あれは,あれで良いのかなPART2

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「ごくせん」から教育を考える(その9)

2005年03月30日 01時48分13秒 | 教育問題
前回の続きです。このシリーズもあとちょっとで完了します。もう少しだけおつきあいください。

7 教師が生徒の顔色をうかがわず,ざっくばらんに話をする。
 これも既に述べたとおりですが,教師は,自己の信念に基づき,誰の顔色もうかがうことなく,生徒と接する必要があります。
 昔の教師のように,「俺は教師だ。偉いんだ。尊敬しろ。」という態度では,生徒はついてきません。しかし,逆に「みんなの言うこと聞きますから,私の授業を聞いて。」という態度では,逆に生徒になめられてしまい,結果的に生徒はついてきません。
 では,どうすればよいか。それは,教師にカリスマ性を持たせることです。カリスマ性を持つことで,自然と教師に対する尊敬の念が出てきます。
 具体的には,これまで述べてきたことを教師が自己の自覚と責任で実践することで,自ずとカリスマ性は付いてきます。間違っても,かつての学園ドラマのような「尊厳の押し売り」では今は誰もついてきません。やんくみのように,啖呵を切りながらも,生徒が反論できないような理詰めで攻めていくわけです。しかも,屁理屈ではなく,正論をぶつけるのです。そして,口だけではなく,教師自身が模範として実践することも当然必要です。
 また,生徒からの相談は,どんどん受け入れましょう。時には,くだらない話もたくさんあるでしょう。しかし,生徒にとってはくだらない話ではありません。こんな話でもしっかり聞くことで,生徒も教師に対する信頼感が生まれてきます。

 おそらく,これに対して,「理想は分かる。しかし,教師は実際忙しくて,そんな暇はない。」とおっしゃる方が多いでしょう。今の制度ではそのとおりです。
 だからこそ,30人学級にするわけです。また副担任制度の導入や専任のカウンセラーも有効でしょう(この場合,カウンセラーは生徒のカウンセリングだけではなく,教師のカウンセリングも担当してもらう。)。

まとめ
① 教師にカリスマ性を持たせる。
② 教師の負担を軽減するために,副担任制の導入やカウンセラーの配置を行う。

次回は「8 その他のこと」です。このシリーズの最終回の予定です。

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