オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

ライブの楽しみ方(その1〜ジャンル編)

2015-08-26 | 音楽

最近は音楽関係ではない方もこのBlogを読んでくださってるみたいで、嬉しい限りです。
もともとバンドのHPの一部として始めた日記なので音楽関係の記事に偏っているのは否めないんですが、アクセス解析などしてみると、美容や健康の記事が意外に読まれているんですよね。
あとグルメレポートとかね(笑) 
みんなそれほど音楽には興味がないのかなあ・・・とふとさみしくなってしまいました。


まあ、知らないから興味が沸かないかもね、ってことで今日から3回シリーズで『ライブの楽しみ方』という内容でライブに行ったことのない人のためにライブの「いろは」を私なりにレクチャーしてみたいと思います。
今日はその1「ジャンル編」です。


学生の頃、友達がバンドを始めたというので「ライブに来て!!」と言われて行ってみたら、爆音で立ちっぱなしで何時間も終わらなくてヘトヘトに疲れたという経験をお持ちの方は多いと思います。それはライブのことをあまりにも知らずに行ってしまって事故にあったようなものです。これから説明することを参考に、ライブを自分のペースで楽しめるようになっていただけたらと思います。


まずザックリした説明ですが音楽には一応ジャンルがあります(CDショップのためのものですが)。
クラシック、ポップス、フォーク、ジャズ、フュージョン、ロック、ヘビーメタル、ファンク&ダンスミュージック、パンクロック、プログレロック、オルタナティヴロック、ヒップホップ、レゲエ、ラテン、タンゴ・・・数え上げればきりがありませんが、ライブ初心者として知っておきたいことは「座れるか座れないか」「爆音かそうでないか」「出演者は何組か」「所用時間は何時間か」くらいですかね。



1.クラシック
まず座って聴くことが多い。服装は自由だが下駄とか音のする靴はNG。演奏中は席を立たない。演奏中の飲食も基本的にNGだが、静かな会場で咳き込んだりするのを防ぐためにのど飴を常備しておくのがオススメ。ライブはコンサートと呼ばれることが多い。所要時間は大体1時間〜1時間半。プログラム(演奏曲目)は前もってパンフレットでまたは受付で配られることが多い。曲を知っているとさらに楽しめるのでYou TubeやCDで予習しておくとよい。ピアノ、室内楽、管楽器、オーケストラ、声楽、、、などなど。


2.ポップス
着席か立ち見かは出演者に聞いておくこと。立ち見の場合はスニーカーがオススメ。服装は自由。店によっては飲食できる(持ち込みOKかどうかは会場によるので要確認)。演奏中もトイレに立ったりもOK。所要時間はワンマンなら1時間半〜2時間半。対バン形式(バンドが何組か出る)なら1組あたり30分くらいが標準。プログラムはほとんど配られない。曲名は当日のおたのしみ。ボーカルものとインスト(楽器のみ)のものがあるので出演者でチェック。


3.フォーク
基本的にポップスに準じる。ギター弾き語りやピアノ弾き語りの静かな音楽が多い。座って聴くことが多い。歌詞に注目して聴くと入り込める。曲間のMC(語り)で曲解説したりMCに力を入れている人が多いのでMCにも耳を傾けること。
 

5.ロック
基本的にポップスに準ずる。椅子があっても立つ場合が多いのでスニーカーがオススメ。基本的に爆音。初心者はスピーカーの前(両サイド)は危険なのでなるべく真ん中か後ろの方に陣取ること。耳の弱い人は耳栓を持っていくといい。会場が盛り上がって手拍子や拳を振り上げる時は一緒になって手拍子をしたり拳を振り上げると楽しい。


4.ジャズ
基本的にポップスに準ずる。インストもの(楽器のみ)と歌もの(ボーカルあり)のパターンがある。ポップスと違うのはほとんど全曲アドリブソロがあるところ。最初にテーマが演奏された後、各楽器がアドリブで「ソロ回し」と呼ばれるコーナーを演奏することが多い。基本的にはテーマの長さ(コード進行が同じ)で自由に演奏している。1曲がかなり長い。かっこいいソロが演奏された後には拍手が起こるので一緒に拍手を送ると演奏者も盛り上がる。


6.フュージョン
基本的にジャズに準ずる。もともとはジャズから派生して、ジャズとロックやラテン音楽などが融合した音楽。インストゥルメンタル(楽器のみ)が多く、サックス、ギター、フルート、バイオリンなどがフロントでメロディーを演奏することが多い。これもソロ回しがあるのでフロントマンだけでなくバックのバンドメンバーのソロ演奏も楽しめる。


7.ソウル・ファンク&ダンスミュージック
基本的にロックに準ずる。基本的に踊るための音楽なので踊れる格好をしてくといい。ダンスは自由なのでどんなダンスでもOKだがフロントボーカルの動きや周りの人の踊りに合わせて体の動きを合わせる方が一体感があって楽しい。


8.ヘビーメタル、パンクロック、プログレロック
基本的にロックに準ずる。ほぼ椅子はない。ほぼ爆音。会場が興奮してくるとヘッドバンギングモッシュなど起こるので女子の皆さんは注意が必要。


9.オルタナティヴ・ロック
基本的にロックに準ずる。8ほど爆音ではない。他の音楽、特にジャズの要素も含むのでちょっとオシャレなロックというところ。


10.ヒップホップ
基本的にロックに準ずる。MCと呼ばれるマイクを持って歌うかRAPをするメンバーが1人〜3人いる。DJがいる場合も多い。MCはリズムに合わせてRAPをするのでそれに合わせて踊ると楽しい。


11.レゲエ、ボサノバ&ラテン
基本的にロックに準ずる。南米の陽気な音楽がベースになっているので、陽気に楽しむことが基本。力を抜いてゆらゆら揺れてると楽しい。


12.タンゴ
基本的にポップスに準ずる。ダンサーがいる場合はダンスも楽しめる。演奏中も飲食を楽しめる場合が多い。1曲1曲が2分〜4分ととても短いので飽きっぽい人にもオススメ。


13.その他
特殊な楽器のディジュリドゥやクリスタルボウル、シタール、タブラ、ジャンベ、など1〜12のカテゴリーに入らないジャンルのライブもあります。そういう場合は主催者の人にどんな感じの音楽なのか聞いておくといいでしょう。


ということでライブがちょっとは身近なものになってきたでしょうか?
以上のことを踏まえて、もともと好きなアーティストだけじゃなくて知らないアーティストのライブもぜひ行ってみてくださいね。意外にハマるかもしれませんよ。


ということで次回は会場編です。


 



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