小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



毎年、初冬のこの季節に、黄色く色付く銀杏を見るのが好きで、散策がてら写真を撮りに出かけている。今年は大井町に銀杏並木があることを知って、黄葉の始まる前から毎週のように銀杏並木の写真を撮りに出かけていた。大井町のブルックス大井事業所内の銀杏並木。足柄平野を望む丘陵地の中腹に300mほど銀杏並木が続いており、黄葉が始まったのが11月の下旬から。この写真を撮った11月30日には、ほぼ全体が黄葉していた。丘陵地にある銀杏並木は直線ではなく、途中にゆるやかなカーブが何ヶ所かある。カーブの奥へと続く銀杏並木の風景がとても幻想的に見えて綺麗だった。この銀杏並木は丘陵地の西側にあるので、お昼近くから陽が差し込んで綺麗に見える。午後3時を過ぎると、西日が差し込み陽に透かされた黄色の葉と影のコントラストがなんともいえず素晴らしかった。特に日没前の15分ほどは、夕日に照らされた銀杏並木の色が刻一刻と変化するので眺めていて飽きない。結局、この日は2時間ほど銀杏並木で写真を撮ったり散策したりと初めての風景を存分に堪能した。黄葉と落葉のバランスが良かったのは12月5日前後で、12月6日の午後に立ち寄ったら、だいぶ銀杏の葉が道の上に積もっていた。黄色い落ち葉の絨毯の上を歩きながら、見上げる空には黄葉の風景。なんとも初冬らしい景色。翌日の12月7日に立ち寄ると、さらに落葉していて並木道周辺が黄色に染まっていた。並木の横はゆるやかな斜面になっていて、斜面にも沢山の落葉。今年、大井町の銀杏並木に立ち寄った中で唯一曇天だったのが12月8日。あまり写真栄えはしないが、曇り空の柔らかな明るさの中で見る銀杏並木と落葉の風景も良かった。そして本日昼前の銀杏並木。多くの木が落葉していて裸の枝になっていた。夕方から風が強かったので、今年の銀杏並木の黄葉の風景は今日で見納めだったのかもしれない。半月ほどの間、この銀杏並木で随分と素晴らしい風景を楽しむことが出来て有意義な時間を過ごすことが出来た。

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