のぼちゃんへ
もう一度、この世にいる間に会いたかった。
退社して二年・・・ずっと闘病生活をしていたんだね。
同じころ、自分も体調が優れずに、とても会いに行ける
状態じゃなかった・・・悔やまれます。
今なら会いに行けたのに・・・ごめんね。
体調も良くなって、仕事も探す意欲が出てきていると
聞いていたから、安心していたんだよね。
それが、突然、昨日の朝、奥さんからの連絡でしょ。
絶句してしまいました。
よく着ていたブルーのシャツの遺影でしたね。
懐かしかったな・・・・。
弱者には優しい、繊細で気を使いすぎる位だったよね。
そんなストレスと、企業戦士の気骨からのストレスが、
身体を蝕んでいました。
日本酒が大好きだったよね。目一杯頑張って、疲れ果てて、
お酒を飲んで、肝臓悪いから、だるくなって、また一生懸命
働いて、だるくなって、一日が終わって、ほっとして
また飲んで・・・悪循環のスパイラルに巻き込まれて・・・。
抜け出す事ができなかったね。
ゆっくり休んでください。
しばし、闘病生活の間には飲めなかったであろう日本酒を
ゆっくり味わって（ダメだよ、一気飲みしちゃ）、大好きだった
鮎釣りをしてください。
そして、ちゃんとガイドの導きによって揚がっていってね。
優しい奥様も一人っ子なのだそうですね。子供みたいな、のぼちゃん
だったから、きっと寂しくなるでしょう。
しばらく、気力も落ちてしまうでしょうね。
天界からの囁きが伝わりますように、お祈りしております。
のぼちゃんも、力を貸してくださいよ。
のぼちゃん、
アイスクリーム、ありがとう。
西日のあたる眠い中、運転ありがとう。
一杯一杯、力を貸してくれて、ありがとう。
のぼちゃん、
またね！
