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MotoGP / SBK / BSB / 全日本ロードレース選手権 アーカイブス

RC212V + ASIMO

2011-11-29 10:08:46 | MotoGP WSB BSB JRR





ホンダのMotoGPマシン、RC212VにASIMOの技術が投入されている。

現在のMotoGPマシンには、様々な電子制御技術が取り入れられているが、その中でトラクションコントロールは最も重要な技術となっている。

ASIMOは二足で自立歩行し、最近では片足でジャンプする事も出来るようになった。
そのような人間でも難しい動作を実現させるためには、高度なバランス制御が必要となるわけだが、それをMotoGPマシンにも応用しているのだ。

マシンのフロントカウル内に搭載した姿勢角センサーが、車体の動きを感知し、エンジン出力を制御する。
2輪は、バンクもすればウィリーもするし、スライドしたりと動きは複雑で、振動などの条件も過酷である。
マシンの動きと加減速を瞬時に解析し制御する技術が進化していくスピードには目を見張るものがある。

意外だったのは、搭載されている姿勢角センサーは、ASIMOの方が高性能なものを使っているという。
それだけ、人間の動きが繊細だと言うことなのだろう。

今年、圧倒的速さでチャンピオンを獲得したケーシー・ストーナーは、かつてドカティ時代には、電子制御の申し子と呼ばれていた事もあった。
しかし、彼はこの電子制御の介入をもっとも抑えているライダーだそうだ。
自らの腕で勝負していたストーナーの天下は、もうしばらく続くのかもしれない。



参照記事 :レスポンス





【動画】Monza Rally 2011 - ローブ Vs ロッシ

2011-11-28 10:03:24 | 動画





モンツァラリーで、ヴァレンティーノ・ロッシとセバスチャン・ローブの対決。

WRCで8回のチャンピオン獲得のローブ。
対するのはロードレース世界選手権で9回のチャンピオンを獲得してきたロッシ。

ロッシの凄い走りにはただ驚くばかり。

勝負は意外な結末に・・・




Sebastian Loeb Vs Valentino Rossi - Monza Rally Show 2011


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ラピュタの道

2011-11-26 15:13:48 | ツーリング
7月のツーリングの写真です。なかなかタイミングが取れずブログアップが今頃になりました。

この日は、友人と二人だけで阿蘇周辺を軽く流す程度のツーリングでした。

トップの写真は、阿蘇外輪山にある通称 “ラピュタの道”。

天空にあるかのような幻想的な雰囲気の道ということで、アニメの天空の城ラピュタから、そう言われるようになった。
牧場の作業車が通る農道なので、道幅も狭く、荒れており、陥没している個所もあるので、ゆっくり走る必要がある。

この場所は、モーターサイクリスト 2011年9月号の表紙を飾った、まさにその場所である。

阿蘇周辺には、他にも幻想的な道が数多く存在する。(あまり教えたくないけどね)


この後、竹田方面へ向かったのだが、その方向には雨雲が見えてきた。
仕方なくUターンして、大観峰へ。
単車だらけで、駐車する場所を探すのも苦労する。
目的地が変更となった事から、うだうだしながら、次の目的地を小国の鍋ヶ滝にセット。

鍋ヶ滝は、CMなんかで頻繁に使われており、お気に入りの場所だった。
昨年までは、訪れる観光客も少なく、ひっそりしていたのだが、着いてみると、駐車場が整備され、滝に降りる道も人が連なっている有様だった。
人の多さに滝に近付く気も失せ、遠くから眺めながらゆっくりした。


帰路は、鯛生金山経由とし、のんびりと無事に帰りついたのでした。





通称、ラピュタの道




ラピュタの道、その2




途中の風景




仲間の勇姿




阿蘇山系を望む




大観峰でおしゃべりタイム




鍋ヶ滝を遠くから望む



【動画】DCT

2011-11-25 21:51:29 | 動画

デュアル クラッチ トランスミッションとは


マニュアル トランスミッションをベースにして、クラッチとシフトの操作を自動化。
デュアル クラッチ トランスミッションは、マニュアルトランスミッションならではの走行感覚と、新たな魅力をより多くの方に楽しんでいただくために開発した、Honda独自のトランスミッションです。

Honda Technology



Nuevo motor Honda DCT de segunda generación

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2011 マカオGP 凄技

2011-11-23 12:25:13 | レース その他


まったく、イギリスの公道レーサー達はネジがぶっ飛んでる。

それなりにマージンを取った走りをしているのだが、コンクリートの壁が迫っていても攻めていける神経が凄い。

イギリス人はすげぇなぁ、と思って、リザルトの国籍を見たら、イギリス人だけじゃなかった。
一番多いはイギリス人の14人だが、他にもアメリカ人5人、ニュージーランド人、チェコ人、オーストラリア人が、それぞれ一人ずつエントリーしていた。

マン島TTの優勝経験のあるブルース・アンスティが、ニュージーランド人だったのは初めて知った。

レースは、15週から10週に減算されておこなわれている。
雨が降ったり、4輪のクラッシュなどがあり、オイルやら砂やら浮いた状態で、コースコンディションは良くなかった。

僕の大好きなジョン・マクギネスは、カタールの耐久レースと連戦だったのだが、タイヤトラブルで後退し6位に終わっている。





ディディエ・グラムス選手(GBR)




こけたら即コンクリート壁




3位に入ったイアン・ハッチンソン(GBR)




優勝は、マイケル・ルター(GBR)。マカオGP、7勝目のマカオ・マイスター。




2011 マカオGP

2011-11-21 21:59:21 | レース その他



マカオ・グランプリ、マイケル・ルターが優勝

 11月20日に決勝がおこなわれたマカオ・グランプリ。毎年、公道レーサー達が、1周約6Kmの危険な市街地コースを争います。
 優勝したのは、BSBの超ベテランライダーのマイケル・ルター。彼が、マカオを制したのはこれで7度目。まさにキングオブマカオと言ったところだ。
 2位に、4.7秒差で、ドカティのマーティン・ジェソップ。3位は、6.8秒差で、ヤマハのイアン・ハッチンソン。そして、ジョン・マクギネスは、6位でした。




2011 Macau Grand Prix Motorcycle Race Highlights

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2011 Macau Grand Prix Results:

01- Michael Rutter ? Riders Motorcycles ? Ducati 1098 RS ? 10 giri in 24’32.817 (149.59 km/h)
02- Martin Jessopp ? Riders Motorcycles ? Ducati 1098 RS ? + 4.772
03- Ian Hutchinson ? Swan Yamaha ? Yamaha YZF R1 ? + 6.847
04- Jeremy Toye ? IGT Kawasaki Racing Team ? Kawasaki ZX-10R ? + 9.674
05- Gary Johnson ? IGT Suzuki by TAS ? Suzuki GSX-R 1000 ? + 14.113
06- John McGuinness ? Roadhouse SMT Honda ? Honda CBR 1000RR ? + 14.314
07- James Storrar ? IseeMacau.com BMW dy DMR ? BMW S1000RR ? + 32.049
08- Michael Barnes ? Attack Performance ? Kawasaki ZX-10R ? + 36.894
09- Bruce Anstey ? Padgett’s Motorcycles ? Honda CBR 1000RR ? + 39.384
10- Steve Mercer ? Jentin Racing ? Honda CBR 1000RR ? + 41.713
11- James Hillier ? Mocha Club Bournemouth Kawasaki ? Kawasaki ZX-10R ? + 43.343
12- Michael Dunlop ? IGT Kawasaki Racing Team ? Kawasaki ZX-10R ? + 52.089
13- William Dunlop ? Wilson Craig Racing ? Honda CBR 1000RR ? + 1’05.051
14- Didier Grams ? Heidger RTG Suzuki Muller ? Suzuki GSX-R 1000 ? + 1’09.043
15- Sean Dwyer ? Locust Lee’s Cycle ? BMW S1000RR ? + 1’11.068
16- Stephen Thompson ? Roadhouse T & R Motorsport ? Honda CBR 1000RR ? + 1’13.786
17- Paul Shoesmith ? PB Motorsport ? BMW S1000RR ? + 1’14.164
18- Mark Miller ? Splitlath Motorsport ? Aprilia RSV4 ? + 1’20.311
19- James McBride ? PB Motorsport ? BMW S1000RR ? + 1’44.821
20- Michal Dokoupil ? IseeMacau.com BMW by DMR ? BMW S1000RR ? + 2’04.331



パドックの小話 R8.

2011-11-19 15:13:16 | MotoGP WSB BSB JRR
MotoGP公式サイトやCrash、GPone、MotoMattersからの情報を抜粋して紹介します。



MotoGP

LCR・ホンダは、ステファン・ブラドル

LCR・ホンダが、2012年にステファン・ブラドルを起用する事が発表された。

選考過程では、ランディ・ド・ピュニエに決まりそうな一幕もあったが、最終的にはHRCの意向を踏まえて、Moto2クラスチャンピオンの起用を発表した。
HRCは、将来性を考えればマルク・マルケスをステップアップさせる選択肢もあったのだが、経験を重要視する社内規定により、チャンピオンを獲得し必要な経験を積んだブラドルの選定となった。
ブラドルは2年契約となり、HRCのプログラムに沿って、MotoGPの順応と2年目には結果を求められることとなる。



グレシーニ・レーシングの2台目は、CRT

ファウスト・グレシーニ率いるグレシーニ・レーシングは、2台目をMotoGPマシンでは無く、CRT(クレイミングルールチーム)マシンを走らせる事を発表した。
当初、アプリリア製のエンジンを使用する計画であったが、ホンダ側からの要請により、ホンダCBR1000RRのエンジンを使用する事が決まり、シャーシはFTR製となる。
ライダーに関しては未定だが、イタリア人起用を軸に、スポンサーと調整しながら最終決定される。

MotoGPマシン、RC213Vを走らせるのは、スズキから移籍してくるアルバロ・バウティスタと既に合意がなされている。

ファウスト・グレシーニ
「1台のCRTを使用して参戦するために、FTRと合意したことは大きな満足です。CRT勢のバトルは、大きな感動となり、我々は大きな興奮を抱いて挑戦する。我々の意図は、テクニカルパートナーを結成することであり、新しいカテゴリーに向けて、FTRとホンダと共に、戦闘力のあるバイクを作り上げることができると考えます。この新たなアバンチュールは、我々のレーシングスピリッツとマッチします。将来のMotoGPになるかもしれません。グレートなリザルトを獲得できると確信します。」

スティーブ・ボーンズ(FTR、CEO)
「サンカルロ・ホンダ・グレシーニとのコラボレーションをスタートすること、そしてMotoGPクラスにおいて、新たなアバンチュールを彼らと共有することが大変嬉しいです。チームは、数多くの成功が証明するように、技術的に高い能力があることを長年に渡って示してきました。新たなアバンチュールが継続することは確かです。CRTの新たなカテゴリーは、我々全員にとって非常にエキサイティングであり、バイク開発に着手し、技術的な限界を見極めることが楽しみです。」



ド・ピュニエ、CRTの可能性

スズキでテストはしたものの、活動休止が決定し、行き先が無くなってしまったランディ・ド・ピュニエだが、アスパー・チームのCRT(クレイミングルールチーム)で参戦する可能性が出てきた。
アスパー・チームは、CRT2台体制を検討しており、先にMoto2起用を発表していたアレックス・エスパルガロとランディ・ド・ピュニエの二人を起用する可能性が高い。

この噂の裏付けとして、先日のテストでは、テストライダーのアレックス・ホフマンとともにド・ピュニエが、アプリリアRSV-4をテストしている。このRSV-4には、ブリジストンタイヤが装着されている事から、CRT参戦が前提のテストである事は明確だろう。

アプリリアは、他にも不穏な動きが見える。マシンに関して、アスパーは繋がりの深いアプリリア製のエンジンを使用する事が有力だが、シャーシもアプリリア製との噂も聞こえてきたのだ。ファクトリーの参戦が禁止されているCRTだが、シャーシを含めた総合パッケージでの提供は、かなりグレイゾーンとなり議論を呼ぶかもしれない。



スピード・マスター、MotoGP進出

スピード・マスター・チームが、MotoGPクラスへ参戦する事を発表した。

今季、Moto2クラスへ参戦し、アンドレア・イアンノーネがランキング3位を獲得したチームは、Moto2クラスの継続参戦と新たにMotoGPクラスへCRT(クレイミングルールチーム)参戦する。
ライダーは、アンソニー・ウェストを予定。アプリリア製エンジンを使用するが、シャーシは未定である。



ヘイデン、手術

ニッキー・ヘイデンは、最終戦で負傷骨折していた右手を手術した。

骨折部位は、舟状骨(しゅうじょうこつ)と橈骨茎状突起(とうこつけいじょうとっき)。
この部位は、血流が少ないことから完治まで非常に長い時間を要する。通常のギブス固定だと開幕まで間に合わなくなることから、スクリューによる固定術となったのだろう。
次のテストは、2月のセパンとなる。



カピロッシ、アドバイザー就任

引退したロリス・カピロッシが、安全面を総合的に検証し助言を行うポストに就任した。
重大事故が頻発していることから、経験豊富なカピロッシの助言をもとに、安全性向上に役立てる。



規定変更

FIM国際モーターサイクリズム連盟は、テスト規定とマシン規定を変更した。

MotoGPクラスのテスト等に関して、2012年からブリジストンが供給するタイヤ本数内であれば、ライダーに制限を設けずにテストが実施できることとなる。これまで、プライベートテストで、MotoGPライダーが走る事には制限があったのだが、これが緩和されることとなった。

詳細は、12月の会議後に発表される。


また、各クラスのマシン最低重量も変更された。

 Moto3クラス‐マシン&ライダー: 148キロ
 Moto2クラス‐マシン: 140キロ (135キロから5キロ増)
 MotoGP‐800cc以下: 150キロ
 MotoGP‐801cc~1000cc: 153キロ




Moto2


高橋、新天地に移籍

高橋裕紀の来季体制が決定した。
2012年は、フォワード・レーシングからMoto2へ参戦し、チャンピオンを目指す。

フォワード・レーシングは、先にアレックス・デ・アンジェリスの起用を発表していたが、二人目のライダーとして高橋を指名。両者ともチャンピオンを狙えるライダーだけに強力なラインナップを揃えてきた。
シャーシは、シューターを使用。
テストデビューは、11月23日にヘレス・サーキットで予定している。

高橋 裕紀
「来季の参戦に関して、フォワード・レーシングと合意できて嬉しいです。これは僕にとって新たな挑戦。タイトル争いという目標に向けて来季に挑みます。チームとシューターは、この2年間で戦闘力があることを証明しました。目標達成に向けて100%で頑張ります。」

マルコ・クリオーニ(スポーティングディレクター)
「来季に向けて、ユウキと合意できて大変嬉しいです。2012年は、彼とアレックスがコンスタントにトップ争いをすることを期待します。」

アレックス・デ・アンジェリス
「優勝と表彰台を獲得したけど、安定した成績を挙げて、シーズンを上手く締め括った。僕に全てを尽くしてくれたJiRに感謝したい。将来に関しては、フォワード・レーシングを選んだ。僕たちは一緒にタイトルを争いたい。グレートなシーズンにすることを許してくれるチームだ。今月末にはヘレスで3日間のテストをする。ウインターブレーキ前の重要な約束だ。」

ジオバンニ・クザーリ(チーム代表)
「アレックスは、ライダーというだけでなく、数年前からの友人であり、以前から一緒に働けることを願っていました。今回の合意は小さな夢の実現であり、個人的には2012年にベストなリザルトを獲得するための正しい選択だと確信します。」



アスパーのMoto2ラインナップ決定

アスパー・チームは、トニー・エリアスとニコラス・テロールを起用する。
先にMoto2で起用すると発表していたアレックス・エスパルガロだが、MotoGPクラスへCRT参戦の可能性が出てきた。おそらく、Moto2の3人体制は無いと思われるので、エリアスとテロールの2人体制で行くのだろう。まだ詳細は不明な点が多い。

トニー・エリアス(2011年、MotoGPランキング15位。2010年、Moto2王者)
「このチームに戻ることになり、すごく嬉しい。2002年と2003年に所属してから、僕にとっては家族のようなチーム。長い時間が過ぎたけど、当時と同じスタッフたちと働く。それに、バイクもグッド。来季の開幕に向けて、この冬は全開で仕事に取り組む。2003年はタイトルを争った。最終的には達成できなかったから、僕たちには過去の懸案事項が残っている。これは、2012年にタイトル争いに向けて、エクストラなモチベーションとなる。」

ニコラス・テロール(2011年、125王者)
「タイトルを獲得すれば、自分に自信を持って、Moto2クラスに挑めることは分かっていた。焦らないけど休まず、辛抱強くシーズンを進めて行くつもりだ。来週はヘレスでテストを続け、この冬は一生懸命に仕事をする。」

ホルヘ・マルティネス(チームマネージャー)
「トニを再び起用することになり、大変嬉しいです。2002年と2003年の素晴らしい思い出があります。
 ニコに関しては、Moto2に進出することは大変素晴らしいこと。彼にとっては全く新しいクラスになることから、成長するために懸命に働き、その過程を楽しんでもらいたいです。強力なチームになりました。」



ポンス・レーシング、3人体制へ


ポンス・レーシングの2012年は、ポル・エスパルガロ、エステベ・ラバット、アレセル・ポンスの3人を起用する。
ポル・エスパルガロは、兄のアレックスと入れ替わる形での移籍となった。

契約金を払わないなど、お金にまつわるトラブルが多いボスのシト・ポンスだが、3人体制を構築できるほどの資金が、スポンサーから確保できたのだろう。
チーム名から推測すると、ポルは今季所属のスピードアップ・チームのスポンサーも一緒に引き連れて、ポンスのチームに合流した可能性がある。



JiR・チームは、二人体制

JiR・チームは、2012年にヨハン・ザルコとエンリック・グラナドを起用する。

ヨハン・ザルコは、今季、125ccクラスでランク2位を獲得。
エンリック・グラナドは、ブラジル・サンパウロ出身で、スペイン選手権125ccクラスに参戦中のライダー。現在15歳であることから、最低年齢を満たす16歳の誕生日を過ぎた第6戦イギリスGPからの参戦を目指す。

ヨハン・ザルコ「来年JiRと一緒に走れることが嬉しい。グッドなリザルトを獲得したチームで、これまでのミーティングで、野心的な目標があることに気がついた。決定的に簡単なことではないけど、一生懸命に働き、速く走る手段を見つけるつもりだ。」

エンリック・グラナド
「参戦のチャンスをくれたJiRに感謝したい。新たなステップ。Moto2クラスに走れることにワクワク。経験あるライダーたちがいる戦闘力の高いクラスで、沢山なことを学習したい。僕のライディングも進歩させたい。このクラスの経験がない。バイクに上手く順応することに専念しないと。自信がある。プレシーズンに一生懸命に働くことが、チームとの関係を築くことにつながり、ライダーとして成長することになる。」

ジャンルカ・モンティロン
「ヨハンはタレントを証明しました。若く、レースキャリアは浅く、成長を望んでいます。エンリックは、サーキットを学習し、Moto2マシンの秘密を明かす時間があります。ヨーロッパに滞在する5年間のプロジェクトを立て、レースと同時に学校にも通います。」



Moto2テスト最終日結果


Moto2クラスの合同テストがバレンシアでおこなわれた。

初日のテストで、中上貴晶は、1分38秒3の13番手タイム。
最終日には、1分37秒5の6番手までタイムをあげてきている。

バレンシアテストは、2日目は雨により、殆どのライダーが走行を見合わせ、3日目の最終日も時折降る雨によりテストプログラムを消化しきれない状況であった。



非公式ラップタイム

1. G.レイ(モリワキ): 1分36秒4 (33ラップ)
1. C.コルティ(シューター): 1分36秒4 (49ラップ)
3. S.レディング(カレックス): 1分36秒8 (56ラップ)
4. M.カリオ(カレックス): 1分37秒1 (35ラップ)
5. A.イアンノーネ(FTR): 1分37秒4 (5ラップ)
6. 中上貴晶(シューター): 1分37秒5 (32ラップ)
7. T.エリアス(シューター): 1分38秒3 (37ラップ)
7. J.ザルコ(モトビ): 1分38秒3 (62ラップ)
9. N.テロール(シューター): 1分39秒0 (41ラップ)
10. R.ロカテリ(シューター): 1分39秒6 (39ラップ)

 2011年ポールポジション: 1分37秒067
 2011年ファーステストラップ: 1分39秒730
 サーキットレコードラップ: 1分36秒067
 サーキットベストラップ: 1分36秒141




スーパーバイク


アルスター、去る

スーパーバイク世界選手権において、スズキとのパートナーシップを担ってきたアルスター・チームが、来季は参戦しない事を明らかにした。
チームオーナーのフランシス・バッタは、インタビューで、スズキが今季限りでサポートを打ち切った事を明らかにし、代替手段として他のメーカーに切り替える可能性も無いと話している。
バッタは言う。
「スズキとレースを断念する、と言わなければならないのは大変つらい。スズキのレース部門の責任者、中井氏から世界戦へのファクトリー関与を打ち切ると正式に通達があった。」

また、MVアグスタとの提携に関しては、
「MVアグスタとの提携は魅力的なオプションではありました。しかし、彼らと話し合いを持つ過程で、真剣にレースに取り組む姿勢を感じる事ができなかった。残念だが、あるスター・チームは、オートバイ・レースの世界から去るしかなかった。」

スズキがアルスター・チームに最新マシンを提供したのは3年前で、それが最後であった事も、バッタは付け加えた。



クレッセント・スズキ、新規参戦

アルスター・チームが去る一方で、BSBを戦っていたクレッセント・スズキが、スーパーバイク世界選手権に挑戦してくる。
MotoGPのチームマネージャーでもあるポール・デニングが率いるクレッセント・スズキは、今季、ジョン・ホプキンスを起用し僅か2ポイント差のランキング2位を獲得している。

クレッセント・スズキは、世界戦への参戦にあたって、ヨシムラとのコラボレーションを発表した。
ヨシムラは、エンジン及び排気系システムの供給を担当する。

ライダーに関しては、ジョン・ホプキンスの起用が有力視されるが、決定には至っていない。

UpDate:
クレッセント・スズキがジョン・ホプキンスを起用し、WSBK参戦することが正式に決定しました。



青山、スーパーバイク初テスト

MotoGPからスーパーバイク世界選手権へ活躍の場を移すこととなった青山博一が、新たに所属するテンケイト・ホンダ・チームと共に、ロサイル・サーキットで初めてのテストに臨んだ。
ライドバイワイヤシステムが取り入れられる新マシンのテスト結果は、公表されていないのだが、路面温度が50度と過酷な状況下ながら、青山もジョナサン・レアもレコードタイムを上回るタイムを記録した。

青山 博一
「スペインを出発する前に、食中毒にかかって体調が万全な状態ではなかった。レーシングスーツも届かなかったので、古いスーツで走りました。今回のテストは、マシンと経験のないピレリタイヤに慣れる事に主眼を置き、新しいチームと関係を作る上でも、非常に有意義で楽しいテストとなりました。まだまだプッシュ出来る状況にはなく、マシンは乗りやすくしていく余地があります。マシンについて、学ぶべき事もたくさんあります。新たなパーツも導入していく必要がありますが、とても良いテストとなりました。」

12月1日から1月15日までは、テストが禁止されているため、次のテストは1月中旬以降にフィリップアイランドで予定されている。



MotoGP : スズキ、活動休止

2011-11-18 23:54:59 | MotoGP WSB BSB JRR







既成事実となっていたスズキのMotoGP撤退であるが、ついに公式発表がなされた。
マシン開発は継続し、2014年の復帰を目指す。

販売不振に円高が追い打ちをかけ、レース部門の予算縮減程度ではどうにもならなくなり、活動休止を宣言せざるを得なくなった。

スズキの業績サマリーで、売上高をみると、二輪車の2007年の売上高が、2010年には半分以下にまで落ち込んでいる。
生産台数では、国内生産は2007年比66%減という落ち込みようである。
4輪は、アジアの新興国市場で大幅に売り上げを伸ばしており、欧州及び北米地域の落ち込みをカバーしている。
しかし、2輪は同様にアジア市場で伸びはあるのだが、欧州・北米及び国内をカバーできるほどの伸びはなく、このセグメントで営業損失を計上している格好だ。
やはり、企業論理として業績不振の部門への投資は慎重にならざるを得ないのだろうが、割り切れない思いがある。

尚、スズキは、MotoGP活動休止の発表と同時に、「フォルクスワーゲンAGとの業務提携及び相互資本関係に係る包括契約の解除」も発表している。




以下、公式リリース



モトGP活動の休止について

スズキ株式会社は、FIM世界選手権モトGPへの参戦を2012年より一時休止することを決定しました。

これは、先進国市場の長引く不況、歴史的な円高、災害等により未だ厳しい環境にあるためです。

モトGPレースへは、2014年の再参戦を目途として競争力のあるマシン開発を行います。

なお、モトクロスレース活動、およびFIMホモロゲーション取得、レースキットパーツ開発のサプライヤーへの協力など、市販車ベースのレースサポートについてはこれまでどおり継続して行って参ります。

2011年11月18日
スズキ株式会社



【動画】ライダーリスク

2011-11-15 23:44:17 | 動画





ライダーリスク・シリーズのコーナリング編。

ライディングに伴うリスク管理を解説しているビデオだ。
英語だが、映像だけでも意味は分かると思う。

誰もが知っている当たり前の解説が流れているが、自分のライディングを振り返って欲しい。

安全第一で、楽しい二輪ライフを




(ビデオのリンクをたどって、他のシリーズもどうぞ)


Cornering - Risk Rider



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MotoGP : スズキ撤退の噂

2011-11-15 23:41:09 | MotoGP WSB BSB JRR




スズキが来季のMotoGP参戦を見合わせるとの情報が飛び交っている。

GPweekの情報に端を発し、次々と他のメディアが追随した格好だ。

返答の期限に迫られたスズキは、ついに撤退の意思を決定。ポール・デニングもチームメンバーにメールを送り、2014年の復帰に希望を託す内容だったとの事。
これまでスズキは、1000ccマシンに関し、2種類のエンジンを開発していたという。それは、現行と同じV4エンジンとインライン4エンジンだった。

今季のスズキライダーであったアルバロ・バウティスタがスズキを去り、バレンシアテストでは、急遽、ランディ・ド・ピュニエがテストをおこなった。しかし、MotoGPにド・ピュニエの居場所を確保する事が難しくなりつつある。



まだ、スズキは公式に撤退を明らかにしていない。
これらの情報はあくまで噂の域を出ないと考えている。
MotoGPファンとしては、来季もスズキのマシンがグリッドに並んでいる事を望んでいる。




【動画】Ben Spies 2011 Highlights

2011-11-14 23:30:05 | 動画
Ben Spies 2011 Highlights 2nd video


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2011年、ベン・スピーズのハイライト・ビデオ。

MotoGP2年目となるヤマハのベン・スピーズは、今季、ランキング5位でシーズンを終えた。
アッセンで初優勝を果たし、バレンシアでは0.015秒差の2位、カタルニアとインディアナポリスで3位と、4度の表彰台を獲得した。