波

　いつも穏やかな海を進むことができるのならいいのだが、そうもいかない。波風は立つ。
旅の一部として受け入れなければならないことだ。

　プランを立てるときは嵐だとか船酔いだとかはまず考えないけど、どこかでぶつかってしまうこともある。じっと耐えて晴れ間が覗くのをまつ。それも旅の一部だ。受け入れて我慢すれば、少しは成長できるというものだ。

挑戦権

　日々の学習の積み重ね、は挑戦権を得るための戦いだ。

全く勉強しないで試験だけ受けに行く人もいるが、当然受かるわけもなく、記念受験で終わる。勝負の土俵に上がることができていない。
　
　努力を積み重ねて、必ず受かるというわけでもないが、まずは勉強しなければ戦うことすらできない。
挑戦権を得た後、本当の勝負が待っている。
　

性格のよさ

性格が良い人とは、他人に対して思いやりの気持ちをもって接し、わがままを言わず、朗らかで、利他的な人物のことを言うのだろう。

今までそのような人に、数人出合ったことがる。心が洗われる思いになった。

ふつうは、もっともろもろ邪念がある。
どうしたらあのように良い性格になることができるのだろう。

邪念は、押さえつければ消えてなくなるものでもない。
油断すると時折頭をもたげてくる。
まあ押さえつけておいたほうがいいのだが、消えてなくなったわけではないことを忘れてはいけない。

そのことを忘れずに、なんとかかんとか抑えこんで、日々暮らしていれば、まあ人として合格点には届くだろう。

メンタルを鍛える

　メンタルは強いほうがいいに決まっているが、はい、じゃあ明日から強くします、という訳にもいかない。鍛えようと思って簡単に鍛えられるものでもない。

　できることといえば唯一、ヤセ我慢をすることだ。内心どんなにビビってても、勇気を振り絞ることだ。ヤセ我慢を貫いて、経験を重ねていけば少し器が大きくなっていく、かも知れない。

　ヤセ我慢を貫いている人をバカにしてはいけない。それは、真剣に勝負している人だからだ。

勝負すべし

　勝負どころで、勝負することから逃げてしまうと、
勝負を挑んで勝った者を妬み、
勝負を挑んで敗れた者を嘲笑う、といった、卑屈な人間になってしまう。

それだけはごめんだ。

勝負しない、という選択肢もある。それはそれでいい。自分は自分、と、卑屈でないのならそれもいい。

　でも、勝負したいという気持ちがあるなら、勝負すべきだ。