ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

MG Vガンダムが出た場合、完全変形は可能か?

2007年09月10日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 今日の話題はVガンダム(正式名「ヴィクトリー」タイプ)です。なんで今ごろVガンの話かといいますと、劇場版エヴァンゲリオンのキットに入っているこのパーツ…

 これを見て「ひょっとして、このパーツと同じような感じの成型なら、Vガンのコアファイターの変形も可能なのでは…!?」と思ったからです。
 このパーツはエヴァの肩に付く武装コンテナのハッチのパーツなのですが、、多色・多重成型の腕パーツと同じランナーに成型されています。ハッチとハッチ基部の可動用ヒンジがそれぞれ別の素材で出来ていて、組み上がった状態で一体成型されていて…

 蝶の羽根のように開閉するようになっています。非常に繊細な可動部ですが、意外と丈夫に出来ていて、可動の固さもけっこうあります。同じようなサイズの可動式ハッチといえば、MGターンAガンダムの胸や背中のハッチがありますが、細くて短い軸を軸受けに「プチッ」とはめ込む方式だったり材質が普通のプラだったりするので、やや可動には不安がありました。
 
 Vガンダムの変形は、見た目はあまり変化が無いように見えて、実際は細かい部分があちこち動いて変形しています。1/100キットの試作品は完全とはいえないまでも変形可能だったのですが、製品版では差し替え変形になっていたのは、このややこしい変形のためだったと思われます。
 筆者が先ほどのパーツで連想したのは、コアファイターの機首なんです。
 機首の基本的な変形についてはMGクロスボーンガンダムのコアファイターで確立されている(サイズもデザインも近いですし…)のですが、Vガンのコアファイターの設定では機首が折れ曲がる部分の両サイドに平行四辺形の板(1/100スケールなら底辺3~4ミリ・高さ7ミリぐらい?)があって、その板がペロッとめくれて裏返るんですわ!(汗:Vガンの変形パターンの設定画をお持ちの方は機首あたりをよく見てください)。
 う~ん、さすがにこの変形は多色・多重成型技術をもってしても難しいかも…という気がしてきました。

 一体成型の小さな関節といえば、ケロロ軍曹のプラモ(ケロプラ)でも使われていますねぇ。

 写真は姉が組み立てた「タママロボ」付属のタママ二等兵です。身長45ミリほどの可動フィギュアですが、ボディーと腕・脚が一体成型されています。

 ヒジの関節は細かいながらも非常に保持力が高く、ほぼ同サイズの組み立て式関節であるザクver2.0の指関節に保持力では圧勝します。これだけコンパクトで保持力が高い可動部なら、Vガンコアファイター変形のもう一つの難所、主翼の折り畳みも大丈夫かなぁと思うのですが、実際にはどうでしょうねぇ…。

 Vガンダムの変形には他にも頭部をコアファイターの機内に収納するスライド機構とか前腕の手首&ビームサーベルラックのスライドおよびシャッター開閉ギミックとか股関節の変形とか、いろいろと難しい問題があります。コアファイターと脚パーツ(ボトムリム)との接合部分も、磁石でも使わない限り無理そうですし…(汗)。
 MGクロスボーンのキットを組んだ時は「Vガンもそろそろイケるかも!」と思いましたが、まだまだ1/100スケールでの完全変形は難しそうですねぇ。でもバンダイさんなら、そのうち変形機構を完全再現したMG Vガンダムを出してくれるだろうと期待しています。う~ん、いつかなぁ…。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
MG Vガン… (彗星)
2007-09-10 19:57:45
過去のカトキ氏のインタビューとかを見る限り、将来のMG化を視野に入れてウイングやクロボンを設計しているようなので、技術の蓄積ができ次第発売されるんでしょうね~
個人的にも期待しています♪

今回紹介されたこのパーツ、新劇場版の目玉ギミックでもあるのですが、自分はエナメルシンナーが回ってしまってポッキリと……というポカミスをしてしまいました(涙)
返信する
Vダッシュとかヘキサも… (かめっチ)
2007-09-11 23:53:08
 彗星さん、こんばんは~! カトキ氏のインタビュー、VガンMG化のやる気満々なのがうれしいですよねぇ♪ ウイングver.Kaとかクロスボーンのパーツを見ていると、Vガンも期待できますね! 
 VガンMG化の暁には、スタンドとしても利用できるカミオン&コアファイターキャリアなんかが付属してほしいなぁと思います。もちろん、Vダッシュやヘキサもバリエーションで…。
 >エナメルシンナーが回ってしまってポッキリ←ううっ ご愁傷様です…(泣)。
返信する