あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

防災対策は長い目で見よう

2008年05月09日 01時31分09秒 | 災害・危機管理
8日深夜に茨城県沖で発生した地震は,最大震度5弱でしてが,緊急地震速報は地震の揺れが起こってから表示されるなど,またもうまく機能しませんでした。

緊急地震速報また機能せず…「誤差の範囲内」も運用に課題(読売新聞) - goo ニュース

防災の基本は「自分で守ること」

この一件で,「緊急地震速報は無用の長物」と揶揄する声も聞こえますが,そもそも地震を少し前に探知するということ自体,研究途中であり,まだまだ地震に関しては分からないメカニズムがたくさんあります。当然,緊急地震速報だっていわば「試作品」状態ですから,わずかな失敗で全否定することなく,もう少し長い目で見守ってもよいかと思います。
もちろん,気象庁や大学教授らは,この一連で発生した問題点は十分に把握しているはずです。今後,その点を改良していくと思います。ここは,素人が口出すエリアではありません。

私たちにできること,それは「常に防災を意識しよう」ということです。今回の地震も,結果的にさほどの被害がありませんでしたが,「緊急地震速報が機能しなかったから逃げ遅れた」などと他人のせいにしないで,まずは「地震があったときに避難方法や避難場所はどこか」など,「自分で自分を守る」ということをもう一度考えてみましょう。防災の基本は,「まず自分で自分を守る」ということです。大災害になればなるほど,他人の手はあてになりません。「システムが云々」など口先だけで言っても,命の保障すらない状態になっています。
とにかく,「どうすれば我が身を守れるか。また避難時の持ち物はちゃんとしているか」を,この地震を気に確認することが一番大切です。
緊急地震速報がうまく機能するようになったとしても,あくまでも数秒前に地震が分かるだけなので,その後の避難などは結局自己責任となります。このようなシステムは「添え物」程度に考えておく方が無難でしょう。
繰り返しますが,「防災の基本は自己防衛」,この認識を忘れないようにしましょう。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
ランキングジャパン