こんな冗談のような判決ができるようになるかもしれません。
法務省は,現行の刑罰に「社会奉仕」を加えることを検討しはじめました。これによって,刑務所の混雑緩和と犯罪者の再犯防止などの効果を期待しているようです。
「社会奉仕」刑の新設諮問 刑務所の過密解消狙い (共同通信) - goo ニュース
やり方間違えると今の中高生の夏休みボランティアみたいになるぞ
刑罰には教育的効果もあることを踏まえると,このような社会奉仕という刑事罰を設けることは,刑法の理念に適ったものであるといえます。また,刑務所に入れることはある意味では,無駄に受刑者を生活させるだけに過ぎず,結果キャパ不足や予算(税金)増加につながりかねないことからすれば,社会奉仕を導入することは,予算的な面からも有用であるといえます。
ところが,手放しに喜べないことがあります。それは,「社会奉仕は人から強制されて行うものではない」という点です。
刑罰故の社会奉仕の場合,心理的強制の元で作業を行うため,当然本人は「いやいや」作業を行います。まあ,掃除とかならばそれでもどうにかなるでしょうが,高齢者施設でのボランティア作業などになりますと,はっきり言うと高齢者の方や施設の方にとって迷惑になります。
刑の執行によって他の人に迷惑をかけること自体本末転倒な話なので,具体的な手法については更に検討を加え,よりより方策を講じてほしいものです。
ちなみに,夏休みになりまして,中高生のボランティア活動も本格化してきます。多くの人は,夏休みの貴重な体験ということで,積極的に行っているのですが,ごく一部の学生に「内申書目的」のためだけの形だけボランティアを行う場合があります。
高齢者施設で働く知人の話では,こういう輩は「迷惑この上ない」とのことでした。簡単にいえば,判子がほしいだけなので全くやる気がなく,指示がなければ動かないのみならず,指示しても「なんでそんなことやるの」と文句いわれて何もやらず,一緒に来た友達と一日中だべっているだけで,最後に「判子ちょうだい」といって帰っていくそうです。
一生懸命やっている他の中高生とあまりにギャップがあり,なんとも複雑な心境になるとのことです。
今回の刑罰見直しにおいても,先ほども書きましたように同様な問題が想定されます。
こういう点をとにかく,しっかり詰めておく必要があるでしょう。
ついでに,この「なんちゃってボランティア中高生」についても,どうにかしてほしいものです。
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法務省は,現行の刑罰に「社会奉仕」を加えることを検討しはじめました。これによって,刑務所の混雑緩和と犯罪者の再犯防止などの効果を期待しているようです。
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やり方間違えると今の中高生の夏休みボランティアみたいになるぞ
刑罰には教育的効果もあることを踏まえると,このような社会奉仕という刑事罰を設けることは,刑法の理念に適ったものであるといえます。また,刑務所に入れることはある意味では,無駄に受刑者を生活させるだけに過ぎず,結果キャパ不足や予算(税金)増加につながりかねないことからすれば,社会奉仕を導入することは,予算的な面からも有用であるといえます。
ところが,手放しに喜べないことがあります。それは,「社会奉仕は人から強制されて行うものではない」という点です。
刑罰故の社会奉仕の場合,心理的強制の元で作業を行うため,当然本人は「いやいや」作業を行います。まあ,掃除とかならばそれでもどうにかなるでしょうが,高齢者施設でのボランティア作業などになりますと,はっきり言うと高齢者の方や施設の方にとって迷惑になります。
刑の執行によって他の人に迷惑をかけること自体本末転倒な話なので,具体的な手法については更に検討を加え,よりより方策を講じてほしいものです。
ちなみに,夏休みになりまして,中高生のボランティア活動も本格化してきます。多くの人は,夏休みの貴重な体験ということで,積極的に行っているのですが,ごく一部の学生に「内申書目的」のためだけの形だけボランティアを行う場合があります。
高齢者施設で働く知人の話では,こういう輩は「迷惑この上ない」とのことでした。簡単にいえば,判子がほしいだけなので全くやる気がなく,指示がなければ動かないのみならず,指示しても「なんでそんなことやるの」と文句いわれて何もやらず,一緒に来た友達と一日中だべっているだけで,最後に「判子ちょうだい」といって帰っていくそうです。
一生懸命やっている他の中高生とあまりにギャップがあり,なんとも複雑な心境になるとのことです。
今回の刑罰見直しにおいても,先ほども書きましたように同様な問題が想定されます。
こういう点をとにかく,しっかり詰めておく必要があるでしょう。
ついでに,この「なんちゃってボランティア中高生」についても,どうにかしてほしいものです。
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仏作って魂いれずでは困りますが、実効あるものにして欲しいですね。海外では既に行われていることですから・・・
ちなみに「なんちゃってボランティア」には判子あげないって対応はできないんですかね。子どもも甘やかしちゃダメ。
このボランティア制度だと,社会の受け入れも容易だというのが一つの理由にあるようです。
ただ,逆にいうと,一般人の面前でゴミ拾いなどを行わせるために,いわば「公開処刑」ともいえるわけで,果たして本当にレッテル付け防止といえるのか,疑問も残ります。
おっしゃるとおり,「仏作って魂入れず」という制度になっては困りますね。
まず,刑罰とは「もう二度と同じことはやりません。」と反省させる機能も持っているわけですが,果たしてこの制度でそこまでの効果が出るのか,海外での結果も踏まえて更に検討する必要があるでしょうね。
重労働を課すのも一つの方法ですね。もっとも,憲法とのかねあいもあって,なかなか難しいとは思いますが・・。
いずれにしても,「こんなこと嫌だ!」と思わせなければ刑罰効果は低いでしょう(もっとも,ごく一部の人は,今の日本の刑務所システムでさえ,「こんなの嫌だ」とは思わないみたいなので,その一部の人にとっては刑罰制度は十分機能していないのかもしれませんが。)。
なんちゃってボランティアの件,判子押さないとその後処理がかえって面倒になるみたいなので,押してる見たいです。つまり,こういう輩に限って,「なんでボランティアで1日働いてあげたのに認めないの」とバカ親が乗り込んでくるということがあるらしいです。
見た感じ、そこに来ている中学生は言い感じでやっています。
ただ、今まで見た経験だと、子どもはもう、容赦なくなついていますが、一方で中学生の温度差も感じます。
それでも、なついてくる子供という道具立てがあるので、保育園のボランティア、保育士には非常に評判は悪いですが、中学生たちはそこそこ動いているように感じています。
犯罪を犯した人に奉仕をさせるのも1つの手立てかもしれないけど、日本人の意識から考えると、かえって逆効果に思えてしかたないのです。
道路のゴミの散乱があまりに多いこと。この原因を作っている人は犯罪意識がないだろうし、私はこういう人たちにこそ道路清掃をさせるべきでだと思います。「ポイ捨てが迷惑なんだ」って事をしっかり身にしめてもらいたいし。
犯罪にしても何故いけないかを分からせしめる手立てを考えていって欲しいものです。
おそらく多くの中高生は事前に学校で問題意識を持たせているため,ある程度自覚を持ってボランティア活動に臨んでいると思います。
ただ,学校で持たせている問題意識と,実際現場で働いている問題意識とが微妙にずれている場合,現場から見ると「なんだこいつら」となってしまう可能性も否定できませんね。
ただ,確実にいえることは「本当にやる気0の輩」については,来るだけ邪魔,っていうところでしょうか。
おっしゃるとおり,本来的にはゴミ拾いはゴミポイ捨てした張本人に課するべきでしょう。
ちょっと話がそれますが,特にタバコのポイ捨てに至っては,本当に悪意0でやっている人が多く,注意すると逆ギレする輩がかなりいるようです。
一部愛煙家達は,そのような反省から道路清掃ボランティア活動をやっているようですが,そういう方は誰もポイ捨てなんてやりません。
極論ですが,例えばタバコを買うためには道路掃除のボランティア活動をした証明書が必要などとしてもよいのかもしれません(もちろん,非現実的な話ですが。)。