昨年あたりから日本版CCRC (Continuing Care Retirement Community)が話題になっています。和訳すると「継続介護付き高齢者共同体」となり、地方移住を促進しようという動きです。しかし内閣官房の「東京在住者の今後の移住に関する意向調査」では、6割以上が地方移住を拒否してるそうです。住み慣れた土地、便利さ、子どもとの距離というのが理由ですが、そうそう駄々をこねてもいられない実態が差し迫ってます。厚労省によると2025年団塊の世代が75歳以上になると後期高齢者は533万人増となり、東京圏で13万人の介護施設が不足するという算定です。まさしく待機児童ならぬ待機老人だらけとなり、間違いなく多死社会へと向かいます。
費用の点からすると、東京圏はおよそ地方の倍はかかります。安めの特養でも、入居一時金が300万円、月々25万円が相場でしょうか。内訳は家賃、光熱水費、食費、月額利用料、介護保険1割負担、それに加えサービスの追加料金とか消耗品等。地方だと入居一時金がなかったりしますし、家賃分が安いので12、3万ぐらいで収まります。そんな中で今注目されてるのが、社会福祉法人「佛子園」が経営する「シェア金沢」。学生、障がい者、老人、アルパカまでいて、敷地内には温泉もあるという何とも不思議なコミュニティです。社福法人は収入面で不安定要素が強いものですが、行政からの社会福祉費とコミュニティ自体が稼ぐ収入のハイブリッド構造。入居者の年齢が片寄っているのが危惧されるところではありますが。。
政府においては、日本版CCRCと同時に地方の活性化も目論んでいる節がありますが、はたしてそううまくいくものでしょうか?
費用の点からすると、東京圏はおよそ地方の倍はかかります。安めの特養でも、入居一時金が300万円、月々25万円が相場でしょうか。内訳は家賃、光熱水費、食費、月額利用料、介護保険1割負担、それに加えサービスの追加料金とか消耗品等。地方だと入居一時金がなかったりしますし、家賃分が安いので12、3万ぐらいで収まります。そんな中で今注目されてるのが、社会福祉法人「佛子園」が経営する「シェア金沢」。学生、障がい者、老人、アルパカまでいて、敷地内には温泉もあるという何とも不思議なコミュニティです。社福法人は収入面で不安定要素が強いものですが、行政からの社会福祉費とコミュニティ自体が稼ぐ収入のハイブリッド構造。入居者の年齢が片寄っているのが危惧されるところではありますが。。
政府においては、日本版CCRCと同時に地方の活性化も目論んでいる節がありますが、はたしてそううまくいくものでしょうか?