジティブだったけど、その後、新たな前進を果たせなかった。
電子制御において、グッドなアイデアがあり、問題を解決できる。
シャーシのセットアップは確かではない。トライしたけど、上手く行かなかった。
ハードブレーキングができるけど、その後の旋回が困難だ。
コーナーの真ん中で速く走れず、立ち上がりを上手く活かせない。
走行が僅か2日間だけだったのは、役に立たない。
今日のラスト2時間は進歩するために沢山のことを試した。
幾つかのことは良かったけど、雨が降り始めてしまった。」


アルバロ・バウティスタ(8番手)

「ビタミン剤を飲んで、昨日よりも少しは良くなった。
最初の走行で、セパンでのベストラップをマークしたけど、実際には2度ほどミスを犯してしまったから、2分00秒台に入らなければいけなかった。
その後は、みんなが中古タイヤを使い、路面が熱くなったから、似たようなタイムをマークするのが難しかったけど、中古タイヤで2分01秒台だったから嬉しい。
体調があまり良くなった。
それに、ロングランを実行しなかったから、今回は僕にとってベストではなかった。
スズキには申し訳ないけど、幾つかの分野で進歩したから、異なった条件下で助けとなると思う。
スズキは今、安定している。
グッドなフィーリングがあり、速い。
カタールのコールドコンディションでも同じようなフィーリングが持てることを願う。」


ポール・デニング(スズキ・チームマネージャー)

「少しストレンジなテストでしたが、明白なリザルトです。
ノブとファクトリーのエンジニアたちに感謝します。
将来に役立つ非常に細かい大量な仕事をやり遂げました。
アルバロは少し失望していますが、総合8位に不満はないです。
レーサーのアロバロとライダーのアルバロが違うということを誰もが理解しています。
チームは非常に落ち着き、大変素晴らしい仕事をしました。」




ロッシ効果?

2011-02-24 00:33:27 | バイクその他








いや、ホント、どうでもいい写真なんだけど、ちょと笑ってしまったので載せてみた。



なんか、このやっつけ感がたまらない。




ロッシが、ドカティに移った効果で、特にイタリア国内ではドカティファンが急増しているらしい。

そのせいなのかは分からないが、このホンダ車のライダーは、よっぽどドカティに乗りたくなったのだろうね。






ついでに、イタリアの話題。

グラフは、イタリア国内の二輪車販売台数の推移だ。

御覧の通り、昨年は急激に販売数を落としている。

確か、ドカティとBMWはそれほど販売を落としていなかったと思うので、これは単純に日本車が売れていないという事だろうか。

こういった状況の背景には、当然、経済状況も関係してくるのだが、他にも、あまりに高くなった車両や付随費用を指摘する声もあるし、イタリア国内では保険の大幅な値上げもなされたようだ。

新興国のモータリゼーションが成熟して、二輪車の需要が減退していった場合、この業界はどうなるのか。

30年後が心配になってきた。  オイオイ








MotoGP : セパンテスト2 二日目

2011-02-23 23:45:31 | MotoGP WSB BSB JRR
Sepang II MotoGP test times - Wednesday




ストーナーの勢いが止まらない!


MotoGP公式テスト、セパン第2ステージの二日目。

気温33度。路面温度43度のドライコンディション。

レプソルホンダのケーシー・ストーナーが、初日に引き続きトップタイムをたたき出した。
タイムも昨年、ロッシがテストで出したベストラップを上回る2分00秒171をマーク。
アベレージも申し分ないタイムを維持する絶好調のライディングを披露した。

2番手には、ストーナーには絶対負けられないダニ・ペドロサが、0.058秒差の僅差で意地を見せて追う。

3番手に、アンドレア・ドビツィオーソが、トップから0.360秒差で追いすがる。
なんとレプソルホンダ勢が、1、2、3を独占している。
今年のホンダは、昨年型の熟成マシンという事もあり、非常にレベルの高い仕上がりを見せている。

続く4、5番手には、ファクトリーヤマハ勢が続くが、なんとベン・スピーズが前に来た。
しかし、0.1秒差の僅差でスピーズを追うロレンソ。
今年はスピーズが何かやってくれそうな気配を感じさせる。
ロレンソも心中穏やかではないだろう。
彼にとって、今年は追われるものの重圧を感じてのレースとなるかもしれない。

そして、またホンダが続く。
6番手、シモンチェリ。
7番手、青山博一。

11番手のバウティスタは、頭痛が治らず、休み休みの走行となった。

ドカティのヴァレンティーノ・ロッシは、熱と痛みを伴う風邪をひき、走行をキャンセルし、ホテルで静養した。

テストは、明日まで続けられる。

尚、タイムシートの9番手タイムは、ロレンソがテストマシンで記録したタイムである。





test times - Wednesday


1. Casey Stoner AUS Repsol Honda Team 2m 0.171s (43)
2. Dani Pedrosa ESP Repsol Honda Team 2m 0.229s (41)
3. Andrea Dovizioso ITA Repsol Honda Team 2m 0.531s (46)
4. Ben Spies USA Yamaha Factory Racing 2m 0.824s (54)
5. Jorge Lorenzo ESP Yamaha Factory Racing 2m 0.931s (45)

6. Marco Simoncelli ITA San Carlo Honda Gresini 2m 1.033s (52)
7. Hiroshi Aoyama JPN San Carlo Honda Gresini 2m 1.439s (64)
8. Colin Edwards USA Monster Yamaha Tech 3 2m 1.738s (44)
9. Bike #T2 JPN Yamaha test Rider 2m 1.792s (23)
10. Hector Barbera ESP Aspar Team 2m 1.909s (64)

11. Alvaro Bautista ESP Rizla Suzuki MotoGP 2m 2.035s (35)
12. Nicky Hayden USA Ducati Team 2m 2.208s (44)
13. Bike #T1 JPN Yamaha Test Rider 2m 2.596s (54)
14. Randy de Puniet FRA Pramac Racing Team 2m 2.604s (35)
15. Loris Capirossi ITA Pramac Racing Team 2m 2.624s (40)

16. Karel Abraham CZE Cardion AB Motoracing 2m 2.676s (36)
17. Toni Elias ESP LCR Honda MotoGP 2m 2.941s (60)
18. Cal Crutchlow GBR Monster Yamaha Tech 3 2m 2.984s (40)
19. Nobuatsu Aoki JPN Suzuki Test Rider 2m 4.582s (46)





2011年公式テスト2

1日目: C.ストーナー - 2分01秒987
2日目: C.ストーナー - 2分00秒171


2011年公式テスト1

1日目: C.ストーナー - 2分01秒574
2日目: D.ペドロサ - 2分00秒770
3日目: M.シモンセリ - 2分00秒757


2010年公式テスト

最速ラップ : V.ロッシ - 2分00秒271


2010年第15戦マレーシアGP

ポールポジション: J.ロレンソ - 2分01秒537
ファーステストラップ: V.ロッシ - 2分02秒117

サーキットレコードラップ: C.ストーナー - 2分02秒108(2007年)
サーキットベストラップ: V.ロッシ - 2分00秒518(2009年)






- Update -


コメント

ケーシー・ストーナー(1番手)

「2011年型フォークとショックを含め、沢山のことを試した。チャタリングが酷かった。
1台のバイクで、新しいフォークが上手く機能するために、ジオメトリーやセッティングを進めたけど、本当に良く機能するものが見つからなかった。
これは開幕までにやらなければいけないことだ。
スタンダードのシャーシに関して学習しているけど、明日も情報を収集しよう。
新しいフォークは本当に素晴らしい。
限界までブレーキングする際に、半分のプレシャーを使う必要がなく、すごく速く走ることができるけど、コーナーの後半でチャタリングがひどくなる。」


ダニ・ペドロサ(2番手)

「午前にフロントフォークを試し、ブレーキングですごくポジティブなフィーリングがあった。
午後はリアショックを試した。
シャーシのセッティングも幾つかトライした。
2つのシャーシがグッドなフィーリングをもたらすから、重要な決断を下すために考えなければいけない。
MotoGPクラスに進出してから、今回のテストは、2006年と並び、ベストとなっている。
あの年は、良い準備をして、自信を持って開幕戦に臨んだことを憶えている。あの時と似たような感覚がある」


アンドレア・ドビツィオーソ(3番手)

「最初のテストで2分00秒9を記録したのは驚きだったけど、今日は2分00秒5を記録することができた。最高のタイムだ。
普通、テストではあまり速くないから、今戦闘力があることはとてもいい。
トラックコンディションが2日目に良くなるのは通常のことだけど、1回目のテストより、タイムが良くなったのはポジティブ。
僕たちのライバルたちはそれほどタイムアップしていない。
今日は特別なパーツを試さなかった。
明日はシミュレーションを計画している。
レース距離において、バイクとタイヤがどのように機能するか情報を収集するつもりだ。」


ベン・スピース(3番手)

「本当に成功の1日だったと思う。
リアのグリップを改善するために、少し違ったシャーシのセッティングを試し、機能した。
連続走行を行い、路面が非常に熱い状態の中で、非常に速く走れた周回があった。
この暑さの中で安定性が見つかったのは非常に収穫だった。」


ホルヘ・ロレンソ(4番手)

「幾つか開発中のことを再度確認するために、テスト車と自分のM1を走らせた。
正しい方向に進んでいることを確認したから、明日も自分のM1でこの方向に進むつもりだ。
トラクションが決定的に良くなった。
同じように、パワーを上げることもできるだろう。」


アルバロ・バウティスタ(11番手)

「ライダーよりもバイクの方が、耐久力があるようだ!
2度も病気に見舞われてしまったのは不運。
疲れを感じるけど、12時間も寝れば、明日は大丈夫だ!
スイングアームを試し、リアのグリップが理に適って良くなった。
新しいエンジンマップでコーナリングが良くなった。
レース距離を走ったタイヤで、ベストラップが出たから、新しいタイヤを履けば、もっと速く走れることは確かだ。
欲求不満だけど、スズキは2010年末から大きく良くなっているからハッピーだ。」


ニッキー・ヘイデン(12番手)

「簡単な1日ではなかった。
2つの問題があり、大きくタイムロスしてしまった。
最後に新しいタイヤを履く計画があったけど、ギアボックスのちょっとした問題があり、コースに戻る時間がなかった。
チームは懸命に働いたから、いつものように感謝しないと。
上位陣とのギャップは、引き続き大きいけど、チャタリングの問題は改善されている。
完璧に解決された訳ではないけど、他のことに集中するには十分なだけ改善された。
明日はやるべきことが沢山あるから、ビックなステップを果たし、ポジティブなバランスでセパンを発ちたい。」





MotoGP : セパンテスト2 初日

2011-02-23 00:46:01 | MotoGP WSB BSB JRR



ストーナーが先制トップ

セパンでは2回目となるMotoGP公式テストが始まった。

気温33度。路面温度44度のドライコンディション。

初日を制したのは、レプソル・ホンダのケーシ・ストーナー。
ストーナーは、53周回と積極的な走りを見せ、ドカティ時代とは違うアプローチでテストをこなしている。
ホンダ車は、ドカティと比較して、疲労が少なく周回数がこなせるようになったという。

2番手には、ダニー・ペドロサ。
ホンダが好調さを維持している。

3番手のホルヘ・ロレンソは、ニューシャーシで走行。
4番手には、コーリン・エドワーズがセッション終了間際に上がってきた。

青山博一は、チームメイトのシモンチェリを僅差で抑え7番手。
最多73周回と休む間もなく、データ収集と走りこみに専念した。
しかし、ここは本来、青山にとって大得意のコース。
目標の常に5番手以内のリザルトを目指すならば、今後、更に上位へ位置しておく必要がある。
いち早くベースを整え、開幕から活躍を目指してほしい。

ヴァレンティーノ・ロッシは、ドカティ勢の中ではトップの9番手。
ドカティは、ブレーキング時の安定性に優れ、強力なエンジンとタイヤがまだ冷えている状態で非常に良好なパフォーマンスを発揮すると感想を述べている。

この日、バルベラ、ヘイデン、ド・ピュニエ、アブラハム、クラッチローが転倒を喫している。

テストは、24日まで続けられる。




セパンテスト2 初日 リザルト


1. Casey Stoner AUS Repsol Honda Team 2m 0.987s (53)
2. Dani Pedrosa ESP Repsol Honda Team 2m 1.360s (46)
3. Jorge Lorenzo ESP Yamaha Factory Racing 2m 1.468s (50)
4. Colin Edwards USA Monster Yamaha Tech 3 2m 1.654s (42)
5. Andrea Dovizioso ITA Repsol Honda Team 2m 1.747s (54)
6. Ben Spies USA Yamaha Factory Racing 2m 1.808s (47)
7. Hiroshi Aoyama JPN San Carlo Honda Gresini 2m 1.939s (73)
8. Marco Simoncelli ITA San Carlo Honda Gresini 2m 1.996s (49)
9. Valentino Rossi ITA Ducati Team 2m 1.999s (53)
10. Alvaro Bautista ESP Rizla Suzuki MotoGP 2m 2.224s (48)
11. Hector Barbera ESP Aspar Team 2m 2.645s (54)
12. Nicky Hayden USA Ducati Team 2m 2.680s (60)
13. Toni Elias ESP LCR Honda MotoGP 2m 2.779s (63)
14. Randy de Puniet FRA Pramac Racing Team 2m 2.920s (44)
15. Cal Crutchlow GBR Monster Yamaha Tech 3 2m 2.936s (36)
16. Loris Capirossi ITA Pramac Racing Team 2m 3.082s (58)
17. Karel Abraham CZE Cardion AB Motoracing 2m 3.167s (46)
18. Bike #T1 JPN Yamaha Test Rider 2m 3.676s (46)
19. Nobuatsu Aoki JPN Suzuki Test Rider 2m 4.639s (57)
20. Bike #T2 JPN Yamaha test Rider 2m 4.958s (29)




2011年オフィシャルテスト2

1日目: C.ストーナー - 2分01秒987

2011年オフィシャルテスト1
1日目: C.ストーナー - 2分01秒574
2日目: D.ペドロサ - 2分00秒770
3日目: M.シモンセリ - 2分00秒757

2010年第15戦マレーシアGP

ポールポジション: J.ロレンソ - 2分01秒537
ファーステストラップ: V.ロッシ - 2分02秒117

サーキットレコードラップ: C.ストーナー - 2分02秒108(2007年)
サーキットベストラップ: V.ロッシ - 2分00秒518(2009年)





コメント


ケーシー・ストーナー(1番手)
「最初からバイクの良い感触があった。セッティングの仕事に取り組んだけど、まだシャーシの比較テストを行い、それぞれの強点と弱点を見つけているところ。タイムは非常に似たようなものだから、選ぶのが難しい。全てが上手く機能しているようだ。」


ダニ・ペドロサ(2番手)
「午前はコーナーの進入と出口の改善を目的に電子制御を幾つか試し、午後はブレーキングにおける安定性を向上するために、シャーシのセッティングを行った。明日は細かいところに取り組む。
1回目のテストよりも、肩の調子は良い。2週間の間にトレーニングを積んだから、体調が良くなっている。」


ホルヘ・ロレンソ(3番手)
「前回よりもトラクションをさらに改善することに取り組んだ。これはセットアップにおいて大きな助けとなったから満足。
2011年型シャーシが準備され、エンジンスペックと共に仕事に取り組んだ。これらの改善で、ブレーキングを少し遅らせることができ、コーナーでも少し速くなったから、トラックの温度が上がった午後に、安定してグッドなラップを刻むことができた。」


アンドレア・ドビツィオーソ5番手)
「ホンダのエンジニアたちはエンジンブレーキのグッドな仕事をした。昨年の主な問題で、前進できなかったけど、今日ステップアップを果たした。1回目と比較して、チャタリングが弱まり、リアの安定感が増したから大満足。3タイプのタイヤを試し、全てのタイヤでグッドなリズムがあった。」


ベン・スピース(6番手)
「レースで使用するエンジンが届き、午前中はそのウォームアップ。午後にはタイヤをテストして、気温が一番高くなった時間帯に今日のベストタイムが出た。レースセッティングの仕事にも取り組み、ライディングスタイルを幾つか試した。ショックをテストし、コンマ数秒を稼いだ。決定的にグッドな1日となった。」


バレンティーノ・ロッシ(9番手)
「1日目としては満足できる。1回目の最終日のように、トップタイムから1秒落ち。それも、数人のライダーのように終盤にソフトタイヤを履いて、タイムアタックをしなかった。
まだ肩の影響でコンマ3秒をロスしてしまう。それ以外は、バイクの仕事をしなければいけない。これまでに問題だったハードタイヤで1日中走ったことにも満足。
前回のテストで試した2つのセッティングから1つを選んだ。これが今後のベースとなり、残りの2日間、この仕事に集中する。」


アルバロ・バウティスタ(10番手)
「前回よりも体調がすごくいい。あのときは病気で、あまりにも気分が悪かった。今日は落ち着いて走ることを心掛け、改善しなければいけないことに集中した。
それに、前回はリアのハードタイヤを使うことが難しかったから、周回を重ねことによって進歩が見られた。そして、昨年のレースで使用したソフトタイヤに履き替えたら、スムーズな感触があり、簡単に2分02秒台で走れた。
エキサイティングなラップタイムはなかったけど、バイクの進歩があった。特にコーナーの出口で、スムーズな感触があった。明日はもっとハードにプッシュしたい。」


ニッキー・ヘイデン(12番手)
「午前中は、前回ここで学習したことを検証した。ほぼ予定通りだったけど、午前中のセッション終了間際に、フロントから転んでしまったけど、僕もバイクもダメージはなかった。
前回よりもチャタリングが弱まったことを感じた。これはすごく良いこと。残り2日間で、もっとチャタリングを低減させないと。トラクションも改善しなければいけない。」





WSBK test at Phillip Island 2

2011-02-23 00:01:04 | MotoGP WSB BSB JRR




World Superbike Championship test at Phillip Island

WSBK フィリップアイランド・テスト 二日目







スーパーバイク世界選手権、開幕直前のフィリップアイランドテスト二日目。

カルロス・チェカが、初日に引き続きトップタイムをマーク。
サーキットレコードも更新した。
ギュントーリも2番手につけ、ドカティの好調さがうかがえる。

3番手にカストロール・ホンダのジョナサン・レアが付けたが、転倒し怪我を負ってしまった。
午後のセッション開始早々に、車両から火が出て、210キロのスピードでマシンを放棄せねばならなかった。
指と手首を痛めており、今後の診断を待ってからの判断となるが、開幕戦の欠場の可能性もあるという。
レアは、先週の同地でのプライベートテストでもハイサイド転倒を喫していた。

この他にも、ファブリッツィオ、ギュントーリ、メランドリ、アイチソン、サイクス、ラスコルツが転倒を喫した。
ファブリッツィオ、メランドリ、ラスコルツは、メディカルセンターに運ばれている。


日本勢は、芳賀が11番手、柳川が19番手となっている。
芳賀は、初日からチャタリングに苦しんでおり、思うようにタイムを伸ばせない。

アプリリアのレオン・キャミアは、体調不良により、テストをキャンセルしている。




Results (Tuesday):

1 7 C. CHECA Ducati 1098R 1'30.578
2 50 S. GUINTOLI Ducati 1098R 1'31.196 +0.618
3 4 J. REA Honda CBR1000RR 1'31.206 +0.628
4 96 J. SMRZ Ducati 1098R 1'31.654 +1.076
5 17 J. LASCORZ Kawasaki ZX-10R 1'31.866 +1.288

6 3 M. BIAGGI Aprilia RSV4 Factory 1'31.870 +1.292
7 84 M. FABRIZIO Suzuki GSX-R1000 1'32.113 +1.535
8 33 M. MELANDRI Yamaha YZF R1 1'32.122 +1.544
9 58 E. LAVERTY Yamaha YZF R1 1'32.137 +1.559
10 66 T. SYKES Kawasaki ZX-10R 1'32.272 +1.694

11 41 N. HAGA Aprilia RSV4 Factory 1'32.299 +1.721
12 12 J. WATERS Suzuki GSX-R1000 1'32.394 +1.816
13 111 R. XAUS Honda CBR1000RR 1'32.405 +1.827
14 91 L. HASLAM BMW S1000 RR 1'32.413 +1.835
15 52 J. TOSELAND BMW S1000 RR 1'32.880 +2.302

16 11 T. CORSER BMW S1000 RR 1'32.994 +2.416
17 86 A. BADOVINI BMW S1000 RR 1'33.233 +2.655
18 67 B. STARING Kawasaki ZX-10R 1'33.398 +2.820
19 6 A. YANAGAWA Kawasaki ZX-10R 1'33.432 +2.854
20 121 M. BERGER Ducati 1098R 1'33.485 +2.907

21 44 R. ROLFO Kawasaki ZX-10R 1'33.514 +2.936
22 8 M. AITCHISON Kawasaki ZX-10R 1'33.721 +3.143




Leon Camier GBR Aprilia Alitalia Racing RSV-4 No Time

Phillip Island official WSBK lap records

Best lap: Regis Laconi FRA DFX Ducati 1m 31.050s (2009)
Race lap record: Troy Corser AUS Yamaha Italia 1m 31.826s (2007)



WSBK test at Phillip Island

2011-02-22 00:09:18 | MotoGP WSB BSB JRR


World Superbike Championship test at Phillip Island

WSBK フィリップアイランド・テスト 初日





Results (Monday):

1. Carlos Checa ESP Althea Ducati 1098R 1min 31.383s
2. Sylvain Guintoli FRA Effenbert Liberty Ducati 1098R 1min 32.303s
3. Jakub Smrz CZE Effenbert Liberty Ducati 1098R 1min 32.316s
4. Max Biaggi ITA Aprilia Alitalia Racing RSV-4 1min 32.383
5. Michel Fabrizio ITA Suzuki Alstare GSX-R1000 1min 32.453s

6. Tom Sykes GBR Kawasaki RTS ZX-10R 1min 32.466s
7. Marco Melandri ITA Yamaha WSBK YZF R1 1min 32.474s
8. Jonathan Rea GBR Castrol Honda CBR1000RR 1min 32.532s
9. Leon Haslam GBR BMW Motorrad S1000RR 1min 32.578s
10. Eugene Laverty IRL Yamaha WSBK YZF R1 1min 32.600s

11. Joan Lascorz ESP Kawasaki Racing ZX-10R 1min 32.940s
12. Josh Waters AUS Yoshimura Suzuki GSX-R1000 1min 33.140s
13. Ruben Xaus ESP Castrol Honda CBR1000RR 1min 33.165s
14. Troy Corser AUS BMW Motorrad S1000RR 1min 33.255s
15. Leon Camier GBR Aprilia Alitalia Racing RSV-4 1min 33.560s

16. Noriyuki Haga JPN PATA Aprilia RSV-4 1min 33.786s
17. James Toseland GBR BMW Italia S1000RR 1min 33.829s
18. Maxime Berger FRA Supersonic Ducati 1098R 1min 33.909s
19. Bryan Staring AUS Pedercini Kawasaki ZX-10R 1min 34.047s
20. Ayrton Badovini ITA BMW Italia S1000RR 1min 34.686s

21. Roberto Rolfo ITA Pedercini Kawasaki ZX-10R 1min 34.821s
22. Mark Aitchison AUS Pedercini Kawasaki ZX-10R 1min 35.306s
23. Akira Yanagawa JPN Kawasaki Racing ZX-10R 1min 35.470s



Phillip Island official WSBK lap records

Best lap: Regis Laconi FRA DFX Ducati 1m 31.050s (2009)
Race lap record: Troy Corser AUS Yamaha Italia 1m 31.826s (2007)




MotoGP : ヤマハ、2011年型M1披露

2011-02-22 00:00:46 | MotoGP WSB BSB JRR







ヤマハのファクトリーチームが、セパンにて2011年型YZR‐M1を発表した。

ブルーのヤマハカラーを基調に、タンクにはレース活動50周年記念のロゴが入れられている。

ペトロナスがスポンサーに加わっているが、メインスポンサーは付かなかったようだ。

チャンピオンチームだというのに厳しい現実だ。

二度目のセパンテストは、22日から三日間の予定で開催される。




ホルヘ・ロレンソ
「ヤマハと共に、新たなシーズンの準備のため、ここに居ることがすごく嬉しい。
チャンピオンシップを制覇したことは、信じられない気分だったけど、新たなチャレンジが始まる。
冬の間、懸命に働いた日本人エンジニアたちとグレートなチームがいる。
今年も成功に向けて、戦えると信じる。」


ベン・スピース
「昨年はヤマハ・ファクトリー・チームのシートを獲得するために、懸命に働いたから、ここに居ることは最高だ。
もちろん、グランプリ参戦50周年となるヤマハにとっては特別な年だから、それに加わることは本当に嬉しい。
バイクはすごくいいフィーリングをもたらしてくれる。
これから数日間のテストがあり、セッティングを詰める。
準備が整うだろう。
ヤマハの企業カラーであるブルーが気に入った。
このデザインの大ファンだ。」


リン・ジャービス(マネージングダイレクター)
「チームにとって新たなスタートとなることを含め、2011年ヤマハ・レーシングの発表会のために、ここに居ることが大変な名誉です今年は我々にとって特別です。
50周年であり、現チャンピオンと一緒だけでなく、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのベン・スピースを迎え、新シーズンが始まります。
我々の企業カラーと共に今年のスタートを切ります。」




2011 Yamaha Factory Racing Team MotoGP Presentation


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WSB バーミューレン、開幕欠場か?

2011-02-20 23:18:17 | MotoGP WSB BSB JRR



 ついにワールドスーパーバイクの開幕戦を一週間後に迎えることとなったが、カワサキのクリス・バーミューレンが欠場するのではないかとの情報が入ってきた。

 バーミューレンはオーストラリア国籍を持つライダーであるが、その地元メディアよると、おそらく欠場となるだろうと報じられている。

 これまで懸命にリハビリを続けてきたバーミューレンであったが、残念ながら思うような回復を果たせなかった。

 話によると、開幕レースを目前に控え、フィジカルテストを実施したところ、とてもレースディスタンスを走り切る状態ではなかったようだ。

 しかし、今のところ、カワサキからの公式なアナウンスは無く、開幕戦で代わりのライダーを立てるかどうかも不明だ。




 実際、昨年の早い段階でバーミューレンの復帰に相当時間がかかるのが分かっていたのだが、カワサキはファクトリーチームに彼を残留させた。
 今年のオフィシャルテストで、ほとんどライディングが出来ないのが分かった段階でも、彼の名前を残し続けていた。
 普通、この世界では、怪我をしてパフォーマンスを発揮できなくなったライダーは、言葉は悪いが、切られるのが普通の世界であった。
 それなのに、なぜカワサキは、バーミューレンを厚遇し続けるのか不思議に思っていた。
 ただなんとなく思ったのが、この世界の通例とは異にして、カワサキは、カワサキに所属して負傷したライダーに対して、最後までチャンスを与え続ける責任のようなものを持っている企業なのかなと。
 想像なので何とも言えないが、まだ公式アナウンスが無いので、地元レースの開幕戦のバーミューレンの姿を見られることに期待したい。






追記:

GPoneの記事には、柳川明が代替ライダーとなる、と一言書いてありました。
bikesportnews.comの記事には、アンドリュー・ピットが代替となる噂もあったが、柳川が有力だろうとある。
実際に柳川選手は、金曜日にオーストラリアに向けて飛び立っています。
ちょっと楽しみになってきました。