西沢渓谷に行く前日に、他に何処か立ち寄れそうな所はあるかなあと地図を見ていたら、この大嶽山那賀都
神社(だいたけさんながとじんじゃ)が目に飛び込んできました。西沢渓谷から行くと広瀬ダムを過ぎて、すぐ
に右側、山へ向かったところに鎮座しています。何かスゴイ所にありそうだなあと思っていたところ・・・
その前日の夜に、某会で初めてお遭いした方に、ひょんな流れで、翌日、西沢渓谷に行ってこの神社に寄ろうか
と思っているとお話をしたら、なんと!!!、この神社をご存知で、宮司さんとも親しいとの事!!!
そんなに知られていない神社なのに・・・・こんなシンクロが起きるなんて・・・!
西沢渓谷で疲れ切っちゃって、寄れないだろうと思ってたのですが、何故か同行者皆元気^^ ならば、
という事で立ち寄ってきました。(ご縁なのでしょうね・・・)
140号から右に折れ、細い小道の集落を抜け、駐車場へ。そこから沢沿いを20分登ります。1kmくらいかな。
さすがに疲れが出てきました(笑) 細い参道を登ると、開けて、赤い橋が現われました。
う~む・・・空気が変わっていくような・・・
実際は16時過ぎていましたので、もっと暗かったですよ。
天狗さまがお迎え^^
う~む・・・「渡辺いそ霊神」さま・・・・山岳信仰で霊力を発揮された方なのでしょうか・・・
隋神門が見えてきました。
うう・・・・なんという重厚感・・・この山奥に・・・・
隋神門が浮かび上がる・・・フラッシュを撮影してみました。いかに周りが暗いか解るでしょう。
門の左はカラス天狗・・・小天狗・右手の剣で邪気を祓い、胸の薬袋で病人を救うとされています。
右は天狗・・・大天狗・左手の炎で邪気を清め、右手の神通力の羽団扇(はうちわ)は願望を成就へ導くと
云われています。
手洗い場に大きな鏡・・・・しっかり清めなさいと、自分自身に言われているような・・・
登りますよ~ この日最後の登り(笑 一歩一歩かみしめて・・・足裏に意識を集中して・・・
拝殿 とても綺麗にされていて驚きました!
此の拝殿は大嶽山の中腹に在ります。 今から60年程前までは「女人堂(下拝殿)」と称し、此れより上の本殿は
女人禁制とされていましたようですよ。
階段途中にも、カラス天狗と天狗さんが。御鎮座1300年の記念として建てられたようです。
隋神門外から沢をフラッシュ撮影したら、灯篭が光りました^^
行きに参道を歩いていたら、前から軽自動車が・・・。お声を掛けられたので、もしかしたら宮司さん?と思ったら
ビンゴでした。日原宮司さん^^ 昨日、出会った○○さんのご紹介で立ち寄らせてもらいましたと話すと、ホントに
よくご存知でした。こんなご縁があるんですね・・・。
参拝後も、帰り道、参道を掃除されていて、15分ほど立ち話をさせていただきました。
世代が代わるに連れ、「講」は衰退しているようで、昭和50年頃から、どんどん参拝者が減ってきているとの事
でした。(が、ネットでググると、子宝成就や病気平癒など身体の改善を願う人が 大勢口コミで祈願にやってくる
との情報もあります。地元の方はよくご存知で・・・現代風にいえば、隠れたパワースポットということでしょう。)
隋神門の両脇の大きな剣は、日本武尊に由来するとのこと。以前から、10度以上訪ねている軍刀利神社にも
大きな剣があり(祭神 日本武尊)、その話をしたら、ちゃんとご存知でした^^
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御祭神
大山祇神 大雷神 高オカミ神
景行天皇の頃、日本武尊東征に際して甲武信越境の時に神助をうけ、日本武尊がその佩剣を国司ヶ岳(2159m)
にとどめて三神を祀った事にはじまる。(現 奥宮)
天武天皇の頃、役行者小角が当山の霊験あらたかなるをもって修験道場として開山。昼夜連日鳴動したことから
当山を「大嶽山鳴渡ヶ崎」と呼び、さらに元正天皇養老元年(717)に奥宮から遷座をおこなった際にも鳴動したと
いわれている。
天平7年、行基が観世音菩薩を彫り「赤の浦 鳴渡ヶ崎に那留神の みゐづや高く 那賀都とは祈る」と神歌を奉じた
ことより当社を「大嶽山那賀都神社」と称した。養老年間に最澄、天長8年空海が来山してたとされいる。
江戸初期に大破し小祠となってしまったが、元文5年に再建のため羽黒派修験東叡山支配となり社殿再建。
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その後、温泉にでも立ち寄ろうかと思ったのですが、急遽、帰らなければならず、18時ごろ勝沼インターへ。そこ
そこ混んでましたが、どんどん解消していって20時半ごろ帰宅。いや~、とても濃密な日帰り旅行でございました^^(終)