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ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その3)

2007年02月19日 | ガンプラ以外
 いきなりですが、製作に入ります。
 前回、リード線を通しているうちに、ワケが分からなくなってきた筆者ですが、突破口を見出しました(←おおげさな…)。

 後頭部から首にかけては3本のリード線をグルグルと通すようになっているのですが、2本目以降は先に通したリード線とごっちゃになってしまうので、ワケが分からなくなってくるんです(汗)。
 そこで、通したリード線は1本分ごとにマスキングテープなどで束ねておくと、次のリード線を通しやすくなります。
 靴のヒモを通すのと同様、1箇所ずつ同じような長さに通すのがなかなか難しいですが、ふぞろいになってもわりと大丈夫です。ただし、説明書にも注意書きがありますが、キツく巻くと首が動かなくなってしまうのでご注意を…(筆者のMk-Ⅱは、わりとユルめに巻いたのですが、それでもアゴを引く方向への可動範囲は狭いです)。
 巻き終わったリード線は、写真のように上に逃がして、ヘルメットのパーツに干渉しないように4ミリほど残して切りました。


 リード線によるコードの再現はキットのままでも良い雰囲気なのですが、設定画を見るとコードが少なく思えてきます。そこで増毛(?)することにしました。
 キットは、首の横の太くて赤いパイプ(オイルが循環しているそうです)周辺のコードが再現されていません。この辺がちょっと寂しいので、1本余った予備のコードを利用して増やします。適当な長さに切って、頭部のフレームに瞬間接着剤で貼るだけです。矢印で示した4本(両側で計8本)が植毛したリード線です。たった4本ずつですが、かなり効果があったと思います。

 増毛したリード線の先端は、首付け根フレームの側面に開いている穴に突っ込みました。特に固定はしていません。

 リード線についてギリアンさんからの質問です。>このコードってプラに侵食しないものなのでしょうか?輪ゴムみたいに。
 …バンダイさんに聞いてみました。大丈夫だそうです。あと、リード線を瞬間接着剤で接着しても問題ないそうです。
 ついでに合成ゴム製パーツのホコリ対策も聞いてみました(ホコリが付きやすいんですよ)。水性のトップコートを軽く吹き付けると、ホコリに対する保護になるそうです。ただし、コーティングしたゴムパーツを深く曲げたり爪などで引っかいたりするのはNGだそうです。
 バンダイお客様相談センターの担当の方、丁寧に答えてくださりありがとうございました!


 ヘルメットを取り付けたところです。目と目の間の逆台形凸モールドはマニキュアのオレンジ色で塗る予定です。設定画の正面顔よりもやや穏やかな表情ですが、良い顔してます!
 両サイドのブロック(耳の部分)は、設定画と比べるとかなり横幅が広くなっていますが、個人的には非常に好みのアレンジです。よって、そのままにしてあります。
 増毛したリード線の先は、長いままだと胸部フレームのコクピット部と干渉してしまうことが分かったので、写真の緑色の線で示した部分で(首付け根フレームの底面とツライチになるように)カットしました。やっぱり固定するのはやめときましたが、フレームの穴から外れる心配は少なそうです。

 横から見たところです。リード線はもっと量が欲しかったのですが、接着するスペースに余裕がないのと、リード線を使い切ってしまったのとで、これが限界のようです。


 胸の両サイドのブロックの左側装甲正面には、非常に細かい文字のモールドが入っています。す、スゴい技術ですねぇ、バンダイさん!


 胸の両サイドのブロックの装甲上面には、旧キットでは再現されていなかったディテールが入っています。右側装甲の後ろ寄りにある丸モールドはあまり目立たないので、ランナーで作り直しました。


 この、胸両サイドのブロックは、旧キットでは固定されていましたが、R3では設定どおり可動するようになっています。ポーズ付けの幅が広がりますねぇ。


 胸部の組み立ては、目立つヒケを耐水ペーパーで落とした以外は説明書のままサクサク組みました。非常にメリハリのある造形でカッコイイ!!

 今回スミ入れはコピックモデラー(スミ入れじゃない方)のブルーのモノを使ってみました。写真では分かりにくいですねぇ…(汗)。

  


 さて、ここまで組んだ状態を見て、筆者は京極夏彦氏の超ミステリー「魍魎の匣(もうりょうのはこ)の1シーンを思い出してしまいました。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、未読の方はぜひお読みください!面白いですよ!!
 「ほう」

 ところで、エプロンさんがメッキパーツにクリアーコーティングするための缶スプレーをいろいろと実験しています。近いうちにアカツキも出ることですし、ぜひ見に行ってくださいね!
 バクゥの接着剤がだいぶ乾いてきました。そろそろ戻ろうかなぁ…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その2.5)

2007年02月18日 | ガンプラ以外
 ヒモを結ぶとか糸をくくるといった作業が苦手なオッサン・かめっチです。たぶん、筆者の靴のヒモの通し方はおかしいです。
 さて、今回はエルガイムMk-Ⅱの製作記事、その2.5回目です(その3にするほどの内容が…:泣)。


 非常に珍しい「茶色」のポリキャップです。こういう特殊な色のポリキャップを見ると、なぜかうれしくなってしまいます(HGガンダムアストレイの赤とか青のポリキャップとか…)。20年ほど前に「ドラグナー」のネービーブルーのポリキャップを初めて見た時はカルチャーショックでした。それまでポリキャップというと黒でしたから…。
 写真は頭部内部に取り付ける首の可動用ポリキャップです。筆者は普通、首の可動用ポリキャップは相手になるボールジョイントを一回り小さく削ってユルめにセッティングするのですが、今回は首周辺にリード線とかゴムパーツのパイプが集中していて、それらのテンションで、首を動かしても元のポジションに戻ってしまう可能性があるので、キットのままの可動の固さにしてあります。


 首のラバーコート(写真中央)と首のパイプ類です。両方とも合成ゴム製のパーツで、柔軟性はバツグンです。旧キットでは、これらのパーツは紫がかったグレーのポリ製(あ、黒以外のポリパーツが「ドラグナー」以前に出てました…:汗)でした。特に首ラバーコートは、平べったく成型されたパーツを無理矢理曲げて組み付けるようになっていて(これがけっこう固い…)、非常に難しい組み立てになっていました。また、首のパイプはラバーコートと同じ紫がかったグレーで成型されていて、赤く塗装するのが困難でした。R3キットはこの辺りが良い感じに改善されていますねぇ!


 この首の長さ! これこそエルガイムMk-Ⅱですよ! モビルスーツでは考えられないぐらいの長さですねぇ。ラバーコートが良い感じの質感です。


 後ろ髪のような後頭部から首にかけてのコードは、旧キットではポリ製のパーツでしたが、R3キットでは細いリード線を頭と首の間をグルグルと通して再現するようになっています。首の動きにコードが追従するようになっているようです。
 この作業、思ったより難しいです。ヒモとか糸関係の手作業が苦手な筆者には特に…(汗)。
 あんまりキツく巻き過ぎると首が動かなくなってしまいますし、ユル過ぎるとリード線を巻く順番が分からなくなってきます。筆者はここまで巻いて、首が可動しなくなったのに気付き、最初からやり直すことにしました。
 この作業は時間を充分に取って、ゆったりした気分で取り掛かった方が良さそうです。後回しにしようかなぁ…。
 
 ほな、今日はこの辺で失礼します…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その2)

2007年02月17日 | ガンプラ以外
 今日明日と町内会で大事な会議があるので、ユウウツな理事長・かめっチです。

 とりあえずユウウツをフッ飛ばすべく、Mk-Ⅱの顔に取り掛かることにしました。やっぱり顔を作るのが一番楽しみなので…(笑)。

 旧キットではヘルメットとマスクが一体になっていましたが、今回はマスクが別パーツになっています。マスクは非常に小さいです。
 鼻というか口元というか、逆三角形の凸モールドの両脇(特に向かって右側)に大きなヒケがあります。あと、わりとふっくらした造形のマスクなので、ヒケをなくすついでに面構成をシャープに削ってみました。昔に見たナイト・オブ・ゴールド(顔はエルガイムMk-Ⅱソックリですねぇ)の顔アップのイラストがシャープな顔つきでカッコ良かったので、マスク表面を平面的にしました。
 非常に小さい部品で、パーツの肉厚も薄いので、削る時は荒めの耐水ペーパー(筆者は600番を使用)で少しずつ様子を見ながら削りました。ヤスリやナイフで削ると失敗しやすいですよ…。

 パーツが小さいので、顔のフレームに取り付けて持つと作業しやすいです。フレームを削ってしまわないようにマスキングテープでフレームの目の周りをガードした方が良いです。

 後でメッキ仕様か何かを出す予定だと思うのですが、このキットはアンダーゲートを多用してあります。ゲート部分の角度が急なので、ニッパーが滑ってパーツのすぐ近くを切ってしまう場合があります。説明書の指示通りの切り方をすると安全ですが、念のため良く切れるニッパーを使った方が安全でしょうねぇ。切れ味が悪くなったニッパーは、ゲートを砕いてしまう場合がありますから…。
 マスクのゲート処理は慎重にやらないと、マスクが左右非対称になってしまう危険性があります。耐水ペーパーで少しずつ左右の形が同じになるように調整しました。ついでに、輪郭がシャープになるように削ってあります。

 図はちょっと極端ですが、こういうイメージでアゴの裏を削りました。


 額のシンボライズ・コンピュータの人影は、シールでも再現できる(しかも2種類)ようになっていますが、せっかく凸モールドが入っているので、地の部分をメッキシルバーで塗り、人影はガンダムマーカースミ入れ用ブラックで慎重に塗りました。マーカーのペン先が、溶けたメッキシルバーのインクで詰まってしまう場合がありますので、注意が必要です。ペン先が詰まったら、紙の上でペンを書くようにこすると復活します。
 顔のフレームはちゃんとキバまで再現されていますよ!

 サブタイトルが出る映像では、Mk-Ⅱの目の部分には透明なバイザーがかぶさっているのが確認できます。例によって筆者のお家芸、ビニール袋でこのバイザーを再現してみます。

 ランナーを包装しているビニール袋を二つ折りにして、折れ線の部分を活かすと左右対称の形を作ることができます(今までは真ん中の部分が丸見えのモノばかりだったので使えなかった方法です)。
 写真のピンクの線で示した部分が折れ線の部分です。

 ほぼ実物大です。実物は非常に小さいです。


 フレームのこめかみの部分に小さく切った両面テープを貼ります。両面テープでバイザーを固定しないと、位置決めが難しいですので…。


 顔のフレームにマスクを取り付けた状態でバイザーを貼り付けます。マスクを付けた状態でこの作業をすると、位置決めがかなり楽になります。


 目の部分にバイザーがかぶさりました。ちょっと透明パーツの目が分かりにくくなりましたねぇ…(汗)。

 それでは会議の用意とかいろいろありますので、今日はこの辺で失礼します…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その1)

2007年02月16日 | ガンプラ以外
 久々にガンプラ以外の製作ネタです。「あれ?バクゥはどうなったの?」…脚の接着剤の乾燥待ちです。やや変則的なスケジュールになってしまいますが、エルガイムの後には大ネタ「MG Hi-νガンダム」、その後に「アカツキ(の予定)」が控えていますので、この辺で調整しておかないと…。デスティニー計画が長引いた影響がまだ続いているんですよ…(汗)。

 さて、R3シリーズ第2弾となるエルガイムMk-Ⅱですが、過去に「1/100フルアクション エルガイムMk-Ⅱ(以下、「旧キット」と呼ぶことにします)」という傑作キットがあったのでどんな内容になるのか楽しみにしていましたが、期待を裏切らない素晴らしい出来で非常にうれしいです!!
 旧キット(あの「フルアクション」を「旧キット」と呼べる日が来るとは…生きてて良かった!:感涙)は、金属パイプやダイキャストパーツ、ビスを多用した、まさに「複合素材キット」で、シリンダーの伸縮や内部骨格(ムーバブルフレーム)の再現など、20年以上も前の時代のプラモデルとしては非常に高度な内容でした。ただ、プロポーションに関しては、やや骨太で箱っぽい印象がありました。
 今回のR3キットは、リード線以外のパーツを樹脂成型品で統一することによって製作時のストレスを軽減し、ポリキャップレスABS関節を多用することによって関節部や内部骨格をスリムにまとめることに成功し、設定画や劇中のイメージに忠実な(というよりやや細いぐらいの)プロポーションになっています。非常にカッコイイと思いますよぉ!

 製作に入ろうと思ったものの、エルガイムMk-Ⅱには少年時代からの深い思い入れがあるのと、デザイン自体が持つ「魔力」のようなモノを感じるので、普段の製作のようにはリラックスして取り掛かることができません(汗)。
 とりあえず、本体から遠いところから組んでいくことにしました。

 おそらく本体から一番遠い(スタンド除く←「ジョジョ」の話じゃないですよ!)であろう、パワーランチャーからいきます。砲身の先端部分にはちゃんと内部に砲口のモールドがあります(!)。これはうれしい誤算です。ただの穴になっていると予想していて、真っ先にここを改修するつもりでしたが、製品状態でこの状態です。放映当時、友人が1/144ディザードのパワーランチャーの砲口をこんな感じに改造していました。懐かしいなぁ…。


 パワーランチャーは「1/144?」と思うぐらい小さいです。この画像よりもちょっと小さいぐらい…(汗)。「1/100フルアクション エルガイム(Mk-Ⅰ)」付属のパワーランチャーは、これの長さの1.5倍、太さは2倍ぐらいあったと思います。
 でも、Mk-Ⅱがパワーランチャーを取り付けた状態の設定画では、R3キットのサイズがちょうど良いぐらいなんです。まあ、あんまりデカいと「最高、8門まで取り付けられる」という設定も無茶になってしまいますからねぇ(笑)。

 ソーラーバインダー(モビルスーツでいうシールド)に内蔵される武器類は全部別パーツになっています(汗)。しかもバインダーは2枚…(汗)。これもうれしい誤算ですが、パーツ数は多いです…(苦笑)。

 予備のセイバー(光剣)は、前腕のセイバーラックに収納&使用状態用のモノと同形ですが、ビーム刃取り付け用の穴は開いていません。全部で16本…(汗)。
 旧キットでは、確か4本ずつ束ねた状態で1パーツになっていました。


 化学反応兵器「Sマイン」はホルダーの部分が別パーツになっています(旧キットでもそうなっていたかも…)。それにしても小さい…(汗)。1/144かと…(以下、略)。


 「ペンタゴナワールド(『重戦機エルガイム』の舞台となる世界)最強の火器」バスターランチャーの、エネルギーカートリッジです。全部で20個あります。バスターランチャーに装填されているであろう1発を含めると21発撃てる計算になりますが、実際には1回の出撃でバスターランチャーを使用できるのは2回までという話をどこかで読んだ記憶があります。
 実際はどうなんだろうと思って設定画を見てみると、バスターランチャーには「カートリッジ8発入る」と書いてあります。1回の射撃で8発使うということは、バスターランチャーに装填されてる8個とバインダー1枚に入るカートリッジ10個で(2個余る)2回射撃できるということで、計算が合いますねぇ(?)
 まあ、あれだけ強力な破壊力を持つ砲が、こんな小さなカートリッジ1個で撃てるわけないですねぇ。長年の謎がようやく解けました(かな?)。
 で、そのカートリッジのパーツですが、これもセイバー同様1個1個別パーツになっています。旧キットは5個つながりになっていましたねぇ。旧キットに比べるとカートリッジがかなり小さくなっています。画像は実物大よりちょっと大きめです。旧キットは直径4ミリぐらいあったような記憶が…。

 バインダーに入る武器類が小さいのは、バインダー表面がソーラーパネルと本体の2枚重ねの構成になっている(そのため、バインダー内部が浅い)のと、裏側のフタの開閉用ヒンジがあるためですが、筆者はめったに開けることがないので、これで良いです(笑)。気になる方は、旧キットから流用するのが楽だと思いますが、今回の再販には旧キットが入っていませんねぇ、バンダイさん…。
 

R3 1/48 SPTレイズナー(最終回)

2006年10月03日 | ガンプラ以外
 「レイ! V-MAX、 発動!」
 《レディ!》
 ♪BGM:「迫り来るものへ」の3曲目


 ――ごめんなさい、やっぱりエイジ乗っけてません…(大汗)。

 さて、いよいよ今回でR3レイズナーの最終回! では参りましょう。

 
 えらくパースが付いてしまいましたがレーザードライフルです。実に良く出来ています。砲身のジャケットは「カラーパレット」の「スチールグレー」、砲身が露出している部分は同じく「カントリーブルー」で塗りました。気温が低くて湿度が高い日はカラーパレットが塗りやすくて助かります。
 
 今回、実験として接着せずに合わせ目を消してみました。塗装すれば接着していないようには見えなくなりました。接着後のヒケもないので、けっこうイケるかも?

 センサーの部分は以前紹介した「メタリック7」というメタリックテープのピンク(?)を貼りました。センサーの透明パーツは表面がヒケていますが、シール類は意外と下地の凹凸の影響を受けやすいので、パーツの表面を耐水ペーパーで平らにしています。
 指を全指独立可動にしたので、ライフルの保持力が心配でしたが、手の平の突起をライフルのグリップにキッチリ差し込んでやれば、ちゃんと保持できましたよ!
 このライフル、設定画を初めて見たときは砲身部分がスライド収納できるのかと思いましたよ。
 
 
 カーフミサイルは特に注意するところはありません。設定よりも空気抵抗が少なそうにアレンジされています。
 
 このカーフミサイル、地球がグラドスに占領された後の第2部でもエイジはけっこう使っていました。地球でコピー・量産したのか? それとも第1部のラストの後、何らかの形でトライポッド・キャリア(三脚型母船)を隠しておいたのか? 空白の3年間に何があったのか気になりますねぇ…。

 これでようやく完成です(←だから、エイジは?)。キットにはマーキング用のシールやデカール(グラドス文字の)が付属していますが、異星人は注意書きって書くのかなぁ?と思ったので貼っていません…ウソです。めんどくさかったので……。
 
 筆者は大河原設定版の方が好きなのですが、こうやって見るとキットのプロポーションも良いですねぇ。

 冒頭の特撮(?)写真は、「ペイント」とフリーソフトの「JTrim」があれば作れます。まず写真に「ペイント」で光の線を描き込みます。

 青い光はもともと設定されている色の中から3色使いました。直線を何本も重ねてテーパーのついた放射線状にします。光る目からほとばしるスパーク(?)は、鉛筆機能でチマチマと描きます。
 これをいったん保存して、「JTrim」で加工します。「超新星」という機能を使えば良い感じのエフェクトがかかります。


 本当は、この写真↓も加工したかったのですが、V-MAXの磁気フィールドを再現するのは相当難しいことが分かり、断念しました…。(ちなみに、腰はボールジョイントでつながっていてもほとんど回転しかしないのですが、腰の前後アーマーの角度を工夫すれば腰を反らせた飛行姿勢に見せることができますよ)


 磁気フィールドのCG加工については、エイジの塗装ともども、強化型が発売されるまでの宿題にしたいと思います。

 R3シリーズの今後の充実を期待します。ドラグナー(まずはカスタム以前の型。もちろん3機揃えたいですね!)お願いしますよ、バンダイさん! それではまた…。

R3 1/48 SPTレイズナー(その11)

2006年10月01日 | ガンプラ以外
 ビーッ! ビーッ!(警告音)
 《アラーム・メッセージ! 当機ノ接地性ノ悪サハ、足部関節ノ改修ダケデハ改善サレズ!状況好転ノ見込ミナシ!》

 「どういうことだ! レイ!?」

 ……前回、足首関節を削って可動範囲の拡大を行ったのですが、フクラハギ(?)の部分を取り付けてみると再び可動範囲が狭くなってしまうことが判明しました(困)。
 模型雑誌でテストショットが公開された時、「やたらスネとフクラハギの間にすき間が開いてるなぁ。テストショットやからはめ込みがユルいんやなぁ」と思っていたのですが、製品版でもしっかりすき間が開いてしまう! しかも2ミリぐらい!!

 足首の可動範囲を広げたところで、フクラハギ内側(水色の部分)のブロックに足首関節がぶつかってしまうんですねぇ(大汗)。で、耐え切れなくなったフクラハギが外れそうになる、と。キットの可動範囲のままでも開くようです。

 とりあえず、フクラハギ内側、水色のパーツを、裏側のグレーのパーツごと削ってみましたが、ほとんど効果はありませんでした。
 前回拡大した可動範囲に対応するには、やはりフクラハギの裏側を2ミリほど削る必要があるようです。

 足首関節を改造しようかとも思いましたが、すでにフクラハギを削ってしまったので、さらに削ることにしました。

 右がフクラハギ裏側のパーツを一部切り欠いた状態。この作業の前にフクラハギ上側の下端を削っていますので、フクラハギ全体の長さが1ミリほど減っています。
 あまり見えない場所なので、裏側がからっぽになった状態のままにしてありますが、パテで埋めるなりジャンクパーツを貼り付けたり、グレーに塗っておくなりした方が良いでしょう。


 表から見た状態。右側が加工後です。この写真を撮った後、さらに削り込みました。キットのパーツそのままの状態から、合計で2ミリほど削り込んであります。これぐらい↓


 設定とは形状が変わってしまいましたが、もともとアレンジしまくりのキットですので、たいして影響はないと思います。


 スネの外装を全て取り付けた状態。これでようやく足首を内側に曲げてもフクラハギがスネから離れないようになりました。

 ところで、このスネを見て思うのですが、どうやらこのR3レイズナーでは強化型と通常レイズナーのプロポーションの差が小さくのではないか、と。ランナーのパーツ配置を見てみると、スネの部分はフクラハギの開閉する装甲とバーニア類を変更するだけにとどまりそうなのです。
 通常レイズナーと強化型レイズナーの設定画を見比べてみると、スネのプロポーションが明らかに違います。内側フクラハギ(水色の部分)の長さが、通常レイズナーでは短く、足首の関節部が丸見えになっているのに対して、強化型レイズナーではフクラハギの下の方が長くなっているのです。これは描かれた時期による違いというより、明らかに変化をつける意図があったのだと思います。
 この部分と、長くなった肩アーマーや肩のバーニアにより、強化型レイズナーはずいぶん直線的な、長い感じのプロポーションになっています。対して通常レイズナーはコロコロッとした感じです。

 でも、アニメで動いているレイズナーには、このような変化はありませんでした。最終回の強化型レイズナーを見てみると、それ以前のレイズナーとの違いは耳の部分と胸のバーニア、あとナックルショットぐらいしか分かりませんでした。
 R3レイズナーはアニメ劇中ののイメージを尊重しているので、開閉する装甲だけを変更する方式は正解なんでしょうねぇ。コストも抑えられますし。
 

 キットは約8頭身なのですが、大河原設定版のような頭でっかちに撮れた写真があるので載せておきます。

 カメラって、不思議ですねぇ…(笑)。後ろに写っているのは「オレンジX」のボトルです。HGUCの大型モビルスーツか、MGガンダムF91ぐらいの大きさのボトルです。こうやって見ると大きいキットですねぇ。

 ああ、同じ作業をもう片方の脚にもやらないと…(汗)。左の手首もまだやし…(汗)。では今日はこの辺で……。

R3 1/48 SPTレイズナー(その10)

2006年09月30日 | ガンプラ以外
 頭部の細かい作業が済んで、すっかり気が楽になった筆者です。

 腰の部分は特に難しい所は無く、サクサク組み立てが進みました。進み過ぎて途中写真を撮ってないぐらい(汗)。
 腰両サイドの、ライフルのカートリッジ収納部のフタは塗装が必要なので後回しに…。ライフルの砲身カバーや胸のロールバーと一緒に塗装する予定です。
 そうそう、尻アーマーに付くパーツG13は、まっすぐはめ込みにくいので、尻アーマーにはまり込む部分(パーツの外周)を軽くペーパーでならすとはまりやすくなります。

 続いてヒザ下のフレームですが、ここもポリキャップの向きを注意する以外は特に難しい部分はありませんでした。
 スネのフレームむき出しの状態で下半身を組み上げ、全体のバランスを見ようとしたところ、問題点が見つかりました。

 キットの足首関節の構造から予想してはいたのですが、脚を開いた状態での接地が良くないのです。比較的狭い股関節の可動範囲の開脚にも対応し切れていないぐらい…(汗)。
 デザイン上、仕方のない事ですが、足首関節の左右方向への可動部の位置が上過ぎるのです。上下に2つある可動部のうち、上の方のボールジョイントだけで左右方向への振りを担当させているのですが、この位置ではスネとの位置関係が不自然になりますし、可動範囲も自然と狭くなります(図参照)。

 濃い青が足首、水色がスネ、グレーが関節フレームです。左のように、関節の軸位置が高いと、足首とスネがズレたように見えます。関節の位置が低いと、足首とスネはちょうど良い位置関係になります。足首関節の露出は増えますが、スネの外側が長いデザインのレイズナーなら問題なく隠れると思います。
 同じ角度に曲げても、右の方はまだ余裕がありますね。

 せめてこのボールジョイントの1センチほど下にある、前後方向専門の可動部の位置で左右方向にも可動する設計なら、接地性もスネとの位置関係も良くなるのに、と思います。

 とりあえず接地性だけでもなんとかしようと、足首関節の、スネフレームと干渉する部分を削ってみました。

 写真は右足首です。削るのは脚の内側の方だけでOKです。写真の赤い線で示した削り具合より、もう少し多めに削ると良いでしょう。


 接地性が良くなったので、カトキ立ちも出来るようになりました(大河原メカですが:笑)。


 別アングルから。こうやって見ると、いかに足首の関節位置が高いかがよく分かります。ヒザ下から地面までの約半分の位置で曲がってますよ! まるでベルガ・ダラス(ギロス)みたいですねぇ…。
 あと、腕がやっぱり短いような気がします。上腕で2ミリほど延長すれば、良いバランスになりそうです。


 ここまで組み立てて、いろいろポーズを取ってみると、イマイチ迫力が無いなぁという気がしました。特に飛行ポーズが。

 原因の一つは、バックパックの下方の2枚のフィン(ムーブメントバーニア)の開きが足りないのではないかと思います。
 可動範囲が広がるように、球体部分を一部削りました。

 可動軸を取り付けたまま、時々動かして様子を見ながら球体を削っていきます。ほとんど隠れる部分なので、適当に削ってもバレませんよ(笑)。


 右側が削ったもの。角度が開いているのが分かるでしょうか? もっと広げたいのですが、あんまりやり過ぎると、球体の付け根の開口部が丸見えになってしまうので、ほどほどに……。

 今回でようやく立ち上がったレイズナー。完成が近づいてきました。でも、そろそろ次のネタ(ドクロのアレです)が気になり始めている筆者です。いいかげんペースアップしなければ…(汗)。こういう時は例のセリフですね!

 「レイ、V-MAX、発動!!」 ……ではまた。


R3 1/48 SPTレイズナー(その9)

2006年09月29日 | ガンプラ以外
 前回、できるかどうか不安だったキャノピーの窓枠にカッティングシートを貼る作業ですが、やってみると思ったよりも簡単に出来ました。では説明に入ります。

 キット付属のシールは型紙として使用します。

 シールCを型紙にしてカッティングシートをデザインナイフで切ったところ。金属製の定規を使うと、長い直線が切りやすいです。

 キットのシールは、あらかじめ手のひらとかに一度貼ってからはがして使用します。粘着力を弱めるためです。このシールをカッティングシートの青に貼り付けます。この時、カッティングシート表面に貼っても、裏面の台紙に貼っても良いのですが、それぞれに長所と短所があります。

 カッティングシートの表面にシールを貼る場合…
 *長所:ナイフで切るときに一発で切ることが出来るので、仕上がりがシャープになる。
 *短所:青いシートに青いシールを貼るので、シールが見づらい…(汗)。

 カッティングシート裏面の台紙にシールを貼る場合…(シールの粘着力を落とす必要はありません)
 *長所:シールが見やすいうえに、台紙に印刷されているマス目を利用できる。
 *短所:分厚い台紙が上に来ているので、シートが一発で切れない場合がある。もう一度ナイフで切ると、前の切り取り線からズレる場合がある。

 筆者は裏面の台紙に貼って切りました。切り込みがズレた時の修正が難しいですが、切るときの狙いを定めやすいので……。

 キャノピーの後頭部の、シールDを貼る所は、シールDを型紙にしなくても、窓枠の幅に切ったシートを使うという手もあります。

 シートのサイズが合うと、うれしくなるぐらいシャープに仕上がりますよ!
曲面にもある程度なじむので、シワになったり浮いたりすることもあまりありません。

 シールBは曲線になっていて、切るのは難しいのでそのまま使用しませんでした。シートが曲面になじむのを利用して、窓枠の細い部分の幅に、直線に切ったシートを貼り込みました。シートが直線でもきれいに貼れます。キャノピーを前後とも頭に取り付けて、キャノピーを閉じた状態で作業すると、貼る位置を決めやすいです。
 シールBの両端の太い部分だけ別パーツにして切り出し、貼り足します。
 シートはそれぞれ少し長めに切っておき、貼ってからニッパーやナイフで長さを調節すると良いですよ。

 キャノピー窓枠の前端、とがった部分は、シール状のモノを貼ったら浮きそうな面構成になっています(図参照)

 シートを貼りやすいように、図の右側、拡大図に引いてある赤い線(見づらいですが:汗)のように削ろうかとも思っていたのですが、カッティングシートを貼る作業に入ってからすっかり忘れてしまい、気付いた時にはすでにシートを貼った後でした。
 ところが、シールAを型紙にして切ったシートはキャノピー先端に違和感なくフィットしました。裏側から見ると、多少すき間はありますが…。


 窓枠の裏側とか内側はガンダムマーカーの「ガンダムブルー」で前もって塗っていたのですが、キットの成型色とシートの色、ガンダムブルーの色はほぼ同じ色ですので、うまくなじみました。

 カッティングシートを貼る方式は、塗装に比べて厚みがありますし、継ぎ目も生じます。しかし、色ハゲや透けに強く、面が非常にピシッとシャープに仕上がりますので、かなりオススメです。
 キャノピーのサイズや形にシートを切るのは多少難しいですが、何度でもやり直しが効くので、自分で納得いくまでじっくり取り掛かると良いでしょう。

 ただし、経時変化(もしくは劣化)の心配がないわけではないので、何か変化があれば報告します。


 最大の難関がクリアできたので、やっと下半身に移れます。ふう~。
とりあえず太ももとヒザ関節を組み立てました。特に難しいところはありませんが、太ももの前後外装パーツを組み合わせた部分は、合わせ目の段差が目立つので、合わせ目を消さない場合でも耐水ペーパーでならした方が良いでしょう。


 今回は頭部が完成したので、完成が近づいてきたような気がします(←エイジはやっぱり乗せへんの~?)
 ……う~ん(汗)。  ではまた…。 

R3 1/48 SPTレイズナー(その8)

2006年09月26日 | ガンプラ以外
 今回はレイズナー製作における一つの実験である「貼りモノ」の可能性についてを取り上げたいと思います。

 環境上、スプレー塗装ができない筆者にとって、均一な塗装面というのは大きな課題です。しかし、マーカーがメインの状態では、均一で美しい塗装面を得るのは簡単ではありません。そこで、「塗る」ではなく「貼る」ことによって、塗装とは違った均一な表面を模索していこうと思ったわけです。

 しかし、「貼る素材」というのは、欲しい色がなかなか手に入らないというのが現状です。とりあえず、基本となるであろう赤・青・黄色のカッティングシートをカー用品店で入手してきました。目の部分の実験でもチラッと出てきましたが…。



 それぞれ50センチ幅のものを長さ10センチずつ店員さんに切ってもらいました。各105円でした。
 裏には「アミューズ」というブランドのロゴが印刷されています。イエローハットやドライバースタンドなどで取り扱っているようです。


 この中の赤を、足首のつま先後方のノズルに使用してみました。パーツH7の後方のシャッター状のモールドをノギスで測って、カッティングシートを採寸したとおりに切り抜いていきます。

 これで片方の足の分です。ノギスの使い方は思いっきり自己流ですので、紹介できるほどのものではありませんが、要望があればそのうち……。
 一枚を切り抜いたら、目の部分で紹介した方法で量産します。


 シャッター(ルーバー?)のモールドに合わせて、一枚一枚丁寧に貼り込んでいきした。キットのモールドよりも立体感が強調されましたし、色もきれいなので、良いアクセントになると思ったのですが……


 組み立てると、半分以上隠れてしまいました…(泣)。時間のムダ……。
 かかとのパーツは要・合わせ目処理部分なので、オレンジXで接着しました。



 今までに2回、塗装に失敗したほっぺたの板ですが、落ち着いて筆に含ませるインクの量を少なめにして塗ったら成功しました。良かった、良かった。
 キャノピーの窓枠は、とりあえず下塗りとして、ガンダムマーカーの「ガンダムブルー」で塗っておきました。乾くまでは「あれっ?このままで十分かも!」と思いましたが、乾いてみると、ツヤの具合が均一になっていない(汗)。表面がボコボコしてるし…。

 「やっぱりアカンか~。インクが分離してたんやなぁ…」と、インクが完全に乾いてから耐水ペーパーでならし、試しにキット付属の窓枠用シールを貼ってみました。
 結果は、寸法はバッチリ!でも曲面にはなじんでいない(汗)惜しい!!
 ちょっとシワというか、ダブダブになってしまうんですねぇ。やっぱり当初の予定通り、カッティングシートを貼ろうか……。

 さいわい、筆者が入手したカッティングシートの青は、キットの成型色に非常に近いものでした。青は3種類あったのですが、つや消しの青を選んだら、偶然ヒットしました。
 さて、これを切り抜いて貼っていくのですが……


 難しいなぁ……。ではまた……(弱気モードに突入)。 

R3 1/48 SPTレイズナー(その7)

2006年09月24日 | ガンプラ以外
 やっぱり大スケールのキットは、そのサイズのおかげもあって、いろんな部分がきちんとできていて楽しいですねぇ(小さいキットは小さいキットでまた違う楽しみがありますが)。反面、やらなければならないことも増えてきます。1/100スケールのガンプラなら、めんどくさがりの筆者はコクピット内部なんか省略することもあるのですが、1/48ともなると(しかも透明キャノピーで丸見え)省略するわけにもいかなくなります。

 でも……

 とてもよく出来てる宇宙服姿・着座姿勢のエイジ君。でもなぜフレッシュ(「肌色」は最近では使わない場合が増えてきましたねぇ…)成型なのか!? 白でいいじゃないですか!
 ためしに「カラーパレット」の「マットホワイト」で宇宙服を塗ってみたところ、せっかくの細かいモールドが埋まってしまって雪だるまみたいになりました(泣)。マーカーで白を塗るのはキツいです。
 やっぱりこのくらいのサイズのフィギュアは白成型の方が……。その点、「UCハードグラフ」は多色成型で楽ですねぇ。

 結局、筆者のレイズナーは無人になりました(大汗)。無人のままポーズを取らせてもOKなのがレイズナーの良いところ!

 シートの色はクリーム色が正解なのですが、手元にあるカラーパレットの「ライトカーキー」がシートの生地っぽくて良い色だったので使用しました。塗り分けが設定とは違いますが、気にしない、気にしない。

 メーターパネルは、キット付属のデカールを使う予定でしたが、実際に貼ってみると(ちゃんと余白を切った上に、パネルの段差に合わせてデカールを分割したのに)デカールのサイズがデカい! どうしても入らない!
 仕方がないので、メーターのモールドにガンダムマーカー「ガンダムメタブルー」を流し込み、パネル本体はカラーパレットの「エメラルドグリーン」で塗りました。
 メーター部分は、マーカーのインクが乾いてから油性ペン(コピック等)で適当に塗りました。



 頭部もあと一息で完成です。でもキャノピーの窓枠が……。


 細かい塗装作業が続くと疲れるので、別のところに移ります。

 可動範囲が狭いという報告をよく聞く股関節です。
 太もも側の股関節パーツI1の、股関節軸に干渉しそうな部分を削ってみました(上側と後ろ側)。一応、外見の見栄えを気にしながら……。

 左が加工したもの(右脚用です)。出来るだけ股関節軸に当たらないように、フチの部分はすり鉢状に削りました。

 あと、このパーツに入れるポリキャップは、まっすぐに入れるのはなかなか難しいです。ポリキャップ固定用のの四角い出っ張りのカドを軽く削った方が入りやすくなります。

 どのくらい可動範囲が広がったかを見てみました。分かりやすいように太もも前面の装甲を取り付けてあります。

 開脚。右脚(写真の左側)が加工後です。ほとんど変化なしです(汗)。うーん。


 外マタ(?)。こちらもほとんど変化なし……。 どうやらはっきり可動範囲が広がったと分かるぐらいにするには、外見に影響が出るくらいにI1を削るか、雑誌作例のように関節部を他のキットから移植しなければならないようです。

 ようやく下半身に入ることが出来ました。内部フレームの再現部位が少ないので、MGキットに比べるとパーツ数は少ないようですが、製作時間は大差ないようです。けっこう作り応えありますよ~。

 ではまた…。




 

R3 1/48 SPTレイズナー(その6)

2006年09月23日 | ガンプラ以外
 今回はレイズナー標準装備の汎用バックパック・UV-00Dの組み立てです。

 キットのバックパックには、「カッコイイのは分かるけど、違うでしょ!」という部分があります。バックパック下部左右のフィン状の可動式バーニア(確か「ムーブメントバーニア」という名前だったような…)の付け根、球状のパーツに付くノズルが巨大なものにアレンジされているのです。



 左から、問題のバーニアノズル(L1)、バックパック本体下部のメインノズル(D8)、今回使用するノズル。問題のノズルはバックパック本体下部のノズルより大きくなっています。これではあべこべです。
 いかにも機動性が高そうな感じがしますし、「これがベイブルのバックパック(SP-02D)に発展するのかなぁ」という関連性を感じさせますが、姿勢制御用のノズルがメインノズルより大きいのはマズイでしょう(汗)。

 簡単な解決法として、小さなノズルに交換することにしました。

 今回使用したのはコトブキヤ製「プラユニット」の「丸ノズル(商品名は違うかも。ランナーには『P-113』と刻印されています)」です。コップ型のいちばん小さなものを使いました。

 バックパック上部は、合わせ目の目立たない設計で、非常に助かります。1/72キットでは、バックパックの上のほうのブロックが可動式でしたが、このキットではバックパック下部が可動するようになっています。下部を可動にすると、上のブロックを固定にしないと強度が足りなくなるのかも…。

 バックパック下部は合わせ目が目立つので、瞬間接着剤で接着後、合わせ目を消します。作業しやすいように、L13のパーツは後で取り付けることにして、ポリキャップIだけ挟み込みました。L13には、バックパックから外れるのを防止するためのストッパーが付いていますが、このままでは取り付けられませんので、ストッパーを切り離しておきます。
 一段へこんだ部分の合わせ目を消すのには、精密マイナスドライバーを使いました。耐水ペーパーで仕上げる時も、ペーパーをマイナスドライバーに両面テープで貼り付けて使用しました。


 球体部分にL8の代わりにコトブキヤのノズルを取り付けるとこんな感じです。

 
 球体部分にはL1の大きさに合わせたモールドが施されていますが、ノズルが小さくなっても意外と違和感はありません(と思う)。

 球体部分にモールドされている補助ノズルは、開口部の奥行きがないので、デザインナイフをドリルのように回して穴を掘りました。

 うーん、やっぱり写真では分かりにくいですねぇ…。



 完成したバックパック。上部のノズルは「カラーパレット」の「ルビーレッド」で塗ってあります。

 このバックパック、プロポーション的に気になる部分があります。本体下部の幅が狭く感じるのです。今回はキットのままにしておきますが、いずれ強化型が出たらやりたいと思っている改修プランを書いておきます。

*バックパック下部のパーツ(G31・G32)の間に2ミリほどプラ材を挟み、幅増しします。(本体への取り付け基部はいったん切り離して、幅増し後に再接着します)

*本体下部メインノズル基部(L13)の両側にプラ板を貼って幅増しし、球体に近づけます。

*問題の大きなノズル(L1)は、バックパック本体下部のメインノズルとして使います。幅増ししたL13に接着するのです。

*赤いノズルD8はL1の代わりにバックパック左右の球体に接着します。根元の部分に角度が付いているので、まっすぐに直してから接着です。

 強化型レイズナーは、通常のレイズナーに比べ、全てのバーニアノズルが大きく描かれています。上記の改修によって、バックパックのバーニアを大型化できます。強化型レイズナーのキットが発売されても、おそらくこの部分は現行のままだと思われます。

 さて、強化型レイズナーは発売されるのでしょうか? R3シリーズの次の次ぐらいという噂があるのですが…。

R3 1/48 SPTレイズナー(その5)

2006年09月22日 | ガンプラ以外
 季節の変わり目だからでしょうか、塗料の濃度調節が難しくなっている今日この頃です。おかげで塗り直しをするハメに…(困)。

 では、気を取り直して行きましょう。

 キットの「これは違うやろ!」ポイントの一つである、「なぜかタレ目になっている目」ですが、まずパーツA2の目のモールドをナイフ・ヤスリ・耐水ペーパーできれいに削り落とします。黒く塗っておきましょう。
 
 次に先日の実験の結果、採用となった「防災蛍光テープ」を目の形に切り抜いて貼ります。なかなか左右の目を同じ大きさ・同じ形に切り抜くのは難しいですが、以下の方法でなんとか出来ました。



 図のいちばん左から。自分の好きな形・大きさ(もちろん、キットのパーツのサイズに合わせる必要がありますが…)に「蛍光テープ」を切り抜いて片方の目にします。それを厚手のビニール袋(ポリ袋)に貼り付けておきます。

 図の真ん中。目の外周の長い辺に合わせてビニール袋の裏側から別の蛍光テープを貼り付けます。このように一辺をあわせておくと、外周すべてを切り抜かなくても済むので、後でビニール袋から目をはがす時にはがしやすくなります。

 図のいちばん右。最初に切り抜いた目の形に合わせて、裏側の蛍光テープを切っていきます(図の赤い線)。上側にした目を定規にして、ナイフの刃を当て、上から押すように「ブッツリ!」と切ります。刃を引くように切るとズレますよ。これで左右の目がそろいました。

 後はビニールから目をはがしてキットのパーツに貼ります。
 この方法、厳密にいうと完全に「同寸・同形で鏡像」になるわけではありません。蛍光テープの粘着材には独特の粘りがあり、いくら気をつけても多少のズレが生じるからです。筆者のレイズナーの目も、多少ですが左右非対称です。目を切り抜いた後に、左右の目を並べて少しずつ切り、微調整したんですけどね…(汗)。



 顔面のパーツに塗装し、目を貼り付けたパーツA2を取り付けた状態です。寄り目とか離れ目にならないよう、目の貼り付け位置にも気を付けましょう。
 額のカメラ(?)は「ガンダムマーカー」の「ガンダムメタブルー」、顔の上半分は「カラーパレット」の「エメラルドグリーン」、ほっぺたの板は同じくカラーパレットの「スチールグレー」で塗装しました。いつも通りの筆塗りです。

 ここでアクシデント発生! 前もって鼻の下(?)、キャノピーの底板はガンダムマーカーの「ガンダムブルー」で塗っておいたのですが、そこの部分との塗り分けに気をとられているうちに、カラーパレットのインクが蒸発して濃くなってしまい、その濃くなったインクで塗装したらほっぺたの部分がアバタのように……(大汗)。写真ではきれいに写ってますが…。
 カラーパレットの弱点が判明しました。インクの濃度が濃くなると、溶きパテのような固さになってしまいます。これを塗ると、きれいな仕上げにはなりません。

 仕方がないので、インクが乾燥してから耐水ペーパーでならしてみましたが、完全にはきれいになりませんでした。
 カラーパレットの弱点その2。塗膜がラッカー塗料のようには硬くならず、どちらかというと壁土のような硬さになるので、耐水ペーパーでならすのは、あまり効果はありません。

 結局、ほっぺたの部分のインクをすべてはがしてしまい(ツマヨウジでこするとはがれるので便利です)、塗り直すことにしました。

 しかし、再び失敗…… OTL
 肩付け根の筒とかダクトのフチなんかはきれいに塗れたのになぁ…。


 煮詰まった時は、他の部分に取り掛かるのが良いです。
 手首を組み立てることにしました。


 最近のマスターグレード級キットでは標準になりつつある「中指・薬指・小指が一体で、切り離すと独立可動になる指」が、このレイズナーにも採用されています。エッチングソーを買わなくても、ナイフで少しずつ切っていけばちゃんと切断できます。切り離したあとの部分を耐水ペーパーできれいにならしました。指関節のモールドを指の側面に入れてやると完成度が増しますが、やらなくても大差ありませんよ~。


 やっぱり指が独立可動すると表情が豊かになりますねぇ。

 ところで、大河原氏による設定画を見ると、レイズナーをはじめ全SPT(マルチフォーム、テラーストライカーも含む)は丸指になっています。確か最終回のラストシーンで再起動し、拳を握り締めた強化型レイズナーの指は角指だったような気がしますが、とりあえずMGガンダムF91同様、丸指に加工しようかな~と思いました。
 後日、ビデオを見てみると、オープニングですでに角指に描かれていました(あれっ?)。丸指にしなくてよかった、よかった。

 ナックルショットの本体部分には、パーティングラインに沿ってモールドが付いていますが、無視してパーティングラインごと削り落としました。これ、きれいに残すのは無理ですよ。
 ナックルの突起部分はI字型にアレンジされていて、不自然かなぁと思いましたが、実際に取り付けてみるとカッコイイですよ。

 思わず画像処理で放電のスパークを描き加えたくなりますねぇ。


 
 手首から前腕につながる動力パイプは合成ゴム製で、手首を90度ひねってもついて来ます。これは素晴らしい! 今からでも遅くないので、HGUCハイザックの腕のパイプも合成ゴム製にしてくださいよ、バンダイさん!

 今回はここまでです。次回は脚にしようか、バックパックにしようか…。
 あ、そうそう、指も実は薄いグレーで塗装すべきなのですが、どうせハゲるので、知らなかったことにしておきます。ではまた…。

 

R3 1/48 SPTレイズナー(その4)

2006年09月19日 | ガンプラ以外
 今回はレイズナー最大の難関、頭部に突入します。コクピットと顔の両方が存在する部位、おのずと気合が入ります。では行きましょう。

 コクピット内壁とシートの周囲の部分を「カラーパレット」の「エメラルドグリーン」で塗っていきました。マーカーのまま塗るのではなく、細部にまで塗ることができるようインクを筆で塗っていきます。

 シーンによっては、コクピット内壁はグレーに見える場合もありますが、グリーンで統一してみました。

 後頭部を組み立ててから、シートの両サイド部分のスイッチ(?)に、キットの水転写デカールを貼り込みます。スイッチの部分だけをナイフで慎重に切り抜いて貼るのですが、意外とパーツのスイッチのモールドに馴染みます。


 顔面に移ります。前回の計画通り、ひさしというか、車でいうダッシュボードの部分の形状変更を行いました。

 額の中央のカメラ(?)からこめかみに向かって目立てヤスリでスジ彫りを入れ、ひさしの前半分にあるカドを削って面構成を変更しました。この額からこめかみのラインは本来なら山折り線が正しいのでしょうが、設定画の見方によっては、このラインで別パーツに分かれているようにも見えるので、スジ彫りで済ませました。山折り線を再現しようとすれば、パテを使う必要がありそうです。

 その後、こめかみ部分にある板状のパーツを上に向かって延長すべく、プラ版を貼ってみたのですが、何となく不自然に見えたので、すぐにはがしました。ただ、オレンジXで接着したので、接着した部分が荒れてしまいました。何日か乾くのを待ってから整形しなければなりません。

 ここでちょっと休憩。

 ♪パーララッパッ、パッ!(CM前後のアイキャッチ。いろんなバリエーションがありました)

 実は、このレイズナーと同じ日に「1/35 UCハードグラフシリーズ ジオン公国軍 機動偵察セット」が発売されていて、両方買いましたが、どっちを先に記事にするか迷いました。
 「機動偵察セット」についてはホビーショップ ミドリさんの「エプロンの人 模型製作日記」の方で記事があります(9月15日)ので、参考にしてみてください。


 さて、良いものを見つけたので紹介します。

 近所の文房具屋さんで見つけた「メタリック7(レモン株式会社製、200円ぐらい)」という金属光沢のあるテープ。「ラピーテープ」と同様のものですが、200円で7色も入ってますよ! 色もいい感じです。幅が細いのが弱点ですが、カメラとかセンサーぐらいにしか使わないのでOKでしょう。

 さっそくレイズナーの目に使えるか試してみました。

 緑色のキャノピーの中ではちょっと黄色が弱いですねぇ。今回は使うのやめときますわ。

 今回はここまでです。次回ぐらいには顔面の完成まで持っていきたいですが、塗る部分が多いのでどこまで進むやら…(カラーパレットは乾くのが遅いので…)
 ではまた次回!

R3 1/48 SPTレイズナー(その3)

2006年09月17日 | ガンプラ以外
 今回はレイズナーの「緑色のキャノピーの中で黄色く光る目」の実験です。
 筆者はたとえキットに標準のモノでも電飾は組み込まない主義(と書くとたいそうですが、過去にラジコンカーの電池の液漏れを体験していて、それがトラウマになっているんです…)なので、LEDを組み込むなど、発光させる方法は採りません。
 となると、残りは目の色をなんとかする方法しかないのですが、塗料を塗るのではなく、シール類を貼ることで再現してみようと思います。
 黄色く光っているように見えるシール類をいくつか探して、様子を見てみました。

 まずはキットの付属シール。少し暗い感じです。


 「ラピーテープ」のゴールド。写真ではいい感じに黄色く光っていますが、ここまで光るための照明の当たり具合は、非常に難しいです。あと、肉眼で見ると黄色というより、やっぱりゴールドです。


 カッティングシート(カー用品店などで切り売りで売っています。筆者は幅50センチのシートを長さ10センチで切ってもらいました。105円でした)黄色が濃く見えます。


 防災蛍光テープ(ニトムズ製 20ミリ×1メートル)。かなり光って見えます。


 左がカッティングシート、右が蛍光テープ。
 今のところ蛍光テープを使おうかと思っています。

 ところで、顔の部分ですが、アニメとも設定画ともビークラフトさんの開発用画稿とも雰囲気が違います。どちらかといえば1/72キットのような温和な表情です。いや、目に関してはRX-78ガンダムのようなタレ目になってしまっています。レイズナーはツリ目でしょうに…! 眉間というか、車でいうダッシュボードの部分の面構成も違うし、こめかみ部分の板も高さが足りない……
 これはなんとかしなければ…人形は顔が命(人形のモリシゲ)ですからねぇ。


 とりあえず画像を加工しての改造プラン。ある程度でやめとかないと、パーツを切り刻んでの徹底改修になってしまいそうです(汗)。お手軽に済ませるなら、これくらいでしょうか?(あと、ほっぺたのグレーの板の下側を削るとか…)
 なんだかんだ言いつつ、やっぱり顔を整形するのは楽しみです。

 今回はここまでです。次回は…やっぱり顔はもう少し置いておいて、別のところをやるかも(いつもは顔をいじるのが好きなくせに、今回はえらく弱気です。それだけ難しいですよ、これ)…。

R3 1/48 SPTレイズナー(その2)

2006年09月16日 | ガンプラ以外
 レイズナーの続きです。

 前回改造を断念した肩アーマーですが、実際に肩に取り付けて動かしてみると、やっぱり設定どおりにしようとすると相当しんどいということが分かりました。肩アーマーの軸位置が低いので、単に肩アーマー基部(K6)を内側に寄せる(ボディーに近づける)だけでは肩にかぶさらないのです。K6の高さを増すか肩アーマーの軸を作り変える必要があります。しかも、よほど軸位置をうまく設定しないと肩を動かしたときに肩アーマーと肩の白いブロックが干渉します。
 強化型を出すときはその辺を改良してくださいね、バンダイさん!(でも、強化型もK11とJ12を変更しただけの構成になりそうです。残念。強化型は肩アーマー自体が大型化&形状変更されてるのに……)

 肩アーマー本体のパーツC7は、内部メカの部分をそれらしく塗っておけば、放熱時に見栄えが良くなるのですが、ここで注意です。シルバーなどの目立つ色を塗る場合は…↓

 赤で示した部分は塗らずに、青を残しておいた方が良いでしょう。カバーのパーツJ12を閉じたときに丸見えになるすき間の部分です。筆者はメカ部分をチタンゴールド風の色で塗ったのですが、カバーを閉じたらゴールドがすき間から丸見えで、あわててこの部分の塗料を削り落としました。あービックリした……。

 ヒジ関節は、キットのサイズに比べて少しユルいような気がします。I18・I20の軸に少しだけ瞬間接着剤を塗って乾かして、少し固めにセッティングした方がライフルを持たせたときにライフルの重さにヒジ関節が負けることがなくなると思います。
 まあ、1/72キットみたいに「ライフルがダイキャスト製」というわけではないので、そのままでも大丈夫かもしれませんけどね。

 前腕は、肩と同様、放熱時にカバーが開くようになっているのですが、カバーのパーツが若干大きいのか、閉じたときに腕のラインに段差ができています。特に、動力パイプの付く側の反対側がガタガタです。

 
 赤い斜線で示した部分をヤスリと耐水ペーパーで削るだけでも効果がありますが、結局この面全体(K16・K17も含めて)にペーパーをかけてならしました。ヒケ(製造工程でできる凹み)がスゴかったので、ついでに…。

 左が加工後、右が加工前です。写真では分かりにくいですねぇ。

 上腕のパーツは、金型のズレがあったのか、パーティングライン(生産時に金型と金型の合わさった部分にできる細い線状の出っ張り。たいやきの周りのヒラヒラと同様のモノです)というより段差になっていたので、ヤスリで丁寧にならしました。

 加工前のパーツ。スゴイ段差です。キットによっては同じようなパーツでもほとんどパーティングラインすら目立たないものがあります。


 両腕をボディーに取り付けた状態。ちょっと上腕が太短いですね。太い前腕と細い上腕によるメリハリがSPTの特徴のひとつだと思うのですが…。上腕の長さも、「上腕またはヒジ関節が長いので、ヒジ関節が腰の辺りの高さに来る最近のバンダイさん」の傾向から外れています。
 
 前回、肩の付け根の塗装がハゲたので、肩関節を引き出し気味にしていたのですが、やっぱり肩幅が広くなってしまうので、奥まで押し込みました。腕を左右に広げるときだけ肩関節を引き出すと良いようです。

 次回は、そろそろ頭を作りたくなってきたのですが、はたして……。