2016.1.16 またまた富士山方面へ行ってきました。
河口浅間神社の脇では地元の「道祖神祭」。
地元の方々に少し話を伺いました。
道祖神祭・・・今まで地元周辺の三か所で行われていたようですが今年から?ここに集約されたようです(違うかもしれません)。
御神木の飾りの中央の赤い丸は陽が昇る方角に、白い丸は陽が沈む方角向けて立てられるようです。
富士河口湖町河口の河口浅間(あさま)神社に隣接する広場で14日、小正月行事の道祖神まつりの一環で、「御神木建て」があった。
神社の裏山から5日に切り出し、枝を払った長さ約30メートルのスギの先端部分に、地区の人々が書き初めや「花」と呼ばれる色紙、
「火打ち」と呼ばれる三角形の布袋などを結びつけた。その後、約100人が協力して広場に立てた。
「御神木保存会」によると、旅人や住民の無病息災を祈る伝統行事で、江戸時代から続くという。ご神木は20日に倒され、「花」や
「火打ち」は地区の約450世帯に幸運を招く縁起物として配られる。
http://www.asahi.com/articles/ASJ1G452KJ1GUZOB008.html
富士河口湖町の道祖神祭ご神木
富士河口湖町の道祖神祭は、42歳厄年の人たちが祭礼の世話人となる。祭礼の奉納者はその年に厄年を迎える地域住民。
33歳、42歳、還暦厄年、また喜寿77歳の祝い奉納者も見える。その中で、42歳の本厄の人たちが、祭礼で一番重要なご神木、
五色吹流し、晒し、手ぬぐい、清酒、缶ビール、酎ハイ、缶コーヒー、お茶などを奉納する。奉納の飲み物は道祖神祭のどんど焼きで
ふるまわれる。
道祖神祭は、外部からの疫病の侵入を防ぐ、交通安全の神様(=道祖神)に祈るために行われる。「梵天(万物創世の神)にご神木を
見せつけ、そのご利益をヒイチに入れてもらう」と言われている。
御神木は、直径40cmぐらいのスギかヒノキ。厄年の人が山を持っていればその中から切り出してくる。小正月行事は本厄の人が
運営する。前厄になったら手伝いに来て、内容を受け継ぐ。本厄の人がご神木を掛け声をかけながら1人3回引っ張って吊り上げる。
色とりどりのヒイチ、御幣、は、祭礼が終わった後、地域の家庭に配られ、玄関の魔除けとして一年間飾られる。
http://www.mmdb.net/usr/digiken/dosojin1/page/A0018.html
河口浅間神社鳥居の対面にある「御師の家・河口十二坊 梅谷(本庄)家」
御師(おし)とは富士山の神霊と崇拝者の間にたち、崇拝者に代わって祈りをあげ、お札を配り、登拝(信仰登山)の際には自宅を
宿泊所として提供し、富士信仰を広める役割を果たした人々のことです。
梅谷(本庄)の門は、寛政12年(1800)建立。梅谷(本庄)の本宅は安永5年(1776)に建てられたもの。
河口では唯一残っている貴重な建物だそうです。
残念ながら中は見ることができませんでした。
「富士山牛玉」
御師の家の縁側にご自由に・・・とあったので頂いてきました。デザインは一番右のものです。