日本語試験の偽造合格証が、大量に販売されていることが分かったとニュースで報じられました。日本に留学もしくは、日本での就職の際、この日本語試験の資格取得が採用条件になる事が多いのだそうです。日本語試験の中で最も信頼度が高いとされているのが、偽造された公益財団法人・日本国際教育支援協会が実施している「日本語能力試験」で、難易度別に「N1」~「N5」の5段階あるそうです。
製造拠点の多くは中国だそうですが、1枚1万5千円だった代金が、同業者が増えたという理由で今では8千円程度だとのこと。実際に、偽造認定書で留学もしくは就職している人たちの数は想像もできません。
日本語試験の合格証に限らず、実は様々なものが偽造されているのではないかと思われます。犯罪がらみで、免許証や住民票などが売買されている場合もあるでしょうし、偽札作りなどもしばしば犯罪史には登場します。
今では書類…というと「印刷」が当たり前です。そうした機器がなかった時代は「手書き」が基本であり、本物だと証明するために「印」が押されました。「筆跡鑑定」といった技術があるくらいですし、精巧でないものであれば、素人が見ても真偽の判別は可能なのではないだろうかと想像します。加えて、細かい印影で、更に本物としての証が成立します。
現代では、正式書類で、人が手書きしたものは皆無ではないでしょうか。はんこという日本独自の文化も、だんだん廃れつつあって、印省略という書面も多くあります。つまり、どんどん偽造が安易になって行っているという事だと思います。
書類の真偽が見た目では分からない…となると、後は「登録番号」のようなものを振って、母体機関への問い合わせとセットで、真実を証明する事になるでしょうか。問い合わせと返答待ちが、手続きとしては煩雑で、結局のところ窓口で省略となると、偽造し放題になってしまいます。
印刷文化、コピー技術の進化は近年目を見張るものがあります。が、ただの紙切れに全幅の信頼を置く事が恐らく間違っている…という結論になりそうです。日本語試験の合格証を持っていたとしても、本人を目の前に言葉を交わしてみれば、どの程度の日本語力なのかという事は、おおよそ特定できるのではないかと想像します。人が人の目で判断するという手間を惜しんだせいで、世の中が混乱している気がします。AI文化礼賛が見直されるべき理由です。
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今では書類…というと「印刷」が当たり前です。そうした機器がなかった時代は「手書き」が基本であり、本物だと証明するために「印」が押されました。「筆跡鑑定」といった技術があるくらいですし、精巧でないものであれば、素人が見ても真偽の判別は可能なのではないだろうかと想像します。加えて、細かい印影で、更に本物としての証が成立します。
現代では、正式書類で、人が手書きしたものは皆無ではないでしょうか。はんこという日本独自の文化も、だんだん廃れつつあって、印省略という書面も多くあります。つまり、どんどん偽造が安易になって行っているという事だと思います。
書類の真偽が見た目では分からない…となると、後は「登録番号」のようなものを振って、母体機関への問い合わせとセットで、真実を証明する事になるでしょうか。問い合わせと返答待ちが、手続きとしては煩雑で、結局のところ窓口で省略となると、偽造し放題になってしまいます。
印刷文化、コピー技術の進化は近年目を見張るものがあります。が、ただの紙切れに全幅の信頼を置く事が恐らく間違っている…という結論になりそうです。日本語試験の合格証を持っていたとしても、本人を目の前に言葉を交わしてみれば、どの程度の日本語力なのかという事は、おおよそ特定できるのではないかと想像します。人が人の目で判断するという手間を惜しんだせいで、世の中が混乱している気がします。AI文化礼賛が見直されるべき理由です。
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