多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

夫との攻防 食品保存編

2018-08-09 13:36:30 | 
夫は 食べるのが大好きである。


おいしそうに 嬉しそうに食べる姿は


30年以上一緒に居ても 飽きない。


一心不乱で、集中して食べている。


これぞ 長年飢えとの戦いだった 人類歴史を


越えて生き残った人、というほど 食欲に忠実である。


が。食べるのは好きだが、片づけるのが好きという人はあまりいない。


しかし、夫は 私がリウマチで 目も良くないので、


自分の弁当箱も 洗ってくれる。


ゆっくり食べ終わってから よっこらしょ、と


私が食器を運んで 流しに向かうと、


もう 食べ終わった夫が 自分の食器を洗っていたりする。


ありがたい事である。


しかし。夫は 過酷な 食糧事情を越えて


生き抜いた先祖の子孫であるから、食べる事はきちんとするが、


食器や 台所用品の進化に対応する遺伝子はない。


全くないと断言します。(きっぱり)


瓶詰の瓶の蓋は しっかり締めない、というよくあるレベルではない。


食べだした途端に蓋の存在を忘れる。蓋の締めが甘いくらいは


可愛いもので、蓋が 瓶の上に乗ってるだけ、というのも


しばしばである。私はうっかり蓋を持ち上げて、瓶がコロコロ・・・というのも


しょっちゅうである。


瓶詰の 被害は 笑い話で済むが、


インスタントコーヒーやら 砂糖や塩のような粉物は


恐怖である。蓋が甘くて 容器をひっくり返し、


悲惨な目に遭うのは 私である。


夫に「蓋しめてって 言ってるでしょ?」と言っても、


夫としては 後始末をしたつもりなのであるから、


「知らん」か「締めといたぞ」で終わりである。


今時の プラスチックの密閉容器には、夫の遺伝子は


付いていけないのである。


粉物は 私が 細心の注意を払い、そーっと蓋の状態を確認して


開けるようにしているが、今朝は 予想外の出来事が待っていた。


海苔である。最近の海苔は、昔より 小さく切ってあるものが多く、


プラスチックの丸い容器で「朝ごはんのお供に」なんて書いてある。


丸いのは 倒すと転がっていくし、蓋は夫仕様になってない(当たり前だ)


わが家では 味付け海苔も 焼き海苔も食べるが、焼き海苔も


「この袋に入れて保管ください」と ビニールでチャック式のがついている。


昨日の夜、そうめんに もみ海苔を振った時には ちゃんと締めたのだが、


どうも その後 夫が 使ったようで、朝 蠅帳が開いてるのでおかしいなと


のぞいたら、海苔が入ったビニール袋が押し込んであった。


いやーな予感がして 袋を見たら、


チャックが半分開いている。当然、海苔は湿気てしまっている。


あああ。


昔は 大判の海苔も ブリキ缶に入れて保存していたのだが、


今は ほとんどの海苔が 簡易包装で、時代が変わったなあと思う。


やっぱり 夫には 缶が最適だなあ、と 缶入り海苔を探してみたが、


やはり 缶入りのも 小さくて 丸缶か、スリムで わが家で使う海苔の


半分くらいの サイズである。


やっぱり海苔は 大判のを 2・3枚重ねて 五徳に網を置いて


さっさっと あぶってから 手でちぎって使うのが 合っている。


スーパーで探してみたが、海苔の保存容器も プラスチックが多い。


缶だけ買えるかなあと 検索したら、缶一個で 結構な値段である。


缶を買ったら海苔が買えないという矛盾。うーん。


そのうちに デパートで お中元解体セールがあるだろうから、


手帳にメモしておいて、通院の時に デパートに寄ってみよう。


私が 通う病院で 一番遠い個人医院は、地下鉄の側で、


路線を乗り換えれば デパートまですぐである。


私の病気は 治る人もいるが 私のは原因不明で


ちょっと珍しいものなので、一生縁がきれなさそうである。


同じ病気の人も いるらしく、待合室にはどんよりした顔の人や、


家族に付き添われて診察という人も見かける。


私は 通院が 遊び半分なので「こよりさんは 持病の発作も出てなさそうだし、


他の科の方でも 異常なさそうだねえ、気分もよさそうだねえ」という感じである。


前回の 診察では、他の科で減薬されたことを報告したら


「ほー。珍しいねえ。OO先生が 減薬に踏み切ったかね。」と


笑顔を見せ、「今日は これから デパ地下でも行くのかな?」と


話を振られ、「はい。何かおいしいもの探してきます」と答えた。


丁度 急ぎの用で 診察室奥で待機してたスタッフに


筒抜けで、会計の時に 「お大事に」ではなく、


「(人混みの中の移動に)お気をつけてくださいね」と言われてしまった。


これから 帰省の時期で、贈答品のセールは まだである。


デパートの 「お中元解体セール」の時期に合わせて


病院の予約を入れて、海苔缶を手に入れてこなくては。


診察が大事か、セールが大事か。


もちろん セールである。海苔がぱりぱりしている毎日が送れれば、


健康にもいいに 決まっているからである(きっぱり)


最近は 夫の新規ファンの方が増え、


アクセスを見ると 夫カテゴリの過去記事の


いくつかに 何人もの方の足跡がついている。


私の夫の 素晴らしさが じわじわと世間に広まっていくのは


妻として喜ばしい事である。


今日は記念に 秘蔵の 鶏ささみ缶塩味を 奮発する事にします。


胡瓜と 和えて、ごまみそで食べるのが 夫の好み。





























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