体力が極度に弱っていた。午前中に、畑に出た。小雨が降っていたけれど、それくらいなら気温も下がって、作業するには丁度いいかなと思って。スコップで15cmほどの溝を掘って、そこに有機石灰を撒き、九条葱を100本植え付け、土を少しだけ被せ、屑になっている藁を乗せた。丸い椅子に座っての作業だから、下半身は動かしていない。
その後、化学肥料と有機石灰を施し、やや広いプランターに白菜の種蒔きをした。蒔いた後で、殺虫剤オルトランをやや多めに撒布した。こうしておかないと、発芽しても数時間内に虫に、跡形もなく食べられてしまうからだ。
この間、1時間半ほど。小雨はずっと降っていたので、ズボンや長袖シャツは濡れてしまった。暑い。
さて、したいと思っていたことを終えたので、立ち上がったが、下半身がブルブル震えて、動けなくなった。立てたスコップに捉まって、回復を待ったが、震えが止まらない。どうしようもない。生汗のような物が胸を流れて行く。熱中症にかかったかもしれないと思った。正午を知らせる市役所のチャイムが鳴った。
とぼ、とぼ、とぼと玄関まで歩き、廊下を伝って、風呂場に直行した。着ている物をみんな脱ぐのがもどかしかった。冷たい水を掛かってシャワーを浴びた。石鹸で汗を流した。やや落ち着いた。ともかく水分補給だ。水をたくさん飲んだ。しかしまだ下半身の震えが止まらない。扇風機を掛けて、ベッドに寝転んだ。
家内が帰宅した。パンを買ってきてくれたようだが、食べる気がしなかった。食欲が起きなかった。強く老いを感じた。これからが思いやられた。どうしようと思った。ベッドに横になっていれば眠れるはずだが、頭の芯が冴えて午睡が取れなかった。
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