2018.3.4 栃木市の「四季の森星野」へセツブンソウを見に行ってきました。
出逢った後、地図を見ると地層が見れるところがありそうなので行ってみました。
深さ10mの地層に旧石器時代~縄文時代(約13万年前~2千年前)の13の文化層(人間の生活が確認できた層)があり、
8万年以前の石器も見つかった。スゴイですね~。
栃木市星野の約10mの地層は、富山県立山!!!、群馬県赤城山、榛名山、鹿児島県姶良カルデラ!!!、浅間山から
の火山の噴出物が堆積して出来ている。鹿児島県姶良カルデラっていうのは驚きですね!!ここまで噴出物が運ばれてきている
とは!!!
館内に展示されている地層。
クルマを停めた近くのお蕎麦屋さん「ゆず里亭」で昼食。お蕎麦、大盛を頼んだら、ものすごい量でした^^
その後、春植物を求めて満願寺方面へ(後日投稿)。なんかやたらと走行車が多い。ドン突きの道のはずなのに・・・何か
イベントでもあるのかと思ったら、満願寺の門前蕎麦屋へ「寒晒し蕎麦」を食べに行くクルマだったのでした。
いや~、蕎麦屋は5~6件あったようですが、何処も外までの列で大賑わい。いや~ここでお蕎麦を食べるべきだったかなあ。。
まったく知らなかったので驚きでしたわ。
この辺り、石灰工場が多く、山の様相が凄かったです。
いや~スゴイです。
ところで「石灰」とは何者か?勉強、勉強^^
石灰=セメントと思ったら、山を削るだけではセメントは作れない。実際には石灰岩を採掘し、それといくつかの原料を
焼成することで作られる。主原料は石灰岩。
・石灰とは、サンゴ礁や貝のかけら
・南の海のサンゴ礁が太平洋プレートに乗って移動し、押し上げられ日本各地の石灰鉱床を生成。
・石灰は、海外資源に頼ることなく国内で自給できる数少ない資源のひとつ。
・高品質の鉄を造るための大切な脇役的物質。
・道路の補強的素材。漆喰、セメント。
・農作物を育てる。石灰を使い土を中和。
・酸性雨、排気ガスの硫黄酸化物の除去。
・水の浄化
・フレスコ画・・砂と石灰を混ぜて作った壁材。
http://www.tochigi-lime.com/ 参考
いや~、こんなに石灰が活躍しているとは・・・・。
植物相から見ると、
好石灰岩性の日本の固有種>セツブンソウ、フクジュソウ、イチリンソウ・ニリンソウ・キクザキイチゲ・
ヒロハノアマナ・ヤマブキソウ・ミノコバイモ・カタクリなどスプリング・エフェメラルと言われる草本類。
ツゲ・アブラチャン・ハシドイ・クロウメモドキ・ダンコウバイ・コゴメウツギ・オオイタヤメイゲツ・
マユミなどの木本類。などがあります。
普通の植物が育ちにくい場所で生き延びてきた輩たち・・・ということですかね。スプリング・エフェメラルは、
どの植物よりも早く花を付けて生き延びてきました。スプリング・エフェメラルを探すという事は、おのずと石灰岩域に
入り込んで行くことになるわけですね。
遠くに日光の男体山?
いや~いろいろとお勉強になりました。
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