オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

映画『ピアノマニア』

2012-08-03 | おすすめ映画

多忙な合間をぬって、レディースデイの今日は映画を観に行きました。
映画『ピアノマニア』

いやーー感動しました。
途中映画に入り込み過ぎて思わず息を止めてしまっていて、途中で何回も深呼吸しました(笑)。
この映画は生涯忘れられない映画の1つになりそうです。

映画のストーリーを紹介します(HPより転載)

【転載開始】

バッハ晩年の未完の傑作《フーガの技法》に現代音楽の旗手エマールが挑むことになった。

選ばれた楽器はスタインウェイ社の逸品“245番”。世紀の録音まで1年・・・
ウィーン・コンツェルトハウスで、調律師がピアノに向かう――。
ロカルノ映画祭を皮切りに世界が熱狂した『ピアノマニア』は、スポットライトを浴びるピアニストではなく、彼らを影で支える調律師の存在に光を当てる異色ドキュメンタリーである。

主人公のシュテファン・クニュップファーは、ピアノの老舗ブランド・スタインウェイ社を代表するドイツ人調律師。
彼の務めは、使い慣れた自分の楽器を携帯できないピアニストが、演奏会や録音に万全の状態で臨めるようバックアップすることだ。1台のピアノで様々な表現を追求するピエール=ロラン・エマールは、試し弾きのたびに「質問がある」と繰り返す。次々と高いハードルを課す完璧主義者のピアニストと、職人としての意地とプライドを懸けて、無理難題を丹念にクリアする調律師―。究極の響きを求めて、両者一歩も譲らぬ“ピアノマニア”同志の共同作業の模様が、時に緊迫した、時に平穏な空気の中で映し出されていく。

世界の名だたるピアニストたちから絶大なる信頼を寄せられる現代最高峰の職人が過ごした “もっとも長い1年” の記録。

1年間にわたる一大プロジェクトの狭間で、カメラはシュテファンの普段の仕事ぶりにも着目する。
注文の多い顧客に一途な彼を追ううちに、観客はコンツェルトハウスの“裏舞台”を目の当たりにする。
さらに、時代の申し子ラン・ラン、引退を目前に控えた巨匠・アルフレート・ブレンデルから、人気道化コンビのイグデスマン&ジョーまで…

彼に絶大なる信頼を寄せる錚々たるピアニストたちの貴重なリハーサル風景も、大きな見どころのひとつ。
“ブラボー!”の喝采の影に潜む、芸術への愛、完璧への執念、そしてわずかな狂気ー音に魅入られたピアにマニアたちの熱い想いが、音楽の都ウィーン響き渡る。
演奏会では決して覗けない芸術の神秘へようこそ。
いま、“裏舞台”への幕が上がる!


【転載終了】

普段私たちが目にするのはスポットライトの当たった舞台のアーティストのほんの1時間ちょっとの演奏だけ。その後ろに、どれだけの努力と苦労と多くの人の音楽に対する愛と真剣さが隠されているのかほとんど知る機会はありません。
ピアニストにとってピアノは自分の所有楽器を持ち歩けるわけではないので、その場所のピアノと調律師に信頼を寄せるしかない。どんなピアノに出会っても「最高の音楽を届けたい」という思いを込めて私たちはピアノを演奏するわけで。

そんな中で素晴らしいピアノに出会えたときの衝撃は、まるでずっと待ち望んでいた恋人にめぐりあったような感覚。ステージでの演奏はその恋人とダンスを踊るような気持ち。
そういうピアノを用意するのが、この主人公シュテファンのような調律師のお仕事です。

ピアノの一音一音のビブラートの響き、サスティンペダルの残響の消え方、力強く、優しく、ささやくように、響き渡るように・・。演奏家も聴衆もその場にいる全員が音楽の世界にトリップできるように、入念に準備されていく舞台裏の仕事。
そんな中にも彼の日常、奥さんとのやりとり、仕事への狂気とユーモアが随所に垣間見れて、ある意味どんな物語よりも面白い映画でした。

演奏家として出演するフランスのピエール=ロラン・エマール(1957~)、中国の若手ピアニストラン・ラン(1982~)、ベテランのアルフレート・フレンデル(1931~)、ジュリアス・ドレイク(1959~)、ルドルフ・ブッフビンダー(1946~)、アレクセイ・イグデスマン&リチャード・ヒョンギ・ジョー、彼らのパフォーマンスの素晴らしさもこの映画の見所の一つ。

私たちは一人一人が映画の主人公。
出会いと別れ、恋、結婚、家族、友人、仕事、夢、日常・・小さなことから命をかけるような大きなことまで、生きてくことは本当に素晴らしい。

あなたの仕事がスポットライトの当たるような仕事であっても、裏方の仕事であっても、その人の人生は全て表舞台。
どんな人にも、与えられた人生の一瞬一瞬を大切に生きてほしいと思います。



この映画を観た後、私には怒濤の4時間リハが待ち受けていたわけです・・(笑)
これが私の人生!!(笑)

8月11日(土)ほうらいの里でお会いしましょう。

私、吉田優子さんの伴奏、Peppermint Leaf(Vo&Key)、TOMG(Jazz)のピアノ、同じくTOMG(ハワイアン)のコーラスとして出演します。
出血大安売りでお届けしています。
この機会をぜひお見逃しなく!!

♪♪♪ほうらいの里 音楽会♪♪♪

日時:2012年8月11日(土)
出演: 吉田優子 / Peppermint Leaf / TOMG / フラのダンスあり
ゲスト:田中俊雄(RCCアナウンサー)
場所:ほうらいの里「宮島」1階レストラン
   (広島県廿日市市前空2丁目1-7 Tel.0829-55-1828)
料金:3000円(弁当・飲み物付)

宮島水中花火大会の日に、対岸のほうらいの里でライブを楽しんだその後、
屋上やロビーからみんなで花火を見ましょうという楽しい企画です。
絶好のロケーション、ぜひご一緒にビールで乾杯しましょう~!!

残席僅かです。
ぜひお早めにお申し込み下さい。





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