オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

辻井伸行 日本ツアー 2021 (ロマン派)@広島上野学園ホール

2021-02-18 | ライブ・コンサート

今日は朝から久しぶりの雪。
楽しみにしていたピアニスト辻井伸行さんのピアノリサイタルに出かけました。
辻井さんのコンサートは今回で3回目。
入場も退場も物販も、万全の新型コロナ感染対策を施しながらのコンサートでした。


今年のプログラムは以下の通り。

「シューマン」
蝶々 Op.2
子供の情景 Op.15
 第1曲 見知らぬ国より
 第2曲 珍しいお話
 第3曲 鬼ごっこ
 第4曲 おねだり
 第5曲 満足
 第6曲 最大な出来事
 第7曲 トロイメライ
 第8曲 暖炉で
 第9曲 木馬の騎士
 第10曲 むきになって
 第11曲 おどかし
 第12曲 子供は眠る
 第13曲 詩人は語る

「リスト」
リゴレット・パラフレーズ S434
愛の夢 第3番 S541-3
メフィスト・ワルツ 第1番 S514


シューマンもリストもあまり聴いてこなかったので、知っている曲はわずかだったんですが、どの曲も情景豊かで素晴らしかったです。これから1つ1つ丁寧に聴いてみようと思います。
クラシックのコンサートが苦手という人は「わからないから」「知らないから」ということがほとんどだと思うんですが、人生にわからないことがあること自体が喜ばしいことだと思うんですよね。
これから「わかろう」と勉強すればいいだけのこと。


子どもの頃は「わからない」ことだらけだった現実世界。
頭で「わかる」前に心が動いて「ドーン!!」と感動して、その次に「わかりたい」と思う。
それが本来の生命(いのち)の姿なんじゃないかなと思います。


今はなんでもネットでちょっと調べれば事前に知ることができる時代。
そんな時代だからこそ、初めての曲に出会って「ドーン!!」と心が感動する喜びはひとしおです。
そういう生命の基本みたいなものをもう一度思い出させてもらえたコンサートでした。


1時間、休憩なし。
アンコールは3回。
3回目は、やっぱり「ラ・カンパネラ」。
辻井さんのカンパネラは本当にキラキラと美しい。まるで光の粒が天上から降ってくるような音。
辻井さんの心の目では確かに音は光になって降り注いでいるんだろうと想像しました。


いや〜〜本当に素晴らしかった!!!!
帰りながら心の底から「幸せ」がこみ上げてくる、自分へのご褒美みたいな至極の時間でした。


辻井さんの日々の努力を改めて感じ、自分も頑張ろうと思えました。
やっぱり生のコンサートって本当にいいですね。
私もこんなコンサートが届けられるようますます精進しようと思います。




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