MotoGP : 第7戦 オランダGP 予選後コメント
■開催日:2009年6月26日(金)予選
■開催地:オランダ/アッセン(4.555km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度 ■路面温度:28度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/1分36秒025)
YAMAHA
V・ロッシ選手(予選1位/1分35秒025/29周)
「今シーズン、ポールポジションはこれまで1度しかなくて、しかももてぎの変なコンディションでのことだったので、今日ようやく2度目のポールポジションをとれて本当に良かったよ。
最後の数分は大勢が周りにいたから、どこでプッシュしていけばいいか慎重に判断しなければならなかったが、何とかそれがうまくいって最後には素晴らしい走りができたんだ。
僕自身、フィーリングがとてもいいし、ブリヂストンの決勝用タイヤがよく合っていて力強い走りにつながっていると思う。
でもライバルたちもみな速いから、明日はやっぱり厳しい戦いになるだろう。
また、依然としていくつかの課題も残っているんだけれど、その状態でもいいレースをするだけの自信はあるんだ。
天気がどうなるか僕にはわからないけれど、アッセンではいつものことだから、どんなコンディションになっても頑張って対処していくしかない。」
D・ブリビオ、チーム監督
「いつもフロントロウを目標にしてきたので、そのなかでもポールポジションを獲得できたのだから最高の出来だよ!
今日はセッションを通じて速さをキープすることができたし、バレンティーノも非常に気持ちよく乗れていた。
明日の決勝がとても楽しみだが、やはり天候のことは少し気になっている。
このあとはセッティングにさらに磨きをかけ、決勝での好スタートを期待したい。
そして前回のカタルニアのようなエキサイティングなレースを、もう一度見たいと思っている。」
J・ロレンソ選手(予選3位/1分36秒393/31周)
「今回もまたフロントロウに並ぶことができてうれしいよ。
1列目に並ぶということが、決勝で最も重要なことだからね。
もちろんポールポジションはいつも目指しているけれど、今日はコースの終盤のセクションで問題があったから難しかったと思う。
この点については原因もまだわかっていないので、これからまた作業を続けて問題を分析していかなければならない。
だって決勝では上位数台が激しい戦いになるだろうからね。
天気はまだわからないので、明日を待って、朝のウォームアップの状況を見るしかない。」
D・ロマニョーリ、チーム監督
「一番の目標はフロントロウだったので、それが実現して満足している。
実際のところは最終ラップで2位獲得を期待していたが、3位でも問題ないし、何よりホルヘがとても速いので不満は何もない。
ホルヘは今日、ロングランも行ってペースも非常に良かったが、終盤のセクションについてはまだ改善の余地が残っている。
今はこの部分でタイムをロスしてしまうのだ。
これからまた作業を続け、天気が許せば明日のウォームアップでその成果をためすことになる。」
C・エドワーズ選手(予選5位/1分36秒760/25周)
「セッション序盤は、調整のためにピットインとピットアウトを何度も繰り返した。
通常ならこれは良くない傾向なのだけれど、今日は思っていたほど悪い状態にはならなかった。
ホイールベースを長くしたことで、フロントにより荷重がかかるようになっていて、チャターはないが路面の凹凸を思うように吸収してくれない問題が残っている。
それでも自分の走りのペースには満足している。
決勝用タイヤで37.7秒が出ているから、決勝のペースとしては十分だと思うんだ。
明日は、ドライコンディションならば1分37秒台前半から1分36秒台後半のペースになると思うけれど、ついていく自信もある。
タイムアタックでは、リアにソフトコンパウンド、フロントにハードコンパウンドの8周使用後のものを使ったにもかかわらず、ベストタイムを記録することができた。
フロントは8周か9周でベストの状態が終わり、最後の数周は何度かスライドもあったので、それ以上無理はできなかった。
このような状況を考えても、今季自己ベストタイの順位を得られたことに満足。
マシンはとても安定していて、高速セクションでもハンドルが振られたりすることがなく、全てが順調でスムースに運んでいる。
だから明日は上位を目指していけると思う。」
J・トーズランド選手(予選9位/1分37秒323/28周)
「9位までしか上がれなかったけれど、それでも僕としてはとてもハッピーな気分なんだ。
新しくなったマシンで決勝用のセッティングに取り組んできて、決勝用のタイヤを信頼できるようになった。
リアに荷重をかけることによってタイヤの動きが良くなり、それがまた、タイヤへの荷重をキープすることにも役立っている。
今日は荷重をさらに増やし、リアのグリップがさらに向上した。
またコーナー進入の安定性があがり、立ち上がりもとても順調にできるようになるんだ。
でもソフトコンパウンドのタイヤを履いたときには周りにたくさんライダーがいて、思うようにタイムを上げることができなかった。
それさえなければ、もう少し順位を上げることも可能だったと思うのだけれど...。
エリアスに追いついたところでアクセルを戻さなければならなかったのは悔しかった。
何しろ、あのときが初めての最高のラップだったからね。
トップ6を狙うためにはスタートで前へ出なければならないので、今回はもう15回もスタート練習をしたよ。
これまではクラッチを離すのが急激過ぎたので、今回はちょっと違うクラッチを試しているんだ。
大変なことも多いけれど、ようやくここまで来ることができた。
あとは明日もドライで走れるように祈るだけ。
ヤマハとテック3のメンバーの努力に報いるためにも好成績を熱望しているんだ。」
HONDA
ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「セッション終盤はコース上が混雑して、とても難しいアタックだった。
それでも2番手になれたのだからうれしい。
フロントローに並ぶのはいつも重要なことだし、今日の結果にはとても満足している。
最後のアタックのときは前にバレンティーノ(ロッシ)がいて、彼を目標にできたこともラッキーだった。
セットアップは完全ではないが、全体のフィーリングはすごくいい。
明日のウオームアップでさらに調整をしたい。
身体の状態は前回のバルセロナに比べたら、はるかにいい。
ライディングに集中することもできた。
レースを戦うということではまだ万全ではないが、明日はいいスタートを切ってベストを尽くしたい。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 8番手)
「このサーキットで3列目からのスタートというのはとても厳しく、今日の結果には本当にがっかりしている。
レースタイヤでのペースはよかったし、すべてが順調だった。
しかし、ソフトタイヤでのアタックに失敗してしまった。
こういう結果になったので、とにかく、いいスタートを切ってトップグループに追いつくしかない。
決勝のタイヤはハードを使うと思うが、フリーから予選にかけてハードでアベレージを上げることができたのも、自信になっている。
明日は天気が崩れるかもしれないが、今年はドライもウエットもいい走りができているので不安はない。
3列目から追い上げていいレースをしたい。」
ランディ・デ・ピュニエ(MotoGP 10番手)
「午前中のフリー走行で転倒した後、とにかく決勝に向けてロングランをこなそうと決めた。
ハードタイヤでのラップタイムは悪くないが、リアタイヤのエッジのグリップにちょっと苦しんだ。
その後ソフトを試したが、ソフトはスライドが激しくてレースで使うには厳しい感じだった。
昨日のリザルトがよかったので、今日は好グリッドを期待していた。
10番手に終わって残念だったが、明日の決勝はトップ8を狙っていきたい。」
アレックス・デ・アンジェリス(MotoGP 11番手)
「11番手だったけれど、今日の内容には満足している。
最後のアタックのときに、最終コーナーでトーズランド(ヤマハ)とカピロッシ(スズキ)にラインをふさがれなければ、もっとタイムはよかったと思う。
たぶん、デ・ピュニエかトーズランドと同じくらいのポジションにはいけたと思っている。
2人には腹を立ててはいないが、とても残念だった。
11番手という厳しいグリッドだが、レースタイヤのアベレージは悪くない。
明日は天気が崩れそうだ。もし雨になれば自分には追い風になる。」
トニー・エリアス(MotoGP 15番手)
「今日はすべて順調だったのだが、自分の判断ミスでタイムを出せなかった。
セッション終盤、誰かについていこうと思っていたのだが、そうしている間にタイヤの温度が下がり、ベストラップを刻むことができなかった。
結局15番手に終わってしまい、チームには本当に申し訳ないと思っている。
明日はいいスタートを切って追い上げるしかない。」
高橋裕紀(MotoGP 18番手)
「昨日の転倒で打った腰と右ヒザ、前回のレースで痛めた右手中指が、一日経ったらすごく痛くて、今日は痛み止めの薬を飲んで走った。
思っていたよりも身体の状態が悪く、100%の走りができなかった。
バイクのセッティングも完全には決まらず、前半部分のスローセクションでうまく走れず苦労した。
フロントフォークの動きはよくなっているし、進入はよくなっているのだが、今年の課題となっているスローコーナーの旋回性という部分では同じ状態だった。
ソフトの方がタイムは出るが、決勝はハードで走ることになると思う。」
ガボール・タルマクシ(MotoGP 19番手)
「今回も走るごとに前進することができた。
着実にタイムを上げられたし、予選セッションでも終盤にベストをマークすることができた。
最後のアタックのときに前にいた選手同士が接触して、それを避けるためにコースアウトしたのが残念だった。
いま、MotoGPマシンの最初の段階を終了した。
次の段階に向けて新たなセットアップにトライするときがきたと思う。」
山野一彦|Repsol Honda Team 監督
「今日のダニは、身体の状態が確実によくなっていることを感じさせてくれる走りだった。
まだ、バイクの状態はまだ完ぺきではなく、明日は雨が降る確率が高く、天候をみながらウオームアップでさらにセッティングを詰めたい。
アンドレアは、レースタイヤでは常にトップ6にいたし、状態は決して悪くない。
予選で8番手に終わったのは残念だった。2人ともに仕上がりは悪くないし、明日はいいスタートを切って優勝争いをしてくれるはずだ。
チームも全力でサポートしていく。」
250クラス
青山博一(250cc 2番手)
「昨日の問題点をかなり改善したし、全体的にタイムを上げることができた。
特にコース前半のスローセクションでタイムを短縮、後半の高速セクションでもギアを見直してタイムアップにつながった。
今日は序盤からトップに立てて、PPを取れるかなと思ったのだが最後に逆転されて、残念だった。
今日と同じようなコンディションなら明日はいいレースができると思う。」
ラファエレ・デ・ロサ(250cc 7番手)
「2列目7番手というグリッドに満足している。
ここはスタートがとても大事なサーキットなので、一周目にいいポジションを取りたい。
もしトップグループにからめたら、いいレースができると信じている。
今日はバイクのセッティングも決まり全体的に順調だった。」
富沢祥也(250cc 16番手)
「昨日のトラブルはほぼ解消した。
ときどき6速でちゃんと回らないときがあったけれど、フリー、予選と攻める走りができた。
何個所か難しいところがあってまだ完全にコースを攻略できていないけれど、走っていて楽しかった。
特に後半部分はタイムの詰めどころがたくさんあって面白い。
まだトップとの差はあるけれど、決勝ではその差を少しでも縮めて10位前後でチェッカーを受けたい。
明日は絶対に完走したい。」
SUZUKI
ロリス・カピロッシ(予選6番手)
「色々あったけどセッティングで進歩があったので満足している。
しかし、あす朝のウォーミングアップでもう少し詰めなければいけない。
チーム全体で努力しており、僕が必要としていることも良く分かっている。
フロントのフィーリングがいまいちなんだけれど、なんとかなりそうだ。
2列目は悪くない。
スタートを決めて、トップに食らいついていくつもりさ。
もう少し前進できれば、目標に到達できるはずだよ。」
クリス・ヴァーミューレン(予選7番手)
「この前の二つのグランプリよりずっと良い予選だった。
チームは素晴らしい仕事をしてくれて、大きな前進があった。
タイヤも両方のコンパウンドがうまく機能しており、リアはソフトの方が少しグリップが良かったから予選ではそれを使用した。
7、8週はとても安定した周回がこなせるので、ブリジストンの良い仕事ぶりが分かる。
残念なことに最後のアタックで制限時間になってしまい、なんとかもう一周と思ったけれど出来なかった。
前の週で、いくつかのミスをしていて、それを修正できたと思うので、もう一周出来ていればもう少しポジションを上げられたと思う。
7番手タイムは、今までの予選と比べたら先頭に近付いているし、自身もああるので、あす良いレースができると楽しみにしている。」
ポール・デニング(チーム・マネージャー)
「今回のアッセンは、どのライダーも速いです。
フリープラクティスに比べて予選では、さらに先頭に近付く事が出来た。
二人のライダーを信頼しているし、我々が改善できる点が多々あると思っている。
マシンや天気がどうあれ、6、7番手のスタートなので、最初にトップに食らいつければ、展開を見極めるのに有利です。
明日のレースに向けて、ロリスとクリスに最高のGSV-Rを用意し、最大の努力をするだけです。」
■開催日:2009年6月26日(金)予選
■開催地:オランダ/アッセン(4.555km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度 ■路面温度:28度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/1分36秒025)
YAMAHA
V・ロッシ選手(予選1位/1分35秒025/29周)
「今シーズン、ポールポジションはこれまで1度しかなくて、しかももてぎの変なコンディションでのことだったので、今日ようやく2度目のポールポジションをとれて本当に良かったよ。
最後の数分は大勢が周りにいたから、どこでプッシュしていけばいいか慎重に判断しなければならなかったが、何とかそれがうまくいって最後には素晴らしい走りができたんだ。
僕自身、フィーリングがとてもいいし、ブリヂストンの決勝用タイヤがよく合っていて力強い走りにつながっていると思う。
でもライバルたちもみな速いから、明日はやっぱり厳しい戦いになるだろう。
また、依然としていくつかの課題も残っているんだけれど、その状態でもいいレースをするだけの自信はあるんだ。
天気がどうなるか僕にはわからないけれど、アッセンではいつものことだから、どんなコンディションになっても頑張って対処していくしかない。」
D・ブリビオ、チーム監督
「いつもフロントロウを目標にしてきたので、そのなかでもポールポジションを獲得できたのだから最高の出来だよ!
今日はセッションを通じて速さをキープすることができたし、バレンティーノも非常に気持ちよく乗れていた。
明日の決勝がとても楽しみだが、やはり天候のことは少し気になっている。
このあとはセッティングにさらに磨きをかけ、決勝での好スタートを期待したい。
そして前回のカタルニアのようなエキサイティングなレースを、もう一度見たいと思っている。」
J・ロレンソ選手(予選3位/1分36秒393/31周)
「今回もまたフロントロウに並ぶことができてうれしいよ。
1列目に並ぶということが、決勝で最も重要なことだからね。
もちろんポールポジションはいつも目指しているけれど、今日はコースの終盤のセクションで問題があったから難しかったと思う。
この点については原因もまだわかっていないので、これからまた作業を続けて問題を分析していかなければならない。
だって決勝では上位数台が激しい戦いになるだろうからね。
天気はまだわからないので、明日を待って、朝のウォームアップの状況を見るしかない。」
D・ロマニョーリ、チーム監督
「一番の目標はフロントロウだったので、それが実現して満足している。
実際のところは最終ラップで2位獲得を期待していたが、3位でも問題ないし、何よりホルヘがとても速いので不満は何もない。
ホルヘは今日、ロングランも行ってペースも非常に良かったが、終盤のセクションについてはまだ改善の余地が残っている。
今はこの部分でタイムをロスしてしまうのだ。
これからまた作業を続け、天気が許せば明日のウォームアップでその成果をためすことになる。」
C・エドワーズ選手(予選5位/1分36秒760/25周)
「セッション序盤は、調整のためにピットインとピットアウトを何度も繰り返した。
通常ならこれは良くない傾向なのだけれど、今日は思っていたほど悪い状態にはならなかった。
ホイールベースを長くしたことで、フロントにより荷重がかかるようになっていて、チャターはないが路面の凹凸を思うように吸収してくれない問題が残っている。
それでも自分の走りのペースには満足している。
決勝用タイヤで37.7秒が出ているから、決勝のペースとしては十分だと思うんだ。
明日は、ドライコンディションならば1分37秒台前半から1分36秒台後半のペースになると思うけれど、ついていく自信もある。
タイムアタックでは、リアにソフトコンパウンド、フロントにハードコンパウンドの8周使用後のものを使ったにもかかわらず、ベストタイムを記録することができた。
フロントは8周か9周でベストの状態が終わり、最後の数周は何度かスライドもあったので、それ以上無理はできなかった。
このような状況を考えても、今季自己ベストタイの順位を得られたことに満足。
マシンはとても安定していて、高速セクションでもハンドルが振られたりすることがなく、全てが順調でスムースに運んでいる。
だから明日は上位を目指していけると思う。」
J・トーズランド選手(予選9位/1分37秒323/28周)
「9位までしか上がれなかったけれど、それでも僕としてはとてもハッピーな気分なんだ。
新しくなったマシンで決勝用のセッティングに取り組んできて、決勝用のタイヤを信頼できるようになった。
リアに荷重をかけることによってタイヤの動きが良くなり、それがまた、タイヤへの荷重をキープすることにも役立っている。
今日は荷重をさらに増やし、リアのグリップがさらに向上した。
またコーナー進入の安定性があがり、立ち上がりもとても順調にできるようになるんだ。
でもソフトコンパウンドのタイヤを履いたときには周りにたくさんライダーがいて、思うようにタイムを上げることができなかった。
それさえなければ、もう少し順位を上げることも可能だったと思うのだけれど...。
エリアスに追いついたところでアクセルを戻さなければならなかったのは悔しかった。
何しろ、あのときが初めての最高のラップだったからね。
トップ6を狙うためにはスタートで前へ出なければならないので、今回はもう15回もスタート練習をしたよ。
これまではクラッチを離すのが急激過ぎたので、今回はちょっと違うクラッチを試しているんだ。
大変なことも多いけれど、ようやくここまで来ることができた。
あとは明日もドライで走れるように祈るだけ。
ヤマハとテック3のメンバーの努力に報いるためにも好成績を熱望しているんだ。」
HONDA
ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「セッション終盤はコース上が混雑して、とても難しいアタックだった。
それでも2番手になれたのだからうれしい。
フロントローに並ぶのはいつも重要なことだし、今日の結果にはとても満足している。
最後のアタックのときは前にバレンティーノ(ロッシ)がいて、彼を目標にできたこともラッキーだった。
セットアップは完全ではないが、全体のフィーリングはすごくいい。
明日のウオームアップでさらに調整をしたい。
身体の状態は前回のバルセロナに比べたら、はるかにいい。
ライディングに集中することもできた。
レースを戦うということではまだ万全ではないが、明日はいいスタートを切ってベストを尽くしたい。」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 8番手)
「このサーキットで3列目からのスタートというのはとても厳しく、今日の結果には本当にがっかりしている。
レースタイヤでのペースはよかったし、すべてが順調だった。
しかし、ソフトタイヤでのアタックに失敗してしまった。
こういう結果になったので、とにかく、いいスタートを切ってトップグループに追いつくしかない。
決勝のタイヤはハードを使うと思うが、フリーから予選にかけてハードでアベレージを上げることができたのも、自信になっている。
明日は天気が崩れるかもしれないが、今年はドライもウエットもいい走りができているので不安はない。
3列目から追い上げていいレースをしたい。」
ランディ・デ・ピュニエ(MotoGP 10番手)
「午前中のフリー走行で転倒した後、とにかく決勝に向けてロングランをこなそうと決めた。
ハードタイヤでのラップタイムは悪くないが、リアタイヤのエッジのグリップにちょっと苦しんだ。
その後ソフトを試したが、ソフトはスライドが激しくてレースで使うには厳しい感じだった。
昨日のリザルトがよかったので、今日は好グリッドを期待していた。
10番手に終わって残念だったが、明日の決勝はトップ8を狙っていきたい。」
アレックス・デ・アンジェリス(MotoGP 11番手)
「11番手だったけれど、今日の内容には満足している。
最後のアタックのときに、最終コーナーでトーズランド(ヤマハ)とカピロッシ(スズキ)にラインをふさがれなければ、もっとタイムはよかったと思う。
たぶん、デ・ピュニエかトーズランドと同じくらいのポジションにはいけたと思っている。
2人には腹を立ててはいないが、とても残念だった。
11番手という厳しいグリッドだが、レースタイヤのアベレージは悪くない。
明日は天気が崩れそうだ。もし雨になれば自分には追い風になる。」
トニー・エリアス(MotoGP 15番手)
「今日はすべて順調だったのだが、自分の判断ミスでタイムを出せなかった。
セッション終盤、誰かについていこうと思っていたのだが、そうしている間にタイヤの温度が下がり、ベストラップを刻むことができなかった。
結局15番手に終わってしまい、チームには本当に申し訳ないと思っている。
明日はいいスタートを切って追い上げるしかない。」
高橋裕紀(MotoGP 18番手)
「昨日の転倒で打った腰と右ヒザ、前回のレースで痛めた右手中指が、一日経ったらすごく痛くて、今日は痛み止めの薬を飲んで走った。
思っていたよりも身体の状態が悪く、100%の走りができなかった。
バイクのセッティングも完全には決まらず、前半部分のスローセクションでうまく走れず苦労した。
フロントフォークの動きはよくなっているし、進入はよくなっているのだが、今年の課題となっているスローコーナーの旋回性という部分では同じ状態だった。
ソフトの方がタイムは出るが、決勝はハードで走ることになると思う。」
ガボール・タルマクシ(MotoGP 19番手)
「今回も走るごとに前進することができた。
着実にタイムを上げられたし、予選セッションでも終盤にベストをマークすることができた。
最後のアタックのときに前にいた選手同士が接触して、それを避けるためにコースアウトしたのが残念だった。
いま、MotoGPマシンの最初の段階を終了した。
次の段階に向けて新たなセットアップにトライするときがきたと思う。」
山野一彦|Repsol Honda Team 監督
「今日のダニは、身体の状態が確実によくなっていることを感じさせてくれる走りだった。
まだ、バイクの状態はまだ完ぺきではなく、明日は雨が降る確率が高く、天候をみながらウオームアップでさらにセッティングを詰めたい。
アンドレアは、レースタイヤでは常にトップ6にいたし、状態は決して悪くない。
予選で8番手に終わったのは残念だった。2人ともに仕上がりは悪くないし、明日はいいスタートを切って優勝争いをしてくれるはずだ。
チームも全力でサポートしていく。」
250クラス
青山博一(250cc 2番手)
「昨日の問題点をかなり改善したし、全体的にタイムを上げることができた。
特にコース前半のスローセクションでタイムを短縮、後半の高速セクションでもギアを見直してタイムアップにつながった。
今日は序盤からトップに立てて、PPを取れるかなと思ったのだが最後に逆転されて、残念だった。
今日と同じようなコンディションなら明日はいいレースができると思う。」
ラファエレ・デ・ロサ(250cc 7番手)
「2列目7番手というグリッドに満足している。
ここはスタートがとても大事なサーキットなので、一周目にいいポジションを取りたい。
もしトップグループにからめたら、いいレースができると信じている。
今日はバイクのセッティングも決まり全体的に順調だった。」
富沢祥也(250cc 16番手)
「昨日のトラブルはほぼ解消した。
ときどき6速でちゃんと回らないときがあったけれど、フリー、予選と攻める走りができた。
何個所か難しいところがあってまだ完全にコースを攻略できていないけれど、走っていて楽しかった。
特に後半部分はタイムの詰めどころがたくさんあって面白い。
まだトップとの差はあるけれど、決勝ではその差を少しでも縮めて10位前後でチェッカーを受けたい。
明日は絶対に完走したい。」
SUZUKI
ロリス・カピロッシ(予選6番手)
「色々あったけどセッティングで進歩があったので満足している。
しかし、あす朝のウォーミングアップでもう少し詰めなければいけない。
チーム全体で努力しており、僕が必要としていることも良く分かっている。
フロントのフィーリングがいまいちなんだけれど、なんとかなりそうだ。
2列目は悪くない。
スタートを決めて、トップに食らいついていくつもりさ。
もう少し前進できれば、目標に到達できるはずだよ。」
クリス・ヴァーミューレン(予選7番手)
「この前の二つのグランプリよりずっと良い予選だった。
チームは素晴らしい仕事をしてくれて、大きな前進があった。
タイヤも両方のコンパウンドがうまく機能しており、リアはソフトの方が少しグリップが良かったから予選ではそれを使用した。
7、8週はとても安定した周回がこなせるので、ブリジストンの良い仕事ぶりが分かる。
残念なことに最後のアタックで制限時間になってしまい、なんとかもう一周と思ったけれど出来なかった。
前の週で、いくつかのミスをしていて、それを修正できたと思うので、もう一周出来ていればもう少しポジションを上げられたと思う。
7番手タイムは、今までの予選と比べたら先頭に近付いているし、自身もああるので、あす良いレースができると楽しみにしている。」
ポール・デニング(チーム・マネージャー)
「今回のアッセンは、どのライダーも速いです。
フリープラクティスに比べて予選では、さらに先頭に近付く事が出来た。
二人のライダーを信頼しているし、我々が改善できる点が多々あると思っている。
マシンや天気がどうあれ、6、7番手のスタートなので、最初にトップに食らいつければ、展開を見極めるのに有利です。
明日のレースに向けて、ロリスとクリスに最高のGSV-Rを用意し、最大の努力をするだけです。」