明星食品への外資企業からの敵対的TOBに対抗するため,一部報道では,業界最大手の日清食品が資本提携をしてTOBに対抗するいわゆる「ホワイトナイト」になるのではないかと報じられましたが,日清側はこれを否定した模様です。
また,第2位の東洋水産もいろいろと画策をしているのではないかと報じられているものの,現時点では態度を明確にしていません。
明星食品への出資、日清食品社長が否定(読売新聞) - goo ニュース
インスタントな交渉ではダメでしょうね
ついに即席食品業界も業界再編の動きがでてきました。
仮に明星に対する敵対的TOBが成立した場合,明星の経営戦略が大きく変わる可能性があります。袋麺のシェアーは高く,カップ麺のシェアーが低いところを鑑みると,例えばカップ麺部門を撤退して袋麺部門を強化するなんていうこともあり得るでしょう。
もっとも,消費者としては,「うまくて安くて安全な即席ラーメン」を提供してくれれば,母体会社がどこでもよいでしょうから,今回のTOB合戦は,そういう「いい麺」じゃなくて「いい面」が全面的に押し出されるのであれば大歓迎です。
ところで,日清は現時点でホワイトナイトになることを否定していますが,この世界,情報一つで株価が大きく動きますから,水面下でどんな動きをしているのかは,正直分かりません。
ただし,業界再編をもくろむのであれば,やはり目先の利害だけではなく,長期的なビジョンで両社検討してほしいものです。経営統合した結果,インスタントラーメンの値段が高騰したというのであれば,消費者に対する冒涜になりかねません。
そういう意味では,インスタントな交渉では,すぐに会社経営自体がのびた麺状態になっちゃうかもしれません。
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また,第2位の東洋水産もいろいろと画策をしているのではないかと報じられているものの,現時点では態度を明確にしていません。
明星食品への出資、日清食品社長が否定(読売新聞) - goo ニュース
インスタントな交渉ではダメでしょうね
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仮に明星に対する敵対的TOBが成立した場合,明星の経営戦略が大きく変わる可能性があります。袋麺のシェアーは高く,カップ麺のシェアーが低いところを鑑みると,例えばカップ麺部門を撤退して袋麺部門を強化するなんていうこともあり得るでしょう。
もっとも,消費者としては,「うまくて安くて安全な即席ラーメン」を提供してくれれば,母体会社がどこでもよいでしょうから,今回のTOB合戦は,そういう「いい麺」じゃなくて「いい面」が全面的に押し出されるのであれば大歓迎です。
ところで,日清は現時点でホワイトナイトになることを否定していますが,この世界,情報一つで株価が大きく動きますから,水面下でどんな動きをしているのかは,正直分かりません。
ただし,業界再編をもくろむのであれば,やはり目先の利害だけではなく,長期的なビジョンで両社検討してほしいものです。経営統合した結果,インスタントラーメンの値段が高騰したというのであれば,消費者に対する冒涜になりかねません。
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