ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

老いは老いとして受け止めて、どう生きるか

2015年02月05日 07時02分33秒 | エッセイ

・・・ある新聞の読者欄に、88歳の人が心境を、「老いは老いとして受け止める毎日だ」と書いている文章を読んで、私も同感の意を持った。

  最近、私は何事に対しても意欲が少し減退したのではと感じるようになった。
  また、趣味の古代史の本は、寝る前に数ページづつを何日もかけて読んでいるが、その本を、読み終わり、再度、繰り返して、二度読んでもまったく初めての様に、新鮮に読める。
  つまり、一度、読んだ本の内容が、何も、頭に残らないと云う事です。
  その他にも、生活態度に、粘り強さが無くなり、今やっていることを、簡単に次回送りにしてしまう。
  例えば、革細工の作業をしていて、十年前の私だったら、作業が面白いと、何時になろうと一気にやり終わっていたが今は、少し区切りがつくと、止めて、作業の続きを、次回の機会に、延期してしまう。

  こういう事が年齢を経るとともに、自分の身に、色々と起ると、自分がダメになっていくことばかりが、頭にちらついて、生きていく上での悩みとなってしまう。 

  先ほど紹介した読者欄に投稿の88歳の人は、75歳くらいまでは何とかやっていけて、75歳を過ぎると、がくんと体力が落ちる、85歳を過ぎると足腰の衰えで活動がままならなくなると述べていた。
  しかし、「老いは老いとして受け止め、毎日、やれることで生活を楽しみ、老いて、やれないことは、それはそれで、自然のことと受け止める心境」と書いておられた。

  つまり、やれた時と比較しないで、今の自分を自然な状態と考え、今を楽しむ事が、老いを生きる秘訣らしい。

コメント
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