・・・定年後は私も家事の一部を、仕事として、毎日やっている。
洗濯物を干すことなどは、最初抵抗があったけれど、いまは抵抗なくやっている。
やってみて分かったことであるが、私の方が家事作業は、向いているようです。
今、朝日新聞の「門」と云う小説を読んでいるが、その中の主人公は大学中退の下級官吏であるが、小説の時代、つまり明治時代中ごろ、日本の中流階級は3DKくらいしかない狭い家に住みながら、女中さんを、家事手伝いとして、雇っていたようである。
戦後、日本では、私の知っている限り、家に、家事手伝いとして、人を雇っている家はあまり、見かけなくなった。
話は変わるが、香港に旅行した時に、日曜日の繁華街の公園で、休日を過ごすフィッリッピン人の住込みの家事手伝いさんをたくさん見かけた。
日本と、収入が変わらない、香港の中流層でフィリッピン人の住込みの家事手伝いを普通に雇っている、社会の構造が、日本と違うのを知って驚いた。
日本の家庭は他人を家に入れる習慣はないので、日本では家事手伝いを雇うような社会には、今はならないとは思うが、日本の女性が、大半、社会で働くようになると、香港のように、外国人の家事手伝いの雇用が、制度として、国で認められ場合は、日本でも、香港のような社会になるかもしれない。
家の家事作業をしながら、そんなことを考えた。
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