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ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

1/20 スコープドッグ(その5.5)

2007年07月03日 | ガンプラ以外
 ドコモ2.0のCMを観ていて、土屋アンナとまちゃまちゃが似ていることに気付いたオッサン・かめっチです。声まで似ているような気がします(←この始まり方、久しぶりですねぇ)。
 さて、前回はスコタコの頭全部をやる予定でしたが、スコープ部分の内容がけっこうボリューム多めで、バイザーとかドーム状の頭部にまで進むことができませんでした。というわけで、前回の続きです。


 アンテナや頭部内部の配線(?)は軟質樹脂アサフレックス製で、材質の柔軟性により破損をある程度防げるようになっています。とはいえ、負荷が掛かるとやっぱり曲がってしまうので取り扱いには注意が必要(特にパーティングラインを消す時とか)ですねぇ。


 顔面に相当するバイザーは、タカラ1/24キットでは左右に分割されていましたが、このキットではスライド金型を使用した一体成型になっています。強度もかなりあります。
 バイザーには裏面を塞ぐパーツが付いています(写真右下)。先日放送された「BSアニメ夜話」に登場したシーンだけでもバイザー裏はけっこう映っていたので、このパーツによるディテールの再現はうれしいですねぇ。


 バイザーに3連ターレットスコープとアンテナを組み付けた状態です。サンプル品を組んだ時には3連ターレットの左右スライド可動はかなりユルかったのですが、なぜか今回はちょうど良い可動具合です。個体差があるのかもしれませんが、ひょっとしたらターレット中央の回転部分留め具パーツ(J6)をターレット裏側から接着剤をごく少量流し込んでJ5に接着したのが効いているのかもしれません。謎です…。


 半球状の頭部もスライド金型を使用した一体成型です。パーティングラインがバイザーで隠れる部分とか耳の後ろだったりするのがありがたいです。


 頭頂部付近には左右にダクト状のディテールがあります。このダクトにある4つのリベット(?)がけっこう目立っていて、見る角度によっては頭の丸いアウトラインを崩してしまっているように思えます。

 結局、リベットは削り落としました(写真右)。ダクトのパーツは頭部の内側からネジ止めしているという解釈で…(汗)。

 
 
 このキット、頭の丸さとバイザーの形状が絶妙で、実に男前だと思います。スコープ部のシャープなモールドとクリアーパーツのレンズが顔を引き締めていますが、写真はピンボケですねぇ(汗)。


 バイザーを開けるとこんな感じです。バイザーの可動部を塞ぐ丸いパーツを取り付けると、組み立て後のバイザーの取り外しが困難になりますので、特に全塗装する方はご注意ください。

 ―次回予告―
 外れる弾倉、筒状の銃身。巧みに分割されたパーツにより、鉄騎兵の長銃が構成される。銃身の色で思い出されるのは、懐かしのボトムズガムか?
 次回、「機銃」。ネジ止め式の銃床にオッサンが燃える!

 
  

1/20 スコープドッグ(その5)

2007年07月01日 | ガンプラ以外
 今回はスコープドッグのネーミングの由来となっている特徴的な3連ターレットスコープレンズ部です。個人的にはこの部分がスコープドッグのデザインの中でも一番カッコ良いと思います。オープニングや劇中でも効果的に使われていましたからねぇ!


 スコタコのデザインのキモとなる部分だけあって、パーツ分割は細かいです。写真中央より右斜め上、ターレット回転部の留め具のパーツはツマヨウジの頭よりちょっと大きいぐらいです(汗)。


 望遠(?)レンズの内部に貼り付けるジュエルシールはとてもキレイですよ~♪ 通常の緑色のジュエルシールの上から、青く光るオーロラフィルムのようなコーティングが施されています。このコーティングはどうやら塗料のようで、写真では分かりませんがシールの台紙までもがコーティングされていて青く光ります(笑)。


 通常のポジションでは向かって右側に来る赤いレンズは、ホイルシール+無色クリアーパーツ(写真左)またはジュエルシール(写真右)の選択式です。ジュエルシールの方がお手軽度が高いのですが、奥行き感・ツヤともに素晴らしいものがあります。迷わずジュエルシールを使うことにしました。
 ただし、ジュエルシールの表面には独特のベタ付きがあり、ホコリが付着しやすいです。筆者はツヤありトップコートで保護することにしました。

 いちばん小さいレンズ(精密レンズ?)は、クリアーパーツになっていますが色は付いていません。このレンズの色は雑誌作例では緑だったり赤だったりするので、どちらか好きな色で塗れるように配慮されているのかもしれません。
 筆者は緑色にすることにしました。望遠レンズのオーロラフィルムっぽい光り具合にあわせるため、「パール7」というデコレーション用のシール(文房具店で売っていました)を使います。



 写真下がキットのパーツ。シールを貼るためのスペースを稼ぐため、平らな所に置いた耐水ペーパーの上で滑らせて裏面を削り、厚みを少し減らしました。
 写真右が「パール7」のグリーン。光の当たり具合によって青とか黄色に光ります。シールなので裏面は粘着です。薄手のビニールを貼って粘着を殺しておきます。オーロラ折り紙を使っても良いですねぇ。
 写真左は直径3ミリの穴開けポンチで穴を開け、周りをハサミで切ってリング状にした両面テープです。
 パーツの裏に両面テープを貼り、「パール7」を貼ります。

 あとは余分なシールを切り取ります。


 ターレットやレンズの胴部分はシルバー成型色になっていますが、どうしてもゲート跡が黒く目立ってしまいます。丁寧にゲート処理した後にガンダムマーカー「ガンダムシルバー」のインクを筆に少量含ませ、ドライブラシの要領で塗りました。メッキシルバーを塗るという案もありましたが、ピカピカのメッキよりもグレーに近い地味なシルバーの方が実機(が存在したとして)のイメージに近いかなぁ、と…。
 普通のシルバーでも、ドライブラシ的に筆塗りするとなかなか良い質感が出ますよ!


 望遠レンズの胴にクリアーパーツをはめ込み、ターレットにジュエルシールを貼ったところです。細かいモールド(目盛りとか文字とか…)が入っていて、実に燃えます。


 シルバーの質感をさらに高めるため、タミヤ「ウェザリングマスター」のシルバーを筆でこすり付けました。レンズを取り付ける前にやっておくべきでしたが…(汗)。


 水性ツヤありトップコートの缶スプレー(当ブログ的にはかなり反則ですが:汗)で表面を保護した赤いレンズを貼り付けて、3連ターレットスコープ完成です。
 今回の記事は頭部完成まで行く予定でしたが、結局レンズだけで誌面が埋まってしまいましたよ(汗)。続きは次回に…。

1/20 スコープドッグ(その4)

2007年06月30日 | ガンプラ以外
 前回からの続きです。

 コクピットハッチに首(?:頭部ターレットリングというべきか?)のパーツを接着し、その際にはみ出た「ムニュ」も積極的に利用して、溶接跡をツマヨウジを削って作ったヘラで付けていきました。
 やっているうちに白くなったり仕上がりが荒っぽくなったりする場所が出てきます。その場合は、リモネン系接着剤をごく少量(塗布用のハケをビンのフチでしごいて、ハケに含まれる接着剤を極力減らす)サッと塗ると成型色のグリーンが復活し、表面が微妙に溶けて落ち着きます。その際、ツヤが出てしまいますが…

 完全に乾燥した後にパーツ全体をメラミンスポンジ(台所とかの磨き掃除に使う白いアレです)で磨くと、ツヤの具合に統一感が出ます。

 溶接表現の作業の合い間(乾燥待ちとか)に、コクピットの内部メカを作っておきました。

 このキットは胸部側面の装甲が取り外し可能(?)になっているため、内部メカも機体の外側から見える部分まで再現されています(写真下)。


 胸正面のエッジ部分の溶接部が乾きました。他の部分も同様に、エッジのカドが斜めに削ったようになっている部分(C面取り)に溶接跡を付けていきます。

 胸部は意外と各部にカーブが掛かっているので、マスキングする時には細切りしたマスキングテープを使うと作業しやすいです。細切りしたマスキングテープを使う時は、接着剤がはみ出る可能性が高くなるので要注意です。


 溶接跡の作業が済んだら、また乾燥待ちの間に他のパーツを加工していきます。写真は背中の装備品取り付け用フックですが、底面に大きな肉抜き穴が開いていて、その穴を埋めるパーツとの間にすき間が出来ています。その面に接着剤を多めに塗り、ビニール袋に「ぶちゅっ!」と押し付けてすき間を埋める作戦を実行中ですが、うまく行くかちょっと心配…(汗)。


 背面の両サイドにはC面取りされた面がありません。仕方がないので、端から1ミリ弱程度の幅で溶接跡を付けました。


 首やボディーのエッジ部分の溶接跡処理が終わりました。次はようやく頭の組み立てです。ロボットの頭を作るのって楽しみなんですよ♪

 ―次回予告―
 幾重にも重なる部品が組み合わさり、さまざまな表情を見せるターレットレンズが光り輝く。そこに現れるのは装甲騎兵の顔無き顔…。バイザーの向こうにキリコが見える。
 次回、「アッセンブル(組み立て)A-20」。赤いレンズのパーツに、どちらを使うか?




1/20 スコープドッグ(その3)

2007年06月29日 | ガンプラ以外
 金属の溶接跡って、バイクや戦車の模型の作例で施されているというのを意識するまではあまり気にしていませんでしたが、身の回りにある品物にもけっこう付いているもんですねぇ。ヤカンの注ぎ口の根元とか、今筆者の目の前にあるパソコンデスクの脚の付け根とかにも「グニャっ」とした金属のカタマリが付いています。意識して見るようになると、模型の溶接表現にも役立つと思います。
 

 ボディーの骨格部分はスライド金型を使用した一体成型になっています。かなりゴツいパーツですので、一度箱からこのパーツが付いているランナーを出すと、箱に入れ直すのに苦労します。その際に、ゲート部分に負荷が掛かってパーツを損傷してしまう可能性があるので、早いうちにランナーから切り離しておいた方が良いでしょう。
 特に胸正面のエッジの部分にゲートが来ているので、切り離しは慎重に行う必要があります。今回は、骨格パーツの各エッジの部分に先日予告した溶接跡を付けるので、わりとアバウトにゲート処理しました。


 最初に胸正面のエッジに溶接跡を付けることにしました。リモネン系接着剤でパーツの表面を溶かすのですが、接着剤が付いてはマズい場所をマスキングテープでおおってから接着剤を塗ります。マスキングテープの貼りが甘いと接着剤が思わぬところに流れ込んでしまうので気を付けましょう。
 接着剤はサッと塗るのではなく、チョボチョボと置いていくような感じに塗ると良いです。すぐに乾いてしまうので、2~3度塗り重ねます。
 接着剤を塗った部分のプラスチックが溶けて、触っても糸を引かない程度になったら親指の爪で溶接跡のモールドを入れていきました。
 この作業、一度に何ヶ所もやると失敗する可能性が高くなりますので、2ヶ所づつぐらいを何回かに分けてやる方が良いでしょう。

 溶接跡部分の接着剤が乾くのを待つ間にハッチの組み立てに入ります。

 これはハッチの可動部のヒンジとなる金属シャフトです。このシャフトのおかげでハッチの可動部の強度は非常に高いです。


 ハッチの開閉に連動して伸縮するシリンダーはもともとシルバー成型色ですが、「メッキシルバー」を塗ると質感が高まります。


 ハッチは裏側のパーツに可動部のパーツを組み込んでから、表側のパーツと貼り合わせるようになっています。はめ込みピンの先端がマイナスモールドになっているのが芸コマです♪

 
 写真左は半球状の頭部が乗る首のパーツです。このパーツ、おそらく実機では弓状に曲げた鉄板を2つ貼り合わせて輪っか状にしているのではと解釈し、その場合の合わせ目となるであろう部分(キットのパーツではちょうどパーティングラインになっている部分)に溶接跡を付けました。ランナーの文字(写真右、「-」の部分)を切り取って貼ってあります。
 合わせ目を消す作業というのはいつもやっていますが、合わせ目を作る作業は初めてです(笑)。


 この後、首のパーツをハッチに接着し、合わせ目部分に溶接跡を付けました(次回に続く…←今回は「次回予告」の文章が思い浮かばなかったので、やめときました:汗)。

 

 

1/20 スコープドッグ(その2)

2007年06月28日 | ガンプラ以外
 バンダイ製1/20スコープドッグ(通称「バンタコ」)の2回目です。
 筆者はめんどくさがりなので、1/100スケールのモビルスーツなんかはコクピット内部の塗装を省略することが多いのですが、1/20スケールとなるとさすがに塗らないわけには行かなくなってきます(汗)。しかもキットのシート周りは良く出来ているんですわ!


 前回、ゴーグルのレンズは「ガンダムメタグリーン」で塗ったのですが、「BSアニメ夜話」を見てみるとレンズは青いようなので、「ガンダムメタブルー」に塗り直しました。ボトムズ新作キット発売に合わせたかのようなボトムズネタ放映とは、NHKさんグッジョブですねぇ!
 ヘルメットの口の部分(?)は「ガンダムシルバー」を筆まぶしで塗りました。耐圧服とかコクピット周辺のカラー設定画を持っていないので、雰囲気重視で適当に塗ってあります。耐圧服にしてもスコープドッグにしても大量生産品なので、生産時期や工場によって部分的に色とかデザインとか材質が違うのはアリだと思います。


 シートはこんな感じにパーツ分割されています。ゲート処理を済ませた時点で一部パーツに塗装しました。シート両サイドのフレームやフットペダルは「ガンダムシルバー」で、パイプ類は「SEEDダークブルー」で塗ってあります。
 できるだけショボく見えるように、意図的に金属(アルミのつもり)むき出しの部分を多くしてみました。一説によると製造台数1億機という大量生産機です。いちいち全部の部品に塗装していられませんよねぇ? コンソール類はたぶんプラスチックむき出しでしょう。よってパーツの成型色&ツヤのまま使用します。


 シートの背もたれ&座面のパーツには、皮の表面のシボのようなモールドが入っています。でも本皮ではなく合成皮革でしょうねぇ。右肩付近の箱にある丸いパーツはスイッチだと思って赤く塗りましたが、模型雑誌の作例を見るとゴーグルのコードを接続するプラグのようですねぇ(汗)。しまったぁ…。


 これはセンターコンソールの底のパーツですが、なぜかアンダーゲートでランナーにつながっています。ゲート部分が非常に太いので、パーツを切り出す時には要注意です。


 先ほどのパーツとセンターコンソール可動用アームの接続はC字型の軸受けを「パチッ」とはめる方式です。某掲示板では破損報告が出ていますので、軸を少し細くしてやるなり、アームの両側面に軽くペーパー掛けしてやるなりして、可動を少しだけユルくしてやると良さそうです。筆者のパーツもちょっとだけ白くなっています。お~恐っ(笑)。


 センターコンソールを組み立てる時は、ポリ製のパイプの挟み込みを忘れがちですので注意しましょう。パーツの下半分の合わせ目消しは断念しました。


 フットペダルが少しだけ可動するのがちょっとうれしいです♪


 シート完成です。部分塗装だけでもけっこう良い雰囲気になりますよ! このシートを見て歯医者さんを思い浮かべてしまうのは筆者だけ? 写真を撮るのを忘れていましたが、パイロットを座らせない状態用の操縦桿パーツも付属しています。

 
 パイロットを座らせてみました。お~、なんかワクワクしてきましたよ。さらに細部を塗り分けると良い感じになりそうですねぇ…。

 ―次回予告―
 樹脂の模型を鋼鉄の機兵に見せるべく、機体に塗られる柑橘油。木ベラが足跡を残し、爪がリズムを刻む。シンナー不要、パテ不要の溶接表現!
 次回、「ウェルディング」。遅めの製作ペースに、気持ちが焦る…。


1/20 スコープドッグ(その1)

2007年06月27日 | ガンプラ以外
 久しぶりのガンダム以外ネタです。まあ、今年に入ってからガンダム以外ネタは2つめですので、多いといえば多いですが。
 それにしても、極力ノンシンナー前提のこのブログで「ボトムズ」ネタができるようになるとは思いませんでしたねぇ。前々から「バンダイが今の技術でボトムズキットを出してくれたらなぁ…。HGクラスのキット仕様で1/35だと良いなぁ」とか思っていたのですが、まさかホンマにバンダイから出るとは! えらくサイズの大きいキットなので、ヘビー級ATのシリーズ化は厳しいかもしれませんが…。
 「装甲騎兵ボトムズ」の放映当時、筆者は小学生でした。当然、興味はあったのですが、残念ながらテレビで観ることができませんでした。大阪では前番組の「太陽の牙ダグラム」は放送開始時にはサンテレビで放送されていたのですが、途中でテレビ大阪に放送が切り替わったんです。その頃はテレビ大阪が映らない状態でしたので…。
 プラモについてもちょうどその頃、父親からプラモ禁止令(接着剤のニオイがNG)が出ていたので、タカラのボトムズキットは1/48マーシィドッグをこっそり作ったぐらいでした(接着剤を使用しない抜け道としてはカバヤの「ボトムズガム」の軟質樹脂製キットがあったので、そちらをよく作っていました)。昔から筆者は「秘密工場」だったんです(泣)。
 その後、何度か再販ボトムズキットを入手したことはありましたが、当時の筆者のスキルでは完成させることができず、今回の1/20スコープドッグがほとんど初のボトムズキット本格的(?)挑戦ということになります。

 話が長くなりました。それでは製作に入ります。まずは説明書どおり、着座姿勢のパイロットから…。

 着座姿勢の方のパイロットフィギュアはパーツ分割による色分けで、パチ組みでもけっこう良い感じです。

 ブーツや肩パッドなどの茶色いパーツ及びゴーグルや酸素ボンベ(?)のグレーのパーツは破損防止のためか「アサフレックス」という軟質樹脂で出来ています。このアサフレックスは独特の粘りがあり、パーティングラインを消すのがやっかいです。荒めの耐水ペーパーをゆっくり掛けてやれば良いのですが、今回は違う方法を採りました。デザインナイフでカンナ掛けした後に手の爪でしごいて馴染ませ、仕上げにリモネン系接着剤を軽く塗ります(写真右が加工後)。アサフレックスはリモネン系接着剤でも溶けるようなので、ヤスリ跡などで白くなった部分を復活させることが出来ます。


 ヘルメットのバイザーはクリアーパーツです。しかし、ヘルメットの中にはパイロットの顔がありません。立ちポーズのキリコの顔を詰め込んでみようかとも思いましたが、もったいないのでやめました。
 結局、ガンダムマーカー「ガンダムメタグリーン」でパーツ表面以外全てを塗りつぶしました。前頭部の裏側にはめ込みピンがあるので、その部分だけ色が暗くなってしまいますが、その部分はパイロットの前髪の辺りなので、まあ良いかなぁ…(笑)。

 
 腕、脚のパーティングラインを削り落とし、各部を接着して乾燥待ちの状態です。合わせ目にはすき間がけっこうありますので、接着剤は多めに流し込みました。ヒケてくる心配はありますけどねぇ。
 合わせ目消しが終わったら、各部を塗り分ける必要がありますねぇ。でも、説明書にパイロットの塗装指示がありません。う~ん…(汗)。


 キットのヘルメットは水色の線で囲った部分がクリアーパーツに一体成型されています。ここのオレンジ色を再現すべく、キットのモールドを削り落とし、オレンジ色のランナーの板部分を薄く削いだモノを貼り付けてみました。
 記事1回分使ってもまだ完成していないパイロットフィギュア、なかなかのツワモノですぞ~♪

 ―次回予告―
 キリコを組んだオッサンの前に姿を現したのは革張りの操縦席であった。見えない部分にも施された彫刻にオッサンは驚く。複雑に分割されたコンソールを組み上げると、操縦桿を握る手が届かない…。
 次回、「座席」。アサフレックスの表面処理は、ムズい…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その12)

2007年03月04日 | ガンプラ以外
 R3 エルガイムMk-Ⅱ、早くも組み立てが終わりそうです。なんか短かったような気がします。中学生時代からの思い入れがあるので、もっと時間が掛かるかなぁと思いましたが、キットの出来の良さにグイグイ引っ張られてここまで来たような感じです。
 しかしまあ、これだけカッコ良いエルガイムMk-Ⅱがほとんど改修せずに手に入ってしまうのですから、プラモ的には良い時代になりましたわぁ(しみじみ…)。この充実した内容で旧キットの2倍強の価格(旧キットを改造し、全塗装する手間を考えると安いぐらいです)なんですからねぇ!


 今回から使用した新兵器、エプロンさんオススメの「エタノール(消毒用アルコール)」です。
 前にも書きましたがコピックモデラーの0番「カラーレス・ブレンダー」はかなり強力で、コピックでシャドウ表現しようとして使うと、色を完全に落としてしまう場合の方が多いんです。エプロンさんの話によると、エタノールを使うとコピックの色がうまい具合にぼやけてくれるそうです。綿棒にエタノールを少量染み込ませて使ってみると…

 う~ん、写真では分かりにくいですが…。コピックの色が微妙に残ってグラデーションが掛かります。これは肉眼で見た方が効果が分かりやすいです。本来、コピックによるグラデーション表現は、Mr.カラースプレーの「スーパークリアー つや消し」などのツヤ消し塗装面に施すことによって効果が得られるのですが、このエタノールを使うと、無塗装プラスチックの表面にグラデーションを施すことが可能のようです。エプロンさん、ありがと~!
 エプロンさんは、コピックモデラーのブレンダーの軸にエタノールを補充して使っているそうです(「エプロンの人 模型製作日記の過去ログ」の1月3日を参考にしてください)。

 脚部の装甲はパーツ分割が非常に良く練られていて、合わせ目はほとんど気になりません。アンダーゲート式のゲート跡を丁寧に削り取れば、装甲が合わさったり重なったりする部分もピッタリ収まります。
 スネ部分の装甲は、フクラハギ部分を先にはめ込み、スネ両サイドをはめ込むとフクラハギがロックされ、次にスネ正面をはめ込むとスネ両サイドがロックされ、さらにフロッサー(足首付近のオレンジ色のパーツ。エルガイムの世界では推進システムのことを「フロッサー」と呼びます)をはめ込むとスネ正面とスネ両サイドがロックされるようになっています。これによって装甲と装甲の間のすき間が開くのを防いでいます。なんというか、段ボール箱の組み立て方みたいです(笑)。
 ただ、順番どおりに組まないと組み立てられないのでご注意を…。


 組み立てが済んだ脚、上がヘビーメタル形態時で下がランドブースター形態時です。カッティングマットの縦線に股関節の位置を合わせていますが、ランドブースター時にはスネがかなり移動しているのが分かると思います。
 実はこの脚部の変形は、設定画とは異なります。R3キットでは太ももの向きを設定と変えることによって変形後の脚を短く、姿勢を低くするようになっているんです。

 キットの構造では再現できないので、画像加工によって設定画のポジションを再現してみました。

 こちらがR3キットの変形後のポジションです。このアレンジによって、設定画のポジションに比べて機体の全長と厚みが約1センチずつ短縮されています。
 うつ伏せあるいは仰向けに寝る変形をする機体の場合、変形後の脚の長さが目立つと飛行形態がカッコ悪くなるもんですが、このキットの場合はうまく回避してあると思います。このぐらいのアレンジなら、Zガンダムのキットのアレンジと比べると微々たるモノですから、設定と見比べて「う~ん…」とうなる必要もないでしょうねぇ。


 ランチャー類のエネルギーコードの端子は「ガンダムゴールド」で塗りました。ただし、差し込み部分は塗っていません。本体腰のコンセントの穴が色移りして金色になってしまうのを防ぐためです。別に金色になってもかまわないんですけど、なんとなく…。


 バスターランチャーのモードセレクターは、レバーが別パーツで可動式になっています。上から「バスターランチャー」「大口径レーザー砲」「ブラスター」の3モードを選択できますが、ブラスターモードの部分に文字の刻印がありませんねぇ…(これは設定どおりなので正解なんですけどね:笑)。


 とりあえずほとんどのパーツの組み立てが完了しました。形状的には加工した部分はありませんが、ほぼキットのままでこのカッコ良さ! 開発スタッフの皆様に感謝です!


 後ろから。設定よりも長めにアレンジされたバスターランチャーの迫力が際立ちます。ホンマ、ええキットですわ…(感涙)。

 さ~て、あとは仕上げです。どうしようかなぁ…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その11)

2007年03月02日 | ガンプラ以外
 菓子パンとか饅頭の外側よりも中身が好きで、いつも外側を先に食べてしまい、中身のクリームとかアンコを後に食べるオッサン・かめっチです。
 でも、プラモに関しては外装部分を重視して、内部フレームに関しては手を抜くことの方が多いです。
 R3 エルガイムMk-Ⅱは、内部フレームが完全再現されていますが、筆者はたぶん完成後に装甲を外すことはないだろうと思っています。
 そんな筆者でもこのキットの内部フレームの気合いが入った設計にはただただ驚嘆し、普段は塗ることのないシリンダー関係を塗ったりしています。それだけスゴいフレームなんです。

 塗っても動かしているうちに塗装がハゲてしまうので、普段はシリンダー関係を塗ることはないのですが、なんとなくメッキシルバーで塗ってしまいました。シリンダーに塗った塗料がハゲる最大の原因は、シリンダーが入るパイプのフチの内側のエッジ(下の図の赤い丸で囲った部分)にコスレるためだと思います。このエッジを、丸めた耐水ペーパーなどで軽く落としてやると、コスレがマシになると思います。

 図はパイプを縦に割った断面図です。


 脚部フレームは、可動がユル過ぎる部分もキツ過ぎる部分もなく、どの可動部も程よい感じです。キツい部分が多かったMGガンダムF91から短期間でABS関節の固さ問題を克服したようですねぇ! スムーズさと保持力の高さがうまくバランスされた関節になっています。
 ヘビーメタルは内部フレームが装甲のすき間から露出する部分が多いので、完成写真をよく見て、どの部分が露出するのかを確認しながらフレームの仕上げ(スミ入れとか耐水ペーパーでの整形とか)をしていきます。時間に余裕があれば、フレームをキッチリ仕上げて、完成後の装甲の着脱を楽しむこともできるんですけどねぇ…。


 これは足首の付け根付近の関節です。2重関節によって、足首関節の位置を調節できるようになっています。HGUCザクの足首関節の構造に似ていますが、こちらはディテールが入ったABSパーツで見栄えが良い上に、ロック機構まで付いています(写真右側の、アーム状のパーツの下にある突起と、下のパーツに開いてる角穴がそれです)。


 赤いゴム製のパイプや濃いブルーのパイプのパーツが、単調になりがちなフレームにアクセントを与えています。シリンダー関係を塗ってやるだけでも良い感じになりますよ!

 シリンダーが入るパイプは、「ガンダムゴールド」のインクを筆でまぶすように塗りました。マーカーでベタッと塗るよりも金属パイプっぽさが出ると思います。旧キットではパイプのパーツは金属製のモノが使われていましたが、それに対するオマージュ(?)です。


 先ほどの足首関節のポジション移動ギミックですが、左が縮んだ状態、右が伸びた状態です。約4ミリ足首関節が下に移動し、シリンダーが連動して伸びます。
 このギミックにより、足の甲がスネの装甲のスソに干渉するのを軽減するようになっていて、可動範囲を確保していると思われます。基本的にはHGUCザクと同じですが、こっちは豪華仕様ですねぇ(笑)。

 今回は写真が少なく、記事にすることも少ないので、やや記事がボリューム不足な感じですが、製作時間は他の部分よりも掛かっています(汗)。複雑なムーバル・フレームを再現しているだけあって、作り応えがありますよぉ! 脚の装甲のパーツを見てみると、並みのMGクラスのキットよりもパーツ数が多いです(汗)。やっぱりエルガイムMk-Ⅱはタダモノではないですわ!

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その10)

2007年03月01日 | ガンプラ以外
 ガンプラをはじめとするロボットプラモのポーズ付けで重要なのは、「カッコ良いポーズ」と「プラモっぽくないポーズ」だと個人的には思っています。
 大掛かりな改造や凝った塗装を施されたモデルでも、ポーズ付けがマズいとその魅力が激減してしまうと思うんです。視線が定まっていなかったり、脇が甘かったり、肩が垂れ下がってたりすると、造形的にはカッコ良いモデルもマヌケに見えてしまいます(ポーズ付けについては別の機会に特集しなければなりませんねぇ)。
 ポーズのカッコ良さとカブる部分もありますが、「プラモっぽくない」ポーズ付けというのも重要だと思います。存在感や重量感を演出する、リアルに見せるポーズ付けです。重量感を演出するためには、足の裏が地面にどっしりと接地している状態にするのが近道なのですが、モデルの足首などの可動範囲によってはそうは行かない場合もあります。足首の可動範囲は重要です。
 …重要なんですが、デザイン上、どうしても可動範囲が限られてしまうモノもあります。例えばザク系モビルスーツの足の甲の凸部分やスネのフレアーは、可動範囲を限定してしまいがちです。MGザクver2.0では、そのあたりがどう処理されてくるのかが楽しみです。
 あと、Z系のガンダムもスネと足首の間にすき間が無いと可動範囲が狭くなり、すき間を広げるとカッコ悪くなってしまうという問題があります。

 さて、現在製作中のエルガイムMk-ⅡもZガンダムと同様の問題を抱えており、R3キットの構造をもってしても足の裏の接地は悪くなっています。
 雑誌作例のようにカカトの付け根に横方向の回転軸を追加して、さらにつま先にも横方向の回転軸を設ければ接地性が向上するのですが、ABS樹脂製のパーツをノコギリで切断するという難関が待っています。
 当ブログとしては短時間で手軽にやりたいと思いますので(次のネタが迫っていることですし…)、できるだけ少ない手間で接地性を向上させてみようと思います。

 カカトのパーツ、L12とL13です。キットではこのL12と13がガッチリ接合されるのですが、はめ込みピンを切り取ることによって左右のカカトを独立可動させようという作戦です。
 …と思ったら、赤い矢印で示した部分、逆台形の凹モールドが、合わせ目処理をしやすいように片側のパーツに寄せられているではありませんか!(汗)。このままでははめ込みピンを切り取っても左右独立可動にはなりません。仕方なく、この凹モールドを削り落とし、表面から一段低くなったモールドではなく「穴」にすることにしました。

 加工が終わったパーツです。左右のカカトパーツL12とL13の軸穴に差し込むK23(足首関節フレーム)の軸は、やや可動がユルいので、瞬間接着剤を少量塗って乾かし、可動の固さをちょうど良いぐらいにしました。左右のカカトの可動の固さを同じぐらいにすると良いです(L12とL13とで、微妙に固さが違うんですよ:汗)。


 足首を組み立て、接地性の具合を見ているところです。傾けた時に外側にくる方のカカトを前方に回転させて高さを稼ぐことによって、外側のカカトが浮いた状態になるのを防ぎます。ベッタリ接地させることはできませんが、つま先と左右のカカトの3点で接地させるようになるので、見た目の安定感は向上します。カメラの三脚みたいな感じです。ちょっとインチキくさい方法ですけどね…(笑)。


 斜め後ろから…。左右のカカトの角度が違うので、動きのあるポーズが取れそうです。つま先の可動はキットのままで、外側が浮いてしまっています(汗)。お手軽に出来るのはここまででしょうねぇ…。
 カカトの左右の角度に差をつけすぎると、L12とL13の中身が丸見えになってしまいますので、ほどほどに…。


 永野メカ特有のハイヒールです。踏まれると痛そう…(笑。あと、石畳のすき間に入って取れなくなりそう)。


 カカトを倒した状態。初陣の時はこの状態からハイヒール状態に「ガキョッ」と変形させていたのが印象に残っています。こっちの方が安定性良さそうなのに、あまり使っていませんでしたねぇ。


 ランドブースター形態時。各可動部はちょうど良い位置で止まるようになっています。カカト周辺は合わせ目が目立つので、時間のある方は瞬間接着剤などでキッチリすき間を埋めてやると良いと思います。接着しなくても、面を耐水ペーパーで整えてやるとかなり見栄えが良くなりますよ。ABSパーツはヒケが目立ちますので…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その9)

2007年02月28日 | ガンプラ以外
 ブログを開設してから半年が過ぎていたことにやっと気が付いたオッサン・かめっチです。早かったような長かったような…(笑)。

 さて、今回は長モノです。「重戦機エルガイム」に登場する人型ロボット、ヘビーメタルは、リアルロボット系の作品ではおなじみのライフルやバズーカ状の火器を持っていません。多くは前腕に細長い砲「パワーランチャー」を取り付けるようになっているのですが、このパワーランチャーには普通の銃器類にあるようなグリップやトリガーなどが付いていません。腕に接続するのでグリップなどは必要ないという発想で、その斬新さに驚いたもんです。さらに、パワーランチャーからエネルギー補給用のコードを本体の腰部ソケットに取り付けるといった描写もあって、「なんかスゴそう」な雰囲気を味わうことができました。←頭悪い表現ですねぇ(汗)。
 さらに物語中盤より少し前に登場した「バスターランチャー」には度肝を抜かれましたねぇ…。ロボの身長よりも長い銃器というのは、おそらくこれが初めてだったと思います。エネルギーのコードは3本に増えて、そのパワーの強力さを強調しています。両腕で抱えるようにして撃つ長大な砲は、一撃で敵ヘビーメタルを数十体(←ちょっとおおげさ?)を戦闘不能にする破壊力を持っています。

 キットのバスターランチャーも、モノスゴい破壊力でした(汗)。

 砲身の先の方、「マズルブレーキ付きフラッシュハイダー」の上面には、砲身に沿ってコードが這わせてあるようなモールドが入っています。ヘタに合わせ目を消そうとすると、このモールドをツブしてしまう危険性が高いので、接着はせずに、面を耐水ペーパーでならすだけにしておきました。


 バイポッド(二脚)の付け根のパーツはABS樹脂製です。ムーバル・フレーム(どうやら「エルガイム」では「ムーバル・フレーム」、Z以降のガンダムでは「ムーバブル・フレーム」と表記するみたいです。でも、資料によってバラバラですけどね…:汗)と同じランナーの茶色成型で目立つので、表面に耐水ペーパーを掛けた後にガンダムマーカー「SEEDダークブルー」を塗りました。


 バスターランチャー後部のパーツは、合わせ目付近の面がうねっていて段差もかなりあるので、耐水ペーパーでは歯が立ちません。目立てヤスリでガリガリと削ってやりました(写真は削りの途中)。
 ヤスリで削った後は、ヤスリで付いた傷が残ってしまうので、耐水ペーパーを念入りに掛けなければなりません。全塗装の場合は、サーフェイサーや溶きパテという強い味方がいるのですが、無塗装・部分塗装の場合は、しつこいぐらいにペーパーを掛けるしかないようです。色の濃いパーツの場合、ヤスリの傷が目立つので、特に念入りに…(泣)。



                ↓

 旧キットと同様、R3キットでもエネルギーゲート開閉ギミックが再現されています。グリップを後ろに引くとゲートのフタが開くようになっていますが、グリップだけを動かして開閉させるとパーツを破損してしまう恐れがあります(けっこう内部のスライド部分が固いです)。フタとグリップの両方を動かしてやると良いようです。
 バスターランチャーは、説明書の順番通りに組まないとマズイです。筆者はエネルギーゲートのフタの合わせ目消しをやりやすいようにと思って、ランチャーの本体を組む前に、本体片側のパーツにゲートのフタを組み付けて接着しました。後からランチャー本体を組もうとして組み間違いに気付き、接着した部分をハガすハメになってしまいました。
 組んでいて思ったのですが、このバスターランチャー、全塗装派の方は後ハメを考えずに、マスキングで処理した方が良さそうですよ…(汗)。


 バイポッドの脚を取り付けていませんが、バスターランチャーの長さが分かった時点で写真を撮りました。長いです!! 設定(31.7メートル。1/100なら31.7センチ)より長い35センチ強です! どうやら秋の静岡ホビーショーで展示されていた試作品のランチャーが設定通りの長さで、キットの長さはイメージを重視して延長されたモノのようです。確かにこのぐらいの長さの方がしっくりきますねぇ。
 従来は武器類にコストのしわ寄せが来ることが多かったのですが、最近のバンダイさんは太っ腹ですね!
 作業台に寝せた状態では写真に納まりきらなかったので、アクションベース(1/100デスティニー対応仕様)に立て掛けてみました。アクションベースをお持ちの方なら、だいたいの長さが分かると思います。

 それにしても長くてデカいので、組み立ても写真に撮るのも大変でした。やっぱり「最強の火器」ですよ、これ…(笑)。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その8)

2007年02月27日 | ガンプラ以外
 エルガイムMk-Ⅱを作りながらも気持ちの半分は次ネタのMGHi-ニューガンダム(「ν」がブログ画面では小文字の「v」にしか見えないので、今後は「ニュー」表記でいきます)に…(汗)。
 Hi-ニューガンダムの製作プランを練っているところですが、従来のHi-ニューのイメージに近づけるにはプラ板やパテを多用した大改造が必須となるでしょうから、当ブログ的にはお手軽に出来る範囲でやっていこうと思っています。カラーリングも変更するかも…(従来のHi-ニューの紫色とは違う方向で…)。


 腰正面の装甲は、筆者が長年思い込んでいたイメージとは違うような気がしたのですが、設定画とキットのパーツを見比べてみると、しょせん思い込みは思い込みやったんやなぁと痛感させられました。設定画とはややバランスが異なりますが、キットのパーツの形状は良い感じのようです。
 ただ、火器類のエネルギープラグを差し込むコンセントの部分が、正面を向いているのが気になったのですが(正面に対して20度~30度ぐらい傾いているのが正解なのではと思います)、改造に失敗したらヤバそうなので、やめときました。

 腰左右の装甲は、2重関節で可動するようになっています。ランドブースター「プローラー」形態時に脚と干渉しないように工夫されているのでしょう。現時点では脚を組み立てていないので、その効果のほどは確認できませんが…。


 腰後ろに付く尾翼のパーツも2重関節で可動するようになっています。尾翼側のヒンジは保持力とスムーズな可動を両立したモノになっていますが、腰への取り付け部分側のボールジョイントはややユルい感じです。


 プローラー形態時のポジションに腰の各装甲を変形させてみました。説明書の変形手順には書かれていませんが、腰後ろ正面の「M」字のモールドが入ったパーツ(赤い矢印で示したモノ)はちゃんとプローラー時の角度まで可動します。
 
 尾翼はここまでV字状に開くのですが、背中にランドブースターを取り付けると干渉して開かなくなってしまうのではないかと心配です。


 ランドブースターに移ります。
 このランドブースターは、単体で「プローラー」と呼ばれるモノなのか、エルガイムMk-Ⅱ本体と接続された状態で変形したものを「プローラー」と呼ぶのか、イマイチはっきりしません(汗)。そういえば、説明書の組み立て手順にはこのランドブースターを「バックパック」と書いてあります。キット開発スタッフの皆様のこだわりが感じられる本キットの、唯一「これはちょっと…」と思う部分です。
 ブースター本体裏側の噴射口は、カバーが別パーツになっています。旧キットはこの部分が一体で、噴射口がふさがっていたような記憶があります。


 エアーインテーク(空気取り入れ口)のパーツはオレンジ色で成型されていますが、設定では赤なので、塗装しました。ただし、いつも使っている「カラーパレットマーカー」や「ガンダムマーカー」ではせっかくの繊細なモールドが埋まってしまう危険性があるため、パーツの表面を耐水ペーパーで荒らしてからコピック(プラモ用の「コピックモデラー」ではなくイラスト用のマーカーの方です。基本的に同じようなモノですが…)の赤で塗りました。
 コピックで塗った部分はベタ付きがありますが、直接手で触れる部分ではありませんし、後で水性トップコートを吹く予定ですので、問題ないと思います。


 ブースター表側の噴射口は塗り分けやすいパーツ分割になっているので、ガンダムマーカー「SEEDダークブルー」で塗りました。


 ブースター自体の組み立てに難しい部分はありません。機首の真ん中辺りにクリアーグリーンの窓のようなパーツが入るのですが、マスキングするのがめんどくさいので、機首の組み立ては仮組みにして、最後に取り付けることにしました。合わせ目を消す気はありません(合わせ目付近の面は耐水ペーパーでならしましたが…)。

 ブースター自体の組み立ては楽なのですが、本体への取り付けがなかなか難しいです。上半身から腰の部分を取り外してからブースターを取り付けると良いです。
 ブースターを付けると、尾翼のパーツのポジションをどこに持って行けば良いのか迷います。ブースターと尾翼が干渉してしまうからですが、尾翼を腰本体に近づけると干渉しなくなります。でも脚と干渉するかも…(汗)。


 ランドブースターと本体との取り付け部分は、プローラー時の機体の厚みを減らすために、設定とは異なっています。でも、ランドブースターを外しているシーンはめったに無いですから…。最終回で「オージ(オリジナル・オージェ)」との対決時にヒジで「グイッ」と外しただけだったと思います。つまり相手となる1/100のオージがいないことにはブースターを取り外すようなことが無いので、問題なしです。

 いつものことですが、パーツを組み付けているうちにどんどんモデルが大きくなっていき、写真が小さくなっていきます。このあたりをなんとか解決していきたいと思っているのですが、通常の画面ではサムネイル表示にしておいて、画像をクリックすると大きな画像が出るようにするやり方がわかりません(汗)。
 あと、写真の撮り方ももっと勉強しないといけませんねぇ…。う~ん…。

 追伸:胸の左右のブロックの、前方にスイングするための可動部がややユルい気がしてきました。変形後はこのブロックはブースターと連結して固定できるのですが、変形前はこのブロックが前に倒れがちになってしまいます。少しだけ固めにセッティングしても良いかもと思います。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その7)

2007年02月26日 | ガンプラ以外
 今日はで次ネタ「MG Hi-ニューガンダム」を買ってきました。現在製作ネタが半分ぐらいの進行状況なのに、もう次のネタが…(汗)。バンダイさんのキット発売スケジュールは、どんどん早くなってきている気がします。スゴいっす…(汗)。
 そのHi-νガンダムですが、ノーマルのνガンダムよりも一回り小さくなっているせいか、パーツ単位で見るとあまり大型モビルスーツという感じはしません。ヘルメットなんかガンダムMk-Ⅱver2.0よりも小さいような気がしますし…(実際に比べたわけではなく、あくまでイメージですが)。プロポーションは、出渕氏の公式設定画稿よりもクセのない雰囲気で、どちらかというとアレックスやノーマルνガンダムのアニメ用設定画の延長線上にあるような感じです。製作記事では顔を中心にいじってみようかなぁと考えています。

 今日も前置きが長くなりました(汗)。ではエルガイムMk-Ⅱの続きです。

 ソーラーバインダー(盾)の裏側は、武器庫の扉が開閉可能になっています。その扉の可動用ヒンジがやや目立つので、バインダー本体にヒンジがなじむような形を目指して削り込みました(写真左)。
 ソーラーバインダーのパーツで構成されているランナー(G)は、可動部が多いためにABS樹脂で成型されているため、見た目よりもヒンジの強度はありますが、念のため少しだけ削るにとどめておきました。

 円筒形のヒンジを角張らせたのですが、あまり効果は無かったようです(泣)。

 ヒンジ部分を除いたソーラーバインダー自体は、キットのまま組んでいます。旧キットに比べて各部の自由度が上がっていて、非常に良い出来です。


 本体に戻ります。人間でいう骨盤の部分ですが、最近のキットの例に漏れずスタンドに取り付けられるようになっています。ほとんどのキットはスタンド取り付け用穴のフタのパーツを取り外してから、スタンドにモデルを取り付けるようになっているのですが…
 

 本キットではスタンド取り付け穴のフタのパーツはスライド式になっていて、紛失する危険性がなくなっています。見た目もわりと良い感じです。


 股関節部は骨盤のパーツに対してすき間なくギッチリ詰まった造形になっています。すき間が無くても前後にスイング可能ですよ! ただ、前後スイング用の軸部分が少し細いような気がします。破損の心配は多少ありますが、可動部の固さはちょうど良いので、たぶん大丈夫でしょう(?)。

 この骨盤のパーツは、本当は首やウエストのゴムパーツと同じ色にすべきでしょうが、キットの色のままで行くことにしました。ゴムパーツと同じ色にすると、なんとなくブルマみたいに見えるので…(笑)。中学時代に友達が「(鉄腕)アトムのパンツ」と言っていたのを思い出しました(汗)。


 ウエストのゴム製パーツは、設定画と比べると非常に細いです。下半分にもうちょっとボリュームが欲しいような気がします。もはや女性的というより異星人的なバランスといえますが、太くすると下に付く骨盤のパーツが大きくなってしまい、全体的に太いプロポーションになってしまう危険性があるため、この細さになったと解釈しています。
 ゴムパーツの下端にはプラ製のリング状パーツが付き、密度感を高めています。


 腰部分を取り付けたところです。やっぱりウエストの細さが目立ちますが、太ももや腰周りの装甲、背中のランドブースターが付くと目立たなくなる…かな?


 劇中では見た記憶があまり無いけれども、設定画では非常にカッコ良いソーラーバインダー2枚装備状態です。左右にバインダーが付くと、印象がガラッと変わって見えます。まるで別の機体みたい…。

 ああ、Hi-νガンダムが手元にあると、気になって気になって…(汗)。 

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その6)

2007年02月25日 | ガンプラ以外
 ♪No Reply~ 琥珀(き~ん)の砂ぁ~時計~♪
 そう、あれは中学生の頃…。夏休み中の登校日から帰宅すると、いつもと違う時間帯で「重戦機エルガイム」が放送されていました。当時、ウチにはビデオデッキが無かったので、ギリギリセーフで観ることができたのはラッキーでした。
 帰ってきてすぐに新聞のテレビ欄を見て、「え、こんな時間にエルガイムやるん!?」とテレビのスイッチをONにすると、ちょうど始まりました。いつものオープニングアニメーションの最後のシーンが見えて…あれ?
 「歌が違う!?」
 流れてきた歌は後期オープニング主題歌「風のノー・リプライ」(歌:鮎川麻弥)でした。これまでの日本サンライズ(現・サンライズ)のロボットアニメの主題歌というと、勇ましい感じの曲が多かったのですが、この曲は従来のロボットアニメの主題歌の常識を覆す、さわやかな曲に透明感のある歌声でした。
 「戦闘メカ・ザブングル」「聖戦士ダンバイン」でも、第3クール始めの主役メカ交代は行われていましたが、主題歌が変わることはなく、筆者は意表を突かれました。最近のアニメは、1クールごとに主題歌が変わるのも珍しくないことですが、当時はホンマに驚きましたよ。
 この歌、現在でも「個人的に好きなアニソン」のベスト10に入っています(笑)。

 さて、前置きが長くなりましたが、製作に入ります。

 ヘビーメタルは、装甲と内部骨格が明確に独立したデザインの元祖だと思うのですが、このR3キットもその辺がほぼ忠実に再現されています。今回の製作では、エルガイムMk-Ⅱが属している反乱軍の台所事情を考慮して、装甲はツヤ消しで仕上げようと思うのですが(あんまりツヤありのイメージ無いんですよ、Mk-Ⅱ…)、フレームもツヤ消しで仕上げる予定のため、装甲とフレームが同じような質感に仕上がってしまう恐れがあります。
 そこで少しでも質感を変えるために、フレームの目立つ部分に「ガンダムゴールド」を筆で軽くドライブラシ(少量の塗料を筆に含ませて、ティッシュや不要な紙に筆をこすり付けて塗料を落とし、筆にほとんど塗料が残っていない状態でモデル表面にこすりつける技法。エプロンさんは、このドライブラシの達人です)してみました。フレーム全体が金色になってしまわないよう、あくまでも軽く、です。「やり過ぎた~(汗)」と思ったら、綿棒でこすり落とすことができます(無塗装プラスチックの表面に施した場合)。


 部分塗装派にとっては難所となる部分、ランドブースター「プローラー」形態時における尾翼となるパーツです。本キットは、可能な限りパーツ分割による色分けがなされていますが、さすがに薄い翼の色分けは無理ですねぇ。前端の、角度が変わっている部分を本体色の薄いグレーに塗ります。

 できるだけ塗膜を強くしたかったので、ガンダムマーカーのインクを使用しました。
 混色のレシピ…SEEDホワイト(大量。ほとんどがホワイトです)+SEEDグレー(ちょっと)+ガンダムブルー(ちょっと)+SEEDレッド(ほんのちょっと)
 SEED用マーカーが手元にあったので使いましたが、バラ売りのガンダムホワイトやガンダムグレー、ガンダムレッドでも似たようなものだと思います。


 長い直線部分だけをマスキングして、筆で混色したインクを塗っていきます。この写真の時点では、かなり紫がキツい色でした。
 部分的に厚塗りになったりホコリが付いた部分は、インクが完全に乾いてから耐水ペーパーでならしました。

 さっきの混色インクにさらに白を加えて、先に塗ったインクが完全に乾いてからカサカサッと塗ります。ベターッと塗ったら、先に塗ったインクが溶けてプラの地色が見えてしまいます(泣)。

 混色したインクは、乾くと若干濃い色になりますので、白を多めに加える方が良さそうです。4度目の重ね塗り用に使用した混色インク(今までに使ったものをホワイトや消しペンのインクで薄めたモノ)は、かなり白を多く混ぜました。これでようやくキットの成型色に近い色になりました。

 それでもやっぱり成型色とまったく同じ色というわけにはいきませんので、今後の作業でごまかしていきます。
 
 重ね塗りをしている間に筆ムラができてしまったので、第2秘密工場にて水性トップコート(つや消し)を吹きました。吹く前に、翼のオレンジ色の部分を全てマスキングしてあります。
 トップコートを吹くと、筆ムラがかなりマシになります。厚めに吹いたらほとんど筆ムラが分からなくなりました。


 トップコートが乾いたら、マスキングテープを慎重にはがして塗り分けの完了です。
 尾翼のパーツですが、塗ってみて気付いた事があります。尾翼の表面(可動用ヒンジの裏側)にあるダクトの凹モールドの深さが、左右で違うんです(大汗)。筆者はもう塗ってしまった後なのであきらめますが、気になる方には右側のパーツ(M12)のダクトを深く彫ってやることをオススメします。

 今日は気温が低くてインクの乾きが遅く、あまり進みませんでした。でも、個人的に一番やっかいだろうと思っていた部分が済んだので、大きな一歩…そうでもないか(汗)。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その5)

2007年02月23日 | ガンプラ以外
 三白眼で目つきの悪い(しかも黒目が小さい)オッサン・かめっチです。現在製作ネタのエルガイムMk-Ⅱはロボなのに三白眼なので、何となく親近感が湧きます。

 では製作に入ります。
 肩関節を作っていて気付いたのですが、肩の付け根や背骨の腰との接続部のボールジョイントに新機構が採用されています。

 写真は背骨のモノですが、ボールジョイントの先端に、板状の出っ張りが付いています。これは何かと思ったら…

 相方となるポリキャップには、その板状の出っ張りが入る穴が開いています。ボールジョイントのポジションを向かって手前寄り(←分かりにくいですが…:汗)にセットするとボール可動で自由に動き、奥に押し込むとボールジョイントがロックされるという構造になっているようです。
 エルガイムMk-Ⅱはランドブースター形態に変形する可変ヘビーメタルですが、このボールジョイントのロック機構によって変形後の腕や腰のポジションを固定するようになっているんです。設計した人は天才ですねぇ!


 肩を組み上げてランドブースター形態の肩に変形させ、腕付け根を奥まで押し込むと、腕が前後方向に回転しなくなりました(!)。スゴい構造です。でもポリキャップが軟らかいので、この状態で無理に回転させようとしてしまう危険性があります。そうなるとポリキャップが破損してしまいますので、変形後は肩を回転させないように注意が必要です。
 設定では、ランドブースター形態でも腕を動かすことが可能ですので、腕付け根を奥に押し込まなくても良いかもしれませんねぇ。(←せっかくのスゴい構造がもったいない!)

 
 ヒジ関節付近にあるオレンジ色の三角おむすび状のパーツは、前腕を写真の向きに回すと上腕の増加装甲(ソーラーバインダーの取り付け用ジョイント)と干渉してしまいます。この向きの場合は、下側のヒジ関節だけを動かすことになるのですが、意外と下側のヒジ関節だけでも可動範囲は広いので、特に問題はないと思います。
 ヒジ関節は2重関節で非常に可動範囲は広いのですが、残念ながら設定画のような腕の曲げ方(側面に手の甲のアーマーが来ている前腕の向きのまま、ヒジを前方向に曲げる)はできません。前腕側にも回転できる関節があれば良かったのですが、スペース的な余裕は無さそうですねぇ…。


 表情の付いた平手は、今までにないパーツ分割になっています。パーツの状態で見るとちょっと不気味です(笑)。「妖怪人間ベム(旧作)」を思い出してしまいました…。組み立てには瞬間接着剤かABS樹脂用接着剤を使用するように指示されています。筆者は「タミヤセメント流し込みタイプ」が最適ではないかと思っています。手のひら側の親指付け根にすき間が開いてしまいますので…。


 不思議なパーツ分割の恩恵で、指と指の間がシャープな造形になっています。人差し指~小指が4本一緒に成型されていては、この感じは出せなかったかもしれませんねぇ。
 A級ヘビーメタルの指は、ゴムでコーティングされていて、人間が手袋をはめたような雰囲気になっているのですが、キットの平手はそのイメージをよく表しています。


 とりあえず上半身が組み上がりました。この時点では、特に取り扱い注意な場所や関節が固すぎたりユルすぎたりする場所はありません(先に書いた肩部分を除く)。非常に良い感じです。
 あ、そうそう、ランドブースターに変形させた状態の肩からヘビーメタル形態に変形させる時に肩装甲前側のパーツがポロッと外れる場合があります。はめ込み用のピンを1~1.5ミリぐらいの長さに切っておくと、ピンが折れる心配が減ります(その分、外れやすくなりますが…)。完成後に装甲を外さないという方は、装甲を接着してしまうという手もありますねぇ。


 ソーラーバインダー(シールド)表面は、透明パーツの採用により、いかにも「ソーラーパネル」な雰囲気が再現されています。内側のパーツには格子状のスジ彫りが入っています。これに透明パーツが組み合わさると…

 おお、ソーラーパネルですねぇ! 
 せっかくバンダイのスタッフの方がこだわって(裏側内部の深さを削ってまで)ソーラーパネルらしくして下さった部分です。これを活かさない手はありません。さらにソーラーパネルらしくしてみました。

 ガンダムマーカー「ガンダムメタブルー」をバインダー内側パーツの格子状モールドの入った面全体にササッと塗りました。これだけ広い面積をガンダムマーカーで塗ったのは初めてです。多少色ムラとか塗り残しとかハミ出しがあっても、気にせず一気に塗ってしまいましょう。色ムラとか塗り残しの部分は、先に塗ったインクが完全に乾いてから、筆塗りでリカバーすると良いです。


 「ガンダムメタブルー」が完全に乾いたら(けっこう時間かかります)、透明パーツを軽く乗せてみました。う~ん、良い感じになりました! シャープの亀山工場のコマーシャルを思い出しましたよ!
 この方法は手軽で非常に効果が高いのでオススメですよ!
 
 ではまた…。

R3 エルガイムMk-Ⅱ(その4)

2007年02月22日 | ガンプラ以外
 今回の分の製作を終了し、デジカメからパソコンに画像を転送して…あれっ?写真が少ない…(汗)。どうも製作時間がかかったわりにはあまり進んでいなかったようです。う~ん(汗)。とりあえず写真が少ない代わりに文章で補います(←おい!)。


 「R3 エルガイムMk-Ⅱ(その2)」の時に、目の部分に透明のカバーというかバイザーをビニール袋で作ったのですが、結果としてクリアーパーツの目玉が目立たなくなってしまいました。蛍光灯の光ぐらいではほとんど見えず、太陽の光(詳しくは分かりませんが、蛍光灯の光と桁違いの明るさなんですねぇ)に照らしてようやく見えるという感じでした。
 う~ん、これはマズイ…。頭部フレームを組む前に、目の裏側にメッキシルバーを塗ったのが全然効いていない…(汗)。どうしても気になって気になって…。

 そこで、「Hアイズ」で目玉を作り直そうかと思いました。黒目をどうしようかなぁと思い、2種類のプランを立てましたが…。

 図左、プランA:Hアイズの表面にシャープペンシルの先(金属製のパイプのモノ)を押し当て、円形の凹モールドを付ける。この「シャープペンシルの先の細い金属パイプをプラモデルの表面に押し当て、円形の凹モールドを付ける」という方法は、1980年代後半の「ホビージャパン」誌のライターさんがよく使っていた方法で、「シャーペンリベット」と呼ばれています。非常に簡単な作業ですが、最近では先が金属パイプになっているシャープペンシルをあまり見かけなくなりましたので、「シャーペンリベット」に使えるシャープペンシルを探す方が難しいかもしれません(汗)。
 また、この「シャーペンリベット」は、軟らかいプラスチックには有効ですが、硬いプラスチックには使いにくいです。透明プラスチックは非常に硬いので、シャーペンリベットの使用はあきらめました。

 図右、プランB:Hアイズの裏面から細いドリルで穴を掘る方法。うまく行けば正面以外の方向から見ても黒目がこちらを向くようになるんじゃないかな~と思いましたが…

 目玉を作り直すとなると、頭部フレームを分解しなければならないことに気付きました。一度組み立てた頭部フレームを分解するのはやっかいな作業です。ヘタするとパーツを破損してしまうかもしれません(汗)。
 仕方がないので、キットの目玉パーツを塗ることにしました。
 極細の面相筆で「メッキシルバー」のインクを目玉に塗り、メッキシルバーが完全に乾いてからガンダムマーカー「SEEDレッド」を面相筆で塗りました。「SEEDレッド」は、ツヤありのクリアーレッドの代用としてHGバクゥの翼端灯から使い始めましたが、けっこう良い感じになります。「ガンダムレッド」の場合はどうでしょうねぇ?隠ぺい力が低いと同じようにクリアーレッドとしての使い道があるんですが…。

 目玉を塗った効果は絶大で、蛍光灯の光でも目玉が光って見えるようになりました。個人的にはこれで充分です。
 組み立てたフレームに埋め込まれた目玉を塗るのは難しいかなぁと思いましたが、やってみると意外と楽に塗れました。でも、フレームを組み立てる前に塗っておいた方が良かったです…(汗)。
 それにしても、後になって目玉のことが気になるとは…。ヘルメットの前後を接着していなくて良かったぁ…(笑)。あと、「SEEDレッド」を塗る前の、メッキシルバーでギンギンに輝いている目玉が怖かった…(笑)。
 目と目の間の逆台形モールドは、もう少し後に塗ることにしました。


 腕の組み立てに入ります。今回は前腕と上腕を組み立てましたが、パーツ分割が良く考えられていて、合わせ目処理の必要な場所がありません。左右共通パーツなので、左右の腕を同時に組み立てました。
 今のところはヒジ関節しか可動範囲や可動の固さが分かりませんが、可動範囲も可動の固さも良好です。これならスムーズに可動しつつバスターランチャーの重さにも耐えられるかもしれません。装甲パーツを接着しなくても済むので、関節がユルくなっても分解してメンテナンスすることが完成後でもできると思いますよ!
 ヒジ関節は2重関節になっていて、設定どおり前腕のヒジ付近にあるオレンジ色の三角おむすび型のパーツが前腕と独立して可動するようになっています。
 外見的には箱っぽかった旧キットに比べ、柔らかくてメリハリの利いた造形になっています。永野氏の描く設定画のイメージはこんな感じですねぇ。
 袖口に付く可動式の装甲は、可動用のヒンジが目立たない設計になっています。


 前腕内側のセイバーラックは、セイバーを袖口方向から収納すると、「カチッ」とロックされます。セイバーが取れなくなるのではという心配がありましたが、さすがバンダイさん、ヒジ側に開いている穴(写真の矢印で示した部分)からツマヨウジなどでセイバーを押してやると外れるようになっているようです(試してませんが…:汗)。

 それでは今日はこの辺で…。