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ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

実験・弾痕を表現したいのですが…

2008年01月13日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 呂布トールギスの塗装工程は回を重ねてもあまり変わり映えがしないので、塗装作業のかたわら他の実験をしてみることにしました。放置中のHGティエレン地上型にバトルダメージ表現を加えるための実験です。
 ティエレンは雑誌などに載っているイラストでは弾痕などの傷が描かれていて、これが実にカッコ良いんです♪ それで再現したくなりました。

 ガンプラの弾痕表現というと、昔の雑誌に載っていたマッチを使う方法(マッチに点火し、すぐに吹き消してからマッチの頭をプラモの表面に押し当てる)が思い浮かぶのですが、火を使う作業は空気が乾燥している冬場は特にオススメできませんし、何よりプラモの表面にマッチの頭の薬剤が残ってしまうという不安があります。見た目は熱で溶けた感じが出ていて良い感じなんですけどね(←実際に熱で溶かしてるんですが…)。

 そこで、熱以外の方法で溶かすことによって表現することにしました。プラスチックを溶かすタイプの接着剤を使用します。

 今回、実験台になってもらったのはHGUCザクのシールドです。他にシールドの表面パーツと同色のランナーとABS樹脂製ランナー(写真右下のグレーのモノ)、さらさらタイプの溶剤系接着剤(筆者はリモネンタイプを使用)を用意しました。

 使用する道具は1ミリ径のドリル刃を取り付けたピンバイス・デザインナイフ・先が細い丸棒ヤスリです。あと写真には写っていませんが、目立てヤスリも使いました。


 シールド表面の適当な場所に弾痕の位置を決め、ピンバイスで軽く掘りました。貫通しないように注意です。


 シールドの表面に対して垂直に砲弾が当たるよりも、斜め前から砲弾が当たった方が面白い効果が出るかなぁと思い、弾痕の向きを傾けることにしました。ある程度垂直に掘ってからピンバイスの向きを斜めにしてさらに掘ります。最初から斜めに向けているとドリル刃が折れてしまう危険性が高いです。


 右斜め前、やや下側から砲撃を受けたという感じです。「機動戦士ガンダム」第1話に登場した機関砲付きの車両(自走対モビルガン)からの砲撃というイメージでしょうか。


 斜めに掘った穴を棒ヤスリで広げ、さらにデザインナイフで放射状の傷を加えた状態です。この状態で穴の内部をグレーで塗り、黒いパステルの粉やガンダムマーカーウェザリング用の「ガンダムスートブラック(すす)」やタミヤウェザリングマスターの黒などで煤(すす)汚れを付けてやれば弾痕らしく見えると思うのですが…

 今回は高熱で装甲を溶かすタイプの砲弾の痕をイメージした表現を施すのが実験の趣旨ですので、次に進みます。
 高熱で装甲を溶かすタイプの砲弾(HEAT弾でしたっけ?)が着弾した装甲の写真というのはあまり見た記憶が無いのですが、ガチガチのリアリティーよりも「それっぽい雰囲気」で行こうかなぁと思います。ドラマに出てくる拳銃の音が、実際の音とはぜんぜん違う「バキューン!」と鳴るような感じです。

 シールドと同色のランナーをヤスリで削って粉にします。

 その粉と接着剤を混ぜ合わせてシールドと同色のランナーパテを作ります。今回、ランナーパテの粘度はやや固めにしてみました。


 シールドに彫った穴にランナーパテを盛りました。パテの食いつきが良くなるように、接着剤も少量塗っています。


 ABS樹脂製ランナーの先を削って、弾痕のクレーター(?)の底になる部分を成型するスタンプを作ります。筆者はリモネン系接着剤がABS樹脂には効かないのを利用してABS樹脂ランナーを使いましたが、通常の溶剤系接着剤をお使いの方は木や竹の棒を使うと良いと思います。
 弾痕の底がどんな形状かは分かりませんが、とにかく想像力を働かせて削り出します。


 穴に盛ったランナーパテの部分にスタンプを押し当てます。ランナーパテがムニュっと押し出され、溶けて盛り上がった金属の塊のようになってくれれば成功です。ただ、写真の上の方の穴のようにスタンプを外した状態で放置すれば、だんだん穴に盛ったランナーパテが収縮して穴が小さくなってしまいます。そこで…

 スタンプをぶっ刺したままパテを乾燥させることにしました。ただ、数時間後に様子を見てみると、片方のスタンプが倒れていました(汗)。本番(HGティエレン)ではマスキングテープなどでスタンプを固定する必要がありそうです。

 とりあえず、このまま乾燥させて様子を見ることにします。不具合があれば、また改善策を考えたら良いんですからねぇ…。
 

自作ホイルシールでギラッと光らせよう!

2007年11月14日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 久しぶりの実験コーナーです。最近はレビュー記事が多くなっていたので、気分転換&今後の00キットのラッシュに備えるということで…。

 「ガンダム00」に登場するソレスタルビーイングのガンダム4機は、青信号のような色の目をしています。これがなかなか印象的ですので、なんとか再現したかったんです。最初はガンダムマーカーの「ガンダムメタブルー」と「ガンダムメタグリーン」を混ぜて再現、と思ったのですが、2色を混ぜると思いっきり色が濁ってしまって失敗(汗)。その後はキット付属のシールを使ったり白を少し加えたエメラルドグリーンで塗ったりしていましたが、なんとなくイメージと違うなぁと思っていました。
 2週間ほど前、たまたま寄ったホームセンターでは早くもクリスマスツリーが展示してありました。ツリーの横には円錐状の紙帽子も売っていたのですが、その帽子に付いているメタリックなモールが「00」ガンダムの目の色にピッタリ!。…と思ったのですが、すでにモールがクシャクシャになっていたので、購入を断念(汗)。
 昨日ダイエーに行ったところ、文房具コーナーの折り紙の棚で良さげなモノをついに発見しました。

 トーヨー製「カラーホイル12」(税抜き定価は200円)です。普通の折り紙なら金と銀が1枚ずつ入っているといった感じですが、これは12色全部がメタリックな輝きを持つホイル(金属箔)仕様になっています。

 写真のような12色がそれぞれ2枚入りです。トーヨーさんのホームページを調べてみたところ、各色1枚入りのモノも定価100円(税抜き)で出ているようです。
 袋を開けて中を見るまではイメージどおりの色があるかどうか不安でしたが、上の写真の左から3番目の色がちょうどイメージにピッタリ! 折り紙の大きさは15㎝角ですので、ガンダムの目を作るぐらいなら充分な量だと思います。少なくとも100機分はあるかも…(笑)。
 この折り紙を両面テープで貼り付けるのですが、今回、両面テープを新調しました。

 最も一般的と思われるニチバン製「ナイスタック」です。粘着強度はいろいろありますが、普通のモノにしておきました。別に100円ショップの両面テープでも良いのですが、経年変化とかを考えると、有名メーカーのブランド品にしておいた方が安心かなぁと…。


 折り紙と両面テープを両方とも適当な大きさに切って、貼り合わせます。折り紙の表面には独特な凹凸が微妙に入っていますが(折り紙の金や銀の表面を思い出していただければ分かりやすいと思います)、この段階では気にしないでおきます。

 
 今回、実験台になってもらったのは以前パチ組みしたFG ガンダムデュナメスです。目の部分には「パール7」という商品名のデコレーション用テープを貼ってあります。オーロラ加工が施されたテープで、これはこれでキレイなんですが、ややグリーンが強い色です。


 キットの目のモールドを参考に、デザインナイフで目の形に切り抜きます。折り紙+両面テープという構成なので厚みが心配でしたが、実際にはキット付属のホイルシールと同じぐらいの厚みでした。ナイフの使い方は上から押すようにしてブチッと切るのが良いです。この時点ではちゃんと光ってくれるのかどうか怪しい色合いですが…
 
 
 貼り付けるとちゃんと光ってくれます。これはキット付属のホイルシールでも同じですねぇ。表面の微妙な凹凸は、このサイズだとほとんど分かりません。貼る位置を決めて指の腹で押さえてやれば、凹凸がほとんどなくなってくれます。キットのホイルシールと同様、ある程度の曲面や面の折れに対応してくれますよ♪ 
 右下の写真はキット付属のシールを使用したキュリオスとの比較です。色の違いが分かると思います。

 
 写真左:1/144や1/100スケールぐらいまでの小さいサイズだと表面の凹凸が気になりませんが、サイズが大きくなると凹凸が気になるんだろうなぁと思い、とりあえず大きめのサイズに切ってみました。だいたい1/48スケールのガンダムぐらいの大きさでしょうか。
 写真右:黒いプラスチックに貼り付けてみました。やっぱりここまでサイズが大きいと、表面の凹凸が目立ってしまいます。とりあえずマニキュアのトップコートをペタッと塗って、目立たないようにしようとしたら、表面のクリアー塗料(?)が少し溶けてしまったような気が…(汗)。

 光が当たると良い感じなんですけどね♪

 経年変化などのデータが無いので今のところ実験段階なのですが、1/100スケールぐらいまでなら個人的には納得のいく結果を得られました。金箔などの金属箔を貼り込むことによって光沢を得るという技法は、大昔から美術品や工芸品などで使われてきた方法です。「たかがシール」とはあなどれませんよ~。

 おまけ:エプロンさんの日記の11月11日分でも紹介されていますが、バンプレストさんのプライズ景品「組立式コレクションフィギュア1」のエクシアです。

 HGキットよりもひと回りほど小さい塩ビ製彩色済みのフィギュアです。可動箇所は無く、GNソードのみの装備ですが、バンダイホビー事業部さんのプラモとはまた違う味わいを持っています。

 背中のヤドカリ部分が強調された造形です。劇中とかイメージイラストのエクシアはこの部分がかなり大きめに描かれていますねぇ。

 肩アーマーの大きさなんかはこちらの方が作画に近いのではと思います。ただ、顔がガンダムローズ的な優しい顔つきですので、この辺をいじってやればかなり良いエクシアになりそうです。
 運と腕次第ではこれが100円で手に入るかもしれないので、ゲーセンで見かけたらぜひチャレンジしてみてください。
  


完成品トイの完成度を高めよう!(トランスフォーマー ディセプティコンバリケード 番外編)

2007年10月29日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 今日もBB戦士武者キット再販の出荷作業の増援に行ってましたが、さすがにこの話題が3日も続くのはマズいので、徐々に通常モードに戻していきます(汗)。といってもユニオンフラッグの製作が進んでいないので、ちょっと前にやった作業の話ですが…。


 かなり時期を外したような気がしますが、トランスフォーマーネタの番外編です。海外のトランスフォーマーのファンサイトにて、とても良い画像を見つけましたので…(以前の記事と合わせてお読みいただければさいわいです)。
 そのファンサイトの画像にはサリーンS281バリケードの実車をかなり近くから撮ったモノがありました。残念ながら真正面とか真後ろから撮った写真は無く、ナンバープレートがハッキリとは分かりませんでしたが、いろんな角度から撮られた写真をよく見ているうちにナンバープレートに書かれている内容が分かりました。
 どうやら「 ◎OKLAHOMA◎
          1・4027E
           STATE     」
 という表示のようです(◎はナンバープレート取り付け用ボルト?)。
 実際にはこんな感じです。

 残念ながら右端の「7E」についてはハッキリとは見えないため、書体が分かりませんでした(とりあえず赤丸にしてあります)。アメリカのナンバープレートの書体は独特ですので、「7」の1画めの短い縦棒があるかどうかも分かりませんので…(汗)。新たな資料が見つかったら筆者のバリケードにもナンバープレートの文字を再現しようと目論んでいます。

 フロントのバンパーガードの形状がハッキリ分かる写真がありましたので、ディテールを追加してみました。


 上が加工後、下が加工前の状態です。モノが黒いので分かりにくいですが、製品状態ではバンパーガードの横方向のパイプがいちばん下の1本しか再現されていないことが実車の写真で分かりました。実車では合計3本ありますので、プラモの黒成型色ランナーを適当に切って取り付けたのですが、言わないと誰にも分からない改造ですねぇ(汗)。

 以前、ホイールが黒のままでは不自然だろう&中央のリベットが目立ちすぎると思ってガンメタに塗装したホイールは、実車の写真を見ると製品状態の方が正解であることが分かったので、塗装を落としました(汗)。製品ではリベットになっている部分(ハブキャップ)は、実車ではサリーンのマークが付いていて、銀色の丸に見えるんです。

 製品ではリアフェンダーの「9・1・1(日本でいう110番)」の文字が省略されています。なぜかは分かりませんが、何か事情があるのでしょう。前回はちょうど良い文字が見つかりませんでしたが、ようやく見つけました!

 水転写式ガンダムデカールの「DESTINY用」のインフィニットジャスティスガンダムの形式番号の「19」が白文字の斜体で、サイズもちょうど良いです。でも、白文字のモノはデカール1セットに1枚しか入っていないので車体の両側には今のところ貼れません(汗)。もう1枚入手したら再現しようと思います。

 う~ん、やり残しばっかりでしたが、いずれ完成状態をお送りしたいなぁと思っています。
 このディセプティコンバリケードはかなり人気が高く、現在は入手困難になっています。しかしフィギュア付きの劇中シーン再現セット版が発売されるそうなので、まだ入手できるかもしれませんよ♪(映画ではまだ死んでいないので、ひょっとしたら次回作で再登場するかもしれませんし…)。 入手した方はぜひディテールアップにチャレンジしていただきたいです。ちょっと手を加えるだけで、どんどんカッコ良くなる逸品ですからねぇ♪
 
  

完成品トイの完成度を高めよう!(トランスフォーマー ディセプティコンバリケード 後編)

2007年09月14日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 トランスフォーマーネタの後編です。

 後ろ姿は色分けが寂しかったので(「前編」参照)、塗装&テープ貼りでディテールアップしています。サイズはぜんぜん違いますが、低価格ミニカーをディテールアップした時と同じです。
 ストップランプはラピーテープの赤をパーツの形状どおりに切って貼り付け、マフラーと後退灯(ストップランプの内側斜め下にある小さい長方形)はガンダムマーカー「メッキシルバー」を塗り、ナンバープレートはガンプラ付属のシールの白いヤツを切って貼りました。ナンバープレートの文字は劇中でチラッと映ったような気もしますが、覚えていないので…(汗)。
 

 アメ車独特のリアバンパー両サイドのマーカー(反射鏡なのか自光式なのか、どっちなんでしょう?)もラピーテープの赤で再現しました。ホンマはこのマーカーの上に「9・1・1(日本でいう110番)」の大きな白文字があるのですが、なぜか再現されていません。手持ちのシールまたはデカールの中に似たフォントの数字が無いかなぁと探しましたが、結局見つかりませんでした(泣)。
 あと、ドアミラーの鏡面もラピーテープのシルバーで再現してあります。




 とりあえず作業終了です。う~ん、カッコ良いぞ! ロボットに変形するトイとしてでなく、変形用の分割ラインがあったり(実車のパーツ分割ラインを極力活かした変形なので、他のアイテムよりも変形用の分割ラインは少ないですが)内装が無いことを気にしなければミニカーとしても充分イケる出来ですねぇ♪ パトカー形態の完成度が高いので、ディテールアップする気になったぐらいですから…。ノーマルのフォード・マスタングのミニカーはけっこう出ていますが、サリーンS281マスタングのミニカーは見たことが無いので、貴重なトイだと思います。

 変形後のロボット形態も劇中の雰囲気に近くて良い出来です。カッコ良いパトカーがややグロテスクなエイリアンに変形してしまうギャップが素晴らしい♪ ロボット形態の外皮部分にシルバーやガンメタでドライブラシするとさらに良いと思います。今回はパトカー形態をメインに作業したので、やりませんでしたが…。


 その後…:ヘッドランプ裏にメッキシルバーを塗ったもののイマイチ効果が出なかったので、ヘッドランプ裏の半球状になっている部分を平らに削り(ナイフで削って、当て木した耐水ペーパーで均し、コンパウンドで磨きます)、ラピーテープを貼り付けました。光の当たり具合によってはヘッドランプがギラッと光るようになりました♪ その光の当たり具合が難しいので、横倒しして写真を撮っていますが…(汗)。

 このバリケード、変形機構が他のアイテムに比べて地味ですが、パトカー形態のカッコ良さは文句なしですのでオススメです。でも、かなりの人気らしくて現在では入手困難だそうです。後で「リーコンバリケード」というリペイント版が出るという噂ですが、こちらはかなり微妙なカラーリング(シルバー成型色のボディーにグリーンのドアだったかと…)なのでガッカリです(泣)。しかもリアウインドーはシルバーの成型色のまま…(汗:本物の車用のウインドーフィルムを貼ると良いかも…)。
 ノーマル版が再販されると良いのですが…。

完成品トイの完成度を高めよう!(トランスフォーマー ディセプティコンバリケード 中編)

2007年09月13日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 トランスフォーマーネタの続きです。前回気付いた問題点とは、ボンネット中央の変形用分割ラインの内側の一部がゴッソリとえぐれていることなんです(汗)。

 上の写真の真ん中よりちょい上が問題の部分なのですが、どうやらこの部分はパーツがランナーにつながった状態におけるゲートの部分のようで、生産工場の人がナイフか何かでスパッと切った時にえぐれたものと思われます。ボンネットをピタッと閉じた状態で、ここの部分にすき間ができることが分かりました。
 この「えぐれ」を補修します。
 
 写真左:ボンネットのパーツを前回やった要領で本体から外します。水色の矢印で示した部分が問題の「えぐれ」です。
 写真右:ボディーカラーに近い色のプラスチック(スチロール樹脂またはABS樹脂)製品を用意します。バリケードのボディーは真っ黒ですので、ちょうど手元あったプラモデルの黒いランナーを使うことにしました(劇場版エヴァから拝借)。そのランナーをヤスリで削って粉にします。
 問題の部分に瞬間接着剤を塗り、先ほど削ったプラスチック粉を瞬間接着剤が乾かないうちに盛り付けます。さらにその上から瞬間接着剤を塗ります。またプラスチック粉を盛り付けます(写真はこの状態です)。もう一度瞬間接着剤を塗ると、このぐらいの凹みなら埋まります。もっと深い凹みなら、さらに同じ作業を繰り返します。やや盛り上がるぐらいがちょうど良いです。

 ボンネットの表面から見える部分も少し欠けていたので、瞬間接着剤を盛って埋めました。


 いくら「瞬間接着剤」とはいえ、パテ代わりに厚く盛り付けたら乾くのに時間が掛かります。乾燥待ちの間にボディーの他の部分を磨きました。
 パッケージから出したばかりのバリケードのボディーは、一番上の写真のようなドンヨリと曇った黒で、ツヤがあまりありません。本来はピカピカのはずですが、製造工程の途中でこすれたりしてツヤが消えていくのかなぁと思います。パトカーはやっぱりピカピカじゃないとパトカーらしくないと思いますので(偏見?)、ピカピカにします。
 屋根やドア、ドアの窓枠は塗装されていますので、それ以外のプラスチック成型色むき出しの部分を磨きます。細かいスリ傷が目立つ部分はコンパウンドを使って磨きます。印刷による文字やマークの部分は磨くとハゲる恐れがあるので、よけましょう。スリ傷が目立たない部分はティッシュで磨くだけでもけっこうイケますよ♪
 磨くと本来の(?)ツヤがよみがえって、ボディーカラーに深みが出ます。顔が映り込むほど磨くと、自己満足に浸れますよ!


 ボンネットに盛った瞬間接着剤が完全に固まったら、盛り上がっている補修部分の瞬間接着剤+プラスチック粉を削って平らにします。ある程度デザインナイフで削ってから、平らな所に敷いた耐水ペーパーの上で補修面を滑らせて仕上げると、分割ラインが歪むことなく仕上げられます。せっかく補修したつもりが、結局すき間を広げてしまうことになったら悲しいですからねぇ。


 ボディーにボンネットを組み付けてから、ボンネットを磨きました。ボンネット中央の一段高くなっている部分(バルジ)は、補修のために塗った瞬間接着剤が残っていたので、全体に耐水ペーパーを掛けて均しました。その後、ボンネット表面をコンパウンドで磨いてツヤを復活させました。黒いボディーカラーのおかげで、補修跡はほとんど分かりません。


 製品のホイールはタイヤと同じ黒成型色のままです。劇中ではホイールが黒なのかガンメタなのか確認できませんでしたが、中央のリベットが目立ちますので、とりあえずガンダムマーカー「ガンダムアームズグレー」をホイール表面に塗っておきました。乾いてもややベタ付きますので、取り扱いに注意が必要になりましたが…(汗)。
 ディセプティコン(デストロン)のエンブレムが入った警察マークがカッコ良いですねぇ♪

 


完成品トイの完成度を高めよう!(トランスフォーマー ディセプティコンバリケード 前編)

2007年09月12日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 新劇場版エヴァンゲリオン製作の途中ですが、ちょっと息抜きで完成品トイをいじってみました。完成品トイはプラモと違って自分で組み立てるモノではなく、工場で大量かつスピーディーに組み上げられたモノなので、どうしても仕上がりの点では荒さがあります。また、組み立て工程を簡略化するため(コスト面もありますが)、プラモでは別パーツ化されるような部分が塗装によって処理されることも多いです。でも、最近の完成品トイは基本的には出来が良いので、ちょっと手を加えてやるだけで完成度がグッと高くなります。

 今回手を加えたのは実写映画版「トランスフォーマー」のディセプティコンバリケード(ハスブロ/タカラトミー製)です。

 プラモ製作のノリで作業に取り掛かってしまったので、作業前の製品状態の写真を撮るのを忘れてしまいました(汗)。この写真は作業中盤のモノです。
 このバリケード、悪の軍団「ディセプティコン(日本では『デストロン』の方が馴染み深いですねぇ)」の偵察要員で、悪者なのにパトカーというナイスなキャラです。トランスフォーマーは実在の車や飛行機などがロボットに変形するのが魅力の一つですが、コイツも実車が存在します。「サリーン S281」という耳慣れない車ですが、新型フォードマスタングをベースにしたチューンドモデルです。マスタング、大好きなんですよ♪ サリーンといえば、キムタクの愛車がサリーン製の他のモデルだったような…。

 前置きが長くなりました。
 実写映画版「トランスフォーマー」の普通乗用車系モデルは、パーツ数を抑えつつドアの窓を透明にするために、クリアーパーツに塗装したドアになっています。そのため、ボディーのプラ成型色の部分とはちょっとだけ色が違っていたりします。でも、このバリケードはアメリカのパトカー独特の「黒いボディーにドアだけ白」のカラーリングのおかげで、その違和感がありません。ただ…

 「POLICE」文字の印刷にハミ出しがあったので、デザインナイフの刃先で慎重にハミ出し部分をこすって修正しました。デジカメで撮った写真ではあまり雰囲気が変わっていませんが、肉眼で見ると気にならない程度になりました。
 ドア部分の塗装には個体差がかなりあるようで、窓との境界線がキチンと塗り分けられていないモノも見かけました。マスキングして白塗装するか、黒いシールまたはカッティングシートを細く切って窓枠を再現するとかして修正すると良いと思います。


 新型マスタングは透明なカバーの中に丸いヘッドランプが収まっているデザインなのですが、このトイでは透明カバーの表面に銀色の丸を塗装して再現しています(矢印部分)。やや丸が小さいし、表面にあるのがちょっと気になるので、銀丸を落とすことにしました。
 
 「ガンダムマーカー消しペン」でこすると落とせます。銀丸を落とすと、透明カバーの裏に丸いヘッドランプのモールドがあることが分かりました。


 リアコンビランプは赤く塗装されていますが、右側の上に塗料のハミ出しがあるので消しペンで修正しました。

 せっかくヘッドランプの透明カバーにランプの丸モールドがあるのなら、それを活かさない手はありません。ボンネットを分解して、ヘッドランプを加工することにしました。

 車体の両サイドを写真の位置まで移動して、ボンネットを左右に開きます。

 車体を裏返すと、ボンネットの裏にボンネット固定用のビスが見えます。

 ビスを外すと、このように分解できました。


 ヘッドランプのパーツは、残念ながらボンネットのパーツにガッチリと接着されていました。接着されていなければ、透明カバー裏を平らに削って、Hアイズで作ったヘッドランプを取り付けようとも思ったのですが…(泣)。
 仕方がないので、ヘッドランプ裏にガンダムマーカー「メッキシルバー」を塗りました。ヘッドランプ裏には数字が刻印されているので、それを塗装前にデザインナイフで削っておきます。


 メッキシルバーといえど、透明パーツの裏に塗ったのでは普通のシルバーと変わりませんねぇ(汗)。
 ヘッドランプの内側にある丸モールドは、回転灯に合わせて赤や青に点滅するランプの可能性が高いのですが、よく分からないので、とりあえずメッキシルバーを塗っておきました。
 さて、ボンネットを分解した時に新たな問題が浮上しました…(汗:次回に続く)。

画像を加工してビームを撃たせよう!(後編)

2007年08月16日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 フリーソフトを使ったお手軽画像加工によるビーム表現の続きです。


 今回、背景に使ったのは紺色の画用紙なのですが、ちょっと寂しかったので星を描き込んでみました。「PictBear」の画面上に出ているツールの「ブラシ(画面左端のツールバーにも別の『ブラシ』があるので注意。←『ペイント』のモノと同じ役割です。)」で輪郭にぼかしのある小さめの点を選び、「パレット」で白やクリーム色を選んで画像にポチポチと点を打っていきます。2、3種類大きさを混ぜてやると遠近感というか奥行き感が出ます。
 次に銃口付近をビカッと光らせるのですが、その作業には「Jtrim」の機能を使いますので、ここでいったん「保存」します。

 再び「Jtrim」を起動させ、先ほどの画像を呼び出します。「PictBear」で加工して保存した画像は、「ペイント」の画像と同様、画質が荒くなっています。前回行った画質調整と同様に「イメージ」→「ノイズ除去」で画質をキレイにします。

 銃口付近をビカッと光らせるにはメニュー「加工」の「超新星」を使います。画面上に十字型の照準(?)が出てきますので、十字線の交点を銃口付近に合わせます。すると「半径」「放射線の数」「乱数色相」「超新星の色」を選択する小さい画面が出てきます。それぞれを好みの状態に調整して(小さなサンプル画面が出てきますので、それを参考に…。色は「ペイント」の「色の編集」と同じ手順で、自分で色を作ることが出来ます)「OK」を押すと、ビカッとした光が追加されます。閃光だけでなく、その光の照り返しも被写体の表面に追加されるので、なかなかにリアルな表現になってくれます♪

 ついでにモノアイも光らせてみました。「超新星」は筆者お気に入りの機能です。半径や放射線の数を調整すると、こういう使い方も出来ますよ♪


 他の特殊効果を試してみました。これは「Jtrim」の「加工」→「ブロック」を使用したモニター画面風処理です。「ガンダムセンチネル」でこういった写真がありましたねぇ。ブロックのサイズを最小にすると良いですよ。


 こちらは「PictBear」の「フィルタ」→「特殊効果」→「ぶれ」を使用した、動きのある画面です。ただ、これはうまく行かない場合が多いです(汗)。MGザクver2.0の最終回のジャンプ飛行中のザクは数少ない成功例だと思います。


 これは別アングルの写真で作ったモノです。ビームの線の引き方を工夫すると遠近感が出ますよ♪

 筆者が行っている画像加工はこんな感じです。「PictBear」や「Jtrim」には他にもたくさんの機能がありますので、いろいろ試してみて下さいね!その際、加工前の写真は念のため別に保存しておいて下さい。

 *「PictBear」の「切り取り」「貼り付け」の機能はちょっと使いにくいです。画像を加工してプロポーション改造の検討などをする時は「ペイント」を使った方が良いと思いますよ。

 


画像を加工してビームを撃たせよう!(前編)

2007年08月15日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 先日、スパイクさんからご質問いただいた「ビームの画像処理」ですが、筆者が行っている画像処理はフォトレタッチのフリーソフト「JTrim」とウインドゥズに入っているお絵かきソフト「ペイント」を使った非常にお手軽なモノです。最近はフリーソフトの「PictBear」を「ペイント」と併用することによってバージョンアップを図っています。
 画像加工を本格的になさっている方々のサイト(爆発の煙とか破片とかビームの粒子や照り返しなんかも合成されていてスゴいです!)を見てみると、「フォトショップ」などを使っているようですが、かなり高価なソフトです。雰囲気を味わうだけならフリーソフトでもけっこうイケますよ♪

 まずは「JTrim」や「PictBear」を入手する必要があります。筆者はかなり前にダウンロードしたので、どこのサイトで入手したか覚えていませんが、「お絵かきソフト フリーソフト」などでググって、これらのソフトの提供元のページに行ったのだと思います。フリーソフトをダウンロードする場合は、ウイルス対策ソフトなどで充分に防御を固めてから行ってください。たまにソフトにウイルスが混じってくることがあるそうですので…(汗)。

 デジカメで撮った写真というのは、サイズが非常に大きい場合が多いです。これをまず「JTrim」でサイズ調整します(筆者のブログはサムネイル表示の画像をクリックすると大きな画像に移動することができないため、この作業で調整したサイズがブログ上の最終的な画像のサイズになります。そのため重要な作業なんです)。
 「JTrim」を起動させたら、メニューの「ファイル」→「開く」で加工したい画像を選び、メニュー「イメージ」→「リサイズ」でサイズを小さくします。「リサイズ」内では「比率を指定する」を選択し、「元のサイズの○○%にしようかな…」と試しながら縮小・拡大します。

 ちょっと小さすぎました(汗)。失敗してもツールバーの「元に戻す」を押せばやり直せますので、ご心配なく…。
 
 画像の中の被写体(模型)が適当なサイズになったら、より効果的な構図にするためにトリミングします。写真から余分な部分を切り取って、迫力のある構図や分かりやすい構図にしていくのです。
 メニュー「イメージ」→「切り抜き」を選択すると、画像の上に四角いワクが出てきます。このワクの中が画像として要る部分です。四角いワクのサイズや位置を調整して「OK」を押すとトリミング完了です。


 画像を見ていて「もうちょっと鮮明にしたいなぁ」という時はメニュー「加工」の「シャープにする」または「エッジを強調」を使います。「エッジを強調」の方が効果が高いですが、反面、画質が粗くなります。「シャープにする」のレベル2か3でOKです。
 粗くなってしまった画質を、鮮明さを極力落とさずにきめ細かくするにはメニュー「イメージ」の「ノイズ除去」を使います。
 画質の調整はけっこう奥が深いです。画像のサイズを調整する作業の前に「エッジを強調」してからサイズを縮小するとかなり鮮明な画像になったりします。

 また、画像が暗い場合にはメニュー「カラー」の「明るさ/コントラスト」や「ガンマ補正」で明るくしたり、逆に暗くすることもできますし、実物の色と違う感じに写真が撮れてしまった場合には「RGBの度合い」で調節することもできます。このあたりの機能は、いろいろ試しながらコツをつかんでくださいね。
 サイズや画質を調節した画像は、「ファイル」→「名前を付けて保存」または「上書き保存」で保存しておきます。

 今度は「PictBear」でビームを描き込みます。「PictBear」を起動させ、先ほどの画像を「ファイル」→「開く」で呼び出します。
 「PictBear」の使い方ですが、このコーナーで使用する機能なら「ペイント」を使ったことのある方ならだいたい分かると思います。
 画面の左端にあるツールバーの「直線」を使ってビームを描き込むのですが、画面上に出てくる「パレット」でビームの色を、「ブラシ」で線の太さと線の種類を選びます。「PictBear」は直線や曲線もエアブラシで描いたような「ぼかし効果」が得られるので、ビームの表現には便利です。「ペイント」で線を引くこともできますが、ドットの荒さが分かってしまうのが難点です(クロスボーンの最終回などをご覧ください)。
 ビームの色の基本色となる色を選びます。ゲルググのビームライフルですのでパステル調の黄色を選びました。普通の黄色だとまた違った印象になると思います。

 ビームの直線の角度は、ライフルの向きを参考にして決めますが、けっこう難しいですねぇ(汗)。

 さらにビームが光っているように見えるようにするため、ビームの線の太さの真ん中を白くします。黄色の線の太さよりも細い線で白い色を追加します。

 黄色だと効果は分かりにくいですが、ピンクだと白線の効果ははっきり分かりますよ!

 今回はここまでです。後編では特殊効果を加えていきますよ~♪

 補足:実はビームの表現には、はぼっくさんがコメント欄で教えてくださった「lsmaker」というソフトが使えます。サンプル画像を見ると、某超有名スペースオペラ映画に登場する「ラ○トセーバー」そのまんまの画像になっていてスゴいです。今のところ筆者はまだこのソフトを使いこなせていないので、使えるようになったらバージョンアップ版の記事として紹介する予定です。

 

無塗装・ノンシンナーで溶接・鋳造表現は可能か?(1/20スコープドッグ その0・後編)

2007年06月26日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 バンダイの1/20スコープドッグの外装部には部分的に梨地処理が施されています。ザラザラした表面が、なめらかな部分との質感の違いを表していて、良いアクセントになっていると思います(微妙なザラザラ具合なので、写真に撮っても他の部分との差があまり分かりませんが:汗)。
 キットの説明書にもあるように、この梨地の部分は鋳造(ちゅうぞう)された金属の表現のようです。鋳造とは、高温で溶かされて液体となった金属を金型や砂で出来た鋳型(いがた)に流し込んで製品を作り出す製造方法です。プラモデルの成型と似ていますねぇ。
 エプロンさんとキットのパーツを見ていて、気になった部分があります。鋳造部品は曲面で構成された部品や複雑な形状のモノが多いのですが、「これはどう考えても鋳造じゃないやろ?」という単純な平面の部分にも梨地処理が施されているんです。単純な平面の部分は金属板を金型でプレスしたり打ち抜いたり、レーザーや高圧水流で切り取ったりすると思うんですけど…。
 まあ、キットにもともと入っている梨地表現は耐水ペーパーを掛けると無くすことができますので、組み立てが終わってからでも作業は可能です。組み立てながら梨地処理を削り落とす部分を決めると良いかもなぁと思います。

 問題は梨地の部分にパーティングラインが入っていたり、金型の抜きの都合で部分的に梨地が入っていなかったりするところです。こういう部分は梨地を復活させる必要があります。
 そこでリモネン系接着剤を使った鋳造表現の実験です。ランナーのタグ板の部分にリモネン系接着剤を多めに塗りつけ、しばらくしてから(触っても糸を引かない程度に乾いてから)指で叩いて表面を荒らしてみました。

 う~ん、キットの梨地とはかなり雰囲気が違いますねぇ…(汗)。なんというか、ヌメヌメしています。こういう表面の鋳造品もあるにはあると思うんですけどね。
 指で触ると糸を引くぐらいの時に歯ブラシなどで叩いてみると、もうちょっとザラザラした感じになると思います。手元にちょうど良い古歯ブラシが無かったので、実験していませんが…。今後の課題にしておきます。

 さて、もう一つの実験は、前回とは違うパターンの溶接表現です。第二次大戦のドイツ戦車などに見られる溶接なのですが、鉄板を組み合わせた部分の溶接で、エッジの部分がギザギザになったモノがあります(下の写真参照。画像はタスカモデリズモさんのホームページより)。

 ボトムズ関連の作例ではドッグ系ATのボディーのエッジ部分(下の写真の赤い線で示した部分。水色の線で示した部分には、前回実験したモノのような溶接表現が施されている場合があります)にこういった溶接表現が施されている場合があります。1/20スコープドッグの作例でも、ヤスリか何かでボディーのエッジをギザギザにしてありますねぇ。



 断面がカマボコ状のランナーのエッジ部分で実験してみました。溶接表現を施す部分だけを残してマスキングテープで保護し(テープはしっかり密着させないとヤバいです)、リモネン系接着剤を塗ってプラスチックを溶かしたら、しばらく置きます。
 触っても糸を引かない程度に乾いたら、親指の爪をヘラ代わりにしてグッ、グッっと形を付けていきます。仕上げに指の腹で軽くなじませると良い感じになります。溶けたプラスチックが固まったら、マスキングテープを剥がして完成です(各工程の写真を撮っておけば良かったのに…:汗)。

 溶きパテやエポキシパテを使った溶接や鋳造表現ほどの実感は出ませんが、リモネン系接着剤を使うと無塗装・ノンシンナーでも溶接や鋳造の「なんちゃって表現」が可能です。まだ実験段階ですので、今後も研究を続けていきたいと思います。

無塗装・ノンシンナーで溶接・鋳造表現は可能か?(1/20スコープドッグ その0・前編)

2007年06月25日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 次ネタは先日発売された1/20スコープドッグです。「装甲騎兵ボトムズ」に登場するスコープドッグをはじめとするアーマード・トルーパー(AT:装甲騎兵)は身長4メートル前後と、人が乗るロボットとしては最小クラスの機体で、その扱いもジープや装甲車に近いものがあります。
 異星人の技術で作られていて、人工筋肉で駆動したり、制御系のかなりの部分がコンピュータ化されてはいるものの、装甲に関してはかなりローテクなイメージがあります。たくさん作ってナンボの量産機ですので、現在の地球の装甲車などの装甲と似たようなものなんでしょうねぇ。

 そういうわけで、古くからボトムズ関連の作例は戦車や装甲車、ジープなどのミリタリー系モデルの模型的表現を採り入れたものが多くを占めています。それには鋳造表現や溶接表現などが多用されています。
 鋳造表現というと、模型表面に溶きパテを塗って、半乾きの状態で歯ブラシや先を短く切った筆などでたたいてデコボコの表面を作るというのが一般的です。
 溶接表現で多く見られるのは、エポキシパテを細いヒモ状に伸ばして溶接のモールドを付けたい場所に貼り、ツマヨウジなどで溶接跡を付けていくという方法です。
 やってみると案外手軽にできる方法なのですが、ノンシンナーで全塗装をしない筆者の現在の製作環境では無理な方法です。そこで、無塗装・ノンシンナーでも可能な表現方法を探っていこうと思います。

 やることはかなり前に記事で取り上げた「オレンジXを使ったツェメリットコーティング」と同じような感じです。この実験をやっていた頃はリモネン系接着剤は今ほど普及していなかったので、本来は洗剤である「オレンジX」を使っていました。
 今回はGSIクレオスの「Mr.セメント リモネン系(流し込みタイプ)」を使用します。


 写真はランナーのタグ周辺部を大写しにしたモノです。ランナーの棒状の部分と板状のタグ部分とが別パーツであることにして、その合わせ目が溶接されているようにモールドを施します。


 境目の部分にリモネン系接着剤を流し込みます。量は多め、塗り幅は1~1.5ミリといったところでしょうか。この写真では接着剤のビンのフタに付いているハケを使っていますが、この作業には筆を用意した方が良いかもしれません。やっているうちに、ハケにランナーの緑色が溶けて付着してしまいますので…。


 接着剤を塗った部分は溶けて軟らかくなります。最初は触ると糸を引くぐらいベチャベチャしていますが、しばらく置くと粘土のような固さになります。粘土細工といえば粘土ベラですね(笑)。ツマヨウジの先を丸く削ってヘラを作ります。溶接跡の中には指でグイグイと押したような形のものがありますが、それを再現すべくこんなカタチのヘラにしたのです。


 プラスチックが軟らかくなった部分にツマヨウジでモールドを型押ししていきます。写真では左から右へと進んでいます。水色の矢印で示したように、斜めにグイッと押し、黄緑の矢印の方向に同じ作業を続けていきます。


 乾くとこんな感じです。乾くにしたがって、溶けたプラスチックにヒケが生じるので、境目の奥の部分(←分かりにくいですが…:汗)のモールドが消えてしまいます。この状態でも溶接っぽく見えますが、さらに完成度を高めるには…

 断面を90度の二等辺三角形に削ったランナーで伸ばしランナーを作り、境目の部分に貼り付けてから溶接跡を付ける作業をすると良いのではないかと思います。まだ実験していないので、卓上論ですが…。

 次回は別の溶接表現や鋳造表現に挑みます。

シールを使った塗り分け表現(HGUC陸戦型ガンダム その0.5)

2007年06月12日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 塗装用の方のガンダムマーカーなど、マーカー類の塗膜にはスミ入れをするのが困難です。塗膜が溶けてしまったり、スミ入れの塗料が染み込んでしまう危険性が極めて高いからです。ラッカー塗料の塗膜の上にエナメル塗料でスミ入れした場合のようなシャープな仕上がりは望めないでしょう。
 そこで困ってしまうのが、こういうパーツの塗り分けです。

 これはHGUC陸戦型ガンダムの右胸のダクトのパーツです。ダクト内部のシャッターというかルーバーは設定色では黄色なので、塗り分ける必要があります。しかも、シャッターのすき間にはスミ入れをしたくなってしまいます。最初はガンダムマーカー「SEEDイエロー」で塗るだけにしようかとも思いましたが…

 スミ入れ用マーカーで黒く塗りつぶしてしまいました。この上から黄色いシールを貼ってシャッターの塗り分けを再現する作戦です。


 以前、レイズナーの時に使ったカッティングシートの黄色のモノを使おうと思ったのですが、見つからなかったので、手持ちのシールで代用することにしました。このシールは「バクシード」のシールなのですが、白くて表面がつるっとしたシールなら何でも良いと思います。
 シャッターの縦寸法は目分量ですが0.7ミリぐらいですので、シールを約0.7ミリ幅の帯状に切り出し、長さ4ミリぐらいのモノを10枚ほど切ります(予備も含む)。この作業はビデオテープのラベルシールの台紙やガムテープなどの剥離紙の上で行うと良いです。


 切り出したシールを一列に並べ、ダクト内側の横幅(約3.6ミリ)よりもやや狭い幅に切り揃えます。デザインナイフで上から押し切ると良いです。


 切り出したシールを塗ります。シールの断面にも塗料が塗れるようにバラバラに配置し、ガンダムマーカー「SEEDイエロー」のインクを染み込ませた平筆でサラッと塗りました(乾かしつつ3度塗り)。マーカーのまま塗るのは難しいですよ(汗)。


 黄色に塗ったシールをデザインナイフの刃で拾い、ダクトのシャッターに貼っていきます。シールの外周にははみ出たマーカーのインクがこびり付いている場合が多いので、ナイフでキレイに切り取ってから貼るとシャープな仕上がりになります。
 シールを置くのはデザインナイフの刃を使いますが、シールを定着させるのには先端をマイナスドライバーのような形に削ったツマヨウジを使います。シールにキズが付くのを防ぐためです。

 一番上のシャッターに貼るシールは、両端を図のように斜めにカットしてから貼ると良いです。あと、一番下のシャッターに貼るシールは、長さを少しだけ短くしてやると貼りやすくなります。


 ダクトの塗り分け(?)完了です。ガンプラ付属のホイルシール(色分け用のアルミシール)の黄色いモノを使えば、粘着剤が強力なのでハガレる心配が少ないです。筆者はこの作業終了後にHGバクゥで使用しなかった黄色いシールを発見し、ガックリしました(笑)。
 非常に細かい作業ですが、効果はかなり高いと思います。ぜひお試しください!
  

テープ類でのディテールアップはどこまで可能か!?

2007年04月14日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 筆者の製作記事ではメタリックテープやシール類がよく出てきます。切って貼るだけで手軽にメタリックな輝きが得られるので、非常に重宝しています。
 今回は、今後の製作のためのレベルアップを図るべく、テープの切り出し方や色の使い分けの特訓を行いました。

 実験台になってもらったのは、なぜかプラモではなくミニカーです。モノが小さい方が練習になりますので……というのは表向きで、単にいじってみたかっただけです!(苦笑)。
 
 
 写真は米マテル社のミニカー「ホットウィール」の「フォード マスタングGT」(新型)です。この新型マスタング、1960年代の初代マスタングを現代に蘇らせたようなスタイリングとディテールで非常にカッコ良いです。このミニカーはその新型マスタングのプロポーションをうまく表現してあると思うんですが、価格が価格だけに(300円でお釣りがきます)省略されている部分が多いです。スケールも小さいですからねぇ(全長約7.3センチ・約1/67スケール)。トミカなどではメッキパーツやクリアーパーツで再現されている灯火類は黒く塗りつぶしてあったりボディーカラー同色だったりします。この辺をいじってみようと思います。
 
 今回ディテールアップに使用したテープは「ラピーミニ」のシルバーとレッド、「パール7」のオレンジと白です。文房具店やファンシーショップで入手可能だと思います。

 このミニカー、特徴的な透明カバー付き丸型ヘッドランプが大胆に省略されていますので、まずはそこから…。

 ヘッドランプ用の小さい丸をナイフで切り抜くのは至難の業ですので、「穴開けポンチ」を使いました。これは半年ほど前にモノアイ用のHアイズの裏に貼るラピーテープを切り抜くためにホームセンターで買ったのですが、本来は皮革など分厚いモノに穴を開けるためのものなので期待したほどの切れ味ではなく、そのまましまい込んでいたんです(汗)。
 この穴開けポンチ、先端が直径2~4.5ミリまで、0.5ミリ刻みで交換できるようになっています。今回は直径2.5ミリを使用しました。
 ラピーテープのシルバーを適当な剥離紙に貼り(筆者はビデオテープのラベルシールの剥離紙をよく使います)、ポンチで打ち抜きます(実際にはポンチで付けた丸い形をデザインナイフで切り抜く感じでしたが…)。

 直径2.5ミリの丸いメタリックシールが出来ました。これをヘッドランプの部分に貼り付けると…

 丸型のヘッドランプが付くと一気に新型マスタングらしい顔つきになりました。丸いままではヘッドランプの取り付け位置に入りきらないので、円弧の一部を切り取ってあります。
 新型マスタングは、この丸型ヘッドランプに透明のカバーがかぶさったデザインになっていますので、それを再現します。
 
 透明カバーの再現に使用したのは、ポピー製1/144スケールの完成品戦車モデル「架空戦記」シリーズのマーキングシール(写真左)です。余白の部分がツヤありの透明シールになっています。これを丁寧に切り抜いて透明カバーのサイズと大きさにします(写真右)。

 ヘッドランプに透明カバーが付きました。フロントグリル内部のフォグランプは、ガンダムマーカー「メッキシルバー」のインクを筆塗りしました。

 
 ウインカーのランプは「パール7」のオレンジ色の細切りを貼って再現し、フロントグリル中央のマスタング=野生馬のエンブレム(写真右)が省略されていたのでラピーテープのシルバーを切り刻んで再現しました。

 
 正面と後ろ(写真右)から。リアコンビランプの赤い部分とハイマウントストップランプ、リアバンパー横のアメ車特有のマーカーは「ラピーミニ」のレッドで、バックランプは「パール7」の白をそれぞれ細かく切って貼り、再現しました。
 ナンバープレートはビデオテープのラベルシールを小さく切り、油性マーカーで適当にアメリカのナンバープレートっぽく書き込みました。


 ピンボケのおかげで妙にリアルに写った写真(笑)。いやぁ、実に楽しい作業でした! やっぱりメタリックテープの輝きがあると、とても活き活きした表情になってくれます。テープを細かく切るのは難しいですが、じっくり取り組めばなんとかなるもんですよ!
 テープ類は粘着剤の劣化という心配がありますが、粘着剤が弱くなってテープがはがれた場合には、新たにテープを用意して貼り直すこともできますから、ぜひ一度お試しくださいね~!

緊急特別企画・番外編「MGザクver2.0迎撃準備!」

2007年04月09日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 昨日はいつもより多くの皆様に訪問していただき、誠にありがとうございます! 筆者といたしましては、MGザクver2.0の衝撃を少しでも多くの方にお伝えしたいと思ったのですが、あの感動をちゃんとお伝えできたかどうかは自信ありません。いやホンマにスゴいんですわ! ガンプラ作り続けて四半世紀、組み立てながらあまりの楽しさに「うひょ~っ!!♪」と踊りたくなったキットって初めてですもん(笑)。
 ver.2.0の腕と脚各1本ずつ組み立てた感動から丸2日経っても興奮冷めやらぬオッサン・かめっチです。1/100アカツキの続きやらR3エルガイムMk-Ⅱ&MG Hi-ニューガンダムの最終回がまだだというのに、今日もザクのネタで行きます。
 発売までまだ半月以上あるでしょうが、気持ちの上では「現在製作中 MGザクver2.0(その0)」です。

 とりあえず「ここはやっぱりイジろう」と思ったモノアイのレンズを用意することにしました。
 キットのモノアイは可動機構こそ最新の、首の動きに連動して旋回するギミックがありますが、レンズは従来どおりのクリアーパーツです。クリアーパーツを活かした仕上げにしようと思うと、クリアーピンクの塗料が必要だと思います。以前ならグンゼ(現:GSIクレオス)のMr.カラーの「蛍光ピンク」の上澄み液が良い感じのクリアーピンクだったのですが、現在の「蛍光ピンク」は品質が改良されて上澄み液が発生しなくなりました(「水性ホビーカラー」の「蛍光ピンク」なら上澄み液があるらしいですが、未確認です)。
 そこでやっぱりいつものウェーブの「Hアイズ(ピンク)」とコトブキヤの「丸ノズルS」の組み合わせでいくことにしました。問題はサイズの選定なんですが…

 1/100のザク系MSのモノアイ用として考えられるHアイズの径は3ミリ・3.5ミリ・4ミリのいずれかだと思います。このぐらいのサイズだと、わずか0.5ミリの直径の差でもかなり大きいですねぇ。

 先日Hアイズ+丸ノズルSのモノアイに換装したMGザクF2は、3ミリ径のHアイズ+外径4ミリの丸ノズルSを使用したのですが、こんな目つきです。(作り方は「かめっチ式モノアイの作り方・前編中編後編」を参考にしてください)

 筆者はモノアイスリットの高さに対してこのぐらい径のモノアイが好きなんです。ver2.0はF2よりも頭が大きいので、Hアイズは3.5ミリ径を使うと良いかなぁ~と思いましたが…
 コトブキヤの丸ノズルSは、ウェーブのHアイズの直径+1ミリの外径のモノを使うとピッタリなのですが、残念ながら3ミリ・4ミリ・5ミリ・6ミリ…と、1ミリ刻みでサイズが大きくなっているため、3.5ミリのHアイズに対応するモノはありません(泣)。

 どうしようかなぁと、手持ちのディテールアップパーツの中から使えそうなモノを探していると、「丸モールドⅡ」の4.5ミリ外径のモノがありました。でも、フチがちょっと分厚いかも…



 丸ノズルSとの比較。左が丸ノズルSの5ミリと4ミリ、右が丸モールドⅡの4.5ミリです。やっぱりちょっとフチが分厚いですねぇ(汗)。内径を計ってみると約3.3ミリ。3.5ミリのHアイズは入りません。
 Hアイズの裏のヒケを処理する時に、多めにペーパー掛けして直径を3.3ミリにしてしまうという手もありますが、やっぱり3.5ミリが良いだろうということで、丸モールドの内側を削って内径3.5ミリにすることにしました。

 
 削る道具は金属製のノギスです(筆者はタミヤ製を使用)。挟んで測る部分の反対側、穴の径などを測る部分を使います(写真右)。意外と刃物のように尖っているのを利用するんです。

 使い方は、まずノギスを3.3ミリに合わせ、少しだけ3.3ミリよりも広げてからネジを回して固定し、丸モールドの穴をグリグリと広げていきます。
 
 ノギスを回す方向は一定方向にすると偏って削れてしまうので、右回転→左回転→右回転…という風に往復させます。
 スムーズにノギスが回るようになったら、ノギスの幅を少しずつ広げてグリグリ削ります。最終的には内径3.5ミリまで削ってしまいます。
 削った部分の仕上げには耐水ペーパーの目の細かいモノを掛けますが、流し込みタイプのプラスチック用接着剤をサッと塗るという方法もあります(筆者は「Mr.セメント リモネン系」を使用)。

 
 こうして内径3.5ミリになった丸モールドにHアイズ3.5ミリをはめ込んだモノアイレンズが出来上がりました。写真右は左から3ミリ・3.5ミリ・4ミリのHアイズで作ったモノアイです。こうして見るとけっこうサイズに差がありますねぇ。

 左から3ミリ・3.5ミリ・4ミリのモノアイを取り付けたF2の頭です。ver2.0にはどのサイズが良いでしょうねぇ…。

 ver2.0のモノアイシールドのパーツは非常に透明度が高く、厚みはあっても気になりませんので、ビニール袋を利用したモノアイシールドは出番がなさそうです。

 ところでもう一つ気になる点があります。それは腰スカートアーマーのすき間から脚の付け根が見えてしまうことです。これについてはかめっチ式尻隠し(HGUCザクの時ザクⅠスナイパーの時)を改良したモノで隠そうと思うのですが、良い材料が無いか捜索中です。MGともなるとコピー用紙を使うとショボいでしょうからねぇ…。




 

無臭で塗膜の強い塗料…ノンシンナーモデラーの永遠の夢!・続報

2007年04月05日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 半月ほど前に記事に書いたアトムサポート社のアトムハウスペイント「水性 工作用カラー」の続報をお送りします。工作塗装用の水性ペンキです。

 作業机の裏というか下に設置してある簡易ゴミ箱(キットの空き箱をタンスの引き出しのように取り外し可能な状態で半固定してあります。作業中に出るプラクズをすぐに処理できますよ~)の中のゴミを捨てようとした時、箱のスミの方に水色の塗料が付いたランナーの切れ端を発見しました。コレは先日の「工作用カラー」をドブ漬けしたランナー。あれから半月経っているので、完全に乾いたかなぁと思い、塗膜を爪で引っかいてみると…
 ハゲませんでした!(祝!)
 何度も引っかいたのですが、一度だけ少しキズが付いた場合を除いて、ほとんど塗膜にダメージはありませんでした。
 しかも水性塗料に付き物のベタ付きはほとんどありません。
 「コレはスゴい塗料や~!!」と小躍りしたオッサンは、前回やり残した実験を行うことにしました。「水性ペンキでプラモデルのモールドを埋めずに広い面積を塗ることは可能か?」という実験です。


 前回はまともな筆が無かったので見送ったのですが、今回は「工作用カラー」のスカイブルーを水で薄めて塗ってみました。写真はすでに塗り終わった状態です。サンプルとして1/144コレクションシリーズの「スラッシュザクファントム」のシールドを使用してあります。筆はタミヤの平筆(ナイロン毛)を使用。写真左の小ビンは焼きプリンのカップです。

 最初は水の量が多すぎたため、パーツの表面に塗るとハジキましたが、塗料の分量を増やしていくと色が乗るようになりました。
 筆に塗料を少なめに含ませて、根気よく塗っては乾かし、乾いたら塗りを繰り返しましたが、ニオイがまったくといって良いほど無い(鼻を近づけたら、かすかにペンキ特有のニオイがする程度です)ので気楽に作業できました。
 まだこの塗料に慣れていないため、塗料が溜まってしまった所がありますが、塗り進めていくうちに色が均一になっていき、塗っていて楽しくなってきました。筆塗りで楽しくなったのは初めてです。
 この塗料、濃度が適正になると非常に塗りやすいです。塗料によっては一度塗った部分が半乾きの時にもう一度塗ろうとすると、前に塗った塗料がベロッとめくれる場合がありますが、この塗料の場合はけっこう荒い筆使いをしても塗料のめくれはありませんでした。
 ただ、注意点もあります。ビンや塗料皿のフチに付いた塗料が固まると、フィルム状のダマが出来ます。コレが筆に付いた状態で塗るとマズいです。塗る前に、筆にこのダマが付いているかチェックし、付いていたらティッシュなどにこのダマをなすり付ける必要があります。


 シールド下端あたりにダマが出来てしまいましたが、その他の部分は多少筆ムラがあるものの良い感じに塗り上がりました。もともとツヤありの塗料ですのでツヤ消しの水性トップコートを吹き付ける必要があります。トップコートを吹いたらコレぐらいの筆ムラは目立たなくなりますからねぇ!
 ペンキで塗ると厚塗りになったりモールドが埋まったりするのではないかという心配がありましたが、よほど細かいモールドでない限り大丈夫そうです。

 スパイク周辺なんか、かなりシャープに仕上がりました。まるでスプレー塗装したみたいです。この塗料、ペンキのイメージを見事に覆してくれます(!)。

 この塗料についてさらにいろいろと知りたくなったので、問合せ先であるアトミクス・テクニカルサービスセンターに問い合わせてみました。
 いちばん気になっていたのは、この塗料を薄めるのに消毒用アルコールを使っても良いのかということなんですが(水性塗料を薄めるのに消毒用アルコールを使うと具合が良いらしいという噂をどこかで読んだことがあるのですが…)、これについては「薄めるのには少量の水を使ってください」ということでした。ちなみにこの塗料、完全乾燥後も消毒用アルコールで溶かせます。以下の質問はQ&A形式で…(電話での会話を記録したわけではありませんのでややアバウトですが、こんな内容でした)。

 Q:用具の手入れは他の水性塗料同様、水で洗えますか?
 A:乾く前なら水でOKです。

 Q:有機溶剤は含まれていないのですか?
 A:シンナー的なものではありませんが、凍るのを防ぐとか、品質を安定させるための有機溶剤はわずかですが含まれています。

 Q:全部で何色ありますか?
 A:蛍光色も含めて27色あります。

 どんな色があるのかを質問しようとすると、カタログを送ってくださることになりました。担当の方、ありがとうございます!

 今回の電話で分かったことで、前の記事で書いたことと違う場所がありましたので、訂正させていただきます。
 1.ドラえもんの絵が描かれているラベルは旧パッケージです。ドラえもんの絵が無い方が新パッケージということになります。
 2.この塗料の発売元(販売元?)がアトムサポートさんで、アトミクスさんは製造元だそうです。余談ですが、食品なんかで「発売元」と「販売元」の両方が書かれているものがありますが、この2つってどう違うんでしょうねぇ~?

 このアトムハウスペイント「水性 工作用カラー」は今後も使い方を研究していく必要がありますねぇ(燃)。「筆者のオススメ塗料その2」になる可能性が大きいです。
 筆者のオススメ塗料その1アサヒペンさんの「カラーパレットマーカー」は、アサヒペンさんのホームページ上に色見本がありますが、アトムさんのサイトには「水性 工作用カラー」の色見本はありませんので、カタログが到着したら色見本を作って掲載する予定です。

 それにしてもこのスカイブルー、やっぱり筆者のイメージするグフの色にピッタリです。しかも塗膜がラッカー塗料に近いぐらいの強度があってベタ付かないのですから…♪ 筆者のグフ計画が一歩前進した感じですよ~!

 

無臭で塗膜の強い塗料…ノンシンナーモデラーの永遠の夢!

2007年03月20日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 今日は朝から姉と2人で昨日のハト問題の解決のため、作業に取り掛かりました。脚立に上って松の枝を見てみると、親ハトが木の枝を組んで作った直径20センチぐらいの巣があり、長さ3.5センチほどの白い卵が1個乗っかっていました。巣があって卵があると、巣の周辺がハトのフンだらけになるという隣の人の心配があるため、やむを得ず卵と巣を撤去することにしました。卵を温めている親ハトの姿を見るとかわいそうだと思いましたが、仕方がありません。
 巣を松の枝から「ゴメンね~:泣」と取り外そうとすると、親ハトは逃げて行きました。巣と卵を他の場所に移動させるべく、いろんな場所を探しましたが、なかなか良い場所が見つかりません。場所を変えたところで親ハトがその場所に気付かず、結局卵が孵らなかったり、猫やヘビなどに卵が食べられてしまう危険性もあります。
 姉と長いこと相談して、公園に巣と卵を持っていくことにしました。場合によっては土に埋めてしまうことも考えましたが、少しでも生存の可能性がある場所に賭けてみることにしたのです。公園には小山があり、ハトが多数いました。「ここなら…」という場所を探し、ようやく太い木の又にその場所を見つけました。巣を置いてみると、最初からその場所に巣があったように違和感なく置けました。後はこの場所に住んでいるハトがこの卵を見つけてくれたら…。
 ハトに他のハトの卵を温めるという習性があるかどうかは分かりませんが、筆者と姉に出来る最善の道を選んだつもりです。あの卵が無事に孵ってくれることを祈りながら…。

 さて、その作業の途中で近所のホームセンターに行き、軍手やビニール袋などの道具を買ったのですが、ついでに良いモノを見つけたので紹介します。こんな時でもプラモ作りのことは忘れていない筆者って…(汗)。

 アトムサポート社(アトムハウスペイント)の「水性 工作用カラー」です。ドラえもんのラベルが目印です。モノによっては旧パッケージ(こちらはアトミクス社製)の場合もあります(写真右)。
 今までも塗料売り場で何度か見たことがあるのですが、1本300円弱という価格を見て「ちょっと高いかも…」と、敬遠していました。が、容量を見るとビンの大きさのわりにタップリ(25ミリリットル)入っていて、量に対する価格の面ではタミヤやGSIクレオスの水性カラーと同等か、むしろ割安です。
 なぜか今日はこの塗料が気になって、手に取って見ると魅力的なことが書いてあります…
 「ベタつかず、丈夫な塗膜。」…そう、水性塗料の弱点である「ベタ付き」&「塗膜の弱さ」を克服している塗料…!? これは期待できますよ!!

 分類上は「ペンキ」に属するこの塗料、有機溶剤を含んでいないようで、ニオイもほとんどありません。ペンキなのでちょっと濃度が高いですが、少し水で薄めれば問題なく筆で塗れそうです。ポリエチレン・ポリプロピレン・PET樹脂には塗れないと書いてありますが、他の塗料でもほとんどの場合は塗れませんので、特に問題はありませんねぇ。
 ペンキをプラモに塗る実験は、以前アサヒペンの「水性スーパーコート」を使ってみたことがありますが、この「工作用カラー」はどんな感じでしょうねえ? 

 とりあえずグフ用に「スカイブルー」と、隠ぺい力の高そうな「下塗りホワイト」を買ってみました。
 家に帰ってさっそく試し塗りを…と思ったのですが、MGストフリやHi-ニューガンダムへの「金属色まぶし塗装」で筆が傷んでいたのを忘れていて、まともな筆がありません。仕方なくランナーをドブ漬けしてみました。


 乾燥後の状態です。冬場は2~3時間かかるようです。このスカイブルー、アサヒペン「水性スーパーコート」の「空色」よりも黄色みが少なく、よりグフ向きの色だと思います。ツヤありなので、塗装後にツヤ消しトップコートを吹いてやる必要がありますが…。
 乾燥後の塗膜を指で触ってみると、確かにベタ付きがマシです。まったくベタ付かないわけではなさそうですが、かなりサラッとした感じ! 好感触です。
 塗膜はかなり強いです。「水性スーパーコート」と同様、爪で強く引っかくとハガレますが、看板に偽り無しだと思います。おそらく無臭水性塗料の中では最強クラスかも…。

 今回はまともな筆が無かったので、プラモのパーツに塗ってみる実験は出来ませんでしたが、後日水で少し薄めて実験する予定です。あと、消毒用アルコールで薄めることが可能かどうかアトムサポートさんに問い合わせてみようと思っています。
 それでは今日はこの辺で…。