ガンプラ秘密工場(仮)

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MG ヴィクトリーガンダムVer.Ka (その1・マシンと会った日)

2009年12月13日 | F91・クロスボーン・Vガンダム
 今回からのお題は「MG ヴィクトリーガンダムVer.Ka 」です♪(←普段よりテンション上がってます)。実は筆者はガンダムタイプのモビルスーツの中ではこの「Vガンダム」が一番好きなんです♪ ブログ開始して間もない頃、昔作った「1/144 Vガンダム」を引っ張り出してきて、無理矢理記事に登場させたこともありますし、一昨年前の9月には「MGのVガンダム欲しい~!!」という期待を込めて「MG Vガンダムが出た場合、完全変形は可能か?」という記事を書いたこともありました。Vガンダムは小さな機体に複雑な可動機構を組み込まなければならないため、MGキットが出るのは当分先のことになるだろうと思っていたのですが…。

 ホビーショーで展示されているVガンダムを見た時の感動といったら…!! バンダイの岸山さんのお話によると、キットの開発には約2年掛かったそうです。筆者が「当分先になるだろうなぁ…」と思っていた頃には、すでにキットの開発は始まっていたようなのです。

 まだコアファイターだけを組み立てたところですが、キットの出来は素晴らしいです! 16年間待っただけのことはあります。
 そう、16年待ったのです。「機動戦士Vガンダム」放映当時の1993年、あの頃は筆者も若かった……。アニメ雑誌や模型雑誌に掲載された、カトキハジメ氏によるVガンダムの設定画を見て「お~! カッコエエ(注:格好良い)!」と燃えていた筆者。3機のメカに分離変形が可能な、1/100キットの「試作品」の写真を模型雑誌で見て、「F91と同じぐらいの大きさなのに、分離変形するのか!」と期待していた筆者(分離状態の写真はありませんでしたが)。
 ……しかし、発売された1/100キットは、試作品とはまるで別物でした。コアファイターとトップリムの分離は省略され、その姿はカトキ氏の設定画とは大幅にイメージの異なるものになっていました。アニメのVガンダムにはよく似ていたのですが…。
 TVの画面で活躍するVガンダムよりも、設定画やアニメ誌に掲載されたイラストなどの、カトキ氏が描くVガンダムに魅力を感じていた筆者にとって、1/100キットは今の言葉でいう「コレジャナイ」Vガンダムだったのです。当時の筆者はがっかりしました。

 話が長くなりました。しかもかなり乱暴な文章で…(汗)。旧1/100キットの関係者の皆様、ごめんなさい。


 さて、待望の「MG Vガンダム」です。待ちに待ったキットですので、いつもよりもじっくり手間を掛けて組み立てることにしました。複雑な変形・合体機構を持つキットですので、並みのキットよりも丁寧に作業する必要がありますし…。
 まずはコアファイターから。このキットには通常のVガンダムのコアファイターと、「Vガンダム ヘキサ」のコアファイターの2機がセットされています。説明書では2機を同時進行で組み立てるように書いてありますが、リハーサルとして1機を先に組み立てつつ注意するべき箇所を探し、2機めの組み立てに活かすという方法を採ることにしました。
 筆者は実は「ヘキサ」の方が通常のVガンダムよりも好きなのですが、やはり主役を立てる必要があるため(←意味不明)、「ヘキサ」をリハーサルとし、「通常のVガンダム」を本番にすることにしました。

 「Vガンダム ヘキサ」のコアファイターを組み立てつつ、取り扱いに注意が必要な箇所や可動部の保持力に調節が必要な場所、塗装すべき部分や目立つパーティングラインなどをチェックしていきます。
  
 写真左:今回の製作では、デザインナイフと耐水ペーパーでゲート処理した後、外装パーツの表面すべてをスポンジ研磨材(スポンジヤスリ)で磨いていく予定です。機首の白いパーツの側面、赤い線で示した部分にパーティングラインを発見。スポンジ研磨材で磨いて消しました。
 写真右:パイロットはマーベットさんです。ヘルメットのバイザー周辺の薄紫色の部分はガンダムマーカー「00バイオレット」で塗ったのですが、ほとんど分かりませんねぇ(汗)。座席はブラウン系の色なのですが、ちょうど良い塗料が手元に無かったので、ガンダムマーカーの赤や緑色や黄色を混ぜた色で筆塗りしました。

 おすすめポイント

 キャノピーは無色透明のパーツです。かなり厚みがありますが、この厚みの部分(端面?)をグレー系の色で塗ると、厚みが気にならなくなります。コクピットの内部が広く見える効果もありますよ♪ 
 
 写真左:オレンジ色の矢印で示した端面は、特にグレー塗装することをおすすめします。モビルスーツ形態時に、この面が外から見えますので…。
 青い矢印で示した部分も黒っぽい色で塗っておきました。
 写真右:完成後のコアブロック。コクピットの赤い部分と、胸上面の白い装甲との隙間から、グレー塗装したキャノピーの端面が見えます。

 
 写真左:組み立て中のコクピット&首周辺。赤い矢印で示した部分は、胸上面のダクトの内部シャッターです。真ん中にパーティングラインが入っているため、組み立て前に消しておきましょう。また、シャッターにはマーキングシールを貼るようになっています。
 写真右:ダクトの縁のパーツは白いものと青いものがあります。白いパーツを選択しました。カトキ氏が描くガンダムの特徴のひとつである、丸くて太い首が再現されているのが良いですね!

  
 目の透明パーツは黒塗装し、目はキット付属のホイルシールから切り取って貼り付けました。目と目の間をやや離し、垂れ目気味にするとカトキガンダムらしさが出ると思います。シールを貼る場所はキットの目のモールドの位置で良いですが、ちょっと垂れ目気味に…。目の透明パーツを塗る時に、ヘルメットのひさしの裏側も黒塗装しておきました。
 カトキ氏が描くガンダムは、意外と首が長いです。できるだけ首が長く見えるように、各部をセッティングすると良いと思います。

 
 写真左:赤い矢印で示した部分は、コアファイター形態時に外から見える部分です。ゲート処理を忘れずに…。
 写真右:筆者のキットのコアファイターは、右主翼のはめ込みがやや固い印象がありました。変形時に可動軸を折ってしまう可能性がありますので、黄緑色の線で示した凸部分を少しだけ削って、はめ込みをやや緩めにしておきました。負荷が掛からない部分は、ちょっと緩めにしておくと可動軸の破損を防ぐことができます。



 完成した「ヘキサ」タイプのコアファイター。設定画から飛び出してきたかのような、見事なフォルムです。これがガンダムの頭部と胸部に変形するんですから、すごいですねぇ!  


 前回の記事にcwy@USAさんからご質問いただいた、PGダブルオーライザーの初回購入特典のスタンドベースについて……:ガンダム本体と接続する部分は、重さに耐えられるよう、角度の変更は無可動の差し替え式になっています。取り付け部分の角度を変更するには、取り付け部分のパーツを支持アームからいったん取り外し、角度を変えてから支持アームに差し込むと良いです。 


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10 コメント

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Unknown (わっきい)
2009-12-13 22:02:27
こんばんは。
積みプラ消化のため、まだ手を付けておりませんが製作写真を見ながら楽しませてもらいます。
ところで、スポンジ研磨材(スポンジヤスリ)で磨く仕上げ方法なのですが、
塗装しなくてもつや消しのようなしっとりとした質感が簡単に得られるのは良いのですが、
プラの表面を軽く爪でこするだけで簡単にキズがついてしまうのは何とかならないものでしょうか。
1500番のスポンジヤスリを使っています。
さらに布などで拭き仕上げをすると光沢が出てしまい、つや消し効果が無くなって安っぽくなってしまうんですが、
難しいですね。
それと、研磨に夢中になると力をかけすぎて白化や最悪の場合には破損してしまったこともありました。
さらに、平らな部分は良いのですがデコボコ入り組んだ形状の部品には使いにくいですね。
しかし、利点は簡単に出来て効果的な事。
ちょっとジレンマです。長々とすみません。
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Unknown (でるた)
2009-12-14 00:02:52
開発に2年も費やしたガンプラ…
これは期待せざるを得ない!
じっくりレポートおねがいしますm(__)m

あとどうでもいいことですが、胴体のグレー部分って全部ABSですか?
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Unknown (オイラもノンシンナー派)
2009-12-14 00:12:59
Vガンダム放送から16年ですか・・・年取ったなぁ(汗)
しかしこのコアファイター良く出来てますね~
変形→合体の画像が楽しみです。制作がんばって下さい。ところでかめっチ殿、この状態である程度スミ入れはされているのですか?
必要最小限って感じで思わず「お~グッジョブ!」っとつぶやいてしまいました・・・
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Unknown (山猫)
2009-12-14 00:37:53
はじめまして、
いつも楽しく読ませて頂いています。

自分も初めて本放送で見た作品、初めて作ったプラモがVガンダムだったので、
非常に思い入れが強くて祝MG化には本当に嬉しい限りですw

ところで質問なのですが、黄色のダクト部分がアニメ版とアレンジが違いますよね。
OPなどで見ると真四角のダクトになってるのですが修正する方法とか考えていたりしますか?

簡単に塗装するか一部のパーツを削ることで何か出来ないかと考えているんですが、
もし、かめッチさん流のプチ改造方法を考えているのでしたら是非ご教授して頂きたいです。
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Unknown (コジロウ)
2009-12-14 12:46:20
ついに発売ですね。私は土曜も仕事だったので帰りに模型店に寄ったのですが、すでに売り切れでした・・・

手に入れるまでかめっちさんの記事を見て我慢したいと思います(笑)

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Unknown (剣時)
2009-12-14 17:35:10
ヘキサのコアファイターが丸々付属し、ビームサーベルが内蔵できるのはうれしくて入荷日に即購入でした。

でも腰部と足を繋ぐ股関節の部分がとてもゆるく(接続し少し揺らしただけで外れる)、武器とボトムリムを作った段階で萎えてしまい中断しています。
初めは個体差か組み方が悪いのかと考えていましたがレビューサイトの方でもちらほら間接が凄く緩い、と見かけたのでどうも仕様のようです。

間接を太らせようかな……。
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教えてください:スポンジ (OSSAN自動車)
2009-12-14 19:01:00
はじめまして、こんばんは。
29歳にして、ほぼ完全変形のⅤガンガムに興奮している者です。

おそらく初歩的なことかと存じますが、
『スポンジやすり』とはどんなものでしょうか?
よろしければ写真とかをアップしていてだきたいです。
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Unknown (yanaka)
2009-12-14 21:03:07
はじめまして。

試作モデル、懐かしいですねー。
放送終了間際に模型店でもらった古いカタログで初めて見たのですが、
当時小学生の自分は1/48の変形トイの変形方法を信じきっており(腕前面のカバーが開いて手首が回転させるZZ方式でした)
何でこんなに複雑にパーツ分けされているのか不思議でした。
その後設定画を見て、考えていた以上に複雑な変形であったことを知り、仰天したのもよい思い出です。

待望のMG、私も購入し、パイロットフィギュアを塗装し終えたところです。
コクピット周りの部分塗装、参考になります♪
真似させていただきますm(__)m

しかしコアファイターが一個退けられるようになってると予想していましたが、ブーツとハンガーが退けられるようになってますね…
コアブースターが出るのか、逆にコアファイターを退けてセカンドVガンダムが来るのか、夢は膨らむばかり…
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Unknown (ddd)
2009-12-14 23:38:23
俺も作ったよ!MGVガンダム!俺のはコアファイターの主翼が緩かったです。これでもかってくらいwなので逆に瞬間接着剤で少し締めました。あと、二の腕と肩をつなげる軸、アレがすごく緩かったです。よくスキマができてしまう状態だったので、こちらも瞬接を塗り塗り。あと、股関節と太腿を取り付けるときに、俺はポリキャップの間接みたいにパチンとはまると思い込んでしまい、しばらくグリグリしてましたw自分だけでしょうかね・・・・ほんとにかっこいいです。
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Vガンダムと聞いて… (不知火アスカ)
2009-12-15 13:04:02
お久しぶりです。

旧HGの1/100を私も作りましたが、やっぱりスタイルが段違いですよね~。
HGは良くも悪くもアニメっぽさで、今回のMGは設定資料版、というイメージで受け止めています。
ヘキサ顔がすごく素敵です☆

クロスボーンの前例があるので、Vもダッシュが出ないかなぁと切実に願っています。
完成の暁にはHGとの2ショットにも期待してます~。
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