秋山というと大体取り上げられる山は限られてるので、特筆すべきものはなかったのですが、特集の「利尻山のリシリヒナゲシを守れ」には考えさせられました。見た目に違いはないものの、純粋種のリシリヒナゲシの他に、植栽された栽培ヒナゲシが発見され、ここ5年ほど駆除作業が行なわれてるそうです。素人考えですが、交雑による中間種というのもあるのではないでしょうか。今月行った立山でも、「外来種駆除中」と書かれた黄色いゼッケンを着けて作業をされてる何人もの方々を見ました。外来種というと真っ先に、陸のブラックバスと言われるオオハンゴンソウを思い浮かべます。繁殖力が強く、あっという間に他の植物が駆逐されてしまいますが、これだけ広範囲に蔓延ってしまいますと難しいものがありますね。種が飛ぶ他に地下茎で繫がっているのがやっかいです。
高山植物の女王と呼ばれるコマクサも、あちこちの山域で見られるようになりました。その多くは人の手で播種されたもので、白山では2011年に除去が決定されました。逆に草津白根山には自生してましたが、盗掘により減少し今あるのは植栽種がほとんどです。山野草展というのもある意味ネックですね。岩木山においても、もともとあった固有種ではないので、コマクサは全て除去されたという過去があります。根がかなり深く長いので除去には苦労されたそうです。今はDNA解析で後から移植、植栽されたものかどうかを調べられますが、故意的なものの他に他の山域から登山者の靴底についた種が原因の場合もあります。植物にとっては人間はもはや鳥のような存在でしょうか。登山人口の増加とともに、防ぎきれない原因のひとつかもしれません。
高山植物の女王と呼ばれるコマクサも、あちこちの山域で見られるようになりました。その多くは人の手で播種されたもので、白山では2011年に除去が決定されました。逆に草津白根山には自生してましたが、盗掘により減少し今あるのは植栽種がほとんどです。山野草展というのもある意味ネックですね。岩木山においても、もともとあった固有種ではないので、コマクサは全て除去されたという過去があります。根がかなり深く長いので除去には苦労されたそうです。今はDNA解析で後から移植、植栽されたものかどうかを調べられますが、故意的なものの他に他の山域から登山者の靴底についた種が原因の場合もあります。植物にとっては人間はもはや鳥のような存在でしょうか。登山人口の増加とともに、防ぎきれない原因のひとつかもしれません。