あれは,あれで良いのかなPART2

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おいしい道路工事の話(第7章:まとめ)

2008年02月16日 00時32分59秒 | おいしい道路
以上6回にわたり特に裏街道の話をしてきました。
 もちろん,改めていいますが,すべての業者や官僚,政治家がこのような人たちばかりではありません。むしろ,本当にごく一部の輩であろうと思います。
 しかし,このごく一部の輩が行っているのは,「税金のかすめ取り」であり,言ってしまうと「税金振り込め詐欺」みたいなものです。また,今回は争点がぼけるのであえてテーマにしませんでしたが,道路の費用がかさむもう一つの理由に「天下り」があります。この構造も実はかなり深刻なのです。
 一方で,道路整備はまだまだ必要です。特に地方の道路は早急に整備する必要があります。
 そこで,一番求められるもの,それが「無駄を省いて適正な道路網を全国に造る」ということが求められるのです。こういった当たり前のことを国や政治家がもっと先頭立って行うべきなのです。地方の道路整備が進まないのは,こうした官僚や政治家が「自分で自分の首を絞めている」に過ぎません。
 そのうえで,無駄な道路事業を抑制するために,私は次のことを提案します。
(1) 道路工事事業者,請負業者は,政治献金は禁止
(2) 都市計画等道路計画の根本的見直し
(3) 補助金システムや起債制度の見直し(特に補助金決定過程の完全情報公開)
(4) 入札制度における資格決定機関の第三者化及び決定過程の公表制度の確立
(5) 道路建設計画時における計画内容の事前公開(特に想定通行量)及びパブコメの義務化
(6) 道路構造令の見直し(柔軟対応の認容)
(7) 道路定期検査の実施(抜き打ちボーリング検査の実施と,瑕疵補修責任期間の延長)

 以上の改正が実現できれば,「無駄な道路計画」がなくなり,「無駄な規模の道路」も減少する一方,「その場所に応じた適正な道路整備」の早期実現も可能となり,結果的に「道路網の全国整備の早期実現」か可能となることでしょう。これにより,地方都市の活性化も可能となるのです。
 暫定税率維持だけが道路整備の切り札ではない,逆に無駄を省く努力をすることこそが道路整備を早く進める王道なのである,ということを政治家も官僚も自覚をしてほしいものです。

 以上で,道路のおいしい話を終わりにします。長い間おつきあいいただきましてありがとうございました。

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