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MotoGP : 第6戦 カタルニアGP 事前コメント

2009-06-11 23:21:39 | MotoGP 2009
MotoGP 2009 第6戦 カタルニアGP

事前コメント






フィアット・ヤマハ

J・ロレンソ

"大好きなコース"
「今シーズンはここまで、とても順調にきているんだけれど、まだ完璧というわけではない。ヘレスではストーナーをパスしようとして大きなミスもしてしまったしね。だから今度こそは、地元ファンの目の前でいい走りをしたいんだ!ルマンとムジェロは大変なレースになったが、やはりレースにはどんなことも起り得ることを改めて実感した。そして常に集中力を切らさず冷静でいることが大切だとわかったんだ。
僕らは今、故郷のマジョルカ島から一番近い大好きなサーキットでのGPを目前にしている。このコースでは僕はいつも好調で、初めて走ったのは 125ccクラスだったけれど、そのときもグリッド2列目を獲得できたことを思い出すよ。今回の目標は、何よりもまず、昨年よりも良い週末にするということ。そして嫌な思い出はすべて忘れたいんだ。ムジェロは昨年よりいいレースができたので、バルセロナでもそうなるよう頑張りたい」


V・ロッシ

"スペインでふたつめの勝利を!"
「ムジェロは残念だったけれど、そのなかでもいくつかポイントを獲ることができたのは良かったと思う。これからシーズンの最も重要な時期を迎えるというときに、このポイントの意義はとても大きいはずなんだ。M1はまだ、僕の理想通りというところまでは仕上がっていないけれど、バルセロナは相性のいいコースなので、ここで最後の答がつかめるかもしれない。それに月曜日にはようやく、久しぶりのテストができるしね! バルセロナは、ムジェロやフィリップアイランドと並んで僕の好きなコースのひとつ。それだけにヘレスに続いてスペインでふたつめの優勝を目指しているんだ。気持ちを集中させ、ムジェロでの経験を生かせばきっと良い結果が得られると信じているよ。ルマン、ムジェロと続いたフラッグ・トゥ・フラッグのレースは、どうやら僕には合っていないようだから、今回こそ晴れてくれることを祈るばかり」


D・ロマニョーリ (ロレンゾ・チーム監督)

"モチベーションは高い"
「ランキング2位でホルヘのホームレースを迎えられるなんて最高に素晴らしいこと。2戦続けていいレースができたことで強い手応えを感じていて、そのことが我々に大きなモチベーションを与えてくれているんだ。今シーズンはチャンピオン争いが非常に接近しているので、そのなかに残り、そして少しでも前に出て行くためには、コンスタントに表彰台を獲得することが必要だと考えている。前の2回は奇妙な天候にもかかわらず、いいレースができて良かったのだが、本当は誰でも‘普通のレース'がしたいはず。今回は、スペインの太陽に出会えるよう期待している」


D・ブリビオ (ロッシ・チーム監督)

"目標は変わらない"
「我々はまだチャンピオンシップから外れたわけじゃなくて、依然としてトップ争いに非常に近いところにいる。そして今回は、何としても、前のふたりとの差を縮めていかなければならないと思っている。そのために今週末は、最大限の力を尽くして頑張らなければならない。バルセロナではいつも好調だが、今年は手強いライバルがたくさんいるので厳しいバトルになるだろう。月曜日には開幕以来、初めてのテストができる。シーズン後半戦に向けて、有用なデータを得るための貴重なチャンスになるだろう」





レプソル・ホンダ

ダニ・ペドロサ (MotoGP ランキング4位)

「完ぺきな体調ではないが、自分にとってバルセロナはホームGPなので本当に楽しみにしている。この一週間、身体を休めていたので退屈だったし、余計に開幕が待ち遠しい。火曜日に病院に行き検査をしたが、かなりいい状態だった。しかし、レースウイークは毎日走る前に痛み止めの注射を打つことになると思う。ムジェロでははっきりわからなかったが、今日の検査で痛み止めの注射をどこに打てばいいのかということも正確にわかった。完ぺきな状態ではないが、ホーム GPなのでベストを尽くす。応援してくれるファンの期待にも応えたい」


アンドレア・ドヴィツィオーゾ (MotoGP ランキング5位)

「バルセロナは大好きなサーキット。特に1コーナー先の右の高速コーナーはすごい迫力。このサーキットの雰囲気も最高だ。サーキット終盤の4つのコーナーはスタジアムの中を走っているような気分になる。毎年、このレースを楽しみにしている。去年もいいレースができたし4位でチェッカーを受けた。前回のムジェロではトップを走ったし、最後もトップと接近した状態でフィニッシュできた。今は、やる気満々。チームも今回のレースに期待していると思う。前回はウエットからドライという厳しいレースだったが、バイクの状態はすごくよかった。バルセロナではもっといいレースができると思う」




サンカルロ・ホンダ・グレシーニ


トニー・エリアス (MotoGP ランキング12位)

「今大会に向けて準備をしてきたが、結果がどうなるかは走ってみないとわからない。前回のレースからここに向けていくつかセッティングを変更した。これまでは、不運なレースが多かったが、これからも全力でプッシュしていく。前回のムジェロでいい方向性を見つけた。今回はそれを結果につなげたい。依然としていくつか課題はあるが、このレースでさらに前進できるはずだ。地元レースなのでファンの声援が大きな力になる。その声援に応えるためにもベストを尽くしたい」


アレックス・デ・アンジェリス(MotoGP ランキング13位)

「前回のイタリアGPは残念なレースだった。ムジェロではリアの最適なグリップを見つけられなかった。今回もその課題に取り組みたい。去年は、ウエットコンディションでいい走りができた。しかし、今年はドライでもウエットでも同じ問題を抱えている。バルセロナは好きなサーキット。去年、カピロッシと接触するまでいいペースで走ることができた。そのときの状態に仕上げられればと思う。今回も最後まで全力を尽くす」





LCR ホンダ

ランディ・デ・ピュニエ (MotoGP ランキング10位)

「バルセロナは自分にとって特別なレース。250cc時代に2度勝っているからね。スペインのレースの雰囲気も好きだ。去年は転倒したけれど、ラップタイムは悪くなかった。前回のムジェロでもいい走りができたし、今大会もいい走りができると思う。今回はムジェロのセッティングでスタートする。去年も、ムジェロからカタルニアに向けていい方向性を見つけた。今年もそれを参考にいい状態に仕上げたい。とにかく、今回は天気がいいことを願っている」




スコット・レーシング

高橋裕紀(MotoGP ランキング18位)

「前回のイタリアGPで転んでいるので今回は完走したい。前回は、ウエットではいい感じで走れなかったが、ドライのときは調子がよかった。そのいい流れを今回は決勝につなげたい。カタルニアは、あまり好きなサーキットではなかったが、去年から苦手意識がなくなった。中高速コーナーが多いので、イタリア同様に、バイクの長所を生かせるはず。バイクも以前より操れるようになってきたし、乗っている楽しさと順位が一致するようにしたい。5戦を終えて、そろそろ結果が欲しい。目標は一桁。それ以上に、内容あるレースにしたい」




リズラ・スズキ

クリス・バーミューレン

「カタルニア・サーキットは、とても楽しめるサーキットであるし、我々は上手くやってこれた所でもあります。
昨年も良く出来たと思うが、予選では良くなかった。プラクティスで、決勝を見据えたペースを掴み、それがグリッドに反映するといいのだが。去年は、出来なかったけど。
バルセロナでのレースは、僕のホームグランプリのようなものなんだ。なぜなら、僕はすぐ近くのアンドラに住んでいるし、多くの友達やご近所の人達が応援しに来てくれるからね。
今週は、スズキからアップグレード品(ニューエンジン)が届くんだけれど、工場でうなくいったように、実際にも上手くいってくれる事を願うよ。
それをレースで使うのか、レース後のテストで使うのかは分からないけど、とにかく待っているよ。」


ロリス・カピロッシ

「去年のカタルニアは楽しくなかった。他のライダーに当てられてクラッシュして大怪我をしたからね。
その事は、過去に流して、ムジェロ終了後からの仕事を続けたいと思っている。
バルセロナの長いストレートは、とても大変な事は分かっているけど、ムジェロのレースで多くのことを学んだので、それが役に立つだろう。日本からGSV‐Rのパフォーマンスを向上させるいくつかのパーツが届くから、とても期待している。」




250クラス



青山博一(250cc ランキング2位)

「バルセロナはシーズンの拠点にしている場所なので、僕にとっては第2のホームGPになる。いいレースをしたい。カタルニアは難しいサーキットなので、しっかりといいセッティングを見つけていきたい。スペイン人選手もここでは速いし、結果を残すために全力を注いでくるはず。そのスペイン人たちとしっかり絡んで優勝争いができればと思っている。今年課題だったウエットも、前回のイタリアでいい感じになってきた。ドライでもウエットでもいいが、どちらかといえばドライで走りたい」



ラファエレ・デ・ロサ(250cc ランキング7位)

「カタルニア・サーキットはベストサーキットの1つ。難しいが好きなコースだ。スペイン人選手はここで速いので、厳しい戦いになる。前回のイタリアは雨のレースになってすべてが振り出しに戻った。今回も天候が心配だが、ドライコンディションで走りたい」


ヘクトル・ファウベル(250cc ランキング9位)

「カタルニアGPはホームGPなのでモチベーションが高い。ここは好きなサーキット。2006年の125ccクラスでは表彰台に立っている。いい思い出もたくさんある。ここはファンの声援もすごくて、忙しい一週間になるが、今年もいい思い出にできるレースにしたい」


富沢祥也(250cc ランキング17位)

「フランス、イタリアとリタイアしているので、今回は絶対に完走したい。水曜日にサーキット入りして下見をした。想像していた通りのコースだったが、微妙にアップダウンがあって、その高低差をしっかりと叩き込んでセッティングしたい。ル・マン、ムジェロ、そして今回と初めてのサーキットが続いているが、ムジェロよりは攻略しやすい印象。ウエットでもドライでも、最後までしっかり走りきりたい」



MotoGP : 第6戦 カタルニアGP プレビュー

2009-06-11 22:12:31 | MotoGP 2009
MotoGP 2009 第6戦 カタルニアGP




■開催日:2009年6月12日(金) 1日目フリー走行、 13日(土) 予選、 14日(日) 決勝
■開催地:スペイン/カタルニア


CIRCUIT DATA

■開設:1991年
■コース長:4.727km
■サーキットレコードラップ:1分42秒358(2008年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分41秒186(2008年:C・ストーナー)
■2008 Winner
[MotoGP] ダニ・ペドロサ(Honda) 43:02.175
[250cc] M.シモンセリ(ジレラ) 41:01.859
[125cc] M.ディ・ミリオ(デルビ) 41:08.708



カタルニア・サーキットは、バルセロナから北西に車で30分程の場所にある。メインストレートは約1キロあり、中高速コーナーと2つのヘアピンで構成されている。

セッティングの面では、長いストレートがあるので、エンジンパワーも要求されるが、それ以上にコーナーリングスピードを上げられるセッティングが重要で、シャーシ・バランスとフロントのフィーリングが鍵となってくる。

右コーナーが多く、左コーナーが少ない特殊なレイアウトの為、今回、ブリジストンは左右のコンパウンドの違うハイブリットタイヤを投入してきている。



ブリジストンのコメント
このコースは1、2コーナーの後の高速右コーナーが上りで長く、最終コーナー手前の2つのコーナーが高速のため、タイヤの右側の摩耗と発熱が厳しいのです。
一方、左側は2コーナー、ヘアピン、その後の左と、バックストレートエンドのヘアピン、低中速コーナーがメインなので温まりにくく、タイヤの左右でかなりシビア差が大きい事が予想されます。
したがって今回は、今シーズン初めて、リアタイヤに左右非対称のコンパウンドを投入します。
リアのスペックはハードとエキストラハードなのですが、タイヤの左側はソフトスペックのコンパウンドでどちらのスペックも同じです。
ハードスペックの右側のコンパウンドは、前回ムジェロに投入したハードスペックと同じものです。
エキストラハードの右側のコンパウンドは、今回初登場の更に硬くなっており、フロントは前回のムジェロと同じく、ミディアムとハードの組み合わせとなります。
またウェットタイヤに関しても、このコースはタイヤに厳しいため、今シーズン初めてフロント、リア共にハードスペックを投入します。(今まではソフトスペックでした。)


CGでの、トラック紹介ビデオ
http://www.f1-fansite.com/circuits/catalunya.asp


Vオンエア情報

G+SPORTS & NEWS

予選
6月13日(土) 26:00~27:15

決勝
6月14日(日) 17:45~22:30[生放送]
6月18日(木) 23:00~27:15
6月23日(火) 23:00~27:15
6月24日(水) 17:15~21:30





Rossi at The TT

2009-06-11 00:42:41 | Superbike 2009
ロッシが、アゴスチーニと一緒にパレードランしたようだね。
現地では、大騒ぎだったらしい。

火曜日は、電気モーターバイクが走った。
静か過ぎて走っていても気が付かない程だって。
タイムは、トップが26分台で結構速い。
ちなみにスーパーバイククラスのトップは17分台。

そのスーパーバイクは、ホンダのジョン・マクギネスが優勝しました。
ホンダも、参戦50周年記念に何とか花を添える事が出来ました。
スズキのC・ドナルドがプラクティスで怪我しなかったら、どうなるか分からなかったけどね。

日本から参戦の松下ヨシナリは、スーパーバイククラス 43位でした。
島内1周60キロのコースを6週も走るなんて、よく集中できるよね。
僕なんか、オートポリス 2本(50分位)走ると、もうヘロヘロになってしまうのに皆すごい精神力だ。
松下ヨシナリ選手は、翌火曜のスーパーストッククラスにも参戦していたようですが、3ラップ目に転倒して、数箇所の骨折したとの事。
エスケープゾーンの無い公道だけに、クラッシュするとダメージが大きくなるんだろう。

で、今は雨でディレイとなっている。
レースは、今週末まで続きます。