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2014 スーパーバイクレースin岡山 JSB1000 決勝

2014-09-28 17:18:44 | 全日本ロード 2014
全日本ロードレース in 岡山
岡山国際サーキット
決勝: 9月28日(日)
JSB1000 決勝



JSB1000は、中須賀克行の4年連続の優勝で幕を下ろした。
中須賀本人は余裕は無かったと言うが、1週目から後続を大きく引き離し盤石の走りを見せつけた。
2位の高橋巧は、目の前で津田が転倒したのを見て、勝利のタイミングを逃した。
3位の山口辰也は、プライベートチームながら大活躍と言っていい表彰台獲得だ。
しかし、山口はプライベートチームの悲哀を訴え、喜びを表現する事をためらっていた。
あくまでも狙うのは優勝であり、現状のマシン差があり、思うようなレースができない事に満足ができない。
ここに山口のトップアスリートとしての意地を感じた。今後も応援していきたい。


JSB1000:優勝:中須賀克行
逃げ切る事は難しいだろうと思ってたけど、後ろでアクシデントがあったようで、1周目に1秒以上、差が付いていた。そこでタイムを出す事に集中した。
周回遅れを抜くタイミングが悪い事があり、タイム差を縮められたりしたが、差を調整して走った。
3年連続ポールトゥウィンと言われプレッシャーを感じていた。
岡山はノービスの頃、大けがをした思い出があり苦手意識があるが、何故か勝っている。
強さの秘訣はないが、リズムを気を付けている。
タイトルは、前回のAPでも言ったけど、チャンピオンの取り方は分かっているので、強い気持ちで100%出し切れば結果は付いてくる。

(次元が違う走りだったと言われたことについて)
最初のアクシデントなければ、皆、着いてきたはず。
マシンを仕上げていたのが勝利の要因。過信せずに次も勝利したい。

(MotoGPについて)
MotoGPはレベル高いので簡単ではないが全力を尽くす。
自分の力を出し切ることで開発にもつなげたい。


JSB1000:2位:高橋巧
中須賀選手が逃げると思っていたので、スタートで2番手に付けたかったが、津田選手が2番手に入った。
前で津田選手が転倒しビビった。
いや、ビビッてないけど、そこで(中須賀選手に)差を付けられた。
岡山は表彰台は上がったことなかったので、最初から最後まで全力で走ったが届かず。
昨日は良くなったと思っていたが、タイムが出せず良くなかった。
今回は優勝してポイント差を詰めたかったけど、鈴鹿は優勝したい。
自分を信じていくしかない。


JSB1000:3位:山口辰也
表彰台は嬉しいけど、差が開いたので、もうちょっと・・
チーム(他クラスのライダー)が転倒したので、地元のサーキットという事で、せめて表彰台には立たなければと思っていた。
結果的に差を離されているので、悔しい。
どういったタイヤかは分からないけど、BSが良いタイヤを用意してくれた。
(津田の転倒を見て)高橋が膝を付かない位ビビッていた。
後半に追い上げるのは厳しいので、最初に行くしかないと分かっていたが、抜けなかった。
高橋の後ろでチャンスを伺ったが、周回遅れに一度引っかかれば同じ馬力のマシン相手なので、なかなか抜く事が出来なくなる。
JSBマシンで練習が出来ないので、チームに600を用意してもらったりして何とか走らせてもらっている。
誰でも買えるキットで走っているが、信じてもらえない。
ファクトリーは細かな事ができ、馬力も違う。
何年も同じパーツを使っている部分もあり厳しい。

2014 スーパーバイクレースin岡山 J-GP2 決勝

2014-09-28 15:38:19 | 全日本ロード 2014
全日本ロードレース in 岡山
岡山国際サーキット
決勝: 9月28日(日)
J-GP2 決勝



J-GP2は、序盤に高橋裕紀がトップに立ち、予選の転倒をものともせず、格の違いを見せつける展開かと思われた。
しかし、高橋を追い詰めていた井筒が転倒。2番手に浮上したのが渡辺一馬。
渡辺は、冷静に高橋の背後で機会を伺い、ついにトップ浮上。
ポールポジションスタートの渡辺が、世界の高橋を従え、2秒6の差をつけて優勝を飾った。


J-GP2
優勝:渡辺一馬
スタートから逃げ切りたかったが、失敗し2秒近く離された。
自分のペースで走れば逃げ切れる自信があった。
井筒選手が転倒し一騎打ちとなった。
高橋選手の後ろに付いた時、振り返っていたので余裕が無いのだろうと思った。
テストから殆どセッティングを変える必要が無いくらい仕上がりが良かった。
体力的に厳しい状況であったが、後半1秒差が付いた時に勝てると思った。
前半戦でチャンピオンシップから引き離されていたからプレッシャーなく最終戦に臨む。
世界に出たいと思っており、高橋選手に勝つことが目標だった。
鈴鹿で勝ち、成長した姿を見せたい。

2位:高橋裕紀
予選で転倒しなくても、事前テストから渡辺が好調だったから、結局同じ結果になったと思う。
今回は完敗した。
バイクの仕上がりの差。トラクションが良くなかった。
浦本&BSが最終戦も来るだろうから、優勝できるようにしたい。
(日本GPに向けて)
皆の目標となれるような走りをしたい。
MotoGPの準備は出来ている。
1周目から全開で走り、自分とモリワキの力を示したい。
マシンは今日のマシンと一緒。エンジン乗っけるだけ。

3位:浦本修充
いつもだと終盤タイムを上がってくるけど、今回は事前テストから良くなかった。
ようやく昨日から良くなりつつあった。
後半に自信があり、最後まで諦めなければ勝負できると思っていたけど、スピードが足らなかった。
岡山は他のコースよりミューが低く、合わせきれなかった。
鈴鹿は得意と思っているから、今度こそ勝てるように頑張る。

2014 スーパーバイクレースin岡山 ST600 決勝

2014-09-28 12:32:00 | 全日本ロード 2014
全日本ロードレース in 岡山
岡山国際サーキット
決勝: 9月28日(日)
ST600 決勝



ST600は、小林龍太が盤石の走りで優勝をもぎ取った。
事前テストから好調を維持し、自信を持って臨んだ決勝で、今季2勝目。
レース中盤、国川があわや他を巻き込みそうになる転倒を喫している。

ST600
優勝:小林龍太
気温が上がったせいかグリップ感が落ちた。
後半はペースが良いのが分かっていたから、落ち着いて走れた。
後続差はサインボードで確認していた。
国川にスイングアーム部分に当てられたが、転倒しなくて良かった。
10週でスパートをかける作戦。
最後まで落ち着いて走れたが、気を抜くことは出来なかった。
一回勝ったくらいではまぐれと言われるので頑張って走った。
テストの最後でロングランして3秒台で走れていた。
レースウィークで更に良くなり一発タイムが出たから安心した。
チャランポの前でゴールしたのが良かった。
チャンピオンは欲しいけど、それより勝利を狙う。

2位:大崎誠之
前回、前々回のレースには出ていないので、セッティングに苦労し、昨日までフロントの不具合に悩んでいた。
昨日の予選タイムほんとの一発タイム。
3秒後半がやっとだったが、メカとサスペンション担当と話し合って、ようやくフロントの接地感が出た。
レースは、様子見てたら、国川が当たってきて龍太にも当たっていった。その後、伊藤勇樹に抜かれ様子見た。
伊藤を抜いた後、小林を裏の直線で抜けると思ったけど、抜かなかったのが失敗だった。その後、小林に逃げられた。
最後は、伊藤に抜かれないように頑張った。
直線も良く走ってくれて、タイヤも良かったので感謝している。

3位;伊藤勇樹
朝フリーでセッティング進んだ。
レースは、小林さんと大崎さんの様子を見ていたら、国川ロケットが突っ込んできた。
大崎さんをアッドウッドコーナーで抜こうと思っていたけど、その前に失敗して届かなかった。
ノーポイント続いてたので、完走と表彰獲得できたので、最終戦に向けて良かった。
アジア選手権の経験が役に立っているが、アジアも全日本も簡単には勝てない。
これからも優勝目指して精進したい。 

2014 スーパーバイクレースin岡山 J-GP3 決勝

2014-09-28 11:13:58 | 全日本ロード 2014
全日本ロードレース in 岡山
岡山国際サーキット
決勝: 9月28日(日)

すがすがしい快晴の朝を迎えた岡山国際サーキット。
9月28日はJSB1000、ST600、J-GP2、J-GP3の4クラスの決勝が開催されます。



まずはJ-GP3の決勝。
作本がレースをリードするが、激しい上位争いの末、経験の差で山田誓己が優勝を飾った。

J-GP3 決勝

優勝:山田誓己
序盤からペースを上げていく予定だったが、風の影響があってペースが上がらなかった。
上位に自分より若いライダーがいたので、序盤からガンガン来るかと思ったけど、締めつつ勝てた。
最終コーナーまで気が抜けなかった。
ポイントランクでトップに立てたけど、あまり差が無いので、気を抜けない。
最後はポールトゥウィンを取りたい。

2位:作本
最後までトップを走り続けたかった。
後ろは気にせずに自分の走りを考えて走った。
悔しいけど、やっと結果が出た。
山田選手を越えたい。

3位:伊達
予選が10番手だったので、タイム差を考えると、トップ争いに絡むには、上位陣をかき回してペースを落とさる作戦だった。
アジア選手権での経験が生かせたと思う。
トップが見えていたので、勝ちたかったが、3位に入れた良かった。
ヘアピンで抜くしかなく、あとは抑えて表彰台獲得した。

2014 スーパーバイクレースin岡山 予選PP会見

2014-09-27 17:58:01 | 全日本ロード 2014
予選ポールポジション記者会見



JSB1000
中須賀克行 1'28.370R
テストからレースウィークにかけて、特に大きくセッティングを変えることなくいいアベレージを保っている。
仕上がりは今年一番良い。ここのサーキットは好き。
前半戦は怪我の影響などあったが、後半は調子が良い。
レコードは意識していなかったけど出た。
昨日、津田君が28秒台出していたので目標タイムとなったが、焦ることはなかった。
タイムはソフトタイヤで出した。
マシン差が少なく、抜けるポイント少ない。後半は周回遅れが出てくると思うので、機会を逃さずアドバンテージを広げて優勝したい。

ST600
小林龍太 1'33.005
アベレージも良いので、後半逃げて勝つ自信ある。
逃げ切れなくても、最後までタイヤが持つから、自信をもってレースをします。

J-GP2
渡辺一馬 1'31.266
今年、チームにカレックスを用意してもらったけど、セッティングがうまくいってなかったが、先週の合同テストで、良いセッティングが見つかった。
PPタイムはレースタイヤで出したタイム。
予選に出る時、チームからは30秒出して来いと送り出された。
31秒台のタイムは僕だけなので嬉しい。自信につながる。
明日のレースも勝つ自信がある。
これまでのレースは、高橋選手に置いて行かれる展開だったが、明日は僕がレースを引っ張っていきたい。自分のレースをやりたい

J-GP3
作本輝介 1'36.558
コースレコードは5秒台なので、そこを狙っていたけれど、届かなかった。
走りこんでいたから自信はあったけど、PP取れるとは思わなかった。フロントローに並べれば良いなと思っていた。
昨日に転倒してしまい、それが無ければ良かった。
明日の決勝は、周りに飲み込まれないように自分の走りをしたい。

亀谷長純 引退会見
20年間レースやってきたが、今季限りで引退する。
今後、若手育成に注力していく。
ライダーとしては退くが、二輪の仕事を続けたいので、裏方で頑張る。

2014 スーパーバイクレースin岡山 予選1

2014-09-27 10:10:51 | 全日本ロード 2014
平成26年9月27日(土)
全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦
スーパーバイク IN 岡山
開催クラス:JSB1000・J-GP2・ST600・J-GP3
会場:岡山国際サーキット(岡山県)・全長:3,703m

すっかり秋の気配となった朝の岡山国際サーキット。
本日は現地レポートをお伝えいたします。
土曜は、午前にJ-GP3、ST600、J-GP2の予選、午後にJSB1000のノックアウト予選がおこなわれます。

昨日は、ART合同走行がおこなわれましたが、JSB1000クラスは、ヨシムラスズキの津田拓也選手がトップタイムを記録。中須賀克行選手は、1回目の走行で出したタイムで2番手につけている。3番手は、プレイべートチームながら卓越したライディングで常に上位に割って入っている山口辰也選手でした。
続いて、高橋巧、柳川明、中富伸一、加賀山就臣、野左根航汰、藤田拓哉、酒井大作までがトップ10入り。前戦のオートポリス決勝で転倒したカワサキの渡辺一樹は12番手と体調が万全ではないようだ。



予選速報

J-GP3
1.作本輝介 1.36.558
2.山田誓己 1.36.776
3.大久保光 1.36.961
4.徳留真紀
5.栗原圭佑
6.鳥羽海渡
7.古市右京
8.岩戸亮介
9.水野涼
10.伊達悠太

J-GP3で初のポールポジションを獲得した作本は、昨日のセッション1回目に6番手、2回目に12番手と38秒台で走行していた。それがいきなりの36秒台のトップタイムを記録した。鹿児島県出身の17歳の大躍進。今後の活躍に期待が持てる。

ST600
1.小林龍太 1.33.005
2.大崎誠之 1.33.012
3.チャランポ・ポラマイ 1.33.028
4.近藤湧也
5.国川浩道
6.伊藤勇樹
7.日浦大治郎
8.稲垣誠
9.岩崎哲郎
10.津田一磨


J-GP2
1.渡辺一馬 1.31.666 R
2.井筒仁康 1.32.003 R
3.岩田悟 1.32.323
4.小山知良
5.浦本修充
6.大木崇行
7.高橋裕紀
8.デチャ・クライサー
9.渥美心
10.関口太郎

J-GP2は2回の赤旗が出る波乱の予選となった。1度目の赤旗は、開始5分43秒時点。2度目は、開始41分55秒時点での赤旗で、そのまま予選終了となった。
最初の赤旗は、高橋裕紀の転倒によるもの。高橋は、なんとか自力でピットに戻る事が出来たが、修復に時間がかかり、再スタートできたのはセッション終了間際であった。しかし不運な事に、高橋のコースイン直後、ベテラン星野和也が転倒し、再度赤旗提示。これでタイムアタックの機会を奪われた高橋は予選7番手に終わった。
ポールポジションは、レコードタイムを大幅に塗り替えた渡辺一馬が1分31秒266を記録。井筒仁康もレコード突破の1分32秒003のセカンドポジション。3番手、岩田悟。


JSB1000
ノックアウト予選Q1
1.中須賀克行
2.高橋巧
3.津田拓也
4.山口辰也
5.柳川明
6.渡辺一樹
7.加賀山就臣
8.中富伸一

ノックアウト予選Q2
1.中須賀克行 
2.津田拓也
3.高橋巧
4.山口辰也
5.柳川明
6.渡辺一樹
7.加賀山就臣
8.野左根航汰
9.中富伸一
10.藤田拓也

全日本ロードレース AP 決勝 - 現場報告 7

2014-04-27 13:06:07 | 全日本ロード 2014
ST-600

優勝: 岡村
2位: 大崎
3位: 伊藤

第1レースで優勝を飾った国川は、トップ争いに絡んでいたが、痛恨の転倒、リタイアとなった



岡村は初優勝!
「地元のレースなので、これが本当の実力なのか分からない」と謙虚な発言。

大崎
「様子を見てしまったのが敗因」と悔しさをにじませるが、後輩の活躍を素直に喜んでいた。

伊藤
「トップを走っているときにプレッシャーを感じた」







全日本ロードレース AP- 現場報告 5

2014-04-26 16:41:06 | 全日本ロード 2014
ST-600 第1レースは、国川選手の初優勝でした。

「混戦になると予想していたので、スタートが大事だと思っていた。序盤は大崎さんに付いて行き様子を見るつもりだったが、思ったよりペースが上がってなくて、最終コーナーで追突しそうになった。ブレーキングで強みがあり、トップを走っていても意外と冷静に走る事が出来た。終盤は、マージンを取って走る事が出来た。 」



JSB1000

PP: 渡辺 一樹

ST-600

PP: 大崎 誠之

J-GP2

PP: 高橋 裕紀

J-GP3

PP: 山田 誓己

J-GP3でポールポジションを獲得した山田選手には、富沢祥也賞が送られました。