小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原城址公園では近年、敷地内の樹木の伐採や枝打ちが冬の間に行われている。今年も史跡小田原城跡調査・整備委員会植栽専門部会で決定された危険樹木などの樹木整理が始まった。今年度、小田原城址公園内の整理対象となっている樹木は樹木意位置図(PDF)として小田原市のホームページに掲載されている。位置図によると今年は主に二の丸広場周辺と小田原早川線側で伐採や枝打ちが行われる。工期は平成25年11月29日~12月20日まで。位置図を持って11月29日の朝7時に小田原城址公園の二の丸広場へ出かけた。この日から樹木整理が始まるが、まだ関係車両も無く伐採前の姿を撮影出来た。二の丸広場ではクスの木1本が伐採され、5本が枝打ちされる。二の丸広場で伐採されるクスB143は赤矢印でマークした木。2本の大きなクスに挟まれているのでそれほど大きく見えないが、それでも伐採されるとだいぶ景観が変わるのではと思う。伐採されるクスB143は環状剥皮という状況のため危険樹木と判断されたようだ。確かに根本から50センチほどの部分の樹皮が剥がれている。二の丸広場で枝打ちされるクスは御濠端幼稚園側のB158~162までの5本。ここも御用米曲輪のクスのような枝打ちだとだいぶ殺風景になりそうだ。はたしてどのくらい枝を残すのだろう。二の丸広場の公衆トイレ周辺ではマツ2本が伐採され1本が枝打ちされる。赤矢印でマークしたマツが伐採対象で左側のB237は傾斜しているため危険樹木と判断されたようだ。右のB239は枯死のため伐採。続いて青橋近くの御用米曲輪横の遊歩道沿いへ移動。ここは2本の樹木が枝打ちされる。左がE388のウラジロガシ。右がE387のタブの木。最後に小田原早川線沿いへ。ここでは法面から歩道への傾斜部分にあるD103~115までの13本の樹木が伐採および枝打ちされる。伐採される樹木はハゼが5本、ケヤキ2本、ミズキ2本、シュロ1本、ネム1本。枝打ちされるのはタブ1本とモミジ1本。年末には樹木整理が終わるようなので、伐採や枝打ち後の風景を撮りに出かけたい。

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