仏説十一面観世音菩薩随願即得陀羅尼経を、要らなくなったカレンダーの裏面に、大きな文字で書き写して、それをトイレの壁に貼り付けています。それを便座に座って、大声で朗読をします。ゆっくりなので10分ほどもかかります。
此処は山里なので、大声を出しても、聞かれる心配がありません。大声朗読は気持ちがいいのです。
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仏説とは? お釈迦様という仏様がお説きになられた、という意味合いです。経典の初めは大方この「仏説」で始まっています。
それを「如是我聞」=「かくの如く我聞けり」=「わたしはこのようにお聞きしました。それをみなさんにもお伝えします」で受けて、経典が開陳されてきます。
十一面観世音菩薩様はお顔が十一面あります。何処にどんなにしていても見逃さないで救う力を持つ観音菩薩様です。
随願即得とは? 「願いに随応して」「願いを聞き逃さずに」「即時に」「願いの結果が得られる」の意味だろうと思います。
陀羅尼は? サンスクリット語のダーラニーの音訳語です。ダーラニーは「神呪」「呪文」「マントラ」と同義です。仏様の言語ですから、本当は人間語に変換できない言語です。神秘的なパワーを発揮する音韻ボイスです。此処では十一面観世音菩薩の陀羅尼が説かれます。カタカナ書きすると、オンマカキャロニキャソワカとなります。
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わたしは、それを全部真に受けて大声朗読をします。経典は、結局は、「あなたを守ります」「あなたを導きます」「あなたが菩薩になって下さい」「あなたが仏様です」「心配要りません」「死んでも生きても、苦しんでいても悲しんでいても、安心していていいですよ」「あなたは安心の仏の世界にいるのですから」を繰り返します。
で、その気になります。嬉しくなります。
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