あれは,あれで良いのかなPART2

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中間選挙前にフセイン元大統領死刑判決,タイミングよすぎ

2006年11月05日 20時27分39秒 | 外交・海外情報
(記者が息を切らして走りながら東京地裁前の報道テントにやってきたシーンを想定して読んでください)。
はあ,はあ,死刑です。フセイン元大統領に極刑が言い渡されました。

フセイン元大統領に死刑判決、シーア派住民殺害で(ロイター) - goo ニュース

そこまでしてブッシュ大統領は勝ちたいのかなあ

今回の判決は,あくまでもイラク国内でイラクの法律に基づく判決であるため,日本の裁判手続や法律を基準に議論をしても無意味ですから,死刑判決自体については特にコメントはしません。
ただ,この判決,あまりにタイミング良すぎです。当然のことながら,イラク暫定政権は,実質的には「アメリカの息」がかかっている政権な訳ですから,アメリカよりの施策は行うでしょう。当然,裁判のスケジュールだって,アメリカの意向に添うように調整することもできたはずです(判決の中身については,イラクといえども裁判の独立があるはずですから,干渉はなかったと信じたいですが。)。
そして,アメリカでは中間選挙が控えています。現在のところ,アンチブッシュの勢いが強く,民主党優勢となっています。中には,シュワちゃんのように,共和党でありながら「ブッシュ批判」をする輩も出てきているくらいです。
共和党としては,起死回生の一打として,「イラクのフセイン元大統領が死刑だ」とすることで,「イラク派兵は問題なかった。これで,テロ撲滅に大きく前進した。」というアピールをしようと考えたのではないでしょうか。とすると,人の生死をかけた裁判までも,政権の材料にしようとしているのではないでしょうか。
もちろん,推測の域を超えませんので,断言はできません。ただ,あまりにタイミング良すぎという点は気になります。

それと,仮に判決が確定し,フセイン元大統領が本当に処刑された場合,それで問題はすべて解決するでしょうか。
無理でしょう。イスラムの教えからすれば,彼は「殉教した英雄」として扱われしまいます。むしろ,テロル達のよい口実を増やしてしまっただけではないでしょうか。
もし,テロルに口実を与えないのであれば,フセイン元大統領について,死刑判決後,特別恩赦で釈放させます。その際に,「アメリカさん,ありがとう」みたいなことを言わせればよいのです。
もっとも,プライドの高いフセイン元大統領が,そんな姑息な取引に応じるとは思えませんので,実現性は限りなく0に近いでしょう。

ちなみに余談ですが,アメリカの中間選挙の世論調査の報道について,「民主党有利」と報じないで「ブッシュ不利」と報じているのは,「民主党有利」と報じると,日本の民主党が有利だと国民が誤って感じてしまうということを回避しようとした裏組織の陰謀でしょうか?それとも,単なる気のせい?

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