多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

答えは一つ!という思い込み

2023-04-21 12:47:00 | 
私の夫は、突然愛猫家になった。以前は猫に関心がなかった。うちで飼っている猫も無視、ひどい時には邪魔だと足で蹴飛ばしたりしていた。

令和元年、御代代わり。伝え聞くところによれば、今上の両陛下も敬宮様も、動物全般に対して御心を寄せていただき、御所でも犬猫を愛でておいでのご様子。

令和になって我が家に迎えた黒猫二匹。夫がさぞ嫌がるだろうと思っていたが、猫は夫に懐き、夫も猫の世話をするようになった。朝は猫の餌のために起き、猫の食い扶持のために働きに行く。帰宅すると猫に出迎えられ、また餌をやり、猫を撫で、夜も一緒に寝たりする。

猫にかかる費用のうち、日用品は夫がポケットマネーから出している。本来の飼い主は、動物病院の費用や、猫ベッドやおもちゃなどを負担している。

毎日猫を愛でていたら、一匹迷い猫がやってきた。物置に入り込んでニャーニャー鳴いているが、姿が見えない。なぜか夫の前には現れて、すり寄ってくるという。そんなことを繰り返すうち、夫がかわいそうだからうちで飼うと言い出して、この子もうちの子(というか夫の子)になった。

猫三匹を愛し、猫たちは夫を愛し、相思相愛で良かったね、というところですが、夫の悩みは猫の言葉がわからないこと。猫の鳴き声もいろいろあり、機嫌が良いから悪いか、何かの要求をしているとか、私や息子たちにはわかりやすい表現をしているのですが、夫には「ニャーではわけがわからん」とかで、猫が鳴くと餌を出す、その繰り返しのうちに、一匹が見事な肥満体になってしまいました。

仔猫ならともかく、成猫に何回も餌をやらなくて良いのだと説得しますが、夫は理解できない様子。

猫はお腹が空いてなくても鳴くんですよ。撫でて欲しい、ここのドア開けて、お水飲みたい、そこどいて、etc.

夫は音声言語での意思疎通しか知らないので、毎日猫に向かって、「父ちゃんにわかるように言え」と話しかけています。

鳴いたら餌、を繰り返す夫に不満を募らせた猫二号、先日夫に噛みつきました。当惑する夫。

猫にも感情があるのですよ。いつも餌を出せば良いわけではないのですよ。
昨日は猫三号にシャー!と威嚇されていました。

三匹とも保護猫です。猫たちは、餌がもらえるならそれで満足の状態から、仲間あるいは同居人として夫の教育を始めたようです。

頑張れ、猫のお父ちゃん。今日も仕事の帰りに、キャットフードを買ってくるそうです。

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