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Moto2 v 250cc v WSS

2011-01-08 00:04:27 | MotoGP 2010
Moto2とGP250とWSSのマシンを比較するとどうなるか。

各サーキットでのタイムを比較している。
状況が違うので単純な比較はできないが、Moto2のラップタイムはプロトタイプのGP250から大きく後れを取っているのが分かる。
市販車ベースのWSSのマシンにも後れをとる。
今年のMoto2マシンはさらなるエンジンのパワーアップとシャーシの改良の必要がありそうだ。

Difference(差)の +(プラス)はMoto2が遅く、-(マイナス)はMoto2が速い事を意味する。




Crash.より

Moto2 v 250cc v WSS

Best lap times for Moto2, 250cc and World Supersport compared.



Losail

250cc race lap record: 1m 59.379s (Debon, 2008)
Moto2 race lap record: 2m 2.537s (Luthi)
Difference = +3.158s

Jerez

250cc race lap record: 1m 43.338s (Bautista, 2009)
Moto2 race lap record: 1m 44.710s (Elias)
Difference = +1.372s

Le Mans

250cc race lap record: 1m 39.666s (Simoncelli, 2008)
Moto2 race lap record: 1m 39.169s (Cluzel)
Difference = -0.497s

Mugello

250cc race lap record: 1m 53.669s (Bautista, 2008)
Moto2 race lap record: 1m 55.647s (Iannone)
Difference = +1.978s

Silverstone (New track)

WSS race lap record: 2m 8.717s (Sofuoglu)
Moto2 race lap record: 2m 9.886s (Luthi)
Difference = +1.169s

Assen (Modified track for 2010)

WSS race lap record: 1m 38.608s (Sofuoglu)
Moto2 race lap record: 1m 38.917s (Iannone)
Difference = +0.309s

Catalunya

250cc race lap record: 1m 45.925s (de Angelis, 2007)
Moto2 race lap record: 1m 47.543s (Iannone)
Difference = +1.618s

Sachsenring

250cc race lap record: 1m 24.552s (Bautista, 2009)
Moto2 race lap record: 1m 25.629s (Iannone)
Difference = +1.077s

Brno

250cc race lap record: 2m 2.299s (Lorenzo, 2007)
Moto2 race lap record: 2m 4.315s (Elias)
Difference = +2.016s

WSS race lap record: 2m 2.708s (Crutchlow, 2009)
Moto2 race lap record: 2m 4.315s (Elias)
Difference = +1.607s

Indianapolis

250cc race lap record: 1m 44.720s (Simoncelli, 2009)
Moto2 race lap record: 1m 46.580s (Simon)
Difference = +1.860s

Misano

250cc race lap record: 1m 38.993s (Simoncelli, 2008)
Moto2 race lap record: 1m 39.430s (de Angelis)
Difference = +0.437s

WSS race lap record: 1m 38.868s (Crutchlow, 2009)
Moto2 race lap record: 1m 39.430s (de Angelis)
Difference = +0.562s

Motegi

250cc race lap record: 1m 51.412s (Bautista, 2008)
Moto2 race lap record: 1m 53.653s (Simon)
Difference = +2.241s

Sepang

250cc race lap record: 2m 7.597s (Aoyama, 2009)
Moto2 race lap record: 2m 8.691s (Simon)
Difference = +1.094s

Phillip Island

250cc race lap record: 1m 32.710s (Bautista, 2008)
Moto2 race lap record: 1m 34.771s (Iannone)
Difference = +2.061s

Estoril

250cc race lap record: 1m 40.521s (Bautista, 2007)
Moto2 race lap record: 1m 45.456s (Redding)*
Difference = +4.935s

* Wet track throughout practice and qualifying.

Valencia

250cc race lap record: 1m 35.659s (Kallio, 2007)
Moto2 race lap record: 1m 36.611s (Abraham)
Difference = +0.952s

WSS race lap record: 1m 36.865s (Crutchlow, 2009)
Moto2 race lap record: 1m 36.611s (Abraham)
Difference = -0.254s

MotoGP : ライダーオブザイヤー

2010-12-24 22:10:30 | MotoGP 2010


読者が選んだMotoGPライダー・オブ・ザ・イヤー。
読者が投じた40,000票による結果は以下の通りだ。

実際の選手権ランキングと読者評価ランキングの違いが多少出てきています。
選手権ランキングが3位のロッシが、読者ランキングでは1位となるあたりは彼の人気の高さと実力を表しているのだろう。

来シーズンは、ロッシのドカティ移籍やストーナーのホンダ移籍、スピーズのファクトリー入り。
そして、ロレンソの王者としての戦い方、青山の成長ぶりなど多くの興味が湧きあがっており、今から楽しみでしょうがない。





Crashより


MotoGP Rider of the Year



17th ミカ・カリオ (読者投票スコア 2.8/10)(選手権ランク 17位)

プラマック・ドカティで2年目のシーズンを迎え期待されていたが、第2戦の7位が最高成績のランク17位に終わった。
シーズン終盤2戦には肩の痛みでチームに迷惑をかけるとの理由で欠場を決断した。
2011年はマークVDSレーシングに移り、Moto2マシンを駆る事になった。


16th  ロリス・カピロッシ (読者投票スコア 3.8/10)(選手権ランク 16位)

MotoGPクラスのグリッド上で最も経験豊富なライダーだが、キャリアの中で最悪のシーズンだった。
昨年、最高峰クラスに上がって以来初めて表彰台の無いシーズンを送ったが、今年は更に悪化しシングルフィニッシュが僅か2回に留まった。
2011年はプラマック・ドカティに移籍する。


15th 青山 博一 (読者投票スコア 4.0/10)(選手権ランク 15位)

250チャンピオンの青山はシーズン途中の怪我で6戦欠場を余儀なくされた。
最高成績はマレーシアの7位。母国GPでは10位。選手権ランキングは15位であった。
2011年はグレシーニチームに移籍し、マルコ・シモンチェリをチームメイトに上位進出を伺う。


14th アレックス・エスパルガロ (読者投票スコア 4.08/10)(選手権ランク 14位)

2009年に印象的な活躍をし晴れてMotoGPのフルタイムライダーとなったエスパルガロ。
今季は常にチームメイトのカリオを上回る成績を残し最高成績は8位を2回記録した。
2011年はポンス・レーシングからMoto2クラスに参戦する。
エスパルガロが常に付けているゼッケンナンバー41は、宇井陽一にちなむものである。


13th マルコ・メランドリ (読者投票スコア 4.1/10)(選手権ランク 10位)

かつての古巣チームに移籍し、選手権ランキングは10位。
最高成績は第5戦ムジェロの5位だった。
シーズン中盤頃からマシンのアップデイトの遅さやファクトリーとの差に不満を述べる事が多くなった。
2011年はWSBKに移りヤマハのマシンを駆る。


12th エクトール・バルベラ (読者投票スコア 4.4/10)(選手権ランク 12位)

MotoGPに初めて挑戦するチームとライダー。
実績のない組み合わせ同士で困難なシーズンが予想された。
それでもコンスタントにポイントを稼ぎ、リタイアしたのは僅か1戦のみと安定していた。
トップ10フィニッシュは8回で、最高成績は8位であった。
来期も同チームから継続参戦する。


11th コーリン・エドワーズ (読者投票スコア 5.1/10)(選手権ランク 11位)

もてぎでの5位が最高成績で、トップ10フィニッシュは9回。
いつもながら地味なシーズンだったが、大型新人ベン・スピーズと組むテキサスコンビの相性は良かった。
来期についてはWSBKへの移籍交渉が寸前まで進んでいたが頓挫し、今季と同じくテック3から継続参戦する事になった。


10th アルバロ・バウティスタ (読者投票スコア 5.4/10)(選手権ランク 13位)

250からのステップアップ組の中では唯一ファクトリーチームに在籍し、チームメイトのカピロッシより上位ランクに位置する。
選手権ランキングは13位だが、カタルニアとセパンで5位に入るなど、内容的にはそれ以上の活躍を見せていた。
2011年のスズキは1台体制となりバウティスタ1人が走る事になる。


9th ランディ・ド・ピュニエ (読者投票スコア 6.3/10)(選手権ランク 9位)

第7戦カタルニアでは4位に入るなど好調なシーズンを送っていたが、ドイツGPで足を骨折するクラッシュに見舞われ、後半戦は能力を発揮できなかった。
シーズン最後まで万全の体調とはいかなかったが、強靭な回復力とポテンシャルを見せる事が出来たシーズンでもあった。
2011年はプラマック・ドカティに移籍する。


8th アンドレア・ドビツィオーゾ (読者投票スコア 6.6/10)(選手権ランク 5位)

優勝こそないものの表彰台を7回獲得するなど一貫して好成績を残した。
特にシーズン序盤5戦中4戦の表彰台は彼のポテンシャルの高さとフロントランナーである事を証明した。
ホンダのストーナ獲得により、一時はファクトリー放出を噂されたが、終盤の茂木とセパンで2位に入り、来期のシートを確約させるに至った。
2011年はレプソル・ホンダの3台体制となり、チーム内の競争が激化する為、正念場のシーズンとなるだろう。


7th マルコ・シモンチェリ (読者投票スコア 6.77/10)(選手権ランク 8位)

シーズンが進むにつれMotoGPマシンに順応し上位へ進出してきた。
ポルトガルGPでは表彰台まであと一歩の4位を獲得した。
ルーキーながらファクトリー仕様のマシンを与えられ、ホンダの期待するライダーである。
2011年もグレーシーニ・チームに残留し、青山をチームメイトに迎える事になった。


6th ニッキー・ヘイデン (読者投票スコア 6.82/10)(選手権ランク 7位)

ドカティに移籍後はマシンとのマッチングに苦しんだが、2年目の今シーズンはマシンも良くなり安定した成績を残せるようになった。
序盤の5戦中4戦で4位に入賞し、グランプリ初開催のアラゴンでは3位表彰台を獲得した。
シングルフィニッシュを逃したのは、リタイアしたレースを除き、もてぎ(12位)だけである。
2011年もファクトリー・ドカティ・チームに残留するが、ホンダ時代のチームメイトであったロッシを迎える事になる。


5th ケーシー・ストーナー (読者投票スコア 7.4/10)(選手権ランク 4位)

ストーナーにとって、今シーズンのマシンGP10とのマッチングが合わず不安定なシーズンとなった。
フロントのグリップ不足に悩まされ転倒が多い序盤であったが、終盤はアラゴンで優勝し調子を取り戻すと、結局3勝を記録した。
シーズン中盤には早々にホンダ移籍を発表し、レプソル・ホンダに所属する事になる。


4th ダニー・ペドロサ (読者投票スコア 7.6/10)(選手権ランク 2位)

これまで年間2勝の壁をなかなか超えられなかったのだが、今シーズンは4勝し過去最高の成績を収めた。
それでもランク2位はホンダのエースライダーとしては不足で、シーズンの流れもやや安定性を欠いた。
2011年もレプソル・ホンダからの継続参戦となるが、ストーナーの加入によりエースの座を奪われかねない状況となる。
チャンピオン候補と目され久しいが、ドビツィオーゾと同様に正念場のシーズンとなるだろう。


3rd ベン・スピーズ (average score 8.12/10)(選手権ランク 6位)

AMA、WSBKのチャンピオンの肩書を持つ大型新人ベン・スピーズ。
序盤こそ連続リタイアを喫するなどあったが、その後はルーキーとは思えない目覚ましい活躍を見せた。
第5戦イギリスで発表彰台の3位。母国GPのインディではポールポジションから2位に入った。
選手権ランキングは6位となり、ルーキーオブザイヤーを獲得した。
2011年はファクトリー・ヤマハに移籍し、MotoGPチャンピオンのロレンソとチームメイトとなる。


2nd ホルヘ・ロレンソ (average score 8.17/10)(選手権ランク 1位)

圧倒的強さでチャンピオンを獲得した。
ロッシの怪我で本来ならもっと厳しい戦いが行われていたかもしれないが、例えロッシが万全でもロレンソの強さは揺るぎ無かったであろう。
強さと安定を兼ね備えた完ぺきなシーズンだったと言える。
9勝をあげ、表彰台を逃したレースは2レースのみ。表彰台を逃したレースでも最低成績は4位と言う凄まじさ。
記録的な実績を残したロレンソだが、来期は開発の主導権を握る事になり、真の手腕が問われる年にもなる。
ライバルたちがロレンソ包囲網を敷く中、王者としていかに立ち向かうか。


1st バレンティーノ・ロッシ (average score 8.3/10)(選手権ランク 3位)

ロッシのヤマハ最後にシーズンは怪我との戦いでもあった。
ムジェロで負った怪我は4レースの欠場を余儀なくされ、復帰後もシーズン前に負った肩の怪我の痛みに悩まされ続けた。
開幕戦のカタールで勝利し幸先の良いスタートを切ったのだが、結局、シーズン2勝、表彰台10回獲得に留まった。
2011年はドカティに移籍し、新たなモチベーションを得る事となった。
ランキングは3位ながら読者評価で1位に選ばれるあたりは、やはり絶対王者たるゆえんか。
来季、ドカティをいかに乗りこなすか、興味は尽きない。




パリス・ヒルトンのカラー

2010-12-18 11:03:22 | MotoGP 2010





パリス・ヒルトンがサポートする125クラスのチーム、“SuperMartxé VIP by Paris Hilton“ のカラーリングだそうだ。

これでレースするのもなんだかなぁ・・
レーシングスーツも合わせたカラーリングになるだろうが、俺がライダーだったら、ちょっと恥ずかしいぞ。

BQRと来季契約したライダーは、セルジオ・ガデアとマーベリック・ビニャレス。
成績がふがいなかったら、パリスから蹴っ飛ばされそうだな。
何かと注目されるだろうから、まぁがんばってくれ。



MotoGP : レア、MotoGPデビュー

2010-12-15 10:20:02 | MotoGP 2010







Crashより

Rea admits to 'good feeling' on MotoGP debut


ジョナサン・レイが、マレーシア・セパン・サーキットにて、MotoGPマシンのテストをおこなった。
レアは、初めてホンダRC212をライディングし好感触を得たようだ。

MotoGPはレギュラーライダーのテストが制限されており、WSBKのホンダ・テンケイト所属ライダーであるレアが、来シーズンのRCV212のテストに抜擢された。
このテストには、HRCのテストライダーであり、鈴鹿8耐のチームメイトでもあった秋吉耕祐も参加している。

レアは、ライディングポジションを合わせてからコースに出て、一時スコールで中断された以外は一日テストに費やした。

「今日は、MotoGPマシンの凄さを学ぶ事が出来て楽しかった。そして、セパンサーキットも印象的でした。」

51周を走り、MotoGPマシンの特性を掴んだ様子でレアは話した。

「僕のからだが100%じゃないので、それが残念でしたが、HRCテストチームと共にとても楽しい一日を過ごす事が出来ました。
僕のこれまでのキャリアは、ほとんどプロダクションバイクでの経験でした。
数年前にGP125に少し乗ったことがあるくらいでしたが、今日はRCV212のライディングが非常に快適に感じました。
マシンは物凄くパワフルだし、僕の乗るCBR1000Rよりも高回転エンジンで、しかも扱いやすいです。
この機会を与えてくれたHRCとホンダヨーロッパに感謝を言いたい。
そして、残り2日間のテストを実り多きものにしたい。」



Moto2 : トップ10ライダー

2010-12-09 22:38:38 | MotoGP 2010




クラッシュが選ぶ、2010年のMoto2クラスのトップ10ライダー。
ポイントランキングだけでなく、レース内容など総合的に評価し、トップ10ライダーを選んだ。




Crash.net's Moto2 top ten



10th - Gabor Talmacsi

チーム : Fimmco Speed Up
マシン : Speed Up
選手権ランキング : 6th
勝利数 : 0
表彰台獲得数 : 1
ポールポジション獲得数 : 1
ファステストラップ獲得数 : 0
ポイント圏内ゴール数 : 13回/17 戦中



9th - Simone Corsi

Team: JiR Moto2
Bike: MotoBI
Championship position: 5th
Victories: 0
Podiums: 2
Pole positions: 0
Fastest laps: 0
Points finishes: 15 out of 17 starts



8th ? Scott Redding

Team: Marc VDS
Bike: Suter
Championship position: 8th
Victories: 0
Podiums: 2
Pole positions: 0
Fastest laps: 1
Points finishes: 9 out of 17 starts



7th ? Karel Abraham

Team: Cardion AB Motoracing
Bike: RSV/FTR
Championship position: 10th
Victories: 1
Podiums: 2
Pole positions: 0
Fastest laps: 1
Points finishes: 9 out of 14 starts



6th - Thomas Luthi

Team: Interwetten Moriwaki Moto2
Bike: Moriwaki
Championship position: 4th
Victories: 0
Podiums: 5
Pole positions: 0
Fastest laps: 2
Points finishes: 13 out of 17 starts



5th - Shoya Tomizawa

Team: Technomag-CIP
Bike: Suter
Championship position: 13h
Victories: 1
Podiums: 2
Pole positions: 2
Fastest laps: 0
Points finishes: 6 out of 11 starts



4th - Alex de Angelis

Team: RSM Team Scot/JiR Moto2
Bike: Force GP210/MotoBI
Championship position: 11th
Victories: 1
Podiums: 3
Pole positions: 1
Fastest laps: 1
Points finishes: 7 out of 12 starts



3rd - Julian Simon

Team: Mapfre Aspar Team
Bike: RSV/Suter
Championship position: 2nd
Victories: 0
Podiums: 8
Pole positions: 3
Fastest laps: 3
Points finishes: 14 out of 17 starts



2nd - Andrea Iannone

Team: Fimmco Speed Up
Bike: Speed Up
Championship position: 3rd
Victories: 3
Podiums: 8
Pole positions: 5
Fastest laps: 6
Points finishes: 13 out of 17 starts



1st ? Toni Elias

Team: Gresini Racing Moto2
Bike: Moriwaki
Championship position: 1st
Victories: 7
Podiums: 8
Pole positions: 3
Fastest laps: 2
Points finishes: 15 out of 17 starts



ウィライローの経過

2010-12-09 00:22:39 | MotoGP 2010
あまり書きたくない内容だったので、今までスルーしていました。

ラタパー・ウィライローが大きな事故に見舞われた件、明るい兆しが見えたという事で情報を上げる事にしました。

先週、癌で無くなったお父様の葬儀の為、タイに帰国していたラタパー・ウィライローは、今週月曜日の早朝、事故に巻き込まれた。
友人の運転する2輪車に二人乗りで走行中の輪禍であった。
その友人は亡くなり、ウィライローは頭部及び腕に大きな外傷を負い、病院へ運ばれた時は意識が無い状態だった。
ICUで、懸命の措置が続けられ、意識は戻っているとの事。
今はまだ人工呼吸器が付けらてているが、こちらの呼びかけに応じる事もでき、ボティランゲージで意思を伝えることも出来る。
しばらくは薬物療法で対処し、容体が安定したらリハビリを開始する事が可能になる。

早くも復帰の話をしているサイトもあるようだが、聞こえている治療内容から判断すると早期復帰は難しいかもしれない。
とにかく命の別状が無かったのは幸い。
今後、つらいリハビリが待ち構えているが、強靭なGPライダーの事だから、そう遠くない将来に我々の前に現れてくれるだろう。



MotoGP : トップ10ライダー

2010-11-24 11:43:51 | MotoGP 2010

クラッシュが選ぶ、2010年のMotoGPトップ10ライダー。
ポイントランキングだけでなく、レース内容など総合的に評価し、トップ10ライダーを選んだ。




Crash.net's top 10 MotoGP riders of 2010.



1位 : ホルヘ・ロレンソ

2010年のMotoGPチャンピオン。
ロレンソは、多くの勝利、多くの表彰台、多くのポイントを稼ぎ、ライバルを寄せ付けなかった。
今シーズンは、とにかくロレンソの強さが際立っていた。
9勝し、表彰台獲得は16回、ポイントを383点取った。
全てのレースでポイントを獲得し、最低成績は4位。
最大のライバルでチームメイトでもあるロッシは、第4戦で足を骨折しタイトル候補から脱落していた。
ロレンソ自身も、冬のトレーニング中に怪我を負ったが、開幕には克服。
そして、最終的にはレース平均21.3ポイントという驚くべきアベレージでタイトルを獲得した。



Jorge Lorenzo:

Team: Fiat Yamaha
Bike: Yamaha YZR-M1

選手権ランキング: 1st
ポイント: 383

レース出走数(18レース中): 18 (out of 18)
ポールポジション: 7
優勝: 9
表彰台: 16
ファステストラップ: 4
ベストリザルト: 1st (Jerez, Le Mans, Silverstone, Assen, Catalunya, Laguna Seca, Brno, Estoril, Valencia)
ポイント圏内フィニッシュ(18レース中): 18




2位 : ダニ・ペドロサ

ペドロサのチャンピオンの夢は、ロレンソの圧倒的強さの前に潰えた。
シーズン中に不幸な怪我に見舞われてしまったが、それが無くてもロレンソはチャンピオンになっていただろう。
怪我から回復した後のレースは、彼のポテンシャルを感じさせるもので、ホンダのエースの貫録さえあった。
昨シーズンまで、年間2勝どまりだったが、今シーズンは倍の4勝を獲得した。




Dani Pedrosa:

Team: Repsol Honda
Bike: Honda RC212V

Championship position: 2nd
Points: 245

Race starts: 15 (out of 18)
Pole positions: 4
Victories: 4
Podiums: 9
Fastest laps: 8
Best result: 1st (Mugello, Sachsenring, Indianapolis, Misano)
Points finishes: 14




3位 : バレンティーノ・ロッシ

開幕戦を制したロッシだったが、第4戦のムジェロで足を骨折した。
その後、イギリス、オランダ、カタルニアの3戦を欠場したが、ドイツで復帰し4位で完走を果たした。
そして、第15戦のマレーシアでは優勝し、今季は2勝でシーズンを終えた。
ロッシは、足の負傷よりも、シーズン前のモトクロストレーニングで痛めた肩の影響が大きく、最終戦まで苦しんだと言う。
来期は、新天地ドカティに移籍し、再びチャンピオンを狙う。




Valentino Rossi:

Team: Fiat Yamaha
Bike: Yamaha YZR-M1

Championship position: 3rd
Points: 233

Race starts: 14 (out of 18)
Pole positions: 1
Victories: 2
Podiums: 10
Fastest laps: 2
Best result: 1st (Losail, Sepang))
Points finishes: 14




4位 : ケーシー・ストーナー

今季の前半戦は、なかなか優勝に届かなかったが、13戦アラゴン以降、日本GPも含めて3勝を獲得した。
愚かな転倒も多く、ストーナーの資質を問う意見も多いが、天才的ライダーである事は間違いない。
シーズン後のテストで、ドカティからホンダに乗り換えたストーナーは、いきなりトップタイムをたたき出した。



Casey Stoner:

Team: Ducati Marlboro
Bike: Ducati Desmosedici GP10

Championship position: 4th
Points: 225

Race starts: 18 (out of 18)
Pole positions: 4
Victories: 3
Podiums: 9
Fastest laps: 3
Best result: 1st (Aragon, Motegi, Phillip Island)
Points finishes: 13




5位 : ベン・スピーズ

昨年、WSBでチャンピオンを獲得し、MotoGPへやってきた。
ルーキーながら、イギリスGPで3位、インディアナポリスで2位になるなど活躍した。
ルーキーライダーの中でも、18戦中11回もルーキートップとしてフィニッシュしている。
来期は、ファクトリーチームに移籍し、ロレンソのチームメイトになる。




Ben Spies:

Team: Monster Yamaha Tech 3
Bike: Yamaha M1

Championship position: 6th
Points: 176

Race starts: 17 (out of 18)
Pole positions: 1
Victories: 0
Podiums: 2
Fastest laps: 0
Best result: 2nd (Indianapolis)
Points finishes: 15
Rookie of the Year position: 1st (out of 6)




6位 : アンドレア・ドビツィオーゾ

ポイントランキングは、総合5位。
3位、4回。2位、3回。計7回の表彰台を獲得した。
4強を前にしての総合5位は順当かもしれないが、ホンダはもっと上を求めていた。
契約上の条件を満たしていた為、ファクトリーに留まる事が出来たが、ホンダのファクトリーライダーとしては満足のいくものではない。
来期は、ホンダファクトリー3人体制となるが、強力なチームメイトに埋没しないように奮起せねばならない。



Andrea Dovizioso:

Team: Repsol Honda
Bike: Honda RC212V

Championship position: 5th
Points: 206

Race starts: 18 (out of 18)
Pole positions: 1
Victories: 0
Podiums: 7
Fastest laps: 1
Best result: 2nd (Silverstone, Motegi, Sepang)
Points finishes: 15




7位 : ニッキー・ヘイデン

表彰台は、アラゴンで一回獲得したにすぎないが、ところどころで存在感示した。
その功績が認められ、来期もドカティから継続参戦する。
来期は、かつてホンダでのチームメイトだったロッシと組むことになるが、強力なチームメイトの前に埋没してしまう懸念もある。
ストーナースペシャルとも言われていたドカティにアジャストしたヘイデンだが、ロッシ主導のマシン開発となった場合、吉と出るか凶と出るか。



Nicky Hayden:

Team: Ducati Marlboro
Bike: Ducati Desmosedici GP10

Championship position: 7th
Points: 163

Race starts: 18 (out of 18)
Pole positions: 0
Victories: 0
Podiums: 1
Fastest laps: 0
Best result: 3rd (Aragon)
Points finishes: 15




8位 : マルコ・シモンチェリ

後半戦には友人でもあるロッシとバトルするなど、MotoGPで高い成長性を見せたシモンチェリ。
サテライトチームに所属しているが、HRC契約ライダーであり、マシンはファクトリー仕様である。
ルーキー勢の中では、スピーズに次ぐ2番手。
来期は、グレシーニ・チームから継続参戦するが、4強に食い込む活躍が期待でそうだ。



Marco Simoncelli:

Team: San Carlo Honda Gresini
Bike: Honda RC212V

Championship position: 8th
Points: 125

Race starts: 18 (out of 18)
Pole positions: 0
Victories: 0
Podiums: 0
Fastest laps: 0
Best result: 4th (Estoril)
Points finishes: 16
Rookie of the Year position: 2nd (out of 6)




9位 : ランディ・ド・ピュニエ

ドイツで足の骨を折る怪我を負い、彼もチームも不本意なシーズンとなった。
彼も他のライダーの例に漏れず驚異的な怪我からの復活を果たしたが、復帰後のレースには精彩がなかった。
トップ6位内でのフィニッシュを6回記録するなど、高いポテンシャルは、ドカティに移っても見せてくれるだろう。



Randy de Puniet:

Team: LCR Honda MotoGP
Bike: Honda RC212V

Championship position: 9th
Points: 116

Race starts: 17 (out of 18)
Pole positions: 0
Victories: 0
Podiums: 0
Fastest laps: 0
Best result: 4th (Catalunya)
Points finishes: 15




10位 : アルバロ・バウティスタ

総合ポイントランキングでは、13位。
ベストリザルトは、カタルニアとマレーシアの5位。
彼もシーズン中の怪我で、3戦欠場を余儀なくされたが、ルーキーとして成長する姿が見られた。
スズキのマシン能力が、コースや気候により左右される中で、ライディング能力の高さを証明した。
来期のスズキは、バウティスタ1人の体制となる。
開発の方向性は彼自身で決定する事になり、責任は重い。



Alvaro Bautista:

Team: Rizla Suzuki MotoGP
Bike: Suzuki GSV-R

Championship position: 13th
Points: 85

Race starts: 17 (out of 18)
Pole positions: 0
Victories: 0
Podiums: 0
Fastest laps: 0
Best result: 5th (Catalunya, Sepang)
Points finishes: 13
Rookie of the Year position: 4th (out of 6)



MotoGP : ペドロサ、ストーナーを警戒

2010-11-19 07:09:09 | MotoGP 2010


 バレンシアのテスト時に、ストーナーがホンダのエンジンをべた褒めしていましたが、それに対し、ホンダの先輩であるペドロサは違う意見を持っているようです。
ホンダのエンジンは、スムーズでも何でもなく扱いが難しい、と言いたいようです。

2人のエースライダーの意見が食い違えば、開発に混乱をもたらす可能性もあります。
ホンダは2人に全く別々のマシンを用意する余裕はないと思いますので、どちらの意見を重視するか決めなければいけません。

特殊なスタイルを持つストーナなので、彼主導で開発したら、他のホンダユーザーが乗りにくくなるという事もあり得ますから、ホンダは難しい判断を迫られそうです。

ペドロサは、この5年間、ホンダのMotoGP開発に携わってきて、そこそこの成績は収めてきた。(昨年までは年間2勝どまりだったが、2010年は4勝した)
これをどう評価しているのか分からないが、チャンピオンにいつも一歩届かなかったという点を踏まえて、ストーナーに焦点をあわせてくる可能性もあり、注目すべきポイントだ。

ペドロサも、チーム内に強力なライバルが現れ、苦々しい思いをしているはずなので、2011年にどう立ち向かっていくのかも興味深い。
今回のコメントにも、ライバルに対する警戒心が表れていますね。
ペドロサの不平不満が爆発しなければいいけど・・・





MCNより

Dani Pedrosa issues engine warning to Casey Stoner



ダニー・ペドロサは、バレンシアテストで、センセーショナルなホンダのデビューを果たしたケーシー・ストーナーに警告を発した。

ストーナーは、MotoGP最終戦後のテスト初日、ホルヘ・ロレンソに次ぐ2番手タイムを叩き出した後、RC212Vのスムーズなエンジン特性を絶賛していた。
しかし、ペドロサは難しい特性のホンダに失望しており、レプソルの新たなチームメイトに対して慎重な言葉を投げかけている。

テストを5番目で終えたペドロサはこう述べている。
「ドカティの事は良く分からないけど、ヤマハと比べると、僕たちのマシンはまだ加速・減速ともにアグレッシブ過ぎると思う。
僕たちは、エンジンを良くする為に努力をしているけど、まだまだ働く必要があるんだ。
ケーシーのホンダでの経験は非常に少ないよね。
ドカティと比べてホンダのエンジンはスウィートだと言ってるけど、レースでの状態を比較した訳ではない。
レース全体を考えてパワーデリバリーの管理をする事が、いかに難しく大事かという事を僕は知っている。
彼は、ほんのちょっとの走行をしたにすぎないんだ。
僕は、バレンシアで新しいエンジンを試したけど、まだまだパワーデリバリーに関してはアグレッシブ過ぎるね。」


MotoGP : ロッシ、我慢のシーズンだった

2010-11-18 20:57:02 | MotoGP 2010

やはりトップアスリート達は、我々の想像出来ない過酷な試練に耐えて戦っている。

最終戦まで全うしたロッシ、よくぞ頑張った。

ロッシがどうしても目立ってしまうが、それ以外のライダーもよくぞ頑張った。
青山、ペドロサ、ド・ピュニエ、スピーズ、バウ・・・ 
あれ? 全然、怪我しなかったライダーっているの?
どのライダーも大なり小なり怪我を抱えているなんて、イカれたスポーツだね。





Crashより

Valentino Rossi finished season with ‘gritted teeth


ロッシの手術後の経過だが、痛みがかなりあるようだ。
しかし、100%の状態の戻る事を楽しみにしている。

ロッシは、シーズン第4戦のムジェロで足を負傷し欠場を余儀なくされたが、それよりシーズン前のモトクロストレーニングで痛めた肩がより多くの影響を及ぼしていた。

フィアット・ヤマハでのシーズンが終了した後に、その痛めた肩を回復させる手術を受けたのだが、90日の療養が必要だと言われている。

手術は成功だったのだが、イタリアのテレビ番組Striscia la Notiziaとのインタビューでは、肩の負傷具合が想像以上に悪かったと述べている。

「手術したばかりだからノーマルな事なんだけど、最悪の痛みだね。寝られないんだ。
でも、手術は計画通りだったし、全てオーケーさ。
今、腕は固定されているけど、100%の状態に戻るのは時間の問題だよ。
想像以上に肩の状態が悪かったので、手術の時間が予定の倍かかってしまった。
手術前は、一部の腱の損傷だと思っていたけど、どこもかしこも悪かったんだ。
今は新しい肩になったので、早く試してみたいね。」

この一年を振り返れば、セパンでの勝利を含め、いくつかの良いリザルトを得たが、非常に苦労した一年だったという。

「足の問題とは別に、肩の問題も抱えていた。
とにかくシーズン終了まで走りきろうと頑張って、良いレースをする事も出来たけど、それはとても大変な事で、歯を食いしばって走ったよ。」

次のマレーシアMotoGPテストまで90日もありませんが、ドカティでの2度目のテストに向け、固く決心している。

「皆さんの献身的なサポートにとても感謝しています。
2011年最初のテストが、2月1日に実施されますが、その時をドカティと共に絶好調であるように願ってます。」




~ Valentino Rossi a Striscia La Notizia

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前半は、上記の本文と同じで、後半は、シモンチェリがモンツァラリーに参加する事について話している。
ロッシは参加できないんで、MotoGP代表として頑張ってこいと言っている。





MotoGP : ロッシ、手術実施

2010-11-16 11:06:59 | MotoGP 2010





ヴァレンティーノ・ロッシが、負傷していた右肩の手術をした。

14日に、彼の自宅のあるタヴィッラに近いカットーリカの病院で、右肩の棘上筋腱と関節包靭帯を手術した。
執刀は、ミラノ・ヒューマニタス研究所よりアレックス医師と、肩の専門医であるジュゼッペ医師の2人の医師による。
今回の手術は、関節鏡視下手術となり、通常は90日の加療を要する。
しかし、セパンのテストが75日後に控えており、今後、効果的な物理療法を行い回復を最大限高める必要がある。

「肩は大変きわどい状態でした。ヴァレンティーノは今まで我慢のライディングだったのでしょう。
手術は、難しい事も無かったので、無事成功しました。
通常は全治90日程度なのですが、彼の意向に対応できるように最大限努力します。」 と、医師団は答えた。



MotoGP : カワサキの残党

2010-11-12 19:54:10 | MotoGP 2010
バレンシアGP後のMoto2テストの写真を見ていたら、グリーンのレーシングスーツを着たライダーが写っていた。
写真を拡大してみると、スーツには、KAWASAKIのロゴ。
なんで? 誰? と、調べてみたら、アンソニー・ウェストでした。

今シーズン、Moto2クラスにMZレーシングから参戦していたアンソニー・ウェスト。
彼は、私の好きなライダーの1人です。
ウェストの今季の成績は、MZマシンの戦闘力不足でランキング23位と残念な結果でした。
しかし、今までチームやマシンに恵まれず苦労人のイメージが付きまとうが、ライダーのポテンシャルは高く、雨のレースでは最速ライダーでしょう。

ウェストは来期、フォワード・レーシングからMoto2クラスに参戦となりそうです。
フォワード・レーシングって、ご存知ですか?
そう、KAWASAKIがMotoGPから撤退を決めて、その後を引き継いだハヤテ・レーシングが母体となって、新たにMoto2クラスに戦いの場を移したチームです。
そんな関係で、ウェストが昔所属したチームに戻った暁に、かつて着ていたレーシングスーツを持ち出したようですね。
さぞや、当時のチームスタッフたちは喜んだ事でしょう。

2012年のMotoGP改編に合わせて、またカワサキが復活してほしいけど、無理だろうな。








当時のつなぎ、そのまんま。スポンサーとかどうなるんでしょう?


UPDATE :

ウェストは、数チームのオーディションを受けていたようです。
まだフォワード・レーシングに決定したわけではないようです。
2枚目の写真もビモータ(ストップアンドゴーレーシング)のボックスですね。


MotoGP : 第18戦 バレンシアGP 採点表

2010-11-11 22:58:03 | MotoGP 2010




『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙の、第18戦バレンシアGPの成績表を掲載。10点満点。




『10点』

■ホルヘ・ロレンツォ/ヤマハ/優勝

「このレース、そしてシーズン全般を称える。立派な大人となり、今後はヤマハを助けていかなくてはならない。ヴァレンティーノがそうしたように。それができるだろう」



『9点』

■ケイシー・ストーナー/ドゥカティ/2位表彰台

「勝てそうなレースを、タイヤ選択のミスで失った。しかしロレンツォ相手にしっかり対抗し、その気になればミスをしないことを証明した」



『8点』

■ヴァレンティーノ・ロッシ/ヤマハ/3位表彰台

「ロレンツォのホームでロレンツォを倒すというのは一層のやる気になるものだが、表彰台ですでに奇跡のようなもの。ヤマハのマシンにキスをしたのはこの日の名場面の1つ」



『7点』

■ダニ・ペドロサ/ホンダ/7位

「腕の痛みで苦戦していたが、ダニはこのサーキットで飛ぶ。肉体が最後まではついてこなかったが、意地は健在」



『4点』

■青山博一/インターウェッテン・ホンダ/14位

「昨年はここで250ccクラスのタイトルを獲得していたが、それを思い出させるようなものは何もなかった」



SKY PerfecTV! MOTOR SPORTS




MotoGP : バレンシア テスト 2日目

2010-11-11 09:51:45 | MotoGP 2010




MotoGPクラスのオフィシャルテスト2日目、リカルド・トルモで行われ、ストーナーがトップタイムをマーク。
2010年の全日程が終了した。

4年ぶりにホンダに戻り、初めて800ccマシンのRC212Vを走らせて2番時計を記録したストーナーは、週末にホンダ勢が記録したベストタイムを上回る1分32秒066を刻み、1番時計で2日目を制した。
2番手のロレンソは、2011年型と2010年改良型で30ラップを走行し、12時過ぎにテストを終了した。
初日3番手のベン・スピースは、2011年型のシャーシセッティングに専念し、連日の3番時計を記録。
午前中に転倒を喫したシモンセリ、体調不十分のペドロサがトップ5入り。
初日ドゥカティ勢のトップだったヘイデンは、2タイプのエンジンをテスト。9番手から6番手に浮上した。
唯一のスズキ勢、バウティスタは、オーリンズの新型サスペンションと新型スイングアームをテストして、8番手から7番手にステップアップ。
初日12番手だった青山博一は、一気に0.848秒縮め、週末のグランプリを含め5日間のベストタイムとなる1分33秒105を記録し、ド・プニエ、ドビツィオーソに続く、10番手に進出した。
ドゥカティでのテスト2日目となったロッシは、70ラップを走行。1.695秒差の15番手だった。

MotoGPクラスは、今回のテストで全日程が終了。次回のオフィシャルテストは2月1日、セパン・インターナショナル・サーキットで行われる。



コメント

ケーシー・ストーナー

「今日はフィーリングがもう少し良くなるように、電子制御とシャーシを試し、機能した。2011年に向けて2つの新しいパーツを選び、全てがポジティブだった。ブリヂストンタイヤも試し、それも良かった」



以下、初日テスト後のコメント

ケーシー・ストーナー

「すごくいい1日となった。天候の影響を受け、午前中に走行ができなかったのは残念。路面が完全に乾く午後まで待機しなければいけなかった。ホンダをもう一度走れることに興奮していたから、午前中はずっと待たなければいけなかったのは絶望的だった。
2つのことに集中したけど、ベストなライディングポジションを探した。明日はやるべき2つのことがある。電子制御を理解し、方向性を決めることにトライしている。
一気にたくさんのデータを収集する意味はないけど、シーズン開始までテスト時間があまりないから、急がないといけない。ウインターブレーク前に、多くの情報を入手しなければいけない。」

ダニ・ペドロサ

「今日は最初に日曜のレースで使用した2010年型で出て、その後に新しいバイクに乗った。シャーシは幾つか違うところがあり、パフォーマンスを理解し始めるために、午前中にもっと周回を重ねなければいけなかったけど、ブレーキングでのパフォーマンス向上とトラクションアップ、そして、安定性を増すことを考えて、硬くなった印象を受けた。
1タイプのタイヤで、セッティングを変更しなかったけど、不運にも新しいバイクでの1ラップ目に電子制御の問題が出てしまい、ボックス内で大きくタイムロスしてしまったけど、体調があまり良くなかったから、あまり周回をしなかったのは良かった。月曜に休んで、体調は良くなると考えたけど、そうではなかった。まだ肩に痛みがある。
2台のマシンの感触は似たようなものだったけど、実際には大きく比較することができない。明日は、予定しているテスト内容を続けたい。」

ベン・スピーズ

「グッドだ!クルーのメンバー、エンジニア、バイクと沢山のことが変わった。バイクは今シーズン使用したのとすごく似ているけど、細かい変更がたくさんある。
トップ3に入れて嬉しい。明日はもっと良くなることを期待する」

カル・クラッチロー

「本当にグッドだ。最終的にトラックが乾き、コースに出られたのはナイスだ。チームと一緒に仕事を始められたのは良かった。
新しいタイヤに履き替えなければいけなかった。フロントに硬いタイヤを履き、トラックが雨に影響で汚れていたのか分からないけど、理由もなく、転んでしまった。ブレーキのプレッシャーは少なく、コーナースピードも遅く、そして、転んでしまった。
誰も本当の理由が分からない。フロントタイヤが硬かったからだと思う。明日はソフトタイヤで仕事を進め、もっと周回を重ねるつもりだ。日本でのテストは雨の中だったから、ドライタイヤで走れたには、僅か6ラップだけだった。」

ランディ・ド・ピュニエ

「僕はここにバイクを理解するためにここにいる。ミスを犯したくない。午後にグッドな仕事をしたけど、この先にたくさんの仕事がある。
第一印象は良かった。まだバイクは100%の状態ではない。ライディングポジションを見つけないといけないけど、コースインの度に良くなった。パワーデリバリーと操縦性が気に入った。一番驚いたのは、コーナーへの進入が簡単だったこと。ブレーキをしながら、コーナーに入って行き、ブレーキレバーを離すと、信じられないスピードに戻る。今日の仕事に本当に満足。明日は、天候が許せば、バイクのフィーリングを良くしたい。」

トニー・エリアス

「今朝は、MotoGPの復帰を考えて、すごく興奮した。エンジンのポテンシャルが懐かしかったけど、バイクとチームに順応するために、時間を費やすことに決めた。
このRC212Vは、僕が乗っていたバイクとは違う。必要なフィーリングを見つけるために時間が必要だ。今日の路面コンディションは、雨と風の影響を受けたから、冷静になり、頭を使うことにした。
チームの第一印象はすごく良かった。オーガナイズされ、雰囲気はすごく家族的。この先にやるべき仕事がたくさんあるけど、適した方向性を見つけることができると全面的に信じている。」

フィリッポ・プレジオーシ(ドゥカティ ジェネラルディレクター)

「エキサイティングな1日でした。一番のヒットは、バレのポジティブなフィードバックと分析能力です。
今日はビックバンエンジンを搭載したGP11を試しました。スタンダードなセッティングから始め、彼のライディングスタイルに適応するように、ステップ・バイ・ステップで調整しました。
ヘルメットを脱いだ後での最初のコメントは、パワーデリバリーのポジティブなこと。その後、幾つかの印象的なテクニカルディティルズ(技術面の詳細)を提供してくれました。
彼のライディングスタイルに、バイクを適応するために、この先沢山の仕事がありますが、このように働けることは大変興味深く、本当にナイスです。
今日は、バレとジェリミー・バージェスと一緒に働くことを少し経験し、バイクのレスポンスを確認するために、ジオメトリーとセッティングについて働きました。
セッション終盤には、スクリーマーエンジンでコースに出ましたが、明日はさらに、2つのエンジンを分析します。ビックバンはコーナーにおいて安定したパワーがある一方でスクリーマーはアグレッシブですが、パワフルだからです。」





Valencia MotoGP test times - Wednesday

1. Casey Stoner - AUS - HRC - 1m 32.066s
2. Jorge Lorenzo - ESP - Yamaha Factory Racing - 1m 32.179s
3. Ben Spies - USA - Yamaha Factory Racing - 1m 32.322s
4. Marco Simoncelli - ITA - San Carlo Honda Gresini - 1m 32.450s
5. Dani Pedrosa - ESP - Repsol Honda Team - 1m 32.497s
6. Nicky Hayden - USA - Ducati Marlboro Team - 1m 32.583s
7. Alvaro Bautista - ESP - Rizla Suzuki MotoGP - 1m 32.738s
8. Randy de Puniet - FRA - Pramac Racing - 1m 32.836s
9. Andrea Dovizioso - ITA - Repsol Honda Team - 1m 32.942s
10. Hiroshi Aoyama - JPN - San Carlo Honda Gresini - 1m 33.105s
11. Hector Barbera - ESP - Paginas Amarillas Aspar - 1m 33.168s
12. Colin Edwards - USA - Monster Yamaha Tech 3 - 1m 33.325s
13. Cal Crutchlow - GBR - Monster Yamaha Tech 3 - 1m 33.483s
14. Loris Capirossi - ITA - Pramac Racing - 1m 33.740s
15. Valentino Rossi - ITA - Ducati Marlboro Team - 1m 33.761s
16. Karel Abraham - CZE - Cardion AB Motoracing - 1m 33.793s
17. Toni Elias - ESP - LCR Honda MotoGP - 1m 34.800s



Fastest Tuesday time :
Jorge Lorenzo ESP Yamaha Factory Racing1m 32.012s


2010 Valencia Grand Prix:

Pole position:
Casey Stoner AUS Ducati Marlboro 1m 31.799s

Fastest race lap:
Dani Pedrosa ESP Repsol Honda 1m 32.914s


MotoGP : バレンシア テスト

2010-11-10 12:17:26 | MotoGP 2010
最終戦バレンシアGPを終えてから、リカルド・トルモにて、MotoGPのオフィシャルテストが実施された。
これに先立ち、月曜日にはMoto2のテストも行われている。

注目のロッシは、今回のテストではタイムアタックする時間はなかったようだ。
ドカティは、1台のデスモセディチGP10と2台のGP11を準備し、エンジンは、ビックバンとスクリーマーの2種類を投入した。



Valencia MotoGP test times

1. Jorge Lorenzo - ESP - Yamaha Factory Racing - 1m 32.012s (48 laps)
2. Casey Stoner - AUS - HRC - 1m 32.775s (44)
3. Ben Spies - USA - Yamaha Factory Racing - 1m 32.878s (42)
4. Dani Pedrosa - ESP - Repsol Honda Team - 1m 32.912s (35)
5. Marco Simoncelli - ITA - San Carlo Honda Gresini - 1m 32.919s (59)
6. Andrea Dovizioso - ITA - Repsol Honda Team - 1m 33.190s (50)
7. Colin Edwards - USA - Monster Yamaha Tech 3 - 1m 33.513s (49)
8. Alvaro Bautista - ESP - Rizla Suzuki MotoGP - 1m 33.558s (54)
9. Nicky Hayden - USA - Ducati Marlboro Team - 1m 33.716s (54)
10. Valentino Rossi - ITA - Ducati Marlboro Team - 1m 33.882s (56)
11. Randy de Puniet - FRA - Pramac Racing - 1m 33.914s (54)
12. Hiroshi Aoyama - JPN - San Carlo Honda Gresini - 1m 33.953s (67)
13. Hector Barbera - ESP - Paginas Amarillas Aspar - 1m 34.110s (76)
14. Cal Crutchlow - GBR - Monster Yamaha Tech 3 - 1m 34.314s (59)
15. Loris Capirossi - ITA - Pramac Racing - 1m 34.631s (71)
16. Toni Elias - ESP - LCR Honda MotoGP - 1m 35.058s (60)
17. Karel Abraham - CZE - Cardion AB Motoracing - 1m 35.076s (49)



2010 Valencia Grand Prix :

Pole position:
Casey Stoner AUS Ducati Marlboro 1m 31.799s

Fastest race lap:
Dani Pedrosa ESP Repsol Honda 1m 32.914s



YouTube -
Valentino Rossi makes his first outing with Ducati




2011 MotoGP line-up

HONDA系

Repsol HONDA

ダニー・ペドロサ
ケーシー・ストーナー
アンドレア・ドビチオーゾ

Gresini HONDA

マルコ・シモンチェリ
青山 博一

LCR HONDA

トニー・エリアス

YAMAHA系

YAMAHA

ホルヘ・ロレンソ
ベン・スピーズ

YAMAHA Tech 3

コーリン・エドワーズ
カル・クラッチロー


SUZUKI

アルバロ・バウティスタ

DUCATI系

Marlboro DUCATI

ヴァレンティーノ・ロッシ
ニッキー・ヘイデン

Pramac DUCATI

ロリス・カピロッシ
ランディ・ド・ピュニエ

Aspar DUCATI

エクトール・バルベラ

Cardion AB DUCATI

カレル・アブラハム





Valentino Rossi + DUCATI


青山 博一 + Honda Gresini


Karel Abraham + DUCATI


Loris Capirossi + DUCATI


Casey Stoner + HONDA


Toni Elias + HONDA


Moto2 高橋 裕紀 + Moriwaki