楽天の海外展開が行き詰っているようで、2月のアジア圏からの徹底に続き、ヨーロッパからの撤退を発表しています。これで楽天の海外拠点は、台湾、フランスなど5か国になったということですが、今のところこの台湾やフランスでの事業は好調との事です。
ビジネス…と言うのは難しいのだと思います。近隣の店舗でも、ずっと変わらず維持できているところがあるかと思えば、すぐにテナントが交代してしまうところもあります。それぞれに、ソロバンをはじいていないわけではないはずですから、ビジネスセンスの違い…ということになるのでしょうか。楽天は、三木谷社長のもと、時流に乗って大きくビジネスを広げてきた会社です。2004年には、オリックスと近鉄の合併に伴い、プロ野球新規参入球団に名乗りを上げ、優勢だったライブドアを押さえて、東北楽天ゴールデンイーグルスが認められた事など、記憶に新しいところです。
良いときもあれば、悪いときもある。その勢いに合わせて、世論は押しも引きもしますが、ビジネスの難しいことなど良くわからぬ素人が、だからあれこれ…言うのは、甚だ僭越だと思います。が、勢いを失うと、すぐに非難の声が上がるのは、残念ながら品の無い社会の常の姿のようで、楽天の経営にも色々な声が上がっています。
楽天と言えば、プロ野球以外にも、英語の公用語化を打ち出して話題になった会社です。役職に応じてTOEICスコアが定められ、スコアが満たない社員は給料削減といった方針が打ち出され、人材流出などが問題になりました。当時海外進出を図っていた楽天は、ともかく国際化を進めることに力点が置かれ、国際化の何よりの手段が英語化だと判断したようです。が、今回の海外事業撤退が、その英語化に意味がなかったような印象を強くさせ、これは、会社としては、かなり痛手なのではないかと想像します。
これまでの「話せなった英語力」を何とかしようと、小学校に英語が導入され、改革が打ち出されています。これも、もしかすると、楽天の英語化とその発想の根本が似ているのかも知れないと思います。英語力も大切です。話せないより話せた方が良い。英語もフランス語もドイツ語も中国語も、話せないより話せた方が良いと思います。でも、英語を話すより前に、相手が何を言わんとしているのかを理解する力、自分の伝えたいことをきちんと相手に伝わるように伝える力、相手の心情をくみ取り、相手の気持ちに上手に添うことのできるコミュニケーション力、相手の国の文化にキチンと敬意が払えること等々…。語学力以前に必要な力が山ほどあると、思うのです。言語は、自分の中にあるものを表現する手段です。自分の中に何があるか?がきっと大切なのだと思っているのですが。。。
相手の国の文化的には、決して他国が批判的に口を出すべきものだと思いません。食べ物、着るもの、脈々と受け継がれてきた文化をまずは尊重することを学ぶことが、国際化なのではないでしょうか。個人的には、そのうちヘッドホンを装着しさえすれば、勝手に翻訳されて聞こえて来る時代が来るのではないか?と、思ったりしています。
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良いときもあれば、悪いときもある。その勢いに合わせて、世論は押しも引きもしますが、ビジネスの難しいことなど良くわからぬ素人が、だからあれこれ…言うのは、甚だ僭越だと思います。が、勢いを失うと、すぐに非難の声が上がるのは、残念ながら品の無い社会の常の姿のようで、楽天の経営にも色々な声が上がっています。
楽天と言えば、プロ野球以外にも、英語の公用語化を打ち出して話題になった会社です。役職に応じてTOEICスコアが定められ、スコアが満たない社員は給料削減といった方針が打ち出され、人材流出などが問題になりました。当時海外進出を図っていた楽天は、ともかく国際化を進めることに力点が置かれ、国際化の何よりの手段が英語化だと判断したようです。が、今回の海外事業撤退が、その英語化に意味がなかったような印象を強くさせ、これは、会社としては、かなり痛手なのではないかと想像します。
これまでの「話せなった英語力」を何とかしようと、小学校に英語が導入され、改革が打ち出されています。これも、もしかすると、楽天の英語化とその発想の根本が似ているのかも知れないと思います。英語力も大切です。話せないより話せた方が良い。英語もフランス語もドイツ語も中国語も、話せないより話せた方が良いと思います。でも、英語を話すより前に、相手が何を言わんとしているのかを理解する力、自分の伝えたいことをきちんと相手に伝わるように伝える力、相手の心情をくみ取り、相手の気持ちに上手に添うことのできるコミュニケーション力、相手の国の文化にキチンと敬意が払えること等々…。語学力以前に必要な力が山ほどあると、思うのです。言語は、自分の中にあるものを表現する手段です。自分の中に何があるか?がきっと大切なのだと思っているのですが。。。
相手の国の文化的には、決して他国が批判的に口を出すべきものだと思いません。食べ物、着るもの、脈々と受け継がれてきた文化をまずは尊重することを学ぶことが、国際化なのではないでしょうか。個人的には、そのうちヘッドホンを装着しさえすれば、勝手に翻訳されて聞こえて来る時代が来るのではないか?と、思ったりしています。
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