ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

【緊急連絡】 新メニュー登場!!

2009-11-12 12:00:36 | 第1紀 をかしら屋
はい、何回かお伝えしました驚愕の「昼まかない」。

実は、新メニュー開発のために、否応なく食べ続けていると、言い訳めいていたわけですが、今日、その一つが見事に結実しました。

【新メニュー】登場です!!

ホルモン屋としてのメニュー開発。

ホルモン屋の、ホルモン屋らしい、まことにホルモン屋であるべきメニューです。

(前置きが長いよね~)

題して、【ホルモン煮込み豆腐丼】。

当店自慢の「白鍋スープ」がベース。

この「白鍋スープ」、ただものではありません。

「盛岡冷麺」に使う、「牛スープ」、そう牛骨・鶏ガラ・牛スネなどをことこと煮込んで作る贅沢スープを和風に味付けしたもの。

なんでこんなに手間隙かかるスープを「モツ鍋」に使うかというと、新鮮な豚ホルモンと野菜をすっきり和風だしでいただくには、力強いスープベースがないと、すっぽけた味になるからです。

スープに力があるからこそ、素材の繊細な味が生き、ホルモンを引き立ててくれるわけですね。

その「白鍋スープ」に豆腐を浸し、ホルモンと野菜を足してことこと3時間あまり煮込んだのが、この「ホルモン煮込み豆腐」。

豆腐に味が染み渡って、なんともたまらんのであります。

もちろん主役はホルモン。

良く煮込んでありますので、柔らかい。

新鮮なホルモンをそのままつかった「白鍋(モツ鍋)」も、ホルモンのクニュッ、ニュルッ、シコシコッとした感じが舌で踊ってたまらなくいいのですが、この良く煮込まれた柔らかいホルモンも、またいいもんですね。

この煮込み豆腐とホルモンを、がばっとご飯にぶっかけて「丼」にしたのが「ホルモン煮込み豆腐丼」。

ホルモン屋の丼にふさわしいメニューがまた一つ増えました。

お値段もエイッときばって、ホルモン屋らしい価格設定。

「ホルモン煮込み豆腐丼」 500円。

半丼は350円です。

ランチタイムに「コラー麺」や「盛岡冷麺」と組み合わせると、半丼がさらにお得な値段に。

夜はお酒のお供として、「ホルモン煮込み豆腐」399円でお出しします(ご飯抜きですね)。

ただ、この「ホルモン煮込み豆腐」は煮込みに時間がかかりますので、だいたい、一日十個くらいで終了となります。

ぜひ、お試しください。

ニョキニョキと、生えてる(はえでら~)

2009-11-11 20:37:14 | 第1紀 生きる
今日も今日とて、雨上がりで寒さが戻った大通の夜を徘徊。

人ッ気の少ない街で、闊歩しているのは、流行りなのかな~、ファッション語ではなんて言うの、短パンから足っこ、ニョキニョキと生えてる(はえでら~)娘っこだぢしか目にはいんね。

みごどな足だなと、ギョロギョロ見れば、この変態と通報されかねないから、横目でチラリとしかみない、やっぱりおよそ変態に近いおじさんだ。

  (今の娘っこたちは餌っこがいいせいか、大根というよりは「スマート」なエリンギだな。まあ、自信もあるんだろうけど、昔の人みたいに短くもね~もんな。)

あ~あ、この国の将来は、たぶん、およそ、この娘っこ達が背負うんだろうなと、心の中で敬礼して、おらほの年金ば頼むぞ~と拝むのでした。

わげ(若い)おどごだぢも(男たちも)、もう少し見習って頑張ってけろ。

覇気がないぞっと。

ほんでも(いや)、昨夜の農家の跡取りの若者たちは感心だった。

う~ん、世の中を一元的にとらえちゃあ、いかんのだな。

反省しながら、昨日一昨日よりは、べっこ(少し)まともになった店に戻る。


・・・・・はぁ~、なんじょになってしまったのや~。 

  (徘徊老人のつぶやき日記でした。   そして今夜は足フェチおじさん?)

日本の農業の将来は明るい!!

2009-11-11 11:35:11 | 第1紀 をかしら屋
いや、月・火となんのこっちゃいと笑いたくなるくらいに、ヒマ。

それじゃあと街に様子見に行くと、やはり人が出ていませんな。

特に、うちの狙いのサラリーマン諸君が。

喫茶店の2階から大通を20分ほど見下ろしていたが、通行人も少ないが、ネクタイ族の連れ立ちは全くない!!

あ~あと心が折れかけながらも、9時過ぎに元気な若者、6名様ご来店。

ご挨拶がありまして、先日の岩手公園のイベントのときに「津志田芋の子と滝沢産清美豚の芋の子汁」で使わせていただいた、その「津志田芋」の生産者でありました。

他に、「俺はリンゴ農家。南斜面でおいしいリンゴがとれるよ」とか、「おらほのシイタケは笠がパッと開いてすごいぞ」とか、「ネギはまかせろ」なんていう、皆さま農家の若者です。

どんな関係か、盛岡近郊でも場所はあちこち。

しかし、若い。

二次会なのに元気に飲む。

「和牛ホルモン」をぺろりと来て、「この店しかない珍しいの」って言うから、「豚珍三」なんかを。

「コリコリ」を食べては、うわ~と歓声。

「フワ」を食べては、ありゃりゃと不思議がる。

嗚呼、岩手の農業の将来は、正しく明るいなと感じた次第です。

来年も「芋の子汁」をやりましょうと別れたけど、いやいや、なんか近いうちに君たちの野菜でなんか仕掛けたいなと、久しぶりに冒険心が沸き起こってきました。


夜も遅く、東京からの珍客も現れ、いやその前に大通で迷い人の友人を捕獲(!!)したり、その夜はなんか出会いというか、「人」の夜でしたね。

散髪

2009-11-10 14:02:01 | 第1紀 生きる
ちょっとおいで という、いつもの誘い文句につられ、親孝行、親孝行と言い聞かせながら母のもとへ。

ついでにたっぷりとお叱りを受ける。

なんだその髪は、って。

わかっている。

わかってはいる。

ただ、肌が少し落ち着かなかったまま、伸び伸びに。

ほんで、髪も伸び伸び。

アトピー肌の時は、剃刀の刃を少し当てるだけで赤く晴れ上がる可能性があるから、危ないときは床屋に行けない。

まあ、少し落ち着いてきたし、お叱りもごもっともであるから、雨の中、いつもの「中三盛岡店」角の自称日本一のディスカウント床屋へ。

1260円。

ばさっと三ヶ月分切っておくれ。

えっ、半分以上無くなりますよ、って店員。

いいよ、なんか昨日からすんごくおもしろくないから、ばさばさっとねと心で言い返す。

いや、この先端の三ヶ月分の頃は良かったのだ。

あんまりおもしろくないのは、いま生え際の髪のじぶんなのだ。


店に帰って、顔を洗い直す。

床屋でつける化粧品は、ほんのちょっとでもアトピーに合わない場合がある。

整髪料はつけないが、顔のクリームはつけてもらう。

つけないと、とたんに顔から水分が失われ、干からびてしまう。

アトピーの方ならわかるだろう。

だから、顔を洗い直し、薬を塗る。

たぶん、ずっと。

苦になることではないが、少しだけ行動の自由度を失うのかもしれない。

川に飛び込むとか、顔を洗って出直すとか(?)、そんなこと。

まあ、そうざらにあることではない。

まだ、今日は雨模様だから肌はいい方。

冬になり、お天気が続く、辛い時期がもうすぐ。


それにしても、昨夜から気が重い。

・・、重いよネ。

橋、そして地下道  或る晴れた土曜日の午後

2009-11-09 11:33:32 | 第1紀 生きる
先週、土曜日の午後は穏やかな天気だった。

店を早めに従業員に任せ、街の探索に出る。

それなりのテーマはあった。

しかし、最初の仕事の「目的」、そしてワタシの食い意地を満たすはずの「うどん屋」はあるべき場所に無かった。

ろくに調べもせず、確信めいて道をたどるが、往々にしてそこにはないという場合が多い。

ただの思い込みであれば、またネットでググりながら訪れよう。

もう胃の中は「うどん」の気持ちで満たされていたので、他のものを食べる気にもなれず、空腹のまま駅前のコイン駐車場に車を止め、街をさまよう。

駅裏、いや「裏」ではない立派な都市、駅「西口」への地下通路を渡ると、空き地で何か催事をやっていた。

ああ、これも今日の目的と忘れかけていたものを取り戻す。

役所仕立ての催しは、やはり取ってつけたようなものだったが、以外に真面目な地方団体やその外郭団体など参加も多く、見るだけの勉強はできた。

そのまま、線路に沿って、北の方向へ歩く。

初めての道。

たぶん、この付近にお住まいだろう方の後を見ながら、見知らぬ道を歩く。

右には東北本線の幅広い線路があり、高架道路しか行く道はないのかと、見当をつけながら歩くと、何の予告も無く広い道の真中に地下通路がおいでおいでをする。



以外に利用者が多いのは、やはり鉄道で遮られた東西の行き来が多いからなのだ。

盛岡は、川と鉄道に遮られた街なのだとつくづく思う。

その地下道を抜けると、ワタシには見知らぬ街が待っていた。



そして、さすがにシャッターの締まり切った店も多いが、遠い昔の商店街がそのまま残った風情で、居酒屋もスナックも布団屋も駄菓子屋も和装店も郵便局も、あるべきものはみな揃っている、猫も軒先の花の鉢も広報の看板も、ああ、ここは今でも「街」なのだ。

夕顔瀬という、これも風情のある名前を持った街の大通を歩き、見慣れた広い道路に出る。

先程はすれ違えば挨拶が自然に交わされる街だった。

広い道路に出て、反対側の歩道をしばらくあわぬ知人夫妻が歩いていたが、片側二車線、右折車線付きの交差点の向こう側まで声が通らぬと思い、黙って見守る。

挨拶などできもせぬ広い道が、たぶん「便利」な道なんだろうと思うしかない。

車様中心の、そう税制も補助金も、そりゃあそうだ産業の中心だなどと、ぶつぶつ自分に言い聞かせながら、交差点を渡り、夕顔瀬橋へ。





川に降りる大きな木の根元に、「巌鷲山(がんじゅうざん)」の名が刻まれた石塔。

少し山頂付近に雪を頂いた岩手山が川の向こうに見える。

思ったより駅からだいぶ歩いたみたい。

土曜日、午後。

「材木町よ市」の裏口にたどり着いた。

今日の散歩の目的、その三 である。

開始時刻3時前であるが、出店者はすでに準備が整っている。

「よ市」も今月を残すだけ。

12月から冬の期間はお休み。

産直の野菜も冬のものとなって、果物も多く出ている。

知り合いに何軒か声をかけながら、今日はドイツパンにも、古美術とやらにも、カツサンドにもひっからず、いや五枚橋さんのリンゴワインを相方のために一本選んで正面口に抜け出る。



いつも開店前に売れ切れてしまう、目当てのだんご屋は今日は見かけず、心残り。

芋の子汁、三百人前を用意するという知り合いの町内会事務局の方にも声をかけて「よ市」を去る。

冬が、いまそこで待っている。





(旭橋から巌鷲山=岩手山を望む)



(またまた地下道。旭橋の地下道は迷路で、迷う方多し。公共迷路である。公僕どもはなんと考えているのか。その地を知らぬ利用者に、地名だけの看板ではわからぬだろうと、気も回らぬのなら、一日、地下道にいて利用者に聞いてみたらいいものを。)


PS:「よ市」の定例メンバーで、つい最近まで大通店のお隣で営業していた「Velvo」さんが、城西町の「マルイチ タストバン」の向いにオープンしたそうです。カレーと燻製の名店。日月火は17:00~24:00、水・金・土は20:00~26:00。定休日は木曜日。電話番号は019-624-3909。「よ市」「民謡酒場」には毎週出店しているようです。写真を参考あれ。



OFF

2009-11-08 17:12:42 | 第1紀 生きる
金曜日の夜は、大通のまわりの店は「法人会」とやらの特需で、そして昨夜、土曜日は白いネクタイ族の結婚式の二次会で賑わったそうな。

当店は、残念ながらそういうのは関係のない店。

まあ、静かやな~。

ほどほどに。



ほんで、松園店のI店長は少ししょげて報告。

「さえないんです」。

お客様が少ないんだと言う。

たぶん、忙しいほうに生きがいを感じている(とワタシが勝手に思い込んでいるのかもしれない)店長だから、暇なのは嫌なんだな~。

だから、だから、たぶん、思うに「インフルエンザ」のせいだと思うよ。

そう、そう、絶対にそうだな。

まあ、明日を見ていれば、つまらぬ世迷い言なぞ気にせんでいい。



といって、明後日の方向ばかり見て、爪先にある石ころにぶつかり、転びそうになる事も、多々、あるのだが。

オードブル

2009-11-07 11:32:09 | 第1紀 をかしら屋
小さなお子様がいるから、お誕生日や進入・進級祝いなどのご家庭でのパーティー。

職場でのちょっとしたパーティー。会議室の机を並び替えたりしてネ。

町内会や婦人会、青年会、PTA、消防団などの寄り合い。

こんなときに重宝するのが、オードブル。

「をかしら屋松園東黒石野店」では、厨房にいる中華の世界にウン十年のベテランシェフが作る、「中華オードブル」が大人気です。



中華ってのも、やはり外見はかわらないけど、食べてみると相当、味の違いがわかるもの。

松園店の中華はうまいヨ。

ワタシも時々、花巻の自宅にお土産に持ち帰ります。

写真のは3000円の持ち帰りオードブル。

そう、配達はできませんので、「ご予約」で「お持ち帰り」が原則です。

どうしてもお店でいただきたいって方は、4000円から、例のまわるオードブル台で提供します。

こちらも常連さんが、「ホルモン宴会コースにオードブル一台つけて」なんて予約が入りますね。

え~、じゃあ中華名人の腕を試そうかという方は、通常メニューで「餃子」「シューマイ」「レバニラ」を置いていますので、ぜひどうぞ。

こういう基本メニューがオイシイからいいんだよネ(と自画自賛)。

最近、ランチタイムは「レバニラ定食」が人気でありまして、もういっそ「中華の店 をかしら屋」に看板を変えようかなんて、半ば本気で考えている、今日この頃でありました。

さて、一昨日、入荷した「和牛ホルモン」。

いや、さっそく常連さんに混じって大皿(2500円、中皿1000円の大特価)をいただきましたが、もう満足ですね。

  (などと、今日もほんとに自画自賛の嵐)

ぜひ、お早めにおいでください。

貴重な部位はもう無くなりますヨ。

インフルエンザ ?

2009-11-06 19:40:59 | 第1紀 をかしら屋
11月最初の金曜日。

おかげさまで、今夜は当店にしては大型宴会二組でお座敷は満席。


でもね・・・・・。


今日も、そして明日の予約のお客様も、何度か確認の電話をいただき、そのたびに予約人数が少しずつ減ってくる。

ご予約の人数の上下はよくあることだが、最近多いなと感じていたが、はたと思った。

  (っていうか、気づきが遅いのかな?)


インフルエンザか?

盛岡でも、花巻でも、北上でも、いたるところで猛威を振るっているらしい。

マスク姿も、もう珍しくない。

学級閉鎖も多いから、お子様が感染し、濃厚接触者の親が職場に出れないということが多いとラジオでも言っていた。


特に、今日明日は医療関係者の宴会が多く、やはりかなり慎重に考えているのだろう。

春先は、関西方面はインフルエンザで大きなダメージを受けたと聞いたが、もう人ごとではないのかもしれない。

う~ん。

爪弾く

2009-11-06 11:20:38 | 第1紀 読書・JAZZ
金曜日。

昨日の冬に入る前の晩秋の冷たい雨の一日とうってかわって、青く高い空。

朝は名残りの霧だった。


気温が低いから、余計丁寧に真空管を温めて、CD機にアルバムを入れる。

映画のシーンも目に焼きついたが、この坂本龍一のメロディーも心に刻まれている。

戦場のメリークリスマス。

その刻まれた溝を確認するようにギターの旋律が流れる。

その記憶の追認であり、気がつかなかった旋律も素直に、そして既にあったかのように耳に、心に入ってくる。

正確なメロディー、正確なリズム、弦を走る指の音も心地好く、そしてその正確性の中に、しっかりと彼女の伝言が刻まれている。

言葉という受け止め方や発し方によってどうにも転がる不確かなものと比べ、この弦のように音楽は何もつぶやかないが、よりストレートに、素直に気持ちが伝わるものかもしれない。

2曲目がはじまった。

ピアソラだなと薄っぺらな知識で耳馴染みの曲を聴きながらアルバムをみると、いや、ローラン・ディアンスのタンゴ・アン・スカイ。

そして、エリック・クラプトンのティアーズ・イン・ヘヴン。

最近、エリックは聴く機会が多くなった。

若いころの聴き方と、今のおっさんになった自分のとらえ方は違うような気がする。

このあとは、武満徹へと続くそうな。

大好きな、本当に大好きな、村治佳織ちゃんの新アルバム、「Portraits」。

10日間ほど、ただ飾っておいた。

忙しい合間に聴く事ははばかれた。

今日、その時間が空いた。

事務処理のために日中をあてる予定でランチの営業を従業員にまかせたのだが、アルバムを聴く小一時間くらいの休憩は許されるだろう。

幸いな事に、初回限定盤で彼女のDVDもついている。

なんか、口元がデレッとしちゃうのである。

おおよそ、変態おじさんに近い表情になるのが恥ずかしいが、その気恥ずかしさを通り越して嬉しい。

じゃあ、もう少しアルバムを進めます。


   ♪♪ アルバムの紹介は、「ここ」をクリックしてください。試聴もできるようです。 ♪♪