MotoGP 2012 第18戦 バレンシアGP
プレビュー
■開催日:2012年11月9日(金)フリー走行、 10日(土)予選、 11日(日)決勝
■開催地:スペイン/リカルド・トルモサーキット
CIRCUIT DATA
■開設:1999年
■コース長:4.005 km
■コースレコード
MotoGP
レコードラップ: 2008 ケーシー・ストーナー Ducati 1'32.582
ベストラップ: 2006 ヴァレンティーノ・ロッシ Yamaha 1'31.002
トップスピード: 2004 トロイ・ベイリス Ducati
Moto2
レコードラップ: 2010 カレル・アブラハム FTR 1'36.611
ベストラップ: 2010 トニー・エリアス Moriwaki 1'36.141
トップスピード: 2011 ステファン・ブラドル Kalex
125cc
レコードラップ: 2007 エクトール・ファウベル Aprilia 1'39.380
ベストラップ: 2007 ガボール・タルマクシ Aprilia 1'39.029
トップスピード: 2009 ポル・エスパルガロ Derbi
■2011年のリザルト:
[MotoGP]
1. ケーシー・ストーナー Honda 48'18.645
2. ベン・スピーズ Yamaha +0.015
3. アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +5.936
4. カル・クラッチロー Yamaha +8.718
5. ダニー・ペドロサ Honda +9.321
6. 中須賀 克行 Yamaha +23.818
7. ジョシュ・ヘイズ Yamaha +33.118
8. カレル・アブラハム Ducati +37.952
9. ロリス・カピロッシ Ducati +48.953
10. トニー・エリアス Honda +52.501
11. エクトール・バルベラ Ducati +1'06.519
12. 青山 博一 Honda +1'08.760
RT. ランディ・ド・ピュニエ Ducati 0 Lap
RT. アルバロ・バウティスタ Suzuki 0 Lap
RT. ヴァレンティーノ・ロッシ Ducati 0 Lap
RT. ニッキー・ヘイデン Ducati 0 Lap
[Moto2]
1. ミケーレ・ピロ Moriwaki 46'22.205
2. ミカ・カリオ Suter +6.150
3. ドミニク・エガーター Suter +6.363
4. アンソニー・ウェスト MZ-RE Honda +8.843
5. ケニー・ノエス FTR +9.229
6. ヨニー・エルナンデス FTR +9.926
7. マイク・ディ・メッリオ Tech 3 +10.115
8. ザビエル・シメオン Tech 3 +10.385
9. マックス・ノイキルヒナー MZ-RE Honda +13.018
10. フリアン・シモン Suter +13.685
11. アンドレア・イアンノーネ Suter +14.686
12. アレックス・デ・アンジェリス Motobi +15.200
RT. 高橋 裕紀 Moriwaki 22 Laps
[125]
1. マーヴェリック・ビニャーレス Aprilia 41'44.138
2. ニコラス・テロール Aprilia +3.216
3. エクトール・ファウベル Aprilia +7.460
4. エフレン・バスケス Derbi +14.560
5. ジョナス・フォルガー Aprilia +18.451
6. アルベルト・モンカヨ Aprilia +36.472
7. ルイス・サロム Aprilia +52.614
8. ニクラス・アジョ Aprilia +1'00.138
9. ルイージ・マルシアーノ Aprilia +1'00.253
10. ルイ・ロッシ Aprilia +1'03.258
■サーキットの特徴
バレンシアサーキットは、1999年に完成し、2002年からは毎年最終戦に定着している。
コースの特徴は、スタジアム的なスタイルで、グランドスタンドからはコース全体が見渡せるようになっている。
そのグランドスタンドの観客収容能力は、15万人もあり、毎年10万人以上の観客が訪れ非常に盛り上がる事で有名だ。
コースはアップダウンがほとんど無く、1周4,005mで、870mのストレートと右5、左9の低中高速のコーナーが組み合わされている。
全体として低速コーナーが多い為、MotoGPでの平均速度は158km/hと、GPコースでは3番目の低速サーキット。
テクニカルなレイアウトで、ライダーにとっては忙しく気が抜けないコースとなっている。
ロスしたタイムをばん回する区間や抜きどころが少ないので、スターティング・グリッドを争う予選がとても重要になる。
■パッシングポイント
1、2コーナーの進入。
8コーナーの進入。
非常にパッシングポイントが少ないので、予選順位が重要で、スタート後の1、2コーナーでのポジション争いが激しくなる。
■セッティング
タイトなコーナーが連続する低速区間をクリアするトラクション性能と、最終コーナーからメインストレート、抜きどころの1コーナーへと続く高速区間で伸びるトップスピードを両立させる高度なセッティングが必要。
ピックアップ特性のよいエンジンと旋回性に優れたマシンが求められる。
■タイヤ
タイヤの左右温度差が大きくなるコースである。
右コーナーが少なく、この時期は気温も低く、右側に熱が入りにくい。
しかし、レースは30周と周回数が多く、コーナーの割合が多いので、左側は耐久性が厳しくなる。
旋回性と加減速がポイントとなり、フロントとリアのバランス、そしてエッジグリップ、トラクションと、それらの耐久性が重要。
フロント : ソフトとミディアム
リア : ミディアムとハード(左右非対称スペック/右ソフト)
ウェットタイヤ : ソフト (予備:ハード)
■スペイン・バレンシア
バレンシアは、スペインの都市。バレンシア州の州都で、バレンシア県の県都。人口は約80万人でスペイン第3位。バレンシア都市圏の人口は173万人に上る。
地中海に面し、温暖な地中海性気候で雨量も少ない。観光地としては世界遺産に登録されているラ・ロンハや国立陶器博物館、カテドラルなどがあり、3月に開催される火祭りは著名。パエリア発祥の地でもある。
■バレンシア観光情報
バレンシアは、スペインの東部に位置し、マドリードとバルセロナに次ぐ、人口75万人のスペイン第3の都市である。
気候は温暖で、地中海の沿岸らしく穏やか。
道幅の広い大通りに囲まれた旧市街は、入り組んだ狭い小路と教会や民家、宮殿、市場などが、人々の生活とともにひしめいている。
毎年3月19日までの1週間、市内の主要な交差点に特大の張り子人形を並べて火をつける火祭りは有名。
陶器やオレンジ、米の産地としても知られている。
この米と良質の水を使ったスペインの名物料理、パエリアはバレンシアが本場。鰻料理もこの地方の名物料理である。
火祭り(ファジャ、Fallas)
中世から続くバレンシアの伝統行事で、スペインに春の訪れを告げる祭り。
毎年3月12日から19日まで行われる。
ファジャと呼ばれる紙と木材だけで作られた高さ20mほどの様々な人形が300体ほど町中に飾られ、最終日19日のサン・ホセの日に一斉にそれが焼かれる。
毎年投票で1位になったファジャの一部は火祭り博物館に殿堂入りする。
セビリヤの春祭り(Feria de Sevilla) 、牛追いで有名なパンプロナのサン・フェルミン祭り(Fiesta de San Fermin de Pamplona) と共にスペイン三大祭りの一つ。
カテドラル(Seu de Valencia)
13世紀中頃から14世紀末にかけて建設されたゴシック様式の大聖堂。
後に改修された部分にはバロックやロマネスクなどの様式によるものもある。
キリストの最後の晩餐で使用した聖杯は必見。
ミゲレテの塔(El Micalet)
カテドラルの角に建つ八角形の塔。
旧市街には高い建物が少ないため、塔の上に登るとバレンシア市内を見渡すことができる。
ラ・ロンハ(Llotja de la Seda)
15世紀末にゴシック様式で建設された「絹の交易所」。世界遺産(文化遺産)に登録されている。
日曜日には 古切手、古コイン市がたつ。
中央市場
バレンシアの台所。果物1つから 量り売り。
国立陶器博物館(Museo Nacional de Ceramica)
パテルナ、マニセス、アルコラなどのバレンシアの3大陶器のほか、スペイン内外の陶磁器を鑑賞できる。
ドス・アグアス候爵の館を利用した博物館なので、展示品以外にも建物の彫刻や絵タイルなどといったものも見どころ。
火祭り博物館(Museo Fallero)
3月の火祭りのために作った人形のうち、審査で1位を獲得したものだけ燃やさずにこの博物館で展示している。
芸術科学都市(Ciutat de les Arts i les Ciencies)
バレンシア州が今、一番力を入れている観光施設。
芸術と科学に関する複合施設。
5つの現代建築によって構成され、どれもヨーロッパ最大級の規模。
現在 IMAXシアタ-、科学博物館、水族館がオ-プンしている。
水族館は ヨ-ロッパ最大級。海底レストランもあり、人気スポット。
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■天気
■タイムスケジュール(日本時間)
2012.11.9
Moto3 FP1 17:15 - 17:55
MotoGP FP1 18:10 - 18:55
Moto2 FP1 19:10 - 19:55
Moto3 FP2 21:15 - 21:55
MotoGP FP2 22:10 - 22:55
Moto2 FP2 23:10 - 23:55
2012.11.10
Moto3 FP3 17:15 - 17:55
MotoGP FP3 18:10 - 18:55
Moto2 FP3 19:10 - 19:55
Moto3 QP 21:00 - 21:40
MotoGP QP 21:55 - 22:55
Moto2 QP 23:10 - 23:55
2012.11.11
Moto3 WUP 16:40 - 17:00
Moto2 WUP 17:10 - 17:30
MotoGP WUP 17:40 - 18:00
Moto3 RAC 19:00
Moto2 RAC 20:20
MotoGP RAC 22:00
Japan Time : GMT +9
local time : GMT +1
■TVオンエア情報
G+SPORTS
予選
11月10日(土) 21:00~24:15(生放送)
11月11日(日) 10:00~13:00
11月13日(火) 10:00~13:00
11月21日(水) 10:00~13:00
11月27日(火) 10:00~13:00
決勝
11月11日(日) 18:45~23:30(生放送)
11月13日(火) 13:00~17:15
11月21日(水) 13:00~17:15
11月27日(火) 13:00~17:15
日本テレビ系
11月14日(水) 26:29~27:29
※放送日時、内容は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
COMMENT
YAMAHA
ホルヘ・ロレンソ
「いよいよシーズン最終戦。母国スペインのファンの皆さんに、チャンピオンとして会えるなんて最高の気分だよ。とても長くて厳しいシーズンだった。ここにたどり着くまでには、チームのみんなの大変なハードワークがあったんだ。そして今、ようやくプレッシャーから解放されて、レースをエンジョイできるときが来た。僕は今回ももちろん、表彰台の一番高いところを目指していくよ。優勝でシーズンを締めくくることができたら素晴らしいね!」
「チャンピオンシップを制して、肩の荷が下りた。ものごとは、プレッシャーが少なくなってすごく簡単になる。優勝争いがしたいけど、競争相手が多いだろう。ケーシーはラストレースだから、ベストな終わり方にしたいだろう。ダニはフィリップアイランドの悪い感じを一掃したいだろう」
中須賀 克行
「今年もまた、ヤマハ・ライダーの代表に選んでもらうことができて光栄だ。モトGPの選手たちの技術レベルは非常に高いが、僕も最善を尽くして、ヤマハをはじめ支えてくれる多くの人たちに満足してもらえるよう頑張りたい。またヤマハのテストライダーとしても、M1のデータをより多く収集するための、とても貴重な機会になると思っている」
ウィルコ・ツェーレンベルグ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム監督)
「長くタフなシーズンが、いよいよここで終わる。世界チャンピオンとして凱旋する以上に素晴らしいことはなく、我々はこの最終戦を、これまでよりは楽に、あるいは多少なりとも肩からプレッシャーを下して迎えることができるのだ。とくにここバレンシアは、観客数も多く熱狂的な雰囲気なので、我々も今から非常に楽しみにしている。ファンの皆さんにグッド・ショーをお見せしたい」
マッシモ・メレガリ (ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームディレクター)
「ホルヘとそのチームがシーズンを通してハードワークを続け、その結果として世界チャンピオンに輝いたことを非常にうれしく思っている。しかしその一方で、ベンが、ヤマハでの最後のレースに出場できないことが残念でならない。だから私は、この最終戦をとても複雑な気持ちで迎えている。母国アメリカで治療を続けている彼が、一日も早く良くなってくれることを祈るばかりだ。今大会はベンに代わって中須賀選手が走ってくれることになったが、彼ならすぐにGPのグリッドに馴染み、その実力を発揮してくれるだろう。期待している」
カル・クラッチロー
「フィリップアイランドのグッドなリザルトの後でバレンシアに来られて気分が良い。チャンピオンシップの上位3人は、プレッシャーがない。シーズンの最後のレースで優勝争いをするだろう。フィリップアイランドでは表彰台を期待していなかったから、もしかしたら、ここでも期待していないから、日曜に繰り返すことができるかもしれない。バレンティーノとアルバロ、そして僕はポジションをまだ争っているから違ったレースになるだろう。ランク5位は特別ではないけど、7位よりかは良いからグッドなリザルトを獲得したい」
HONDA
ダニ・ペドロサ
「バレンシアの観衆の前でレースをすることをとても楽しみにしています。バレンシアは昨年の最終戦以来で、1年ぶりです。バレンシアのすばらしい雰囲気に、再び触れられることがとても楽しみです。今大会はシーズン最後のレースですから、家族や友人、そして僕をサポートしてくれる人たちがたくさん応援に来てくれます。そうした理由から、いつもバレンシアのレースは自分にとって特別な大会になります。バレンシアは楽しいサーキットです。これまでもいい結果を残してきたサーキットですし、今週末も特別な週末にしたいと思っています。優勝争いをすることはもちろんですが、表彰台の一番高いところでシーズンを終えたいと思っています」
ケーシー・ストーナー
「前回のフィリップアイランドに続き、バレンシアでもいいレースができるかもしれません。フィリップアイランドほどではないですが、バレンシアでもこれまですばらしいリザルトを残してきました。ポールポジションをたくさん獲得しましたし、何度も優勝しています。今年も優勝争いができることを願っています。また、バレンシアは左回りのサーキットなので、完治していない右足にも優しいレイアウトになっています。優勝することは簡単ではありませんが、MotoGP最後のレースをいい結果で終えられたら、とてもうれしいです」
「何度言ったように、これは1ヶ月前に決断したことではない。これがラストレースになることは以前から分かっていた。大きな感傷はない。決断の意味が分かっているから、このレースをここまでの数戦のように入って行く。もちろん、チャンピオンシップを闘わず、来シーズンのことを視野に入れないから、少し違った気持ちで入って行く。慣れたものとは違う感じだと思うけど、全体的にはこのレースに良い感じがある。月曜にどのような感傷を持つのか分からない」
アルバロ・バウティスタ
「日本GPからオーストラリアGPまでの3連戦では、1度表彰台に上り、チャンピオンシップでも5位につけることができました。チームとの新しい契約にもサインしました。この3連戦ではベストを尽くせましたので、満足しています。バレンシアはシーズン最後のレースであり、ホームGPなのでいつも特別な大会になります。総合5位をキープするためにも、金曜日からのレースを一生懸命がんばりたいと思います。バレンシアはとてもテクニカルなコースです。マシンは常に寝ていますし、切り返しも多いです。今年は路面が新しいと聞いていますので、グリップの感触を確かめたいと思います。バレンシアはあまり得意なサーキットではありませんが、過去に何度か表彰台に立っています。ですから、今年も表彰台に立てるよう全力を尽くします」
ステファン・ブラドル
「バレンシアはこれまで完走したことがないサーキットの一つです。今年は、LCR Honda MotoGPで、そのジンクスを打ち破りたいと思っています。僕がMotoGPのキャリアをスタートさせたのは、1年前のバレンシアでした。チームマネジャーのルーチョ(チェッキネロ)が走るチャンスを与えてくれました。今年はエンジンが1000ccになっていますので、『昨年とは走りの感触が全く違うだろうな』と思っています。ですが、昨年のデータは役に立つと思いますし、初日から全力で挑みたいと思います。3連戦を終えて、少しだけですが、家に帰って休養をとることができました。フィリップアイランドでは4位争いに加わって最終戦を前に大きな自信を得られました。いい結果を残して、チャンピオンシップを終えたいと思っています」
DUCATI
ヴァレンティーノ・ロッシ
「ドゥカティでのレストレース。残念ながら、決してグッドなパフォーマンスをもたらすことができず、少なくても期待していたレベルに到達できずに、僕たちのストーリーの最後を迎える。日曜はみんなと一緒に良い仕事をしてきた後で、止めて、チームを移らなければいけないから難しい。感傷的な別れとなるだろう。リザルトはファンタスティックではなかった。サーキットの外では一緒に楽しかった。全力を尽くそう」
CRT クレイミング・ルール・チーム
ミケーレ・ピロ (サンカルロ・ホンダ・グレシーニ)(FTR + HONDA)
「3連戦では、CRTのチャンピオンシップ3位とルーキートップを確固たるものにすることができました。マレーシアGPはもし雨が降らなかったら、またオーストラリアGPでは問題が発生しなければもっといい結果を残せたと思います。3連戦は満足できるものになりました。バレンシアは昨シーズンのMoto2のレースで優勝しています。今年もまたいい形でシーズンを終えたいと思っています」
アレックス・エスパルガロ (パワー・エレクトロニクス・アスパル・チーム)(ART アプリリア・レーシング・テクノロジー)
「ランディとグッドなバトルを展開したから、今年は最高だった。シーズン当初、僕たちの目標はCRT勢のトップで終わることだったけど、最高峰クラスで7年目のランディは速く、経験が豊富だから簡単なことではないことは覚悟していた。序盤幾つかの問題があり、アプリリアを理解していなかった。それに、ランディはすごく速かったけど、レース毎僕たちは大きく進歩して、ここ4戦に勝ったからすごく嬉しい」
クラウディオ・コルチ (アビンティア・ブルセンス・レーシング)(FTR + KAWASAKI)
「アビンティア・ブルセンスと一緒に、J.フアンの支援を受けてMotoGPクラスに参戦することは、グレートなニュース。今シーズンは簡単ではなかったけど、このような形でシーズンを締め括れることは、みんなの努力のおかげ。この機会がもらえたことがすごく嬉しい。最高峰クラスへの挑戦だから、困難なことは自覚しているけど、それだけにモチベーションが高い。ベストを尽くす」
Moto2
マルク・マルケス
「バレンシアは好きなサーキットですので、100%の力を出したいと思っています。タイトル争いは終わりましたので、今までのようなプレッシャーもありません。今大会はタイトルを獲得して、初めてスペインのファンの前で走る重要なレースになります。バレンシアでは表彰台に立ったことがありませんので、今年はいいリザルトを残したいです。バレンシアはいつだって、勝ちたいと思うレースです」
ポル・エスパルガロ
「バレンシアのレースはおもしろくなると思っています。マルク(マルケス)はチャンピオンですから優勝するために全力を尽くすでしょうし、僕も優勝してシーズンを終えたいですからね。今年はヘレスとアラゴンで優勝していますので、今回も地元ファンの前でシーズン5度目の優勝を狙います。今回もいつものように毎周全力でがんばります。そして自分の目標を達成できることを願っています。友人や家族、そしてファンの期待に応えたいと思っています」
アンドレア・イアンノーネ
「フィリップアイランドは、残念ながらテクニカルな問題でストップしなければなりませんでした。唯一ポジティブに捉えられることは、週末を通していい走りができたことです。バレンシアGPはMoto2最後のレースになりますので、いい結果で終えたいです。ワールドチャンピオンシップも、このまま3位で終えたいと思っています。来年はMotoGPにステップアップするので、これまで一緒に戦ってきたチームのためにがんばります」
中上貴晶
「前戦のオーストラリアGPがすごく悔しかったので、最終戦はそうした思いをすべてぶつけたいと思っています。今年はトップを走れるようになりましたが、なかなか結果に結びつけることができません。表彰台に立つことと、優勝することを目標にがんばってきました。今年は、それがまるで届かない目標ではない、という自信を得ることができました。バレンシアはスペイン選手権時代から走っているサーキットです。テストもやっていますし、来年につなげていくためにも、いい結果を出して一年を終わりたいと思っています」
高橋裕紀
「後半に入って着実にマシンのセッティングがよくなっています。ここ数戦は着実にポイント圏内を走れています。現状では、目指す目標がポイント獲得というのが自分でも残念ですが、それくらい今年は苦しく厳しいシーズンでした。このような状態で、表彰台を目指すという目標は掲げることはできません。しかし、気持ちだけは表彰台に立てるようにがんばろうと思っています。昨年はポールポジション争いをしました。決勝は転倒してしまいましたが、得意なサーキットです。今年はしっかり完走して終わりたいと思います」
小山知良
「サンマリノGPから出場して、これで6戦目になります。正直にいって、自分ではもっといいリザルトを期待していましたが、ここまでポイントの獲得もできていません。どのチームもマシンのセッティングが決まっている後半戦なので、僕のように一からセットアップしている状態ではさすがに厳しいものがありました。しかし、確実にポイント圏内は見えていますし、大接戦といわれるMoto2クラスの中でやっと戦えるようになりました。最終戦はとにかく全力を尽くすだけです。ポイント圏内の中で一つでも上を目指します」
Moto3
アレックス・リンス
「最終戦でのフェナティとのルーキー・オブ・ザ・イヤーの戦いを楽しみにしています。バレンシアはよく知っているサーキットなので、いい走りをする自信もあります。ここ数カ月で路面が再舗装されたと聞いていますので、グリップもよいと思います。ウインターテストでも好調だったサーキットですから、開幕を楽しみにしています」
ロマノ・フェナティ
「バレンシアはテストで走っていますし、好きなサーキットです。最終戦は総合4位とルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得するためにがんばりたいと思います。今年最後のレースで、とにかくベストを尽くします」
ミゲール・オリベイラ
「オーストラリアGPで表彰台に立てましたので、モチベーションは上がっています。このサーキットはこれまでいい思い出がたくさんありますので、楽しみにしています。スペインで走ることはポルトガルで走ることとほとんど同じですので、やりやすいと思います。ファンの期待に応えたいと思っています」
藤井謙汰
「シーズン最後のレースですから、悔いのない走りをしたいです。バレンシア・サーキットは、スペイン選手権とテストで走りを経験しています。シーズン中盤以降は、初めて走るサーキットが多かったので、久しぶりに経験のあるサーキットでのレースになります。今年はポイントを獲得していないので、ポイント獲得はもちろんのこと、一つでも上を目指してがんばります」
マーベリック・ビニャーレス
「今年最後のレースとなりましたが、総合2位を獲得するために全力を尽くします。最終戦なので、みんな同じ気持ちで挑むと思いますし、決して楽な戦いではないと思いますが、ファンの期待に応えたいと思っています。バレンシアはテクニカルコースなので、マシンのセットアップも重要になります。モチベーションは上がっていますし、いいレースができると確信しています。総合2位という自分たちの目標に向けてがんばります」