その蜩の塒

徒然なるままに日暮し、されど物欲は捨てられず、そのホコタテと闘う遊行日記。ある意味めんどくさいブログ。

プロフェッショナル仕事の流儀file:224

2014年03月04日 | テレビ番組
 久々のレビューですが、やはりこれほど熱くなる番組は他にないですね。今回の仕事人はアイリスオオヤマの大山健太郎社長(68)。19歳で5人の町工場を継ぎ、1代で社員1万人年商2,600億円にまで伸ばした名物社長。笑顔がとても素敵でした。中身が見える収納ケースは世界で1億個、LED600億円と次々とヒット商品を飛ばしてます。LEDは、長寿命、高輝度はその通りなんですが、省エネに関してはメーカー提唱ほどの数値は出てないみたいですよ。そして売上高に占める新商品の割合は5割以上にも達するとか。おそらく全部が当たってるわけではなく、やめるのも早いんでしょう。今時の商品生命は短いので、いつまでも(過去の栄光に)しがみつかないことも大事かも。1日70件も審査されるという週1のプレゼン会議では、社長自ら即断。組織が大きくなるほど縦割りや硬直化の弊害が足枷となるケースが多いものです。そして市場が無視された商品開発をした挙句、大金をかけて工場を造ったため引くに引けない状況下においやられることも稀ではありません。P社のプラズマテレビがいい例でしょう。PCからはアイディアが生まれないと、PCコーナーでの使用時間は45分に限定。アイディアはむしろ、上下関係を作らないと椅子なしの丸テーブルから出てるんでしょうね。

 この度アイリスオオヤマでは宮城県に会社があることもあって、震災復興のフロントランナーとしての期待を背負い、コメビジネスに参入したとのこと。70億円かけて低温精米と保管ができる工場を造り、「食の革命」と社長は意気込んでらっしゃいますが、はたして社長の思惑通りに事が運ぶものか今後の行方を見守りたいと思います。米の消費は右肩下がりで減っていますし、JAも苦戦してるわけですよ。そんな中で米は高いばかりか重いのもネックなんですよね。それを打破するべく、袋を3合にしたというのは大いに評価できます。価格も安くなるばかりか、高い品質を保てます。今回番組で取り上げてもらったおかげで、宣伝費をかけることなく消費者にアピールすることができて、それこそが戦略のような気がしてならないのですが。。

 キーワード
「自信をもってアクセルを踏ませる」
「リーダーは火種であれ」
「最後は人に懸ける」
プロフェッショナルとは
「いくら知っていても、できなければ意味がない。最後まであきらめずにやり抜くこと」
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