多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

夫との一日

2017-04-12 15:14:14 | 
今日は 夫の休日である。


私の通院に付き合ってくれて、その後 ランチに行き、買い物して 帰宅、というのが


夫の 希望の スケジュールである。


夫は 自閉っ子の 父親であるから、自閉っ子と同じく 変化に弱く、


こだわりがあり、かつ 人嫌いな ところがある。


通院先まで送ってくれたあと、「車屋に行くから」と 言う夫。


私の診察が 何時に終わるか、と聞いてくるが、その日の 混み具合や


臨時の採血や 検査が入ると その分遅くなるし、何時、とは答えられない。


「大体でいいから」というが、下手に返事をすると その時間を過ぎても 終わらなかった場合、


待つ夫の ストレスが 倍化するのが わかっているので、


「診察終わったら電話するから。それから 薬局寄るからね」と


大体の目安を 告げて 別れた。


病院は 混んでいて、いつもより 時間が長くかかった。


夫が そわそわしていないか、と電話を入れてみたが 出ない。


夫も 時間が かかっているのかな、と 待っていたら


連絡が入り「部品交換してるので まだ待ってろ」との事。



待ち合わせて 合流し、さて 買い物に行こうか、と思っていたら


夫が 「別の病院行かなくていいのか」と言う。


「今から 行って 午前の受付に 間に合うかなあ」と私が渋っていたら


「俺が 居る時に 行ったほうが 楽だろう」と 勧めてくれて、


次の かかりつけ医へ。


こっちは 思ったより空いていて、 診察と検査と 投薬が すんなり済んだ。


夫の おかげで 二つ 午前中に回れたのは 有難い。


その後「どこで 昼食を取るか」という事に なったのだが、


夫は おきまりの「回転寿司」を 主張する。


どこに行っても 夫の希望は 「回転寿司」で、私も できるだけ


おつきあいしてきたのだが、毎回 同じお店では飽きるし、


お寿司もいいけど、回転寿司だと 野菜のメニューがないし、


冷えたものばかり 食べるのは 気が進まないしで、


「たまには 定食屋さんに いきたいけどどう?」と


言ってみた。夫は 変化が嫌いなので 当然渋るが、


「もし 空いてたら 定食屋さんにして、混んでたら お寿司屋さんに戻ろう」と


提案して コース変更。幸い 定食屋さんが 空いていて、


夫も 納得して 好きなものを選んで 食べる事ができた。


自閉っ子が 小児科の 発達外来に行ってた頃を思い出す。


あのころの自閉っ子も、コースが決まってて、


「病院済んだら マクドナルド」の時期が あり、


「ラーメン」の時期があり、その時代を経て


今は メニューの内容よりも 「待たずに食べられるか」や「メニューのボリュームや 味」の方に


関心が移ってきているので ありがたい。が、夫は まだ「どこに行っても回転寿司」状態だったので、


今回の 「定食屋さんで ランチを食べる」というのは 大きな進歩である。


子どもたちが一緒だと、回転寿司で無い所にも 行けるのだけど、


私と二人だと 何故か「回転寿司」一辺倒なのは 謎である。


でも 今日は 別なお店にも 入れたので、


今後も 様子を見ながら 別なところへも 入れるようにしていきたいなと思っている。


また次回は「回転寿司」かもしれないけど。


外食が 嫌いで、婚約時代には どこにも連れて行ってくれなかった夫ですが


今は こうやって 二人で ランチができるのは うれしいし 楽しいです。


今週末には 会社の人と 懇親会で 外食するそうですが、


そういう場にも出られるように なってきているので、人間いくつになっても


進歩するものだなあと思います。


家族としか 行動できなかった 夫や 子どもたちも


スケジュールに「単独の外出」が増え、同僚や上司の方と、また 友人との おでかけや食事が


楽しめるようになっているのは うれしい限りです。





 





人間脳の根っこを育てる 進化の過程をたどる発達の近道
栗本啓司
花風社

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