ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

パイナップルの缶詰

2015-08-20 10:21:59 | 自然、読書、仕事、そして生きている
小さいころの想い出はたくさんではないがあるもので(ワタシは記憶力が弱く同級会などでも小さいころの話についていけないのです)、十歳までひとりっ子の(妹とはだから十歳離れている)甘えん坊のワタシは母と食べ物の記憶がほとんどを占める。

母も体が弱く、ワタシもよく寝込んでいる病弱な子供だった気がする。

少し疲れていたり元気がないと、体にいいのよと農家のお隣からタマゴをいただき、殻に穴をあけてちゅるちゅると口に入れる。
タマゴは昔は貴重な栄養源で、その母からタマゴをいただく姿は、記憶薄弱なワタシの珍しく二次元で描かれたセピア色の想い出なのだ。
 (少し外れるが、ワタシは中学に上がるまで自分で卵を割れなかった。母方の生家に行くと朝飯に納豆と大好きな生卵が出たが、ワタシはもじもじして手を出せない。あらあらSちゃん、タマゴが嫌いなんだ、なんて下げられてべそをかいたものだ。)

そして、風邪引きなどの寝込んだときに必ず出てきたのがパイナップルの缶詰。
熱でうなされながら、あぁ風邪ひいて良かったなどと子供心に思った、その缶詰。

今朝、ほぼ空っぽな事務所冷蔵庫の中にパイナップルの缶詰を見つけ、先週はほとんど流動食で過ごしたし、今も咳と熱でまいっているので、こりゃやはり病人には缶詰と喜んで皿に移したのだ。



冷凍庫保存の食パン一枚にカニカマとチーズのトースト、卵焼き、牛乳、そしてパイナップルの缶詰。

う~ん、贅沢。
パイナップルもおいし。
なによりその液汁がいいのだ。

子供に戻り喜んだのだが、その頃から染みついた節約癖か、一缶にあった4枚全部食べるのは贅沢と二枚を残してラップした。

そうそう、子供の頃はそのようにして、大好きなカジキも翌朝に半分残し、コンフリーの天ぷらも半分残し。

大切なもの、貴重なものは半分明日に残すのだ。

喜びと楽しみを半分ラップにくるんでで、ね!


PS1:一昨日の朝はマクドで朝マック。ソーセージエッグマフィン、ハッシュドポテト。うんうん、半分にして残しておきたかった、、かな?



PS2:ベアレンさんからオクトーバーフェストのポスターが届いております。当店も初日だけですが初めて参加します。楽しみですね。


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