ガンプラ秘密工場(仮)

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「ハイコンプロ ガンダムエクシア」サンプル品レポート&HGガンダムエクシアの可動部について

2007年10月02日 | サンプルレポートシリーズ
 今日はハイコンプロのガンダムエクシアについてと、HGガンダムエクシアの可動部についての2本立てです。

 まずはハイコンプロから。

 実物は1/200スケールなので高さ約9センチ、非常に小さいです。この小ささでフル彩色・フル可動です(!)。筆者はハイコンプロにはあまり馴染みが無いので、実際に手にとってみてビックリしました。

 サイズがサイズですので、塗装はちょっとヤバい部分もあります(汗)。フェイス部分なんか、塗装よりもタンポ印刷の方がキレイに仕上がると思うのですが…。 目の部分はクリアーパーツのように見えるのですが、サイズが小さいのであまり分かりません。腕に覚えのある方は、顔周りを中心にリペイントしてやった方が良いと思います。
 塗装はやや難アリですが、可動ギミックはスゴいです。身長9センチの中にこれでもかといわんばかりに可動機構が盛り込まれています。おそらく11月発売予定の1/100エクシアよりも可動部は多いのではないかと思います。
 
 写真左:ヒジは二重関節でここまで曲がります。上腕のロール可動は、HGキットと同じ位置で回ります。写真に撮るのを忘れましたが、肩アーマーはMGクラスのキットに見られるような取り付け方法で、腕とは独立可動になっています。
 写真右:ヒザも二重関節で、正座とまではいきませんがかなり曲がります。尻のビームダガーラックも可動します。こ、細かい…!(汗)。

 
 写真左:HGキットには無かった可動部、つま先が上に向きます。カカト側の足首アーマーも、くるぶしの丸い部分ごと可動します。
 写真右:付属品。V字アンテナは軟質樹脂製のモノも付属します。平手も軟質樹脂です。サーベルとダガーはクリアーパーツで、柄の部分は塗装のようです。太もも付け根のブレードラックのフタは、太もも外側の装甲に一体成型されていて、差し替え式です。

 
 ハイコンプロのエクシアの初回版には、特典としてスタンドが付きます。六角形のベースと、差し替え式で角度を変えられるジョイント、長さに違いのあるアームの組み合わせにより、いろいろな姿勢で飾ることができます。スタンドのアームの組み合わせを工夫すると、ガンダム4機をすべて同じスタンド上で飾ることもできますよ!
 どうせ買うならスタンド付きの初回版がお得ですよ~!

 さて、話は変わってHGエクシアです。

 某掲示板にて、関節部についてのレビューの要望がありましたので、それにお応えします。
 本来なら、基準となるキットがあって、それと比較して…というのが分かりやすいかとは思いますが、記事を見るすべての人が持っているキットというのはそうそう無いと思いますので、だいたいの感覚でいきます。
 とりあえず、現在判明している上半身についてお送りします。このキット、全体的に可動部は優秀で、手に持った時に可動部の遊びによりガタ付いたりすることはありません。保持力や信頼性については、このキットのサイズや重量や部位に対して充分かどうかを基準に考えてランク分けしました。

 *材質・構造:可動部の軸あるいはボールジョイントの材質を表します。プラ:スチロール樹脂です。構造については、ボ:ボールジョイント 軸:丸棒軸 受け:軸受け、です。「C受け」というのは、軸受けに切り欠きがあってパチッとはめる方式です(軸受けがC字型になっています。信頼性は通常よりやや低めになります)。

 *保持力:可動部の固さ・ユルさを表します。A:充分です B:普通です C:ちょっとユルいかも

 *信頼性:可動部の強度あるいは作動の確実性、あと磨耗に対する不安感を表します。強度および磨耗については「ブーン! ドドド!」と遊んだら表の値から1ランク下がるということで…(笑)。A:良い可動部! B:普通です C:ヤバめかも…(汗)

 *可動範囲:1/144HGキットで期待されるレベルの可動範囲かどうかを示します。A:広め B:普通 C:期待より狭い

 *スムーズさ:可動のスムーズさを表します。固くてもスムーズ、ユルくてもガタガタの場合がありますので、保持力とは分けて考えました。A:滑らか B:普通 C:動かしにくい

部 位     材質・構造     保持力   信頼性   可動範囲   スムーズさ
 
首       ABSボ・プラ受け     B      B      A        A
首付け根   ABSボ・ABS受け    A      A      B        A 
肩アンテナ  プラ軸・プラC受け    B      B      A        A
胸内肩付け根 ABSボ・ABS受け   B      B      A        A
胸横ブロック ABSボ・プラ受け     B      C      C        B
腕付け根 
 前後回転  プラ軸・ポリ受け     A      A      A        A
腕付け根
 左右開き  ポリ軸・プラ受け     A      A      A        A
上腕ロール  プラ軸・ABS受け    A      B      A        A
ヒジ     プラ軸・ABS受け     A       A      A        A
手首     ABSボ・ABS受け    A      B      A         C

 上半身についてはこんな感じですが、重い武器を持たないスリムなMSですので、今のところ可動部についての不安は(胸部を除いて)ほとんどありません。胸部については、軸受けの内側に瞬間接着剤を軽く塗って乾かしてやると改善できるのではと思います。下半身についてはまた後日…(股関節、気になりますよねぇ?)。
 可動部についての詳細は、今後も組み立て工程の記事内でお送りします。

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