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ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

画像を加工してビームを撃たせよう!(前編)

2007年08月15日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 先日、スパイクさんからご質問いただいた「ビームの画像処理」ですが、筆者が行っている画像処理はフォトレタッチのフリーソフト「JTrim」とウインドゥズに入っているお絵かきソフト「ペイント」を使った非常にお手軽なモノです。最近はフリーソフトの「PictBear」を「ペイント」と併用することによってバージョンアップを図っています。
 画像加工を本格的になさっている方々のサイト(爆発の煙とか破片とかビームの粒子や照り返しなんかも合成されていてスゴいです!)を見てみると、「フォトショップ」などを使っているようですが、かなり高価なソフトです。雰囲気を味わうだけならフリーソフトでもけっこうイケますよ♪

 まずは「JTrim」や「PictBear」を入手する必要があります。筆者はかなり前にダウンロードしたので、どこのサイトで入手したか覚えていませんが、「お絵かきソフト フリーソフト」などでググって、これらのソフトの提供元のページに行ったのだと思います。フリーソフトをダウンロードする場合は、ウイルス対策ソフトなどで充分に防御を固めてから行ってください。たまにソフトにウイルスが混じってくることがあるそうですので…(汗)。

 デジカメで撮った写真というのは、サイズが非常に大きい場合が多いです。これをまず「JTrim」でサイズ調整します(筆者のブログはサムネイル表示の画像をクリックすると大きな画像に移動することができないため、この作業で調整したサイズがブログ上の最終的な画像のサイズになります。そのため重要な作業なんです)。
 「JTrim」を起動させたら、メニューの「ファイル」→「開く」で加工したい画像を選び、メニュー「イメージ」→「リサイズ」でサイズを小さくします。「リサイズ」内では「比率を指定する」を選択し、「元のサイズの○○%にしようかな…」と試しながら縮小・拡大します。

 ちょっと小さすぎました(汗)。失敗してもツールバーの「元に戻す」を押せばやり直せますので、ご心配なく…。
 
 画像の中の被写体(模型)が適当なサイズになったら、より効果的な構図にするためにトリミングします。写真から余分な部分を切り取って、迫力のある構図や分かりやすい構図にしていくのです。
 メニュー「イメージ」→「切り抜き」を選択すると、画像の上に四角いワクが出てきます。このワクの中が画像として要る部分です。四角いワクのサイズや位置を調整して「OK」を押すとトリミング完了です。


 画像を見ていて「もうちょっと鮮明にしたいなぁ」という時はメニュー「加工」の「シャープにする」または「エッジを強調」を使います。「エッジを強調」の方が効果が高いですが、反面、画質が粗くなります。「シャープにする」のレベル2か3でOKです。
 粗くなってしまった画質を、鮮明さを極力落とさずにきめ細かくするにはメニュー「イメージ」の「ノイズ除去」を使います。
 画質の調整はけっこう奥が深いです。画像のサイズを調整する作業の前に「エッジを強調」してからサイズを縮小するとかなり鮮明な画像になったりします。

 また、画像が暗い場合にはメニュー「カラー」の「明るさ/コントラスト」や「ガンマ補正」で明るくしたり、逆に暗くすることもできますし、実物の色と違う感じに写真が撮れてしまった場合には「RGBの度合い」で調節することもできます。このあたりの機能は、いろいろ試しながらコツをつかんでくださいね。
 サイズや画質を調節した画像は、「ファイル」→「名前を付けて保存」または「上書き保存」で保存しておきます。

 今度は「PictBear」でビームを描き込みます。「PictBear」を起動させ、先ほどの画像を「ファイル」→「開く」で呼び出します。
 「PictBear」の使い方ですが、このコーナーで使用する機能なら「ペイント」を使ったことのある方ならだいたい分かると思います。
 画面の左端にあるツールバーの「直線」を使ってビームを描き込むのですが、画面上に出てくる「パレット」でビームの色を、「ブラシ」で線の太さと線の種類を選びます。「PictBear」は直線や曲線もエアブラシで描いたような「ぼかし効果」が得られるので、ビームの表現には便利です。「ペイント」で線を引くこともできますが、ドットの荒さが分かってしまうのが難点です(クロスボーンの最終回などをご覧ください)。
 ビームの色の基本色となる色を選びます。ゲルググのビームライフルですのでパステル調の黄色を選びました。普通の黄色だとまた違った印象になると思います。

 ビームの直線の角度は、ライフルの向きを参考にして決めますが、けっこう難しいですねぇ(汗)。

 さらにビームが光っているように見えるようにするため、ビームの線の太さの真ん中を白くします。黄色の線の太さよりも細い線で白い色を追加します。

 黄色だと効果は分かりにくいですが、ピンクだと白線の効果ははっきり分かりますよ!

 今回はここまでです。後編では特殊効果を加えていきますよ~♪

 補足:実はビームの表現には、はぼっくさんがコメント欄で教えてくださった「lsmaker」というソフトが使えます。サンプル画像を見ると、某超有名スペースオペラ映画に登場する「ラ○トセーバー」そのまんまの画像になっていてスゴいです。今のところ筆者はまだこのソフトを使いこなせていないので、使えるようになったらバージョンアップ版の記事として紹介する予定です。

 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは~ (スパイク)
2007-08-16 00:24:52
先日の質問への回答を記事にして頂き、ありがとうございます m(_ _)m

ゲルググのビームライフルの銃口が「ピカーン」と光っているのがカッコいいなぁと思ってましたので、後編の特殊効果も楽しみにさせて頂きますね^^
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なるほど (ti0719)
2007-08-16 07:57:17
かめっチさん、こんにちは。
興味深く記事を拝見しました。
なるほど、このようにするとビームライフルが光るのですね。
爆発シーンなどもこの応用でOKなのでしょうか?
後編も非常に楽しみです。
ともかく「JTrim」、「PictBear」を拾ってみます。
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こんばんは~! (かめっチ)
2007-08-18 21:19:30
 スパイクさん:こちらこそ、記事のネタをいただけたのでうれしいです。ありがとうございます!
 「JTrim」は写真加工用のソフトですので、モノクロにしたり色を調整したり反転させたりする機能だけと思っていましたが、まさか「超新星」のような特殊な機能があるとは思いませんでした。この機能に最初気付いた時は「うおぉ~!」と感動しましたよ(笑)。ぜひ使ってみてくださいね♪

 ti0719さん:ありがとうございます! 画像加工はプラモの製作とはまた違った楽しみがありますので(でも、塗装の仕上げ作業には近いかも。演出するような感じですからねぇ)、ぜひやってみてくださいね! 爆発については、劇中のピンクの爆炎みたいなデフォルメした表現ならエアブラシで描き込むと良さそうですが、リアルなモノについては訓練が必要かもしれませんねぇ(汗)。
 「JTrim」の機能は、特殊効果だけでなく、製作中のパーツの撮影が思ったように行かなかった場合のフォローにも使えますよ♪(明るさや色合いの調整とか)。
 ti0719さんの美しく塗装された完成品の特撮画像、見てみたいです! 
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