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WSBK 第9戦 イギリス アフター・ザ・フラッグ

2009-06-29 21:07:44 | Superbike 2009
WSBK 第9戦 イギリス アフター・ザ・フラッグ




芳賀選手がレース2で大クラッシュにあった。
第一報では、脊髄損傷の可能性も報道されたがその後、脊椎骨の骨折等の疑いは無くなったようだ。
しかし、右手首は骨折しており手術予定になっていたので、すでに手術が行われているだろう。
少なくとも2カ月の療養が必要だと思われる。

転倒しても不死身の芳賀選手が、こんな重大なクラッシュに見舞われるとは信じられない。
もうチャンピオンシップはどうでも良いので、また何事もなかったようにトラックに現れてほしい。
神経系に影響が無いことを祈るばかりだ。
9月6日のドイツには是非元気な姿を見せてくれる事を信じている。





2009年6月28日(日) 決勝

会場:ドニントンパーク
天候:曇り/晴れ
気温:20℃(第1レース)/23℃(第2レース)
コースコンディション:ドライ






Donington Superbike Result

Race 1

Sunday, 28 June 2009 14:26



1 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 34'57.230 (158,831 kph)
2 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 7.156
3 41 Haga N. (JPN) Ducati 1098R 10.968
4 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 18.843
5 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 19.125
6 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory 21.286
7 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 23.644
8 121 Hopkins J. (USA) Honda CBR1000RR 32.849
9 96 Smrz J. (CZE) Ducati 1098R 32.904
10 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR 33.192
11 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR 34.535
12 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 35.093
13 22 Camier L. (GBR) Yamaha YZF R1 35.441
14 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R 39.034
15 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 41.067
16 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 46.452
17 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 47.924
18 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 48.246
19 99 Scassa L. (ITA) Kawasaki ZX 10R 50.932
20 117 Andrews S. (GBR) Kawasaki ZX 10R 55.032
21 2 Hacking J. (USA) Kawasaki ZX 10R 55.216
22 53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'02.758
23 25 Salom D. (ESP) Kawasaki ZX 10R 1'02.977
24 94 Checa D. (ESP) Yamaha YZF R1 1'12.255
25 79 Young B. (USA) Suzuki GSX-R 1000 K9 1'12.531
RET 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR
RET 27 Ellison J. (GBR) Yamaha YZF R1
RET 88 Resch R. (AUT) Suzuki GSX-R 1000 K9
RET 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1
RET 36 Lavilla G. (ESP) Ducati 1098R
RET 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR










Race 2

Sunday, 28 June 2009 17:45



1 19 Spies B. (USA) Yamaha YZF R1 35'14.788 (157,512 kph)
2 91 Haslam L. (GBR) Honda CBR1000RR 6.622
3 84 Fabrizio M. (ITA) Ducati 1098R 6.816
4 67 Byrne S. (GBR) Ducati 1098R 7.349
5 66 Sykes T. (GBR) Yamaha YZF R1 8.145
6 22 Camier L. (GBR) Yamaha YZF R1 13.463
7 9 Kiyonari R. (JPN) Honda CBR1000RR 15.751
8 27 Ellison J. (GBR) Yamaha YZF R1 16.837
9 111 Xaus R. (ESP) BMW S1000 RR 22.891
10 117 Andrews S. (GBR) Kawasaki ZX 10R 30.347
11 57 Lanzi L. (ITA) Ducati 1098R 30.622
12 14 Lagrive M. (FRA) Honda CBR1000RR 31.562
13 71 Kagayama Y. (JPN) Suzuki GSX-R 1000 K9 32.148
14 23 Parkes B. (AUS) Kawasaki ZX 10R 32.607
15 65 Rea J. (GBR) Honda CBR1000RR 32.806
16 99 Scassa L. (ITA) Kawasaki ZX 10R 34.269
17 79 Young B. (USA) Suzuki GSX-R 1000 K9 40.644
18 36 Lavilla G. (ESP) Ducati 1098R 40.956
19 25 Salom D. (ESP) Kawasaki ZX 10R 41.302
20 11 Corser T. (AUS) BMW S1000 RR 42.856
21 3 Biaggi M. (ITA) Aprilia RSV4 Factory 47.769
RET 77 Iannuzzo V. (ITA) Honda CBR1000RR
RET 88 Resch R. (AUT) Suzuki GSX-R 1000 K9
RET 53 Polita A. (ITA) Suzuki GSX-R 1000 K9
RET 7 Checa C. (ESP) Honda CBR1000RR
RET 94 Checa D. (ESP) Yamaha YZF R1
RET 41 Haga N. (JPN) Ducati 1098R
RET 96 Smrz J. (CZE) Ducati 1098R
RET 56 Nakano S. (JPN) Aprilia RSV4 Factory
RET 2 Hacking J. (USA) Kawasaki ZX 10R





RIDERS STANDINGS SBK 2009

Noriyuki Haga Ducati 308
Ben Spies Yamaha 294
Michel Fabrizio Ducati 257
Jonathan Rea Honda 177
Leon Haslam Honda 167
Max Biaggi Aprilia 155
Tom Sykes Yamaha 141
Jakub Smrz Ducati 115
Carlos Checa Honda 114
Shane Byrne Ducati 113
Ryuichi Kiyonari Honda 113
Yukio Kagayama Suzuki 94
Shinya Nakano aprilia 81
Regis Laconi Ducati 77
Max Neukirchner Suzuki 75
Ruben Xaus BMW 50
Troy Corser BMW 36
Broc Parkes Kawasaki 27
John Hopkins Honda 17
Leon Camier Yamaha 13
Gregorio Lavilla Ducati 12
Matthieu Lagrive Honda 10
Jamie Hacking Kawasaki 9
Lorenzo Lanzi Ducati 9
James Ellison Yamaha 8
Sheridan Morais Kawasaki 8
Fonsi Nieto Suzuki 8
Simon Andrews Kawasaki 6
Tommy Hill Honda 6
Karl Muggeridge Suzuki 4
Brendan Roberts Ducati 3
Roberto Rolfo Honda 3
Luca Scassa Kawasaki 3
Matteo Baiocco Kawasaki 3
Makoto Tamada Kawasaki 2
Alessandro Polita Suzuki 1
Jake Zemke Honda 1








ライダーズ コメント



YAMAHA

ベン・スピース (優勝/優勝)

「完璧なレースができた!
ビアッジがずっと後ろについていたから厳しい戦いではあったけれど、僕のほうも終始ハイペースをキープしたから抑えきることができた。
とくに最後の3周はきつくて、勝利を確実にするために全力で走ったんだ。
芳賀選手のビッグクラッシュは知っていたよ。
このような勝ち方は本意ではないけれど、ポイントを獲れるときには必ず取らなければならない。
芳賀選手の早い回復を祈っているよ。
レース自体は悪くなかった。
暑さのために路面がやや滑りやすかったので、セッティングを少し変更したらそれがうまくいったようだ。
これはカミールのおかげ。彼のホームレースで表彰台に立てて、僕としてもとてもうれしい。
ホームレースでの活躍は格別なものだということは、僕もよくわかっているからね。
単独走行というのも楽じゃなくて、ミスをしないように常に気持ちを集中しなければならなかった。
僕を支えてくれ、2台の素晴らしいマシンを与えてくれたヤマハのみんなに、いくら感謝してもしきれないよ。」

トム・サイクス選手 (DNF/5位)

「今朝のウォームアップでセッティングがばっちり決まり、第1レースには準備万端で臨んだ。
そしてレース中はペースも良くて順調だったが、やはり3列目からのスタートというのがきつかったんだ。
最終コーナーの進入で熱くなり過ぎてしまい、フロントが路面の凹凸に乗って転倒してしまった。
今シーズン初めてのリタイヤになり、信じられないような気持ちだったけれど、その分も第2レースで頑張ろうと思ったんだ。
ところがブレーキに問題があって思うような走りができなかった。
表彰台を狙っていただけに悔しかったけれど、そのあとはポイント獲得に気持ちを切り替えることにした。
その一方で良かったことは、今回、以前のトム・サイクスがちょっと戻ってきたような感じがしたんだ。
プラクティス、予選、そして第2レースで安定して速さをキープできた。
この調子を次のブルノまで持って行って、そこで好成績につなげたい。」

M・メレガリ、(ヤマハ・チーム監督)

「私自身、そしてチームを代表して、芳賀選手の無事を祈る。
そして少しでも早くサーキットに戻ってきてくれるように願っている。
スピースは今回、スーパーポールに続いてダブルウインを成し遂げ、貴重なポイントを獲得。
それによってポイント差を14にまで短縮することができた。
両レースとも素晴らしい走りを見せてくれたし、それまでのすべてのセッションもまったくミスがなかった。
またサイクスのほうも、マシンに対する信頼感を取り戻すことができたようで、このことは我々にとって非常に重要だ。
結果的に5位に終わったが、表彰台まではわずかコンマ2、3秒だ。
このあとイモラへ行って練習し、次のブルノに備える。
今回もハードワークをこなし、成功に導いてくれたチームのみんなに感謝する。」



HONDA


レオン・ハスラム (スーパーバイク 4位/2位)

「両レースともチャターに悩まされたが、レース2では、少しいいスタートが切れたし、私たちが取り組んできた課題もいくつか解決できた。
それでもビアッジに追いつくことができなければ、3~4位で終わっていたかもしれない。
第1レースでは失敗していただけに、ファブリッツォとバインを抑えて2位に入れたのはとてもうれしい。」

ジョナサン・レイ (スーパーバイク 7位/15位)

「厳しいレースになることは覚悟していたが、想像以上に悪い結果だった。
ドニントンはいいセッティングを見つけるのが難しいサーキットで、今回は後半のストップ&ゴーのセクションで苦労した。
第1レースが終わった後、大きくセッティングを変えたが、フィーリングが変わりすぎたこともあって、2周目に転倒してしまった。
再スタートしたが、最後尾から追い上げることになって15位だった。
地元のレースだったし、本当に残念な結果だった。」

清成龍一 (スーパーバイク 10位/7位)

「第1レースは、予選までのよくないフィーリングを引きずっていたので、10位まで追い上げるのがやっとだった。
しかし、だんだん本来の走りに戻りセッティングの方向も見えてきたので、第2レースはリアのセッティングを大幅に変えることにした。
完全な状態ではなかったが、第1レースよりはフィーリングもよく、7位まで追い上げることができた。
予選グリッドが悪かったことが残念。
次戦までの間にイモラでテストがあるので、そこでしっかりとバイクを仕上げたい。」

カルロス・チェカ (スーパーバイク 11位/リタイア)

「第1レースでいい走りができなかったので、第2レースでセッティングを変えた。
それでフィーリングはよくなったのだが、ヘアピンの進入で転倒してしまった。
前回から新しいサスペンションを使っているが、今回は、セッティングを十分に詰めることができなかった。
次戦までの間に行われるテストで、いい状態を作りたい。」

ジョン・ホプキンス (スーパーバイク 8位/DNS)

「体調がまだ完全ではないので、序盤は慎重な走り出しだった。
しかし、集団の中で激しいバトルになり、だんだん熱くなった。
最終的に集団のトップでフィニッシュできて本当によかった。
しかし、痛みがひどくなったので、第2レースをやめることにした。
チームには本当に申し訳ないと思っている。
まだまだ身体は完全じゃないけれど、現状でのベストは尽くせたと思う。」

SS

ケナン・ソフォーグル (スーパースポーツ 4位)

「今回はリアのセッティングに課題を抱えていたが、最後までそれを解消できなかった。
減速時はそれほど悪くないのだが、出口ではトラクション不足でコントロールが難しかった。
今日の結果にはがっかりしているが、それでもベストを尽くした。
全力でサポートしてくれたチームに感謝したい。」

ユージェーヌ・ラバティ (スーパースポーツ 5位)

「今回はリアのグリップ不足を感じていたが、昨日の段階では、その問題は解消したと思っていた。
しかし、今日は路面のコンディションが変わり、同じような症状が出て転んでしまった。
再スタートしたときは26番手までポジションを落とした。
今日は転倒者も多く、イエローフラッグがたくさん出ていたので、追い上げるのは厳しかったが、5位でチェッカーを受けられてよかった。」




Aprilia


中野真矢〔予選4位 決勝/第1レース6位、第2レース リタイア 総合ランキング13位 〕

「金曜日は、セットアップに少々手惑い、軽く転倒などもしてしまったが、土曜日からは徐々に調子を上げることが出来、スーパーポールでは、今期最高の4番グリッドを獲得することが出来た。
決勝第1レースは、スタートがあまり良くなく1周目でも抜かれてしまい、7位まで順位を落としたが、その後は順位を上げ4番手争いをしながら6位を走行していた。
最終的に抜くまでは行けず、そのまま6位でゴールとなったが、練習での調子の悪さから考えれば、上出来だったと思う。
しかし、チームメイトのマックス・ビアッジ選手が2位表彰台を獲得したので、もう少し行かなくてはと思っていた。
第2レースでは1レースでの教訓を活かし、集中し良いスタートを決め、3番手で1周目を帰ってきたが、2周目でハイサイドを起こし、転倒してしまった。
激しい転倒だったため自分自身でも怪我を心配したが、幸い軽症で済んだ。
転倒自体、非常に残念で、チャンスを逃してしまったとも思うが、今回もいくつか良い点があったし、次のブルノRdまでに2回テストがあるので、そこで調子を上げて行きたい!」


DUCATI

芳賀紀行 (3位/4周リタイア)

「今回はかなり難しい週末になると覚悟していたから、今日は表彰台に立ててとてもハッピーだ。
100回目の表彰台獲得を誇りに思うよ! 
第1レースのスタートではマックス(ビアッジ)とベン(スピーズ)についていくだけだったが、今日はプッシュしてるのに彼らの方が少しアドバンテージがあったようで、3位を上回ることができなかった。
(第2レースに関しては、この日のアクシデントにより、リリース発表時に芳賀はコメントできない状態だった)

M・ファブリッツォ (12位/3位)

「第1レースはかなり厳しかった。
ギアにトラブルを抱えてしまい、このせいでいくつかポジションを落とした。
状況をあまり改善できないまま、結局3ポイントしか獲れなかったよ。
それで第2レース前にセカンドバイクに乗り換えることを決めた。
今回もスタートは悪かったが、すぐに追い上げはじめた。
レースの大半はバーンやハスラムとバトルし、レース終盤になんとかバーンだけはパスできた。
第2レースの結果はハッピーだけれど、もちろんノリ(芳賀紀行)のことは心配だ。
アクシデントを目の当たりにして、2年前に同じ場所で起きたトロイ(コルサー)のクラッシュを思い出した。
どちらもシリアスだよ。」





SUZUKI

加賀山就臣 (17位/13位)

「今週末はリアグリップに問題があって簡単じゃなかった。
週末はずっといろいろなことを試した。
サスペンション、ジオメトリー、ギアレシオ…でも僕らはバイクを改善することができなかった。
第2レースの前には違うスイングアームに変えてみたが、フィーリングは若干良くなったものの、大した変化はなかった。
全体的には僕にとってもチームにとってもフラストレーションのたまる時間になった。
彼らが全力を尽くして仕事をしているのも、僕が限界の走りをしているのも分かっているが、いい結果に結びつかなかった。
僕自身は経験豊富なライダーだし、チームもノウハウがたくさんあるが、解決法を見つけられなかった。
フランシス(バッタ、オーナー)とチームの全員に申し訳なく思う。
今日の結果はプライベーターと同レベルだったからね。」




KAWASAKI

B・パークス (18位/14位)

「第1レースはスタートに失敗。
ほとんど最後尾から追い上げなければならなかった。
しかしペースは良かったので、18番手まで追い上げることが出来た。
第2レースはそれほどひどいスタートではなかったが、中団グループの混雑の中で苦しい戦いになった。
加えて、第1レースに比べて第2レースはペースが速く、気温も路面温度も上がったことで結果的にタイヤチョイスに失敗してしまった。
今回はレースウイークを通じてバイクのセッティングをまとめきれなかった。
そのためにわずか2ポイントしか獲得できず、残念だった。」


J・ハッキング (21位/1周リタイア)

「第1レースはスタートに大失敗。
最後尾からの戦いになってしまった。
それから全力で追い上げようとしたが、腕上がりを起こしペースを上げられなかった。
第2レースは大きくセッティングを変えて挑んだのだが、2周目にコースアウトを喫しグラベルで転んでしまった。
今回は予選、決勝とまったくいい状態を見つけられず、バイクのポテンシャルを発揮するに至らなかった。
難しいレース、残念なレースだった。」