■携帯3社、新プラン横並び ドコモも通話定額1000円下げ
NTTドコモは16日、月額料金が従来より1000円安い新たな通話定額プランを25日に導入すると発表した。5分以内の通話なら何度でも無料だ。同様のプランをKDDI(au)やソフトバンクも導入する。「3社寡占」の弊害を指摘する声が政府からも上がっているが、市場の飽和が進む中で競合をにらみながらの戦略を続ける結果、新料金でも再び肩を並べる。
■ドコモ、月1700円の通話定額「カケホーダイライト」発表 KDDI、ソフトバンクに追随
NTTドコモは9月16日、月1700円(税別)の音声通話定額プラン「カケホーダイライト」を9月25日から提供すると発表した。従来プランと比べ1000円安く、先行して新プランを発表したKDDI、ソフトバンクに追随する形だ。
■ドコモ、900都市で「プレミアム4G」拡大へ
NTTドコモは15日、国内最速となる受信時最大毎秒262.5メガビットのスマートフォン向け高速データ通信サービス「プレミアム4G」の提供地域を9月末までに全国640都市に広げ、さらに2016年3月末までに900都市にすると発表した。25日に発売する米アップルのスマホ「アイフォーン6s」と「6sプラス」でも利用できる。
■ドコモ、3波キャリアアグリゲーションで下り300Mbpsを11月開始
NTTドコモは、3つの電波を束ねて下り最大300Mbpsとなる通信サービスを2015年11月より提供する。対応機種の発売にあわせて開始される見込み。
■携帯3社時価総額、2日で2.6兆円消失、政府が料金引き下げ策検討
安倍晋三首相が携帯料金引き下げ検討を指示した後、NTTドコモなど携帯通信3社の株価は15日まで2日連続の下落となり、時価総額は約2兆6000億円減少した。
■Qualcomm、「Snapdragon 820」と「X12 LTEモデム」を統合 LTEで下り最大600Mbpsの高速通信に対応
Qualcommの最新プロセッサ「Snapdragon 820」と、最新の「X12 LTEモデム」が統合される。同モデムは、モバイル製品では初となるLTE Category 12/13に対応。LTE通信時の下り最高通信速度は600Mbpsに達する。
■三井物産、サブサハラの携帯事業参画
三井物産は15日、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国(サブサハラ)で高速データ通信を使った携帯事業に参画すると発表した。三井物産はスマートフォンと親和性の高い高速データ通信規格「LTE」をサブサハラで展開する通信会社アフリマックス(本社ロンドン)の第三者割当増資(約144億円)のうち約60億円を引き受けた。出資比率は明らかにしていない。
■ドコモ+auで相乗効果を狙う「mineo」、2社とのL2接続で広がりあるサービス展開を (1/3)
auのLTE網を使った最初のMVNO「mineo」。9月からは新たにドコモ回線を使った格安SIMも提供を開始し、値下げも行った。ライバルが多いドコモ系MVNOのサービスを展開する狙いを聞いた。
■東芝、米インテルとIoTで協業 サイバー攻撃対策
東芝は16日、あらゆるものがインターネットにつながるIoT分野で米インテルと協業すると発表した。発電所や交通システムなど産業インフラへのサイバー攻撃を防ぐセキュリティー対策サービスなどの実用化を目指す。2015年度中に実証実験を始める。
■パナソニック、IoT機器向けセキュリティー技術開発
パナソニックは14日、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」機器向けのセキュリティー技術を開発したと発表した。自動車の制御機器や監視カメラなどにソフトウエアを組み込み対策を施す。従来のセキュリティー対策はパソコンやサーバーが中心だったが、IoTにより端末側でもセキュリティー対策が必要となっていた。
■冷凍食品流通にもIoT、米部品大手が事業化
米Texas Instruments(TI)は、センサーを使ってあらゆるものを情報として取り出せるようにするIoT(Internet of Things)の事業を「コールドチェーン(低温流通体系)」分野に展開していく。コールドチェーンとは、生鮮食品や冷凍食品、医薬品を、生産者から消費者まで管理された低温環境で流通させる体系。