あれは,あれで良いのかなPART2

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オリンピック開催も危ういかも?チベット自治区の暴動問題

2008年03月16日 23時33分15秒 | 外交・海外情報
チベット自治区で発生した暴動について,中国政府は軍隊を投入して自体の鎮圧に乗り込んだようです。しかし,報道統制がされており,ダライ・ラマ14世の発表と中国政府の発表との間に大幅な差異があり,現在この暴動ででの程度の犠牲がでているのか全く把握できない状況のようです。

チベット暴動、中国はダライ・ラマ派との「人民戦争」を宣言(ロイター) - goo ニュース

やっぱり中国の報道統制はすごい

餃子問題でも,中国政府の発表はあいまいでしたし,一部で取材規制を行っていたようなので,未だに「中国無責任説」を強く報じている状況にあります。また,中国捜査機関も正式見解は「目下調査中」ということで出していない状態です。
ところが,チベット自治区暴動問題については,平和的デモだったにもかかわらず,中国政府が「これは破壊活動である」と断定し,直ちに武力による鎮圧にかかったことから,話が一気におかしな方向に進んでしまったのです。
その挙げ句,報道統制により,都合が悪い部分については,一切海外に報じられなくしています。
しかし,この姿勢が海外メディアの逆鱗に触れているようで,徐々に「中国政府はおかしい」という報じ方がが世界中を駆けめぐり始めています。

今回のチベット自治区の問題,正直なところ,その歴史的背景をよく知らないため,どちらがよいのか悪いのか何ともコメントできません。
しかし,少なくとも,「中国政府は何かを隠したがっている」という点は皮肉にも世界中に伝わってしまいました。
そうなると,次の問題,それは「北京オリンピックの円滑な開催が可能か」という点です。国内のテロ対策を強化することはもちろんのこと,そもそも参加ボイコットの国が出てこないか懸念されるところです。ただ,一番心配な点は,「海外スポンサーの撤退」がないかという点でしょうか。これがなければ,北京オリンピックの資金繰りは一気におかしなことになります。
中国政府は,この暴動の戦後処理を誤ると,「オリンピック失敗」というものすごい大きな損失を受けるかもしれません。とにかく,まずは正確な情報を伝えることです。それをどう理屈付けるかが,権力者として最低限の仕事でしょう。

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