ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

スティックサラダ

2007-06-27 00:05:53 | 第1紀 生きる
写真は動物園の突き出し。
今宵はスティックサラダだ。っっっっ、いい。

動物園の正式名称は「風花」、ふうかという。
愛らしいママのもと、かつて、そして今も、数々の小動物が我々を待ち構えていた。
リス、穴熊、ハリセンボン、狸(多数)、狐、ミジンコ、トド、金目鯛、ありとあらゆる動物、魚、植物、妖怪がカウンターの向こう側に、そして時にはソファーの横にいて、薄い水割りを作っていた。
いや、ママも最たる妖怪で、一年に二歳ずつ年をとり、昨日は遂に四十だと言い放った。おそるべし動物年。

で、いつもほっとさせる突出しが今回はスティックサラダ。
皿に横置きしてあるパターンだが、キュウリ、にんじん、セロリと彩りもよく瑞々しい。
おもわず、次から次と平らげる。

なつかしい、スティックサラダ。

学生時代の最後の二年間。
四度目の引っ越しで、西新宿公園をわたったところにアパートを借りた。
近くに最初のローソンの前身のコンビニ(サンチェーンだっけ)が開店した。
大家はすぐそばにゴルフの打ちっぱなしをこの地価の高い新宿に構えていた。おぼっちゃんだった。
そして、このそばには、「ねえマスター」の清水健太郎の失恋レストランの舞台となったレストランがあった。
西新宿の高層ビルはまだ四軒だった。

そして、何十回目かのアルバイトは神田のサントリー系新宿東京會舘が経営する店だった(何回目かのブログ出演です)。
そして、僕達は(フロアアルバイト二名)毎日、突出しのスティックサラダを作っていた。
細く丈のあるワイングラス風に、風花と同じ、キュウリ、ニンジン、セロリにエシャロットを加えた四品が定番だった。
三時過ぎに店に入り、掃除、グラス磨き、そしてこの突出しづくりがフロアの仕事。
楽しかった。
これを終わり、開店前の賄い。
そして、何組ものお客様を迎え、閉店後の掃除。お疲れの、アルコールを交えた夜の賄い。
酒場での大人の雰囲気に酔ったアルバイトであった。
突出しを作り、グラスをキュッ、キュッとみがき、時にはバーテンダーの指導でカクテルを作り、腕を磨いた。
天性のウエイターがいた。この道何十年の店長がいた。心優しいシェフがいた。
いつかこの道に戻りたいと思った。

そして、少し違うけど、・・・戻った。

で、客が少ないとか、設備がどうのとかあるけど、思った道に戻り、・・・幸せだ。と・て・も。

いずれがアヤメかカキツバタ

2007-06-27 00:05:36 | 第1紀 生きる
なんで、木の後ろにいるんだろう。
奥ゆかしいけど、見えないぞ。

家の雑草畑のアヤメ?
なんだか、いずれがアヤメかカキツバタ。
きれいだよな。つやつやして艶かしいよ。大人だね。

余りに可憐で、摘む気がしない。
来週になれば枯れているんだろうか。

家から出勤していたころは、毎朝、花の咲きようが観察できたけど、今は週に一回。
違いが甚だしくて、おもしろくない。
おもしろくない。
おもしろくない。

ぞ!!